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第357話 闇の獣人、地下でも異世界からの召喚されたバケモノの戦闘があったとして罪悪感に苦しむ
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「何だ貴様は! どうやってここに来た!?」
と、地竜の中でも特にゴツい体の雄のドラゴンが俺を見て仲間に知らせる為か、結構でかい声を出した。
当然ながら俺は地底湖の周囲にいる水竜と地竜の注目の的に。
だがこれはむしろ好都合だ。俺は事前の打ち合わせ通りに、アナントスに目配りした。
たちまちアナントスが本来の巨大な白く輝くヒュドラの姿になった。この地底湖は地面から天井までかなり高いけど、それでも本来の大きさに戻ったアナントスの頭がギリギリ届く高さでよかった。
恐れおののく水竜と地竜達。まあそうだよな。羽がないとはいえドラゴンだから、本来の姿に戻ったアナントスが幻影の魔法とか、そこらの蛇を魔道具を使って大きくしただけという、小手先の小細工で作ったハリボテじゃないという事がわかったのだろう。
そのままへたりこむ者、ヤモリのようにはいつくばる者、地底湖の中に逃げようとする者など、反応はさまざまだったが、さすがに全身から神にしか発することができない、独特の波動というべきか…オーラなんて生易しいもんじゃない。
何といえばいいのか…神気といった方がいいのかな。
その神々しさに地竜と水竜はただ口を大きく開いてアナントスを見ているだけだった。
「わしは蛇の神にして誓約を司る神、アナントスじゃ。ここに来たのは地上で見かけることのない、お前達水竜と地竜がどんな生活をしているのか、そこにいるわしの婚約者殿が知りたかったからじゃ。
もしも何か問題があれば内容にもよるが、わしの婚約者殿が解決してくれるじゃろう」
一斉にひれ伏しては…いないけど、アナントスに本来の姿に戻って地竜と水竜に俺が怪しい者じゃないと身の証明を立ててもらったのはありがたかった。
おかげでいちいち地竜や水竜を傷つけては癒すという事をしなくて済んだし。
どうも地竜も水竜も地下で何か起きているらしくて、よく見ると鱗が汚れていたり、怪我している奴もちらほらと見受けられた。
「実は地下の魔物というべきなんでしょうか。正体不明の黒い煙の化け物とか、動く死体などが最近、出没しはじめまして。岩で押し潰したり、水の刃で切り刻んで応戦していたのですが、それでも岩の隙間から煙の化け物が襲い掛かってきたりしまして…。我々の力では限界がありますので、少しでもいいのでご助力頂けたら幸いです」
と、ひれ伏していた地竜と水竜の中でも年老いた者達が顔を上げて、懇願してきた。
うわー…。しまったなあ。これってアレだ。異世界から召喚されたか、この世界に封印されていた強大な力を持った魔物が解き放たれたかのどっちかのパターンだ(下手すると両方の可能性もあるかも)。
相変わらず敵がどこにいるのかわからないし、今までは封印されていた魔物は全部、レナリアーラ王国の王都ジェルロンドにある、現在は地下2000階にまで拡張されたダンジョンの地下131階層に、片っ端から時空の大精霊達が転移させて、そこを俺やドラフォールさん、アナントス、俺の分身達が迎撃して片っ端から滅ぼしていたんだけど。
さすがに時空の大精霊達でも地下深いこの領域までは感知しきれなかったか。とはいえ、地下といえど狭いし送り込める魔物も少なくて済んだようで、未だに死者は出ていないのが僥倖でした。
「わかった。実は地上ではいろんな異世界の化け物が召喚されたりしてな。ある世界では疫病が大流行して、空に浮かべる城に乗って、自分達の世界を捨ててこの我々の住む世界に来てしまった者達がいた。
幸い俺が感染者を全員浄化して、城は時空の大精霊の力を借りて別の空間に城の住人ごと入れて封印しているけどな。
