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第303話 闇の獣人、魚料理を食べて涙する
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寿司…。それは異世界の料理の一つで、魚を生のまま食べるという料理だった。
ビゼルフが己が優位にあるのをいいことに、いろんな肉料理を拒否しやがったから半分、ヤケクソで当てたのがこれだった。
料金は事前に金貨を大量に表示板にぶち込んでいるから、よほど高価な代物を大量に購入しない限りは払う必要はない。
そこでこの料理だが、お得な皿や箸、皿と調味料とお茶の入ったカップ(湯呑みとかいうらしい)のセットで売っていたから、異世界料理の中でも滅多に見ないこの料理はセットで買った方がお得ということで、俺はセットの方をとりあえず100人分購入してみることにした。
この寿司っていう料理はそれぞれ一人分から10人分までいろいろなタイプが売られている。
それはいいけど、やっぱり一人分を100個買った方がいいと思ったんだよね。闇の中の空間に入れておけば腐らないし、時間止まるからな。
話は横道に逸れてしまうけど、最近では時間停止空間でも動けるタイプの連中が出始めてきたから、念には念を入れて第一段階では俺か俺の許可した者でないといくら大精霊であっても闇の中の空間では少しも動けないように、空間そのものを操作しておいた。
それだけじゃ不安だから、第二段階を思いついて実行。これには俺だけじゃなくて七大精霊王様達の力も借りている。
つまり俺を殺しても闇の中の空間にある品物や今まで倒してきた魔物の遺体などはそのまま残されており、七大精霊王様達の許可がないと出し入れはもちろん、空間内にある一切の品物や遺体に触れることすらできないようにしておいた。
そうでもしないと…空間内にある莫大な量の宝物、武器防具、遺体などが溢れて大惨事になるからな。
ダンジョンの中で魔物を間引くのも仕事だし、アビリティのレベル上げするにはどうしても魔物の寿命を強奪したり、即死魔法かけて無傷のまま殺さないといけないんだけど、貯まる一方なんだよね。
何でかというと、冒険者ギルドや商業ギルドで捌ける量に限界があるからだ。一応ドラゴンなどの大型の魔物の遺体は定期的に冒険者ギルドに卸している。金には困っていないから寄付という形になる。
商業ギルドにもいろいろと寄付したいが、冒険者ギルドにいろいろと寄付したせいか、俺が冒険者の守護聖人として崇めている冒険者が多くなってしまった。
そのせいか最近では冒険者ギルドに登録する際は、俺を崇めて必ず俺の肖像画か彫像を持って歩くことを義務化しているというのをアルロン達から聞いた。
まだレナリアーラ王国内だが、今俺のいるエルモーラ王国内の冒険者ギルドにも波及するのは間違いない。
実際に俺の精液ポーションがダンジョンの宝箱の中から出るくらいだからな。
これで商業ギルドにも力入れていろいろ寄付したら、俺個人を崇める宗教国家とか俺を盲目的に崇める暗殺者集団とか盗賊集団とか作られるかもしれないので、今の所は冒険者ギルドを中心にいろんなもの(主に魔物の遺体だけどね)を寄付しているようにしている。
実際にレナリアーラ王国では盗賊や暗殺者を問わずに竜王の息吹や覇王竜の息吹、パーフェクトヒールやアルティメットヒールをかけたから、日陰者の連中も無償で全快させてくれたということで、人間不信になっている暗殺者や盗賊も俺なら裏切らないと密かに信仰しているようだった。
そりゃあタダで失った手足が戻ってきたんなら信仰するだろうけどな。
あいにく俺個人は崇拝されることは望んでいないんだけどね。いくらそう声高に叫んでも、謙虚な御方としか言われなくて、ますます周囲の俺への評価は高まるばかりなんだよね、これが…。
