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第235話 闇の獣人、ドワーフの傷病者を治療する
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ドワーフの施療院はかなりの大きな建物で、10階まであった。こんなに高いのでは階段が大変じゃないかと思っていると、ガムスンが説明してくれた。
なんでも一般的には出回っていないが高純度のミスリルに魔力を込めることで、それを動力源として大きな箱を上下に動かす仕組みになっているようだった。
確か異世界生まれの呪術師達によると、エレベーターとかいう昇降装置というんだったな…と俺は思いながら、施療院内の8つある扉の前に俺、アルロン、ロンドウェル、ガムスンの四人は止まった。
一分ほど待っていると、チーン! とちょっと耳障りな音がして扉が開いた。結構中は広かった。
四人が乗るとガムスンがボタンをポチポチと押して、最後に紅いボタンを押した。
すると音もなく扉が閉まって最上階へと移動しているようだった。
またチーン! という機械音が鳴ると同時に扉が開いた。結構ものものしい雰囲気で頭や腕に包帯を巻いた人、いやドワーフ達が集められているようだった。
ガムスンは壁に設置された通信機、とかいうものを使って施療院の担当のドワーフと連絡を取り合っているようだった。
だけどこう言っちゃなんだが、通信機は天空城の方が高性能だったような気がする。俺は機械には疎いから、よくわからないが、何となくだがドワーフの技術よりも天空城の方が技術的には上、という感じがするな。
まあ…あっちは城を空に浮かせて飛ばすくらいだから、比較する方が間違っているんだけど。
と、俺が通信機を見て考えている間にも、ゾロゾロと他の昇降機の扉から、怪我人や病人が車いすに座って運ばれてきたりしている。
俺が通されたのは最上階にあるだだっ広い部屋だった。そこには何も置かれておらず、主にいろんな催し物とか楽器の演奏会とかするのに使われるのだという。
何も置かれていない空間の部屋は少なくともこの階の半分以上を占めている。そこへベッドや車いす、松葉杖などをついた怪我人や病人が集められてきた。
いや、何もそこまでしてこなくても。魔法浸透があるから、わざわざ最上階にまで来なくてもよかったんだけど。
こりゃミスったな。こうなる前に魔法浸透の事をガムスンに話しておいた方がよかったと思ったが、言っても信じてもらえないだろうから、さっさと治療することにした。
20分ほど待って、主な怪我人や病人達を集まったとガムスンが報告してくれたので、早速ピュリファイ×2、竜王の息吹×2、覇王竜の息吹×2、アルティメット・ヒール×2、パーフェクト・ヒール×2、超・修復×2をかけていく。
もちろん範囲は地下都市と山全体だ。高さ1000メートルから地下500メートルまでと、今までにないほど広範囲だが、俺も限界突破ポーションとか飲んでいるので、ノープロブレム。
お陰で怪我や病気が治った連中が大喜びして、狂喜乱舞という表現がふさわしい大騒ぎになりました。
それだけじゃない。重症で動かすことのできない意識不明の重病人とかも治ったので、ちらほらと最上階までエレベーターで上がってくるというありさまだった。
ちなみに地下500メートルまで拡大したのは、地下に潜む魔物もこれらの複合魔法で撃退できるんじゃないかと思ったからだ。
興奮している元・患者達をなだめているガムスンを尻目に、俺はサンティラ達に地下都市の全貌を一度、脳内に転送してもらっていたが、ざっとした感じで詳細な情報は送れとは命じていなかった。
そこで改めて地下都市、及び山の全体図を俺の脳内に転送してもらった。
やはり山と地下都市全体に結界を展開しておく必要があった。山の周囲から敵が来たら地下都市に攻め込んでくるし、逆に地下都市に結界を張らないでいると、都市が滅んだら外に魔物の群が出ることになる。
