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第180話 闇の獣人、王都ミリサリアを下見にいく
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あれから時間停止空間の中でエルモーラ王国の王都ミリサリアを下見に行ったんだが…。
アミリルス様のしつこい呼び出しで本当に参りました。いや主に精神的に。
四回目の呼び出しの時は、石の神や砂の神、金属の神に献上するためのポーション瓶が大量に必要なので、瓶を2000億本に増やしてほしいと願いました。それは即座に受理されて、これで複数の神に100億本単位でお供えすることができました。
五回目の時呼び出しは王都を散策している中でした。今度はこれから俺の精液ポーションを使った飴や丸薬を王国や帝国の街や村に配布するので、これらの品が悪用されたり、飲みすぎたり、食べ過ぎたりしないようにと願いました。
六回目は王城リリウェルに入ろうとした時で、今度は歩いた時の記憶力(今、どこにいるのか。ここは一度通ったとかいうもの)。つまり行動した時の記憶力を極限まで上げて、正確に覚えて忘れることがないように、主に迷路とかで迷わないようにしてほしいというものでした。
七回目は王城に時間停止しているのをいいことに、不法侵入して中をいろいろ探索していると呼ばれました。
今度は特定の物品に俺の念を注入することで、それらの物品を通じて会話とか情景とか見聞きできるようにしてほしい、と願いました。具体的には絵に俺の念を込めることで、絵の前での会話や何をやっているのかを俺が離れた所でも見聞きできるようになるというもの。もちろん絵だけじゃなくて飾り物の壺や剣とか花瓶とかお飾りの鎧とか鉢植えとかでもOK。
八回目は隠し通路がないかを壁を叩いて調べていたら、呼び出されました。
で、今回は俺も城内を歩いていて王城と繋がっているいろんな施設とか遠くから見ていて気になったので、薬や料理、また他のいろんな、ありとあらゆる職種の仕事の作業の手順の流れというか順番を正確かつ迅速に行えるように、一度説明を聞いたら忘れないようにと願いましたね。相手の動きを見て覚えるタイプのアビリティはあるけど、聞いただけで覚えて忘れないアビリティというのはなかったからな。
一応、俺聖人扱いだしな。たまにはこうして普通の人より優れているという点をアピールするのも悪くないんじゃないかと思ったんだ。聖人になって一般の人と仲良くすると、怪我や病気をしたらすぐに俺を頼るようになるから、必要以上に関わってはいけないと馬鹿親父やフェランさんから何度も言われている。
それでも…元、一般人だった俺から見たら…こういう「普通の生活」というものが懐かしくて、眩しく見えるんだよな。
だから彼等とうまくやっていけるように、聞いただけで覚えていられるという願いごとをしてみた。もっとも使う機会は滅多にないだろうけどな。
九回目の呼び出しは、薬剤師や医療術師の施設を覗いている時でした。今は祝福と癒しを村や街全体で授けないといけないので、すぐには力を貸せないけど、いつかはこういう医療関係者に最適な植物系の魔物の遺体や果実、薬草などを提供してあげられますように、と願いました。
で、本日最後の10回目の呼び出し。さすがに呆れました。毎回毎回、よくもまあセックスばかりで俺に飽きないなーと。膣の締め付けもこれだけバコバコやりまくっていたにも関わらず、処女だった時とほとんど同じだし。
とにかく呼び出し食らった以上は、また感覚鈍化を肉棒にかけてアミリルス様を逝かせまくりました。
何度も何度も絶頂を味わう女神様は綺麗だけど、とっても淫らでもありました。いや、俺が彼女を淫らにした元凶なんですけどね。
それで本日最後の願いですが、強姦してもいいのか。俺が満足して女神様が満足できない事になってもいいのかを確認しました。それでもいいと彼女は笑顔で俺の肉棒をしゃぶりながら了承してくれましたね。
とにかく俺が来た場合は、俺が彼女とセックスして俺が少しでも満足できればそれでいいとおっしゃってくれました。それが私があなたを愛しているという証になると。