実際はそうじゃなくてだな。その…。神々を差し置いて俺個人が聖人とはいえ、崇拝されるのって間違っていると思うんだよね。
本当に勘弁してくれないかと思う。井戸の水に手を加えたのは俺だけどさ、無限の湧水ポンプなんて作ったのは井戸の神様だし。
その井戸水を汲んで、各家庭に持ち運びするのにお手伝いのゴーレムを設置したのはタラミレーナのお陰なんだしな。
それに異世界の料理とか食べられるのも、門と扉の神バンダムのお陰なんだしな。いつもいろんな色のローブを着ていて顔とかわからないんだけど。
というわけで話を戻すと…。この刺身という料理、タコとかの生の肉を食べるんだが、その時にショーユにワサビとかいうものを溶かして、それに漬けて食べるそうだ。
生の肉なんて寄生虫とか大丈夫なのか? と思ったが、このワサビとかいうのが寄生虫を殺す、または麻痺させる役目をもっているらしい。
ハシの使い方は俺もちょっと知っていたので、使ってみたらすぐに使えるようになった。これも限界突破ポーションのお陰かもな。
俺の隣ではビゼルフが椅子に座って、俺と同じようにハシを使ってマグロとかいう赤い肉をつまんで、ワサビを溶かしたショーユに浸してから口の中に入れる。
やっぱりこいつも俺の半身だけあって、器用度とかも上がっているようだな。
別にタイミングを合わせたわけではないけど、ほとんど同じタイミングで刺身を食べたせいか、ソレは俺とビゼルフを同時に襲った。
ツーン、としか形容しようのない痛みというか刺激というか、辛みというか…。こういうのは初めてだし、暗殺者として訓練されていた時代でもこんなものは食べた事がないので、うまく説明できないが…。
「ギャワワワワ! ギャフヒ~ン!」
と、意味不明の叫び声を上げてビゼルフは口を押えて椅子から転げ落ちて、絨毯の上をのたうち回った。
俺もワサビとかいう殺虫成分のある調味料の一種で痛みとも辛みともとれる刺激に涙が出たが、限界突破ポーションを飲み慣れているせいか、どうにか口を押さえる程度で済んだ。
「御主人~!!」
と、ユラリと涙と鼻水まみれの姿で起き上がったビゼルフがゆっくりと歩いて俺の方に来た。
それも俺の近くまで来たので、進化した覇王竜シリーズをフル装備しているせいで浄化機能が働いて、涙や鼻水が消えていく。
「そんなに怖い顔をするな。俺も同じ目に遭ったんだから」
「その割には余裕たっぷりみたいな顔してるぞ~? もしかしてオレに対する嫌がらせなのか~?」
目をギラギラと輝かせたビゼルフは怖いけど、シャルミリア局長程じゃないな。俺は闇の中の空間から、味噌汁を出してビゼルフの前に差し出した。
「俺も寿司にわさびが塗られているとは思わなかったんだから、わざとじゃないって。さ、これでも飲んで怒りを鎮めなさい」
俺の差し出したホカホカの湯気が立つ味噌汁をクンクンと匂いを嗅いでいたビゼルフはそっとお椀を受け取ってから、少しずつ飲み始めた。
最初は熱いので息を何度か吹きかけていたが、少しずつ味噌汁を飲むと気に入ったようで、満面の笑顔で空になったお椀を俺の前に元気よく差し出した。
「お代わり! これ結構おいしーぞ。あと3杯は欲しいからお代わりおくれ!」
と、まあ…本当に現金でチョロい俺の半身でありました。
俺が呆れながらも味噌汁の入った鍋を闇の中の空間から出して、ビゼルフの差し出したお椀に味噌汁をよそっていると、俺の部屋なのにアルロンとロンドウェルはともかく、馬鹿親父にフェランさんにタラミレーナ、ミリーヤにドラフォールさんまで入ってきた。
「いやいや。一時はどうなるかと思ったが、お前の半身が暴れなくてよかったな」
と、言いながらズカズカとでかいテーブルに用意された30はある椅子の一つに座って寿司を食べる馬鹿親父。
