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第282話 闇の獣人、変異と進化のアビリティを増減リボンに試してみる

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 1000倍濃度の限界突破ポーションと、1000倍の超・胃腸薬を飲んで、総計20万本の限界突破ポーションを飲んだことになった。

 でもなあ。いつまでも超・胃腸薬を飲んでいるのもまずいような気が。いや味じゃなくてこの状況がね。

 そこで頭を捻って考えてみた結果、思い当たる方法が二つあった。

 一つはコア・ブランチに頼んで何かいいアイテムを作ってもらうか、ダンジョン・クイーンになった彼女に強力な増幅アイテムを他のダンジョンのコアにアクセスして、あれば宝箱の中に出るようにしてもらいらいというもの。

 もう一つは魔皇神に頼んで薬じゃなくて魔法陣とか作成してもらって、その中にいれば胃腸が数千倍にまで上がって1000倍濃縮の限界突破ポーションとか飲んでも、痛みとか痺れとか吐き気とか起こらないほど胃腸が強くなるようにしてもらいたいというもの。

 これだと設置型の魔法陣だから、いちいち1000倍の超・胃腸薬を毎回飲まなくてもいいことになる。

 それでコア・ブランチに聞いたらすでに俺はその系統のアイテムをもっていると言われました。

 あれ? そんなのあったかな? 持っているとはいっても、まだ未開封の宝箱も無数にあるし。

 地下149階層で植物系の魔物を倒しまくって、ダンジョン内に吸収されるかもしれないから、慌てて闇の中の空間に回収しているから、もう4000個以上の未開封の宝箱があるんじゃないだろうか。

 それに他のダンジョンの50階層にも人型の魔物が沢山いたからな。

 そこで思い出した。あ、そうだ。俺って増減のリボンをもっていたんだっけ。

 でもなぁ…。あれって頭部や腹部を巻けるほどの長さじゃないし。

 仮に巻けたとしても腹部とかかなりきつくなりそうだな。

 仕方ないので俺は本気モードで闇の中の空間から出した小さな樽に射精しまくって、手に持ったリボンをもっと長くなれと念じたら樽の中身の白金色の精液の内、半分近くが消えた。

 そして手に持ったリボンが長くなっていた。これなら腹部にも負けるから、後は増やすだけだな。

 恐るべし、変異のアビリティ。これもまた持っているリボンをヒョドリンに食わせて40本に増殖。

 40本を統合のアビリティで一本にしたら、一つのアビリティや能力を120倍に増幅か減退する効果のあるリボンと覇王竜の叡智でわかった。

 そしてそのリボンをまたヒョドリンに食わせて40本に。

 それをまた統合のアビリティで増幅・減退効果のあるリボンに。

 そこで覇王竜の叡智でどこまで増幅、または減退効果があるのかを調べてみたら120×40で4800倍になるはずだが、どうも統合しても300倍までしか増幅・減退できないようだった。

 まあ神様が創造したわけじゃなくてダンジョン・コアが他のダンジョン・コアの知識を参考にして作ったリボンだからな。限界があって当然だよな。

 それに比べて覇王竜の新旧シリーズは数千倍から数万倍にまで増強できるらしいけど。俺のカンだけどこういうのは今まで滅多に外れたことがないからな。その分反動も強いから諸刃の剣だけどな。

 それはともかく300倍の効果もったリボンをまたヒョドリンに食わせて増やして40本に。

 と、退屈な作業を繰り返して、どうにかリボン一つにつき300倍の増幅、減退効果のあるリボンができました。

 だがここで俺はビビってしまった。もしも敵の邪神がこのリボンを使って俺の能力値を300分の1にしたらどうしようかと。

 そこで俺は魔皇神に永遠不変のアイテム・装備品バージョンのアビリティを身に着けるポーションが欲しい、と必死にで念じたら、自分の領域で俺の本気モードの白金色に光る精液を限界突破ポーションに使って、いろいろと研究していた魔皇神は早速俺の要望を聞いてくれたようだった。

 俺の右足のブーツに何かが挿し込まれる感じがしたので、早速右足のブーツを調べてみると、永遠不変(ラフィアス・ゾルトロンド専用。身に着けている装備品やアイテム、所持している装備品やアイテム、所持している空間の中にある一切の品物をラフィアスの許可無しに持ち出したり、変異させたり、食べたり、複製することを禁じる薬)。

 早速飲んでから、アビリティ書き換え(精液必須)で、セレソロインに精液ポーション10億本あるかと聞いたらあるとの返事が。

 そこで早速元々の数値30に+して20万の神々の同意がないと俺の身に着けている装備品を勝手に外すことはできないし、装備品の書き換え、転移、機能の封印、コピー、剥ぎ取りなどができないようにした。

 200030の神々の同意がないと装備品を俺の許可なしに外したり、盗んだり、暴走させたりできないようにしたのは、このリボンのように増強や減退といった能力を上げ下げできるアイテムを他人から勝手に魔法とか邪神ならではの特殊能力で俺の能力を減らしたりできないようにするためだ。

 精液ポーションは現在は罪と罰の女神ジランティス様に全部、捧げているが何かあった時のために100億本は残しておくように時空の大精霊達に命じておいたので、俺が三国から許可もらっているとはいえ、貴族・王族、一般人も強姦していいという巻物を持っているが、下手するとどんな神罰受けるかわかったもんじゃないからな。