「本当ですか? 女神様。俺があなたを求めて欲望のままに振る舞ってあなたが不満を抱く思いをしても、それでもいいんですか?」
「大丈夫ですよ。あなたが性の素晴らしさを私に教えてくれたんですもの。あなたが欲望のままに振る舞っても絶対に私のあなたに対する愛情は変わりません。もちろんキスとか愛撫だけでは駄目ですが、セックスならオーラルセックスでも通常のセックスでもいいのです。あなたが射精して、私の胎内に注いでくれたり、私に飲ませてくれるのがとても嬉しいのです。
それらの性行為を私は愛の行為の中でも重要なものだと認めていますので、それらのセックスを少しでもしてくれたらそれで十分です」
「では通常のセックスを少しとかオーラルセックスを何十回もやらずに、ほんの少しの回数だけでもいいんですか? これが俺の願い事だからもう変更はできませんよ? 後でお互いの関係悪化にならない為にも、よく考えて言った方がいいと思います、アミリルス様」
「まあ…そんなに私を心配して気遣ってくれているのですね。ありがとうラフィアス。でもいいのです。あなたが私を求めて性行為をしにくる。それだけでも嬉しいのですから。それがあなたの願い事なら是非とも叶えましょう。女神アミリルスの名において、その願いを叶えます」
よっしゃ! 言質とったー。これで俺が彼女を抱きにいっても不満を抱かれたり、怒られたりすることはなくなりました。
今の言葉、時空魔法でセレソロインやエレンソル、サンティラ達といった大精霊全員と馬鹿親父のゴルンルプス、フェランさんに聞いてもらって録音させてもらいましたからね。
後で言わなかったなんてことは、通用しませんよ女神様!
まあそういうわけで、女神様に俺は10回目の呼び出しの後のセックスが終わった後に、聞いてみました。
もしかして無理していないかと。俺に対する罪悪感でムリして淫らな女を演じているんじゃないかと。
何しろアビリティの「霊魂解析」が格上の女神なので使えないから、こういう風に聞くしかないんだよな。
それでも女神様は俺を抱きしめて、キスを体のあちこちにしながらそんな事はないと優しく俺の疑念を否定しました。でも我慢していないかな? という疑問が俺の心の中に残った。
冥界の神、ヨルガル様は真実を司る神でもあるので、その内に相手が神でも嘘ついているかどうかはわかるようなアビリティをお願いしてみるのもいいかもしれない。
何しろヨルガル様は常識的だけど、俺に対しては過保護で魔皇神や海神王と張り合うくらいに俺を大切に思っているらしい。
向こうは俺に対してもっと多くのアビリティを授けたいと思っているんだから、アミリルス様との間に不和を起こすようなことがないように、と何かのアビリティとか一つくらいは、おねだりしてみるのもいいかもしれない。
もちろん魔皇神にそういう魔法とか授けてもらえることもできるかもしれないが、相手は大女神のアミリルス様だからな。やっぱりここは嘘ついているかどうかを確認するという意味では、ヨルガル様しかいないと思うんだ。
そういう意味では精液ポーションを入れる瓶を2000億本に増やしてもらったのは正解だった。
今は出番がまだなので、俺の分身8000体が精液ポーションを創り続けている。だから今まで400体で一月に約170億本作っていたのが、数が20倍になったので一日で110億本ほど創れる。
もっともアミリルス様に分身の数を一万人に増やしてもらうように願ってから、まだ一日経っていないけどな。
それにしても王城リリウェルは結構大きかったな。悔しいけど施設の歴史の長さや大きさや広さではこっちが上だ。
城自体もレナリアーラ王国のジスニーヴァインよりも大きい。戦争を予想しているので質実剛健といった感じだな、この造りは。
こうしてこの王都内の王城を見て歩いていると、人の数こそ少ないが、一生懸命頑張って生活しているという感じがするな。
それはレナリアーラ王国でも同じなんだけど、あっちは生活が充実しているせいか、それに慣れきってちょっとばかり調子に乗っている連中が多い。