フェランさんもほとんど同時に椅子に座って寿司を食べる。
そしたら二人共、顔をひきつらせて絶句した。…あーあ。わさびによる辛味にショック受けているな。
説明しようとしたのに、勝手に食べるからこうなるんだよな。
ドラフォールさんはそんな二人の様子を見て、沢山山積みになった寿司のパッケージを見て、その内の一つをとってから、解毒魔法とかいろいろかけはじめた。
その間に俺が説明すると、馬鹿親父が涙目で「先に言わんか、この馬鹿息子が」と力無げに言った。
「儂の婚約者殿が説明する前に喰ったりするからじゃろうが。お主も一級創造神の分身なら、もっと慎重に行動せんかい」
今まで眠っていたアナントスが蛇体を伸ばして涙目で抗議する馬鹿親父に言い返した。
どうもアナントスは魚の肉は興味ないようで寝ていたんだけど、いい加減寝ているのにも飽きたようだった。
「仕方ないのう。ほれ、婚約者殿の精液ポーションをかけるがいい。それを使えばそのわさびとやらの辛みも中和できるはずじゃ」
どうやら俺が宝箱の中から開けて発見した精液ポーションの10本ほどをアナントスにあげたうちの一本を見かねた彼女がテーブルの上に置いた。
それを10皿ほど積まれた小皿の内の一つをテーブルの上に置いて、精液ポーションを少したらしてからショーユと混ぜて寿司をその上に置いて食べるドラフォールさん。
「おお。これは…ぜんぜん辛くないですよ。何の刺激も感じません!」
と、嬉しそうに俺を見た。馬鹿親父もフェランさんも精液ポーションの瓶から少量の俺の射精した精液を更に垂らしてから、ショーユとミックスして寿司を乗せて塗りたくってから食べて、破顔した。
そしてアルロンとロンドウェルも俺が大量購入して、テーブルの上に山と積まれた一人分の寿司のパッケージを手にして食べ始めた。
みんなおいしそうに食べて幸せそうだったが、それも長くは続かなかった。俺の室内の隅で寝ていたあのミラルカーノが起きたことに誰も気づいていなかった。
ビゼルフが己が優位にあるのをいいことに、いろんな肉料理を拒否しやがったから半分、ヤケクソで当てたのがこれだった。
料金は事前に金貨を大量に表示板にぶち込んでいるから、よほど高価な代物を大量に購入しない限りは払う必要はない。
そこでこの料理だが、お得な皿や箸、皿と調味料とお茶の入ったカップ(湯呑みとかいうらしい)のセットで売っていたから、異世界料理の中でも滅多に見ないこの料理はセットで買った方がお得ということで、俺はセットの方をとりあえず100人分購入してみることにした。
この寿司っていう料理はそれぞれ一人分から10人分までいろいろなタイプが売られている。
それはいいけど、やっぱり一人分を100個買った方がいいと思ったんだよね。闇の中の空間に入れておけば腐らないし、時間止まるからな。
話は横道に逸れてしまうけど、最近では時間停止空間でも動けるタイプの連中が出始めてきたから、念には念を入れて第一段階では俺か俺の許可した者でないといくら大精霊であっても闇の中の空間では少しも動けないように、空間そのものを操作しておいた。
それだけじゃ不安だから、第二段階を思いついて実行。これには俺だけじゃなくて七大精霊王様達の力も借りている。
つまり俺を殺しても闇の中の空間にある品物や今まで倒してきた魔物の遺体などはそのまま残されており、七大精霊王様達の許可がないと出し入れはもちろん、空間内にある一切の品物や遺体に触れることすらできないようにしておいた。
そうでもしないと…空間内にある莫大な量の宝物、武器防具、遺体などが溢れて大惨事になるからな。
ダンジョンの中で魔物を間引くのも仕事だし、アビリティのレベル上げするにはどうしても魔物の寿命を強奪したり、即死魔法かけて無傷のまま殺さないといけないんだけど、貯まる一方なんだよね。
