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第107話 闇の獣人、家屋、井戸、畑の神々に頼んでセレシアを説得してもらう
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悪魔竜を倒した俺達だったが、あの性悪ドラゴンかかけた精液のせいでセレシアが死にかけていたことを配慮するのを忘れていた。
だから俺が射精しようとしたら、攻撃してきたんだろう。セレソロインに頼んで彼女の周囲を映しだしてもらったら、幽鬼のような表情で本体の木の周囲をうろついている。
こりゃ駄目だ。一応、時間停止空間の中だから俺がただの獣人じゃないってことはわかるはずなのに、死にかけた恐怖が全てを狂わせている。
こりゃ時間停止を解除しても結果は同じだな。
ただでさえ死にかけている彼女に乱暴なことはしたくない。
とにかくエネルギー吸収・奪取系のアビリティ使用は却下だ。もちろん攻撃するのも論外。
彼女は被害者なんだから、神経過敏になっているだけであって、こちらから攻撃するわけにはいかない。
ただしアルティメットヒールとかパーフェクトヒールをかけるにしても、あそこまで枯渇していると効果は薄いだろうな。
今の彼女だと抵抗されるだろうし。しかし何でゾイガスの奴は射精してセレシアを枯渇させようとしたんだろうかね。おかげで俺が大迷惑ですよ。
いや普通に考えて射精するというのが変態じみているんですけどね。いいじゃないか。ちゃんと効果あるんだし。
基本的にこっちはほとんど無報酬でやっているんだから、それくらいは我慢してもらわないと。
実際に海の汚染地域とかも浄化しているんだし、文句言われる筋合いはないぞ?
と、俺が落ち込み気味に座り込んでいると、気を利かせたアナントスが慰めてくれた。
実は彼女も説得しようとしたんだが、ドラゴンに似た体型でゾイガスの仲間だと思って、セレシアの奴に信じてもらえなかったのだ。
今の俺達はセレシアから信じてもらえずに追い払われたという関係上、奇妙な連帯感というか新たな絆というか、そういうものが芽生えてきている。
とりあえず拘束の多頭蛇というアビリティを使おうかと思ったが、通常ならまだしも…相手は寿命の尽きかけたおばあさんである。
うかつに拘束するとショック死しかねない。
これが難しいんだよな。しかも相手が精霊だからマジック・ブレードとか「無形の刃」とか使う訳にはいかない。
あれはエネルギー体のみ攻撃する武器とアビリティだ。今の彼女にそんな攻撃したら、本当に死んでしまう。
そうなると問答無用で癒した方がいいだろうか? そりゃ若返ったりするけど、そうなったらなったで、ますます攻撃に苛烈さが加わるような感じがするんだよな。
何しろ毎週ゾイガスの毒の混じった精液を本体の木に浴びせられていたようだったし。
そりゃ精液不信になるのも無理はないか。なら粉末とかにして根元にふりかける…のは難しいな。
海神王様に相談? ダメダメ。そんなことしたら「上級精霊風情がいくら酷い目に遭ったからといって、ろくに話も聞かずに私のラフィアスに攻撃するとは不届き千万!」とか言って本体の木ごと吹き飛ばすに決まっている。
だとしたら冥王様か? いやいや。あの御方はアンデッド専門だからな。死にかけているセレシアにアンデッドなんて逆効果だ。下手すると魔精霊か邪精霊になっちゃうので却下。
大体あの御方は海神王様と同じか、それ以上に俺の事を気に入ってくれているようだから、誤解とはいえ、一度俺に攻撃したセレシアをいい目では見ないだろうな。これ以上苦しまないようにあの世に送ってやれ、とか死神に命じそうだな。
念の為に死神に確認したら、「十中八九そのような命令を私に下すから、冥王様に今回の件は終わるまで伏せておいた方がいい。さもないとあの勘違いした上級精霊は本当に私か派遣された他の死神によって殺されるぞ」と脅されました。
これでまだ出会っていなくて初対面だったら、召喚したクラーケンとかけしかけて木が攻撃される前にクラーケンを倒して「危なかったですね。でも、もう大丈夫ですよ」と自作自演だけど彼女には有効だったかもしれないのに。