でもこの国ではそういう者は今まで見ていない。何というか…こう、今あるもので満足しているというか、清貧というのに近いという感じだな。
本当は誰かの案内とか欲しいんだけど、俺には覇王竜の叡智があるし。聖人として来ている以上は、こういう見学なんて世界が平和になってからでないとまず無理だからな。
だからこうして時間停止をかけているんだけど…本当はどうせ時間停止されて、呼び出しくらうんだからいっそこっちも時間停止かけて、さっさと10回の呼び出し終わらせてほしいから、気晴らしに王都や王城を見学しているんだよな。
だからもう、俺の恰好は全裸です。いつでもセックスできるようにな。マントと額飾りとブーツと指輪。
これらの覇王竜の装備シリーズだけ身に着けて、後は裸のままです。どうせ服脱いでセックスをするんだし、誰にも見られていないから大丈夫。ダンジョンの地下131階層では俺が全裸でいた方が眷属達も安心するようだしな。
理由は魔皇神のお陰でおいしくなった俺の新鮮な精液が飲みやすくなるから。実際に頼まれたり、お願いされたら断りにくいからな。それが俺の部下となると尚更だから、あそこにいる時は最近では全裸で過ごしている事が多い。
というわけで俺が定めた10回の呼び出し終わったんだから、もう少し長く王城内を限界突破の薬を飲みながら見ていこうと思いました。
感触変化の魔法と液体吸収・浸透魔法を自分にかけてから、また限界突破の薬を飲んでみる。
さすがに累計1000本以上飲んでいると、全身を襲う痛みや痺れも半減してきました。
しかし女神様の俺を求める回数多すぎだよな。願い事とかその度に叶えてくれるようだけど、それ自体が罠のように思えてきた。自分勝手な願いばかりしているとずっとあの女神様の側に置かされるようで怖くもあるな。
だけど王都って意外と広いんだな。ま、時間停止させているから観光に時間がかかってもいいんだけどな。
帝都みたいに魔族とか邪神の眷属がいるわけじゃないし。
それとアミリルス様の祝福と加護があったけど、パッシブだったので後回しにしていたけど、どうも守護系のようだった。
「アミリルスの祝福」…このアビリティを持った者は一切の植物の質と寿命を倍増させることができる。所持者が半径100メートル以内にいるだけでその範囲内の植物は祝福を受けることができる。ただし最低でも一時間はいないと効果が出ない。
うーん。一時間ですか。微妙だな。これはアビリティ書き換えで後で一分間に修正した方がいいな。
「アミリルスの加護」…このアビリティをもった者は、世界樹ユリバラシルの守りを受けて他人からの生霊、念による攻撃、呪詛などが完全無効化され、逆にプラスのエネルギーに変換されて術者の守りのエネルギーとなる。
呪詛や念による攻撃の変換か。地味だけどありがたいな。
しかし何だよ百合と薔薇を混ぜ合わせたようなこの樹の名前は。そもそも世界樹ってなに? 初めて知ったな。
アナントスも海神王もヨルガル様も教えてくれなかったし。覇王竜の叡智で世界樹について調べてみたら、この世界で最初の生命が誕生した場所を守護する大木で、今や世界中の植物の大半の生命を支えている、偉大な樹と出たけど、なんかあやふやだな。
しかも聖域って確か人間の勇者の自己中な態度に辟易したエルフ達のほとんどが、自分達に友好的な部族と一緒に引きこもった場所じゃなかったっけ? ドラゴンも数多く生息しているって覇王竜の叡智でわかったけど、ガードが堅いのか、魔力の大半を注いでもよくわからない。
知らない事が多すぎるな。ま、他の神様達が教えてくれなかったということは、今の俺には知る必要がないということなんだろう。
そういえば俺の肉棒って完全勃起状態になってからは、ずっと透明な雫が出ているんだよな。それが鈴口から出ては陰嚢まで伝い落ちて垂れ落ちていく。
拭き取っても際限なく涌きあがってくるから、エレンソルに頼んで時空魔法で瓶の中に陰嚢まで伝い落ちたこの透明な雫を何とかできないかと思ったいたが、もしかしたら願い事でなんとかなるかもしれない。
幸か不幸か、今の俺はアミリルス様の呼び出しの10回が終わった所だ。次は俺の方から行って女神様を抱いてやることができる。その回数も無制限で滞在期間も無期限。
