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第261話 闇の獣人、異世界商店のアビリティがバージョンアップして驚愕する
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異世界商店のアビリティによる表示板を見た俺は、いろいろと覇王竜の叡智で気になる部分を片っ端から調べてみると、今までは料理がメインで他のものは広く浅くしか買えなかったんだが…。
何と異世界商店のアビリティがランクアップ? いやバージョンアップ? していたことに仰天していた。
今までは一度に買える店がせいぜい10件までだったのに、アビリティ名が異世界市場に変更されていた通りに、一気に100件の店の商品を売買できるようになった。
どうも金貨10万枚を使って購入したのが関係しているらしかった。
他に思い当たる要因もないしな。とにかく表示板の中に存在する白い矢印を操作するんだが、いちいち手を使うのもめんどくさいし、長時間矢印を操作するのも疲れるので、今では念動のアビリティで白い小さな矢印を操作している。
「しかしいろいろと買えるようになったのー。これでまた大量に何かを買ったら、今度はどうなるんじゃろうかのー?」
と、アナントスが白い蛇体を伸ばして表示板を見つめている。
表示板はどうやら、一定の文字を白い矢印で当てると、詳細文が出ることがあるようだ。
それによると、やっぱり異世界商店が異世界市場に進化? いやバージョンアップかな? したのは金貨10万枚払ったからで、次は金貨100万枚払うと異世界スーパーマーケットに進化して、さらに金貨200万枚以上払うと異世界アルティメットマーケットに進化するらしい。
これなら金塊とか表示板にぶちこみ続けていけば、すぐに異世界アルティメットマーケットに進化しそうだが、取引できる店の数の多さに断念した。
というのも、金貨10万枚払った時点でも100件だ。金貨100万枚払うと取引商店が1000になる。
アルティメットマーケットだと2000になるんだから、もう店の種類とか覚えきれない、ということはないんだけれど、似たような店も沢山あるようだから、どの店が安くてどの店が良質の商品を扱っているのかを調べるには時間がかかるからな。
正直言って、いきなり店の数増やしても把握しきれないでボッタクリの価格の商品を買ってしまう未来しか見えないので、却下。
まあ…その、大して欲しいものはないんだけどな。せっかく時間停止をかけているんだから、いろんな店の販売リストを見ていると、珍しいものばかりだった。
「結構珍しいのがあるな。銃とかもいろんな種類があるけど…弾丸をいちいち装填しないといけないのがなあ」
「それに火や電撃に弱いという弱点も共通しているからの。火薬を湿らせたら意味がないからの。銃なんて婚約者殿には不要だと思うぞ?」
いろんな種類の銃の画像を見つめている俺に、アナントスが買う必要はないと言ってくれる。
確かにな。異世界から召喚された銃やその進化型の大砲とかいう兵器も、筒の中に火を付けてやれば、あっさり爆発するし。
逆に水を火薬が仕舞われている倉庫にぶっかければ、使い物にならなくなるしな。
それに銃というのは、二級創造神の分身にして元・爺さんで現在は美少女性奴隷のフェランさんの解説によると、威力が強ければ強いほど、銃は反動が強くなって大人でも、腕や肩が痛くなるらしい。
ましてや子供や老人が威力の強い銃を撃ったら、反動の強さに後ろに転げまわるほどなんだそうだ。
結論としては、銃は弓矢の進化型だけど、弓矢では矢が必須で欠かせないのに対して、銃はその銃にあった弾丸というのが必要で、弾丸も銃によっては装填できないのだから、俺は買うのを止めた。
他には高性能の望遠鏡や双眼鏡というものも売られていたが、遠視や透視が使える俺にとっては、さほど興味がないので買う気になれなかった。
後は…弓矢を進化させたようなものがあった。弓と銃を一緒にしたもので、ボウガンというんだそうだ。
でも矢がないとな。弓だけだと大して意味がないし。
それと数は少ないが、異世界市場ではマジックアイテムとかも売っていた。
当然ながら便利な物や威力の強い武器、防御力の高い鎧やマントも値段が張る。
面白いのは爆発物を遠隔操作できる機械というのが売られていたことだった。
これなら魔法が使えない場所でも有効かもしれない。
他に設置したら、数秒から数分後に爆発する爆薬というものもあった。
悪用されたら大変だが、ドワーフの採掘にはうってつけかも。って今は邪神対策の為にダンジョン潜ってもらっているんだから、今は爆薬なんてあげたりしたら、また坑道に行って鉱石採取しかねないから却下だな。
そういえばドワーフもそうだが、エルモーラ王国の方ではダンジョンに冒険者は行ってるだろうか。
「まだ時間が経ってないので、すぐには無理じゃろうからの。もっともギルドマスターに伝えることは伝えたのじゃから、その内に新たなダンジョンは冒険者でごった返すのは間違いじゃろうな」
と、アナントスが言ってくれたがどうにも何か不安というか気になるな。