何でかというと、冒険者ギルドや商業ギルドで捌ける量に限界があるからだ。一応ドラゴンなどの大型の魔物の遺体は定期的に冒険者ギルドに卸している。金には困っていないから寄付という形になる。
商業ギルドにもいろいろと寄付したいが、冒険者ギルドにいろいろと寄付したせいか、俺が冒険者の守護聖人として崇めている冒険者が多くなってしまった。
そのせいか最近では冒険者ギルドに登録する際は、俺を崇めて必ず俺の肖像画か彫像を持って歩くことを義務化しているというのをアルロン達から聞いた。
まだレナリアーラ王国内だが、今俺のいるエルモーラ王国内の冒険者ギルドにも波及するのは間違いない。
実際に俺の精液ポーションがダンジョンの宝箱の中から出るくらいだからな。
これで商業ギルドにも力入れていろいろ寄付したら、俺個人を崇める宗教国家とか俺を盲目的に崇める暗殺者集団とか盗賊集団とか作られるかもしれないので、今の所は冒険者ギルドを中心にいろんなもの(主に魔物の遺体だけどね)を寄付しているようにしている。
実際にレナリアーラ王国では盗賊や暗殺者を問わずに竜王の息吹や覇王竜の息吹、パーフェクトヒールやアルティメットヒールをかけたから、日陰者の連中も無償で全快させてくれたということで、人間不信になっている暗殺者や盗賊も俺なら裏切らないと密かに信仰しているようだった。
そりゃあタダで失った手足が戻ってきたんなら信仰するだろうけどな。
あいにく俺個人は崇拝されることは望んでいないんだけどね。いくらそう声高に叫んでも、謙虚な御方としか言われなくて、ますます周囲の俺への評価は高まるばかりなんだよね、これが…。
実際はそうじゃなくてだな。その…。神々を差し置いて俺個人が聖人とはいえ、崇拝されるのって間違っていると思うんだよね。
本当に勘弁してくれないかと思う。井戸の水に手を加えたのは俺だけどさ、無限の湧水ポンプなんて作ったのは井戸の神様だし。
その井戸水を汲んで、各家庭に持ち運びするのにお手伝いのゴーレムを設置したのはタラミレーナのお陰なんだしな。
それに異世界の料理とか食べられるのも、門と扉の神バンダムのお陰なんだしな。いつもいろんな色のローブを着ていて顔とかわからないんだけど。
というわけで話を戻すと…。この刺身という料理、タコとかの生の肉を食べるんだが、その時にショーユにワサビとかいうものを溶かして、それに漬けて食べるそうだ。
生の肉なんて寄生虫とか大丈夫なのか? と思ったが、このワサビとかいうのが寄生虫を殺す、または麻痺させる役目をもっているらしい。
ハシの使い方は俺もちょっと知っていたので、使ってみたらすぐに使えるようになった。これも限界突破ポーションのお陰かもな。
俺の隣ではビゼルフが椅子に座って、俺と同じようにハシを使ってマグロとかいう赤い肉をつまんで、ワサビを溶かしたショーユに浸してから口の中に入れる。
やっぱりこいつも俺の半身だけあって、器用度とかも上がっているようだな。
別にタイミングを合わせたわけではないけど、ほとんど同じタイミングで刺身を食べたせいか、ソレは俺とビゼルフを同時に襲った。
ツーン、としか形容しようのない痛みというか刺激というか、辛みというか…。こういうのは初めてだし、暗殺者として訓練されていた時代でもこんなものは食べた事がないので、うまく説明できないが…。
「ギャワワワワ! ギャフヒ~ン!」
と、意味不明の叫び声を上げてビゼルフは口を押えて椅子から転げ落ちて、絨毯の上をのたうち回った。
俺もワサビとかいう殺虫成分のある調味料の一種で痛みとも辛みともとれる刺激に涙が出たが、限界突破ポーションを飲み慣れているせいか、どうにか口を押さえる程度で済んだ。
「御主人~!!」