地下都市といってもさすがに地下200メートルほどの深さまでしか掘られていないようだった。
というのも、大池の大精霊達によると崩落とか魔物の巣にぶち当たったりしたせいで、少しずつ掘るようにしているのだという。
同様に山の中も坑道が崩れないように、魔力付与で天井、壁、床を強化しながら掘り進んだと大精霊達は念話で説明してくれた。
どうりで爆弾もどきを使ってポイズンエイプを撃退しても、坑道が崩れないわけだな。
とにかくやる事は決まった。一しきり騒ぎが収まると、俺はガムスンに外に出て結界を張ることを伝えて、すぐに戻るから待っていてほしいと伝えた。アルロン達はそのまま待機とガムスンのフォローを命じておく。
次の瞬間には俺は山の頂上付近に浮いていた。
あとは毎度おなじみの「2級創造神の神衣」と「1級創造神の神衣」を山全体にかけてから、今度は地下都市にまた「2級創造神の神衣」と「1級創造神の神衣」をかけていく。
ただ地下都市は採掘大好きなドワーフが掘り進んでいる為、一応はかなり広い範囲に逆ドーム状にしてかけておいたが、これも時間を置いて結界を張り直さないとけないかもしれなかった。
とにかくこれで外部や地下からの敵は一応は防げた。
だが…何か嫌な感じが胸の奥から感じられた。高位魔族がいるのかもしれないし、一応パーフェクトヒールやアルティメットヒール、竜王の息吹や覇王竜の息吹をかけても、魔族や邪神には有効だが…生物には通用しない。
つまり昆虫系や植物系、動物系、爬虫類系といった生物が変異した魔物だと効力は薄いということだ。
もしくはゴーレムや機械で動くタイプの人形などだな。
こうして考えると気が滅入ってくる。大精霊達の情報によると、地下都市が作られてもいろんな方向に鉱石目当てに掘り進んでいるのだから、いろんな化け物と遭遇してもおかしくない。
とりあえずこの都市に対してやれることはやった。また施療院の最上階に転移した俺をガムスンは神妙な顔をして待っていた。
「おう聖者のお兄さん。あんたの回復魔法、この施療院はおろか地下都市全体に届いたらしいぞ? 今じゃ義足や義手が勝手に外れて、手足が生えたとか、潰れた目が見えるようになったとかでこの街全体がお祭り騒ぎになっているってよ!」
「ドワーフの作った建物は特殊な素材が多いからな。うまくいくか自信がなかったが、全員が治ったようでよかったな。…で? 謁見の準備はどうなっている?」
「ああ。それがだな。ここまでやった聖人様は疲れているだろうから、一旦一晩寝てから陛下に御目通りしてもらうってことになった。場所は俺達、防衛軍の宿舎だ。
ちょっと狭いし、ベッドも固くて申し訳ないが…それでもいろんな軍人がいてあんたを守ってくれるから、安心して眠れるからな。その点は保証できる」
それについては全く心配していなかった。もっともドワーフの男は汚くても気にしないという気質の者が多いのだが、そこは浄化魔法を使えばいい。
いや…すでに山と都市全体に浄化魔法ピュリファイをかけたのだから、毛布や枕といった寝具も綺麗になっているから大丈夫か。
「わかった。それでは案内を頼む。夕食は既にとっているから不要だ。今夜はもう眠りたいからな」
と、大規模な回復魔法を使った術者らしく、疲れていることをアピールして宿舎へと行くことにした。
背後ではアルロン達が不機嫌そうにしているのが気配でわかった。
聖人である俺を軍の宿舎なんかに、とご機嫌斜めのようだが急に押しかけたのはこちらだ。
だが坑道に巣食う魔物退治や山と地下都市全体に癒しの魔法をかけたのだから、追い払うわけにもいかない。
結果、安全面を重視したら空いている寝床が軍の宿舎しかないというのだから、これは仕方ない。