そうなるとあのカワウソの元・天使様に頼んでみるか? いや…あの天使って結構過激だし。
あいつがいつも持っているカボチャのランタンは結構、凶悪な威力を誇るからな。植物の精霊に火のついたランタンなんて、逆効果もいいところだし。
そりゃサラマンダーツリーとか火山地帯に生えている、耐熱効果のある樹木も存在するけどさ。彼女の本体の木はごく普通の樹木だからな。
そうなるとやっぱり…家屋、井戸、畑の神様かな? でも新人の神様を14柱も押し付けた俺としては心苦しいんですけど。
だけど他にいい方法なんてないわけで。大精霊も説得しようとしたけど、セレシアさんは聞いちゃいないようだし。
本当に勘違いしている上に死にかけている精霊ほどタチの悪いのはいないなー。
うん。確か俺が山の頂上に登って世界中の空気を綺麗にする為に射精しまくった時、時間停止空間の中で一ケ月ほど経っていたとアナントスが言ってたな。
それなら精液ポーションも134億本ほどできているはず。それをセレソロインに確認したら、ちゃんとできているとのこと。
それなら話は早い。時空魔法で俺とアナントスはポーション置き場の空間に転移した。
以前一度行ったことあるし、マーキングしている上に精液ポーション使ってここの事はバッチリ記憶してあるので目をつぶっていても転移できる。
そこで俺は畑の神、井戸の神、家屋の神にそれぞれお30億本ずつ、合計90億ポーションの精気を献上した。
あと今後世話になるかもしれない冥王様にも同じように30億本の精液ポーションを献上した。
それとサービスで、山の神、川の神、魚の神にも以前の残りをちょっと入れて、それぞれ5億本ほど献上しておきました。考えてみればこの神様達と知り合った頃から、俺が多くの神様達に会って、その結果、大精霊や上位魔神、魔神王を従えることになったんだよな。
まあ本当はあのカワウソの元・天使にも俺の精液ポーションの精気を上げたかったんだけど、あいつのことだからな。自分よりも神々に精気を献上しろと言うに違いないので、神様達に献上しておきました。
それから井戸、家屋、畑の神様達を呼び出したら、次の瞬間にはポーションの格納空間に三柱の神々が出現した。
おお…。全員後光がさしている。全身から光を放出していて、以前のようなみすぼらしい老人じゃなくなっているのがすごい。
以前に1億本ずつ献上した後も凄味が増していたけど、さすがに30億本も献上したせいか、本来の力を取り戻したようだった。
三柱の神々は全員が満面の笑みを浮かべて俺の元に歩いてきた。俺は全裸だったので、慌てて覇王竜のマントで前を隠した。恥ずかしい…! というか何で俺全裸だったことに気づかなかったんだろう!?
「そんなに恥じることはない。お前さんの悩みはもう知っておる。あの死にかけた樹木の上級精霊のセレシアとやらを助けたいのじゃろ?」と家屋の神。
「今の儂らならたやすい事じゃ。お前さんは世界中の空気を浄化したんじゃから、そこで待っていなさい」
「畑を司る儂の力、見せてくれるわ。勘違いとはいえ、儂らの大恩人に手を出したこと、後悔させてやるぞ。セレシアとやら」
何か約一名、いや一柱ほど物騒なことを言っていたけどもう大丈夫だ。俺は予感、いや確信をもって三柱の神が閃光と共に消えていったのを見て安堵のため息をついた。
そして全裸であったことを思い出して、慌てて自分自身に浄化魔法・ピュリファイをかけてから、フェランさんが創造した服を闇の中の空間から取り出して、着用した。
後に残ったのは俺とアナントスだけだった。ここで待っていろと言われたから、待っていることしかできない。
するとアナントスがクックックと含み笑いをし始めた。
「しかし流石はわしの婚約者殿じゃのう。自分一人では解決しにくいから、事前に供物を捧げてから神々に助力を求める。その柔軟性と行動力。大したものじゃ。その為にあれほどの大量のポーションを惜しげもなく使うその豪胆さも気に入ったぞ」
「ポーションはまた沢山作れるからいいんだよ。だけど神様達、大丈夫かな? 手荒な事をしていないといいんだけどな」
「その辺りはもう井戸の神々に任せるしかないじゃろ。儂らはできるだけの事はした。後はここで大人しく待っていればいいんじゃよ」