それじゃ早速試してみるか。俺は肉棒をしごきながら、女神様のいる特殊空間へと転移した。
アミリルス様のしつこい呼び出しで本当に参りました。いや主に精神的に。
四回目の呼び出しの時は、石の神や砂の神、金属の神に献上するためのポーション瓶が大量に必要なので、瓶を2000億本に増やしてほしいと願いました。それは即座に受理されて、これで複数の神に100億本単位でお供えすることができました。
五回目の時呼び出しは王都を散策している中でした。今度はこれから俺の精液ポーションを使った飴や丸薬を王国や帝国の街や村に配布するので、これらの品が悪用されたり、飲みすぎたり、食べ過ぎたりしないようにと願いました。
六回目は王城リリウェルに入ろうとした時で、今度は歩いた時の記憶力(今、どこにいるのか。ここは一度通ったとかいうもの)。つまり行動した時の記憶力を極限まで上げて、正確に覚えて忘れることがないように、主に迷路とかで迷わないようにしてほしいというものでした。
七回目は王城に時間停止しているのをいいことに、不法侵入して中をいろいろ探索していると呼ばれました。
今度は特定の物品に俺の念を注入することで、それらの物品を通じて会話とか情景とか見聞きできるようにしてほしい、と願いました。具体的には絵に俺の念を込めることで、絵の前での会話や何をやっているのかを俺が離れた所でも見聞きできるようになるというもの。もちろん絵だけじゃなくて飾り物の壺や剣とか花瓶とかお飾りの鎧とか鉢植えとかでもOK。
八回目は隠し通路がないかを壁を叩いて調べていたら、呼び出されました。
で、今回は俺も城内を歩いていて王城と繋がっているいろんな施設とか遠くから見ていて気になったので、薬や料理、また他のいろんな、ありとあらゆる職種の仕事の作業の手順の流れというか順番を正確かつ迅速に行えるように、一度説明を聞いたら忘れないようにと願いましたね。相手の動きを見て覚えるタイプのアビリティはあるけど、聞いただけで覚えて忘れないアビリティというのはなかったからな。
一応、俺聖人扱いだしな。たまにはこうして普通の人より優れているという点をアピールするのも悪くないんじゃないかと思ったんだ。聖人になって一般の人と仲良くすると、怪我や病気をしたらすぐに俺を頼るようになるから、必要以上に関わってはいけないと馬鹿親父やフェランさんから何度も言われている。
それでも…元、一般人だった俺から見たら…こういう「普通の生活」というものが懐かしくて、眩しく見えるんだよな。
だから彼等とうまくやっていけるように、聞いただけで覚えていられるという願いごとをしてみた。もっとも使う機会は滅多にないだろうけどな。
九回目の呼び出しは、薬剤師や医療術師の施設を覗いている時でした。今は祝福と癒しを村や街全体で授けないといけないので、すぐには力を貸せないけど、いつかはこういう医療関係者に最適な植物系の魔物の遺体や果実、薬草などを提供してあげられますように、と願いました。
で、本日最後の10回目の呼び出し。さすがに呆れました。毎回毎回、よくもまあセックスばかりで俺に飽きないなーと。膣の締め付けもこれだけバコバコやりまくっていたにも関わらず、処女だった時とほとんど同じだし。
とにかく呼び出し食らった以上は、また感覚鈍化を肉棒にかけてアミリルス様を逝かせまくりました。
何度も何度も絶頂を味わう女神様は綺麗だけど、とっても淫らでもありました。いや、俺が彼女を淫らにした元凶なんですけどね。
それで本日最後の願いですが、強姦してもいいのか。俺が満足して女神様が満足できない事になってもいいのかを確認しました。それでもいいと彼女は笑顔で俺の肉棒をしゃぶりながら了承してくれましたね。
とにかく俺が来た場合は、俺が彼女とセックスして俺が少しでも満足できればそれでいいとおっしゃってくれました。それが私があなたを愛しているという証になると。
「本当ですか? 女神様。俺があなたを求めて欲望のままに振る舞ってあなたが不満を抱く思いをしても、それでもいいんですか?」