俺はそのままガムスンに付いていって、宿舎の結構広い部屋へと案内された。アルロン達は交代で見張りにつくと主張したが、影の中にいるレオンフレイムと俺の腕に巻き付いているアナントスがいるから大丈夫だと説明すると、そのまま俺と共に就寝することに同意してくれた。
なんでも一般的には出回っていないが高純度のミスリルに魔力を込めることで、それを動力源として大きな箱を上下に動かす仕組みになっているようだった。
確か異世界生まれの呪術師達によると、エレベーターとかいう昇降装置というんだったな…と俺は思いながら、施療院内の8つある扉の前に俺、アルロン、ロンドウェル、ガムスンの四人は止まった。
一分ほど待っていると、チーン! とちょっと耳障りな音がして扉が開いた。結構中は広かった。
四人が乗るとガムスンがボタンをポチポチと押して、最後に紅いボタンを押した。
すると音もなく扉が閉まって最上階へと移動しているようだった。
またチーン! という機械音が鳴ると同時に扉が開いた。結構ものものしい雰囲気で頭や腕に包帯を巻いた人、いやドワーフ達が集められているようだった。
ガムスンは壁に設置された通信機、とかいうものを使って施療院の担当のドワーフと連絡を取り合っているようだった。
だけどこう言っちゃなんだが、通信機は天空城の方が高性能だったような気がする。俺は機械には疎いから、よくわからないが、何となくだがドワーフの技術よりも天空城の方が技術的には上、という感じがするな。
まあ…あっちは城を空に浮かせて飛ばすくらいだから、比較する方が間違っているんだけど。
と、俺が通信機を見て考えている間にも、ゾロゾロと他の昇降機の扉から、怪我人や病人が車いすに座って運ばれてきたりしている。
俺が通されたのは最上階にあるだだっ広い部屋だった。そこには何も置かれておらず、主にいろんな催し物とか楽器の演奏会とかするのに使われるのだという。
何も置かれていない空間の部屋は少なくともこの階の半分以上を占めている。そこへベッドや車いす、松葉杖などをついた怪我人や病人が集められてきた。
いや、何もそこまでしてこなくても。魔法浸透があるから、わざわざ最上階にまで来なくてもよかったんだけど。
こりゃミスったな。こうなる前に魔法浸透の事をガムスンに話しておいた方がよかったと思ったが、言っても信じてもらえないだろうから、さっさと治療することにした。
20分ほど待って、主な怪我人や病人達を集まったとガムスンが報告してくれたので、早速ピュリファイ×2、竜王の息吹×2、覇王竜の息吹×2、アルティメット・ヒール×2、パーフェクト・ヒール×2、超・修復×2をかけていく。
もちろん範囲は地下都市と山全体だ。高さ1000メートルから地下500メートルまでと、今までにないほど広範囲だが、俺も限界突破ポーションとか飲んでいるので、ノープロブレム。
お陰で怪我や病気が治った連中が大喜びして、狂喜乱舞という表現がふさわしい大騒ぎになりました。
それだけじゃない。重症で動かすことのできない意識不明の重病人とかも治ったので、ちらほらと最上階までエレベーターで上がってくるというありさまだった。
ちなみに地下500メートルまで拡大したのは、地下に潜む魔物もこれらの複合魔法で撃退できるんじゃないかと思ったからだ。
興奮している元・患者達をなだめているガムスンを尻目に、俺はサンティラ達に地下都市の全貌を一度、脳内に転送してもらっていたが、ざっとした感じで詳細な情報は送れとは命じていなかった。
そこで改めて地下都市、及び山の全体図を俺の脳内に転送してもらった。
やはり山と地下都市全体に結界を展開しておく必要があった。山の周囲から敵が来たら地下都市に攻め込んでくるし、逆に地下都市に結界を張らないでいると、都市が滅んだら外に魔物の群が出ることになる。
地下都市といってもさすがに地下200メートルほどの深さまでしか掘られていないようだった。
というのも、大池の大精霊達によると崩落とか魔物の巣にぶち当たったりしたせいで、少しずつ掘るようにしているのだという。