また別の世界ではドラゴンの王の継承関係の戦争が起きている。その世界から逃げ出してきたドラゴン3体とダークエルフの暗殺者がいたが、全員、今では俺の部下になっているが、いつその世界からまた逃げ出してきた奴が来るかわからないし、その逃げた奴を追ってくる奴もいる可能性もあるので地上で生きるのは危険だな」
天空城とルルドン達の事を話すと、地上では地下とは比べ物にならないほどの怪物が召喚されていると知って、悲し気な顔をする地竜と水竜達。
「何という事だ…。かつては我々を羽なしと呼んで執拗に差別していた連中に嫌気がさして地下に住むようになったことが幸いするとは…」
ふう、と大きくため息をつく地竜。どうやらこいつが地竜族の長の一匹らしく、俺は地竜と水竜全員をこの地底湖の周囲に集めるように頼んでみると、すでに小さくなって俺の腕に巻き付いていたアナントスの命令もあってか、すぐに残りの竜達が集まってきた。
そこで俺は地下で封印された邪神がいるかもしれないということで、悪いが彼等竜族には手抜きをさせてもらうことにして、アルティメット・ヒールだけを彼等全員にかけておいた。
というのも…手や足が重傷を負っていたり、手首から先が化け物との戦闘でなくなっていた竜もいたからだ。
魔法浸透とかうかつに範囲拡大して、周囲にかけると邪神の封印とか解けるかもしれないので治癒魔法を一つだけかけることにした。
もちろん全員の傷が治ったことで、俺を聖人として認めてくれたようだった。
後はこいつらの為に肉料理を振る舞ってやることにした。俺が原因で邪神の眷属が召喚したと思われる化け物達の襲撃に巻き込まれたこいつらに対して罪悪感があったから、俺自身がそういうのに悩みたくない為の偽善的なものでしかないが、竜達の胃袋が一杯になるのなら悪くはないだろうと思う。
シーサーペントの肉やクラーケンの肉を振る舞うと、地竜も水竜もよろこんでガツガツと食べてくれた。
一応全員、サイズを小さくして3メートルくらいの竜の姿になってくれているけど、とにかく数が多いので、貝を使った料理とかを出したりして、サメの肉、大海ガメの肉を振る舞うと、150匹いた地、水の竜達は本当においしそうに食べてくれた。
しかしドラゴンって本当によく食べるのな。俺は魔法の大鍋から増やしたおにぎりを闇の中の空間から出して振る舞うと、これも驚愕の声と共に全員がおいしそうに食べてくれた。
食事が終わったのは2時間ほど経った後だろうか。もう全員がお腹一杯になったので、何故かその日は化け物の詳細を知る前に全員が巣穴に帰ってしまって、寝てしまった。
なんつーかドラゴンってマイペースだな。そう思っていると二体の地、水のドラゴンが俺の側に来て、それぞれの竜を代表してお仕えするようになったと挨拶してくれた。
「地竜族の長の候補、ルペリオです。よろしくお願いします聖人ラフィアス様」
「水竜族の長の娘、アクリアです。よろしくお願いします、ラフィアス様」
そう言いながら二匹の羽無しの竜は俺に向かって頭を下げてきた。
「とにかく化け物の事情を聞きたいから、一旦俺の拠点に戻ろうと思うので、君達は今から開く扉に入るようにしてほしい。話はそれからだ」
と、言いながら俺は門と扉の神バンダムからもらったアビリティ「自在門」を開いてみた。
開かれた扉の向こうでは毎度おなじみの地下131階層の光景があった。
俺は先に驚愕に大きく目を開いて硬直したルペリオとアクリアを押し出すようにして(実際に念動力のアビリティをちょっと使ったけど)自在門の向こうに移動してから、自分も最後に入ってダンジョンの地下131階層へと戻ることができた。
あまりの異様な光景に二匹とも金縛りにかかったように動けないでいる。面倒なので俺は二匹の竜の魂に、霊魂解析をして、俺の知っている情報をそのまま送ってやったら…二匹とも気絶してしまった。
意外と精神面では脆いのな、ドラゴンって。アンネリーザは気絶なんかしなかったのに。