「大丈夫ですよ。あなたが性の素晴らしさを私に教えてくれたんですもの。あなたが欲望のままに振る舞っても絶対に私のあなたに対する愛情は変わりません。もちろんキスとか愛撫だけでは駄目ですが、セックスならオーラルセックスでも通常のセックスでもいいのです。あなたが射精して、私の胎内に注いでくれたり、私に飲ませてくれるのがとても嬉しいのです。
それらの性行為を私は愛の行為の中でも重要なものだと認めていますので、それらのセックスを少しでもしてくれたらそれで十分です」
「では通常のセックスを少しとかオーラルセックスを何十回もやらずに、ほんの少しの回数だけでもいいんですか? これが俺の願い事だからもう変更はできませんよ? 後でお互いの関係悪化にならない為にも、よく考えて言った方がいいと思います、アミリルス様」
「まあ…そんなに私を心配して気遣ってくれているのですね。ありがとうラフィアス。でもいいのです。あなたが私を求めて性行為をしにくる。それだけでも嬉しいのですから。それがあなたの願い事なら是非とも叶えましょう。女神アミリルスの名において、その願いを叶えます」
よっしゃ! 言質とったー。これで俺が彼女を抱きにいっても不満を抱かれたり、怒られたりすることはなくなりました。
今の言葉、時空魔法でセレソロインやエレンソル、サンティラ達といった大精霊全員と馬鹿親父のゴルンルプス、フェランさんに聞いてもらって録音させてもらいましたからね。
後で言わなかったなんてことは、通用しませんよ女神様!
まあそういうわけで、女神様に俺は10回目の呼び出しの後のセックスが終わった後に、聞いてみました。
もしかして無理していないかと。俺に対する罪悪感でムリして淫らな女を演じているんじゃないかと。
何しろアビリティの「霊魂解析」が格上の女神なので使えないから、こういう風に聞くしかないんだよな。
それでも女神様は俺を抱きしめて、キスを体のあちこちにしながらそんな事はないと優しく俺の疑念を否定しました。でも我慢していないかな? という疑問が俺の心の中に残った。
冥界の神、ヨルガル様は真実を司る神でもあるので、その内に相手が神でも嘘ついているかどうかはわかるようなアビリティをお願いしてみるのもいいかもしれない。
何しろヨルガル様は常識的だけど、俺に対しては過保護で魔皇神や海神王と張り合うくらいに俺を大切に思っているらしい。
向こうは俺に対してもっと多くのアビリティを授けたいと思っているんだから、アミリルス様との間に不和を起こすようなことがないように、と何かのアビリティとか一つくらいは、おねだりしてみるのもいいかもしれない。
もちろん魔皇神にそういう魔法とか授けてもらえることもできるかもしれないが、相手は大女神のアミリルス様だからな。やっぱりここは嘘ついているかどうかを確認するという意味では、ヨルガル様しかいないと思うんだ。
そういう意味では精液ポーションを入れる瓶を2000億本に増やしてもらったのは正解だった。
今は出番がまだなので、俺の分身8000体が精液ポーションを創り続けている。だから今まで400体で一月に約170億本作っていたのが、数が20倍になったので一日で110億本ほど創れる。
もっともアミリルス様に分身の数を一万人に増やしてもらうように願ってから、まだ一日経っていないけどな。
それにしても王城リリウェルは結構大きかったな。悔しいけど施設の歴史の長さや大きさや広さではこっちが上だ。
城自体もレナリアーラ王国のジスニーヴァインよりも大きい。戦争を予想しているので質実剛健といった感じだな、この造りは。
こうしてこの王都内の王城を見て歩いていると、人の数こそ少ないが、一生懸命頑張って生活しているという感じがするな。
それはレナリアーラ王国でも同じなんだけど、あっちは生活が充実しているせいか、それに慣れきってちょっとばかり調子に乗っている連中が多い。
でもこの国ではそういう者は今まで見ていない。何というか…こう、今あるもので満足しているというか、清貧というのに近いという感じだな。
本当は誰かの案内とか欲しいんだけど、俺には覇王竜の叡智があるし。聖人として来ている以上は、こういう見学なんて世界が平和になってからでないとまず無理だからな。