 その為の賄賂というか袖の下のようなもんだな。あと限界突破ポーションのおかげで大分射精時の抵抗力も強くなってきたので、勝手に射精することはなくなってきた。

 というかこのままだと検証に支障が出るので、王者の霊衣の効果も普通でパッシブに戻しておく。

 それで後は進化のアビリティを使ってみようと思う。小さな樽にまた俺の本気モードの白金色の精液を連続射精する。

 こうしてみると連射のアビリティってほんとに便利だよな。今の俺なら滝のように連続射精できるから便利なことこの上ない。

 それで今度は増減のリボン(変異のアビリティでベルト並みに長くなった)に進化のアビリティを使ってみたが、特に何の変化もない。

 これは機能が進化したのか? と思って腹部に巻き付けて装備したら『増幅、または減退の機能を発揮します。どちらかを選択してください』

 という脳内メッセージが。パネルに表示された増幅を白い矢印を使って操作する。イメージ通りに動くけど、なんか違和感あるな…これ。

 それで次に『増幅でよろしいですね? それでは何を増幅しますか?』

 とっさに胃腸の再生速度と念じたら、『胃腸の再生速度を増幅しますが300倍までが限界です。これ以上の増幅効果を希望する場合は、同じリボンを複数用意して体の腕か足、頭部や首などに巻き付けてください。そのリボンの数だけ増幅効果が強化されます』というメッセージが出た。

 で、いちいち射精するのめんどいから、今度は俺の身長よりも高い樽を闇の中の空間から出して、それに射精し続けてから魔法で小さくしてヒョドリンに食わせて40個に増殖させてみた。樽とかドワーフ達の為に買っておいたけど、まさかこんな目的に使うとは思わなかった。備えあれば憂いなしというけど、本当だな。

 次に進化した300倍まで増幅・減退できるリボンをまたヒョドリンに食わせて40本に増やした。

 どうも脳内メッセージによると、胃腸の再生速度を高めるのに、必ずしも腹部に巻かなくてもいいみたいなので、それなら両足に4本つけてみました。
 
 これで胃腸の再生速度が1200倍に。1000倍の限界突破ポーションをも上回ることになるので、早速1000倍濃縮ポーションを飲んでみた。

 そしたら胃腸に痛みとかは感じないでモヤモヤとした違和感が感じられたがそれもすぐに収まった。

 それで次は連続して二本飲んでみたが、これもモヤモヤ感が強く感じられたけど痛みや痺れとかは感じられなかったので、もう一本のリボンをまた腹部に巻き付けてみた。

 そして同様のメッセージが出て胃腸の再生機能と念じて、合計して五本なので1500倍の再生速度の増幅になったせいか、1000倍濃縮モードを飲んでも胃腸にモヤモヤとした感じはしなくなった。

 でもちょっとかっこわるいな…これ。いちいち胃腸薬を飲むよりかはマシだけど。こればかりは仕方ないかもな。  

 それにしてもまずいな…この1000倍の濃縮ポーション。魔皇神が開発しただけあって、この調子でヒョドリンに食わせまくって大量に増やして、また統合してもどんどん濃縮されていくけど…。

 それだけ大量の限界突破ポーションを飲んだことになるけど…。うん、無理です(断言)

 今の1000倍の濃縮バージョンでさえ、まずくて一本ずつしか飲めないってのにこれ以上、濃縮したら飲むのも大変な苦行になってしまう。

 そんな訳でどうにか慣れる為という目的のお陰か、どうにかさらに100本飲んで、今まで飲んだ数を含めると30万本に。

 でも…1000倍に濃縮されているせいか、絶対にこれ以上の濃度の限界突破ポーションなんて作りたくないし、飲みたくもない。

 魔皇神も手こずっているようだしな。何しろ味とか匂いが統合のアビリティ使うと、濃縮される代わりにその分だけまずくなるんだから仕方ないか。

 でも俺の尻尾…。かなり余ったなー。超・胃腸薬作るのに使ったけど、一本作れたらヒョドリンに食わせて増やせばいいんだし。

 いっそ100本ずつ統合した方がいいかと思ったけど、その分だけ尻尾に宿った俺の魔力も濃密になるので、何かやばい事とか起きそうなので止めておくことにした。仕方ないのでそのまま、また闇の中の空間に収納しておく。

 しかし第一王女様の御茶会だけど、どうも妙な感じがするな。相手は女性なんだから、何か宝石でもプレゼントした方がいいかな?

 一応ダイヤモンドとか変異のアビリティと俺の本気バージョンの白金色に輝く精液があれば、それこそ大量に変えることができるんだし。

 そういえば宝石関係の装身具でマジックアイテムってあったかな? 大抵は武器とか防具ばっかりだったような。

 あとこれはカンだが、どうも今のままじゃ不安というか何かまずいような気がする。

 そういえば覇王竜の装備シリーズはどこまで強化できるんだろうか。ちょっと試してみるかな。

 俺は100倍モードの覇王竜の装備シリーズがどこまで強烈なのか、限界突破ポーションを30万本のんでいるので、完全に快楽に飲まれないのをいいことに暇潰しを兼ねて確かめてみることにした。
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