仕方ないので俺は彼等が寝ている間に、ドラゴン達が食べた料理が好評だったので、アルロン達に手伝わせてクラーケン料理、貝を使った料理、シードラゴン、シーサーペント、大海亀の肉料理を作ることにした。
と、地竜の中でも特にゴツい体の雄のドラゴンが俺を見て仲間に知らせる為か、結構でかい声を出した。
当然ながら俺は地底湖の周囲にいる水竜と地竜の注目の的に。
だがこれはむしろ好都合だ。俺は事前の打ち合わせ通りに、アナントスに目配りした。
たちまちアナントスが本来の巨大な白く輝くヒュドラの姿になった。この地底湖は地面から天井までかなり高いけど、それでも本来の大きさに戻ったアナントスの頭がギリギリ届く高さでよかった。
恐れおののく水竜と地竜達。まあそうだよな。羽がないとはいえドラゴンだから、本来の姿に戻ったアナントスが幻影の魔法とか、そこらの蛇を魔道具を使って大きくしただけという、小手先の小細工で作ったハリボテじゃないという事がわかったのだろう。
そのままへたりこむ者、ヤモリのようにはいつくばる者、地底湖の中に逃げようとする者など、反応はさまざまだったが、さすがに全身から神にしか発することができない、独特の波動というべきか…オーラなんて生易しいもんじゃない。
何といえばいいのか…神気といった方がいいのかな。
その神々しさに地竜と水竜はただ口を大きく開いてアナントスを見ているだけだった。
「わしは蛇の神にして誓約を司る神、アナントスじゃ。ここに来たのは地上で見かけることのない、お前達水竜と地竜がどんな生活をしているのか、そこにいるわしの婚約者殿が知りたかったからじゃ。
もしも何か問題があれば内容にもよるが、わしの婚約者殿が解決してくれるじゃろう」
一斉にひれ伏しては…いないけど、アナントスに本来の姿に戻って地竜と水竜に俺が怪しい者じゃないと身の証明を立ててもらったのはありがたかった。
おかげでいちいち地竜や水竜を傷つけては癒すという事をしなくて済んだし。
どうも地竜も水竜も地下で何か起きているらしくて、よく見ると鱗が汚れていたり、怪我している奴もちらほらと見受けられた。
「実は地下の魔物というべきなんでしょうか。正体不明の黒い煙の化け物とか、動く死体などが最近、出没しはじめまして。岩で押し潰したり、水の刃で切り刻んで応戦していたのですが、それでも岩の隙間から煙の化け物が襲い掛かってきたりしまして…。我々の力では限界がありますので、少しでもいいのでご助力頂けたら幸いです」
と、ひれ伏していた地竜と水竜の中でも年老いた者達が顔を上げて、懇願してきた。
うわー…。しまったなあ。これってアレだ。異世界から召喚されたか、この世界に封印されていた強大な力を持った魔物が解き放たれたかのどっちかのパターンだ(下手すると両方の可能性もあるかも)。
相変わらず敵がどこにいるのかわからないし、今までは封印されていた魔物は全部、レナリアーラ王国の王都ジェルロンドにある、現在は地下2000階にまで拡張されたダンジョンの地下131階層に、片っ端から時空の大精霊達が転移させて、そこを俺やドラフォールさん、アナントス、俺の分身達が迎撃して片っ端から滅ぼしていたんだけど。
さすがに時空の大精霊達でも地下深いこの領域までは感知しきれなかったか。とはいえ、地下といえど狭いし送り込める魔物も少なくて済んだようで、未だに死者は出ていないのが僥倖でした。
「わかった。実は地上ではいろんな異世界の化け物が召喚されたりしてな。ある世界では疫病が大流行して、空に浮かべる城に乗って、自分達の世界を捨ててこの我々の住む世界に来てしまった者達がいた。
幸い俺が感染者を全員浄化して、城は時空の大精霊の力を借りて別の空間に城の住人ごと入れて封印しているけどな。
また別の世界ではドラゴンの王の継承関係の戦争が起きている。その世界から逃げ出してきたドラゴン3体とダークエルフの暗殺者がいたが、全員、今では俺の部下になっているが、いつその世界からまた逃げ出してきた奴が来るかわからないし、その逃げた奴を追ってくる奴もいる可能性もあるので地上で生きるのは危険だな」