そうだ。そういえば問題のあるマジックアイテムとかもまとめて封印したっけ。あれらも数が増えるとちょっとヤバイから、どういう風にやばいのかを調べておかないと。
俺は一度自在門を開いてドワーフ達の様子を見てみることにした。
何と異世界商店のアビリティがランクアップ? いやバージョンアップ? していたことに仰天していた。
今までは一度に買える店がせいぜい10件までだったのに、アビリティ名が異世界市場に変更されていた通りに、一気に100件の店の商品を売買できるようになった。
どうも金貨10万枚を使って購入したのが関係しているらしかった。
他に思い当たる要因もないしな。とにかく表示板の中に存在する白い矢印を操作するんだが、いちいち手を使うのもめんどくさいし、長時間矢印を操作するのも疲れるので、今では念動のアビリティで白い小さな矢印を操作している。
「しかしいろいろと買えるようになったのー。これでまた大量に何かを買ったら、今度はどうなるんじゃろうかのー?」
と、アナントスが白い蛇体を伸ばして表示板を見つめている。
表示板はどうやら、一定の文字を白い矢印で当てると、詳細文が出ることがあるようだ。
それによると、やっぱり異世界商店が異世界市場に進化? いやバージョンアップかな? したのは金貨10万枚払ったからで、次は金貨100万枚払うと異世界スーパーマーケットに進化して、さらに金貨200万枚以上払うと異世界アルティメットマーケットに進化するらしい。
これなら金塊とか表示板にぶちこみ続けていけば、すぐに異世界アルティメットマーケットに進化しそうだが、取引できる店の数の多さに断念した。
というのも、金貨10万枚払った時点でも100件だ。金貨100万枚払うと取引商店が1000になる。
アルティメットマーケットだと2000になるんだから、もう店の種類とか覚えきれない、ということはないんだけれど、似たような店も沢山あるようだから、どの店が安くてどの店が良質の商品を扱っているのかを調べるには時間がかかるからな。
正直言って、いきなり店の数増やしても把握しきれないでボッタクリの価格の商品を買ってしまう未来しか見えないので、却下。
まあ…その、大して欲しいものはないんだけどな。せっかく時間停止をかけているんだから、いろんな店の販売リストを見ていると、珍しいものばかりだった。
「結構珍しいのがあるな。銃とかもいろんな種類があるけど…弾丸をいちいち装填しないといけないのがなあ」
「それに火や電撃に弱いという弱点も共通しているからの。火薬を湿らせたら意味がないからの。銃なんて婚約者殿には不要だと思うぞ?」
いろんな種類の銃の画像を見つめている俺に、アナントスが買う必要はないと言ってくれる。
確かにな。異世界から召喚された銃やその進化型の大砲とかいう兵器も、筒の中に火を付けてやれば、あっさり爆発するし。
逆に水を火薬が仕舞われている倉庫にぶっかければ、使い物にならなくなるしな。
それに銃というのは、二級創造神の分身にして元・爺さんで現在は美少女性奴隷のフェランさんの解説によると、威力が強ければ強いほど、銃は反動が強くなって大人でも、腕や肩が痛くなるらしい。
ましてや子供や老人が威力の強い銃を撃ったら、反動の強さに後ろに転げまわるほどなんだそうだ。
結論としては、銃は弓矢の進化型だけど、弓矢では矢が必須で欠かせないのに対して、銃はその銃にあった弾丸というのが必要で、弾丸も銃によっては装填できないのだから、俺は買うのを止めた。
他には高性能の望遠鏡や双眼鏡というものも売られていたが、遠視や透視が使える俺にとっては、さほど興味がないので買う気になれなかった。
後は…弓矢を進化させたようなものがあった。弓と銃を一緒にしたもので、ボウガンというんだそうだ。
でも矢がないとな。弓だけだと大して意味がないし。
それと数は少ないが、異世界市場ではマジックアイテムとかも売っていた。
当然ながら便利な物や威力の強い武器、防御力の高い鎧やマントも値段が張る。
面白いのは爆発物を遠隔操作できる機械というのが売られていたことだった。
これなら魔法が使えない場所でも有効かもしれない。
他に設置したら、数秒から数分後に爆発する爆薬というものもあった。
悪用されたら大変だが、ドワーフの採掘にはうってつけかも。って今は邪神対策の為にダンジョン潜ってもらっているんだから、今は爆薬なんてあげたりしたら、また坑道に行って鉱石採取しかねないから却下だな。
そういえばドワーフもそうだが、エルモーラ王国の方ではダンジョンに冒険者は行ってるだろうか。
「まだ時間が経ってないので、すぐには無理じゃろうからの。もっともギルドマスターに伝えることは伝えたのじゃから、その内に新たなダンジョンは冒険者でごった返すのは間違いじゃろうな」
と、アナントスが言ってくれたがどうにも何か不安というか気になるな。
そうだ。そういえば問題のあるマジックアイテムとかもまとめて封印したっけ。あれらも数が増えるとちょっとヤバイから、どういう風にやばいのかを調べておかないと。
俺は一度自在門を開いてドワーフ達の様子を見てみることにした。
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