と、ユラリと涙と鼻水まみれの姿で起き上がったビゼルフがゆっくりと歩いて俺の方に来た。
それも俺の近くまで来たので、進化した覇王竜シリーズをフル装備しているせいで浄化機能が働いて、涙や鼻水が消えていく。
「そんなに怖い顔をするな。俺も同じ目に遭ったんだから」
「その割には余裕たっぷりみたいな顔してるぞ~? もしかしてオレに対する嫌がらせなのか~?」
目をギラギラと輝かせたビゼルフは怖いけど、シャルミリア局長程じゃないな。俺は闇の中の空間から、味噌汁を出してビゼルフの前に差し出した。
「俺も寿司にわさびが塗られているとは思わなかったんだから、わざとじゃないって。さ、これでも飲んで怒りを鎮めなさい」
俺の差し出したホカホカの湯気が立つ味噌汁をクンクンと匂いを嗅いでいたビゼルフはそっとお椀を受け取ってから、少しずつ飲み始めた。
最初は熱いので息を何度か吹きかけていたが、少しずつ味噌汁を飲むと気に入ったようで、満面の笑顔で空になったお椀を俺の前に元気よく差し出した。
「お代わり! これ結構おいしーぞ。あと3杯は欲しいからお代わりおくれ!」
と、まあ…本当に現金でチョロい俺の半身でありました。
俺が呆れながらも味噌汁の入った鍋を闇の中の空間から出して、ビゼルフの差し出したお椀に味噌汁をよそっていると、俺の部屋なのにアルロンとロンドウェルはともかく、馬鹿親父にフェランさんにタラミレーナ、ミリーヤにドラフォールさんまで入ってきた。
「いやいや。一時はどうなるかと思ったが、お前の半身が暴れなくてよかったな」
と、言いながらズカズカとでかいテーブルに用意された30はある椅子の一つに座って寿司を食べる馬鹿親父。
フェランさんもほとんど同時に椅子に座って寿司を食べる。
そしたら二人共、顔をひきつらせて絶句した。…あーあ。わさびによる辛味にショック受けているな。
説明しようとしたのに、勝手に食べるからこうなるんだよな。
ドラフォールさんはそんな二人の様子を見て、沢山山積みになった寿司のパッケージを見て、その内の一つをとってから、解毒魔法とかいろいろかけはじめた。
その間に俺が説明すると、馬鹿親父が涙目で「先に言わんか、この馬鹿息子が」と力無げに言った。
「儂の婚約者殿が説明する前に喰ったりするからじゃろうが。お主も一級創造神の分身なら、もっと慎重に行動せんかい」
今まで眠っていたアナントスが蛇体を伸ばして涙目で抗議する馬鹿親父に言い返した。
どうもアナントスは魚の肉は興味ないようで寝ていたんだけど、いい加減寝ているのにも飽きたようだった。
「仕方ないのう。ほれ、婚約者殿の精液ポーションをかけるがいい。それを使えばそのわさびとやらの辛みも中和できるはずじゃ」
どうやら俺が宝箱の中から開けて発見した精液ポーションの10本ほどをアナントスにあげたうちの一本を見かねた彼女がテーブルの上に置いた。
それを10皿ほど積まれた小皿の内の一つをテーブルの上に置いて、精液ポーションを少したらしてからショーユと混ぜて寿司をその上に置いて食べるドラフォールさん。
「おお。これは…ぜんぜん辛くないですよ。何の刺激も感じません!」
と、嬉しそうに俺を見た。馬鹿親父もフェランさんも精液ポーションの瓶から少量の俺の射精した精液を更に垂らしてから、ショーユとミックスして寿司を乗せて塗りたくってから食べて、破顔した。
そしてアルロンとロンドウェルも俺が大量購入して、テーブルの上に山と積まれた一人分の寿司のパッケージを手にして食べ始めた。
みんなおいしそうに食べて幸せそうだったが、それも長くは続かなかった。俺の室内の隅で寝ていたあのミラルカーノが起きたことに誰も気づいていなかった。
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