同様に山の中も坑道が崩れないように、魔力付与で天井、壁、床を強化しながら掘り進んだと大精霊達は念話で説明してくれた。
どうりで爆弾もどきを使ってポイズンエイプを撃退しても、坑道が崩れないわけだな。
とにかくやる事は決まった。一しきり騒ぎが収まると、俺はガムスンに外に出て結界を張ることを伝えて、すぐに戻るから待っていてほしいと伝えた。アルロン達はそのまま待機とガムスンのフォローを命じておく。
次の瞬間には俺は山の頂上付近に浮いていた。
あとは毎度おなじみの「2級創造神の神衣」と「1級創造神の神衣」を山全体にかけてから、今度は地下都市にまた「2級創造神の神衣」と「1級創造神の神衣」をかけていく。
ただ地下都市は採掘大好きなドワーフが掘り進んでいる為、一応はかなり広い範囲に逆ドーム状にしてかけておいたが、これも時間を置いて結界を張り直さないとけないかもしれなかった。
とにかくこれで外部や地下からの敵は一応は防げた。
だが…何か嫌な感じが胸の奥から感じられた。高位魔族がいるのかもしれないし、一応パーフェクトヒールやアルティメットヒール、竜王の息吹や覇王竜の息吹をかけても、魔族や邪神には有効だが…生物には通用しない。
つまり昆虫系や植物系、動物系、爬虫類系といった生物が変異した魔物だと効力は薄いということだ。
もしくはゴーレムや機械で動くタイプの人形などだな。
こうして考えると気が滅入ってくる。大精霊達の情報によると、地下都市が作られてもいろんな方向に鉱石目当てに掘り進んでいるのだから、いろんな化け物と遭遇してもおかしくない。
とりあえずこの都市に対してやれることはやった。また施療院の最上階に転移した俺をガムスンは神妙な顔をして待っていた。
「おう聖者のお兄さん。あんたの回復魔法、この施療院はおろか地下都市全体に届いたらしいぞ? 今じゃ義足や義手が勝手に外れて、手足が生えたとか、潰れた目が見えるようになったとかでこの街全体がお祭り騒ぎになっているってよ!」
「ドワーフの作った建物は特殊な素材が多いからな。うまくいくか自信がなかったが、全員が治ったようでよかったな。…で? 謁見の準備はどうなっている?」
「ああ。それがだな。ここまでやった聖人様は疲れているだろうから、一旦一晩寝てから陛下に御目通りしてもらうってことになった。場所は俺達、防衛軍の宿舎だ。
ちょっと狭いし、ベッドも固くて申し訳ないが…それでもいろんな軍人がいてあんたを守ってくれるから、安心して眠れるからな。その点は保証できる」
それについては全く心配していなかった。もっともドワーフの男は汚くても気にしないという気質の者が多いのだが、そこは浄化魔法を使えばいい。
いや…すでに山と都市全体に浄化魔法ピュリファイをかけたのだから、毛布や枕といった寝具も綺麗になっているから大丈夫か。
「わかった。それでは案内を頼む。夕食は既にとっているから不要だ。今夜はもう眠りたいからな」
と、大規模な回復魔法を使った術者らしく、疲れていることをアピールして宿舎へと行くことにした。
背後ではアルロン達が不機嫌そうにしているのが気配でわかった。
聖人である俺を軍の宿舎なんかに、とご機嫌斜めのようだが急に押しかけたのはこちらだ。
だが坑道に巣食う魔物退治や山と地下都市全体に癒しの魔法をかけたのだから、追い払うわけにもいかない。
結果、安全面を重視したら空いている寝床が軍の宿舎しかないというのだから、これは仕方ない。
俺はそのままガムスンに付いていって、宿舎の結構広い部屋へと案内された。アルロン達は交代で見張りにつくと主張したが、影の中にいるレオンフレイムと俺の腕に巻き付いているアナントスがいるから大丈夫だと説明すると、そのまま俺と共に就寝することに同意してくれた。
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