天空城とルルドン達の事を話すと、地上では地下とは比べ物にならないほどの怪物が召喚されていると知って、悲し気な顔をする地竜と水竜達。
「何という事だ…。かつては我々を羽なしと呼んで執拗に差別していた連中に嫌気がさして地下に住むようになったことが幸いするとは…」
ふう、と大きくため息をつく地竜。どうやらこいつが地竜族の長の一匹らしく、俺は地竜と水竜全員をこの地底湖の周囲に集めるように頼んでみると、すでに小さくなって俺の腕に巻き付いていたアナントスの命令もあってか、すぐに残りの竜達が集まってきた。
そこで俺は地下で封印された邪神がいるかもしれないということで、悪いが彼等竜族には手抜きをさせてもらうことにして、アルティメット・ヒールだけを彼等全員にかけておいた。
というのも…手や足が重傷を負っていたり、手首から先が化け物との戦闘でなくなっていた竜もいたからだ。
魔法浸透とかうかつに範囲拡大して、周囲にかけると邪神の封印とか解けるかもしれないので治癒魔法を一つだけかけることにした。
もちろん全員の傷が治ったことで、俺を聖人として認めてくれたようだった。
後はこいつらの為に肉料理を振る舞ってやることにした。俺が原因で邪神の眷属が召喚したと思われる化け物達の襲撃に巻き込まれたこいつらに対して罪悪感があったから、俺自身がそういうのに悩みたくない為の偽善的なものでしかないが、竜達の胃袋が一杯になるのなら悪くはないだろうと思う。
シーサーペントの肉やクラーケンの肉を振る舞うと、地竜も水竜もよろこんでガツガツと食べてくれた。
一応全員、サイズを小さくして3メートルくらいの竜の姿になってくれているけど、とにかく数が多いので、貝を使った料理とかを出したりして、サメの肉、大海ガメの肉を振る舞うと、150匹いた地、水の竜達は本当においしそうに食べてくれた。
しかしドラゴンって本当によく食べるのな。俺は魔法の大鍋から増やしたおにぎりを闇の中の空間から出して振る舞うと、これも驚愕の声と共に全員がおいしそうに食べてくれた。
食事が終わったのは2時間ほど経った後だろうか。もう全員がお腹一杯になったので、何故かその日は化け物の詳細を知る前に全員が巣穴に帰ってしまって、寝てしまった。
なんつーかドラゴンってマイペースだな。そう思っていると二体の地、水のドラゴンが俺の側に来て、それぞれの竜を代表してお仕えするようになったと挨拶してくれた。
「地竜族の長の候補、ルペリオです。よろしくお願いします聖人ラフィアス様」
「水竜族の長の娘、アクリアです。よろしくお願いします、ラフィアス様」
そう言いながら二匹の羽無しの竜は俺に向かって頭を下げてきた。
「とにかく化け物の事情を聞きたいから、一旦俺の拠点に戻ろうと思うので、君達は今から開く扉に入るようにしてほしい。話はそれからだ」
と、言いながら俺は門と扉の神バンダムからもらったアビリティ「自在門」を開いてみた。
開かれた扉の向こうでは毎度おなじみの地下131階層の光景があった。
俺は先に驚愕に大きく目を開いて硬直したルペリオとアクリアを押し出すようにして(実際に念動力のアビリティをちょっと使ったけど)自在門の向こうに移動してから、自分も最後に入ってダンジョンの地下131階層へと戻ることができた。
あまりの異様な光景に二匹とも金縛りにかかったように動けないでいる。面倒なので俺は二匹の竜の魂に、霊魂解析をして、俺の知っている情報をそのまま送ってやったら…二匹とも気絶してしまった。
意外と精神面では脆いのな、ドラゴンって。アンネリーザは気絶なんかしなかったのに。
仕方ないので俺は彼等が寝ている間に、ドラゴン達が食べた料理が好評だったので、アルロン達に手伝わせてクラーケン料理、貝を使った料理、シードラゴン、シーサーペント、大海亀の肉料理を作ることにした。
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