だからこうして時間停止をかけているんだけど…本当はどうせ時間停止されて、呼び出しくらうんだからいっそこっちも時間停止かけて、さっさと10回の呼び出し終わらせてほしいから、気晴らしに王都や王城を見学しているんだよな。
だからもう、俺の恰好は全裸です。いつでもセックスできるようにな。マントと額飾りとブーツと指輪。
これらの覇王竜の装備シリーズだけ身に着けて、後は裸のままです。どうせ服脱いでセックスをするんだし、誰にも見られていないから大丈夫。ダンジョンの地下131階層では俺が全裸でいた方が眷属達も安心するようだしな。
理由は魔皇神のお陰でおいしくなった俺の新鮮な精液が飲みやすくなるから。実際に頼まれたり、お願いされたら断りにくいからな。それが俺の部下となると尚更だから、あそこにいる時は最近では全裸で過ごしている事が多い。
というわけで俺が定めた10回の呼び出し終わったんだから、もう少し長く王城内を限界突破の薬を飲みながら見ていこうと思いました。
感触変化の魔法と液体吸収・浸透魔法を自分にかけてから、また限界突破の薬を飲んでみる。
さすがに累計1000本以上飲んでいると、全身を襲う痛みや痺れも半減してきました。
しかし女神様の俺を求める回数多すぎだよな。願い事とかその度に叶えてくれるようだけど、それ自体が罠のように思えてきた。自分勝手な願いばかりしているとずっとあの女神様の側に置かされるようで怖くもあるな。
だけど王都って意外と広いんだな。ま、時間停止させているから観光に時間がかかってもいいんだけどな。
帝都みたいに魔族とか邪神の眷属がいるわけじゃないし。
それとアミリルス様の祝福と加護があったけど、パッシブだったので後回しにしていたけど、どうも守護系のようだった。
「アミリルスの祝福」…このアビリティを持った者は一切の植物の質と寿命を倍増させることができる。所持者が半径100メートル以内にいるだけでその範囲内の植物は祝福を受けることができる。ただし最低でも一時間はいないと効果が出ない。
うーん。一時間ですか。微妙だな。これはアビリティ書き換えで後で一分間に修正した方がいいな。
「アミリルスの加護」…このアビリティをもった者は、世界樹ユリバラシルの守りを受けて他人からの生霊、念による攻撃、呪詛などが完全無効化され、逆にプラスのエネルギーに変換されて術者の守りのエネルギーとなる。
呪詛や念による攻撃の変換か。地味だけどありがたいな。
しかし何だよ百合と薔薇を混ぜ合わせたようなこの樹の名前は。そもそも世界樹ってなに? 初めて知ったな。
アナントスも海神王もヨルガル様も教えてくれなかったし。覇王竜の叡智で世界樹について調べてみたら、この世界で最初の生命が誕生した場所を守護する大木で、今や世界中の植物の大半の生命を支えている、偉大な樹と出たけど、なんかあやふやだな。
しかも聖域って確か人間の勇者の自己中な態度に辟易したエルフ達のほとんどが、自分達に友好的な部族と一緒に引きこもった場所じゃなかったっけ? ドラゴンも数多く生息しているって覇王竜の叡智でわかったけど、ガードが堅いのか、魔力の大半を注いでもよくわからない。
知らない事が多すぎるな。ま、他の神様達が教えてくれなかったということは、今の俺には知る必要がないということなんだろう。
そういえば俺の肉棒って完全勃起状態になってからは、ずっと透明な雫が出ているんだよな。それが鈴口から出ては陰嚢まで伝い落ちて垂れ落ちていく。
拭き取っても際限なく涌きあがってくるから、エレンソルに頼んで時空魔法で瓶の中に陰嚢まで伝い落ちたこの透明な雫を何とかできないかと思ったいたが、もしかしたら願い事でなんとかなるかもしれない。
幸か不幸か、今の俺はアミリルス様の呼び出しの10回が終わった所だ。次は俺の方から行って女神様を抱いてやることができる。その回数も無制限で滞在期間も無期限。
それじゃ早速試してみるか。俺は肉棒をしごきながら、女神様のいる特殊空間へと転移した。
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