アナントスの言う事は最もだったので、俺はポーションの格納空間に座って、神々が帰還するのを待つことにしたのだった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで後書きです。いろいろ書いていますが、とにかく相手が死にかけている上級精霊なので、うかつに手が出せない。治療はできても誤解は解けていないので、そんな事したらますます相手を凶暴化させてしまうので、困ってしまったラフィアスとアナントス。
と、まあ多くのアビリティ持っているからといって、いつも簡単にうまく事が運ぶわけではありません。
しかも相手は精霊で、強い力をもつ上級精霊で大精霊にもっとも近い精霊である上に、死にかけのおばあさんときているから、大抵のアビリティは無効化されるか、効果半減されます。
殴って気絶させようにも、彼女が死にかけですし手加減せざるを得ない。上位魔神なんて呼び出して数に物言わせて取り押さえたら、悪魔竜の仲間だと誤解に拍車をかけてしまうので却下されました。
そんなわけで、アビリティとかも大切ですが、やっぱり世の中大切なのは人脈ということでしょうね。
それでは読んでいただきありがとうございました。
だから俺が射精しようとしたら、攻撃してきたんだろう。セレソロインに頼んで彼女の周囲を映しだしてもらったら、幽鬼のような表情で本体の木の周囲をうろついている。
こりゃ駄目だ。一応、時間停止空間の中だから俺がただの獣人じゃないってことはわかるはずなのに、死にかけた恐怖が全てを狂わせている。
こりゃ時間停止を解除しても結果は同じだな。
ただでさえ死にかけている彼女に乱暴なことはしたくない。
とにかくエネルギー吸収・奪取系のアビリティ使用は却下だ。もちろん攻撃するのも論外。
彼女は被害者なんだから、神経過敏になっているだけであって、こちらから攻撃するわけにはいかない。
ただしアルティメットヒールとかパーフェクトヒールをかけるにしても、あそこまで枯渇していると効果は薄いだろうな。
今の彼女だと抵抗されるだろうし。しかし何でゾイガスの奴は射精してセレシアを枯渇させようとしたんだろうかね。おかげで俺が大迷惑ですよ。
いや普通に考えて射精するというのが変態じみているんですけどね。いいじゃないか。ちゃんと効果あるんだし。
基本的にこっちはほとんど無報酬でやっているんだから、それくらいは我慢してもらわないと。
実際に海の汚染地域とかも浄化しているんだし、文句言われる筋合いはないぞ?
と、俺が落ち込み気味に座り込んでいると、気を利かせたアナントスが慰めてくれた。
実は彼女も説得しようとしたんだが、ドラゴンに似た体型でゾイガスの仲間だと思って、セレシアの奴に信じてもらえなかったのだ。
今の俺達はセレシアから信じてもらえずに追い払われたという関係上、奇妙な連帯感というか新たな絆というか、そういうものが芽生えてきている。
とりあえず拘束の多頭蛇というアビリティを使おうかと思ったが、通常ならまだしも…相手は寿命の尽きかけたおばあさんである。
うかつに拘束するとショック死しかねない。
これが難しいんだよな。しかも相手が精霊だからマジック・ブレードとか「無形の刃」とか使う訳にはいかない。
あれはエネルギー体のみ攻撃する武器とアビリティだ。今の彼女にそんな攻撃したら、本当に死んでしまう。
そうなると問答無用で癒した方がいいだろうか? そりゃ若返ったりするけど、そうなったらなったで、ますます攻撃に苛烈さが加わるような感じがするんだよな。
何しろ毎週ゾイガスの毒の混じった精液を本体の木に浴びせられていたようだったし。
そりゃ精液不信になるのも無理はないか。なら粉末とかにして根元にふりかける…のは難しいな。
海神王様に相談? ダメダメ。そんなことしたら「上級精霊風情がいくら酷い目に遭ったからといって、ろくに話も聞かずに私のラフィアスに攻撃するとは不届き千万!」とか言って本体の木ごと吹き飛ばすに決まっている。
だとしたら冥王様か? いやいや。あの御方はアンデッド専門だからな。死にかけているセレシアにアンデッドなんて逆効果だ。下手すると魔精霊か邪精霊になっちゃうので却下。
大体あの御方は海神王様と同じか、それ以上に俺の事を気に入ってくれているようだから、誤解とはいえ、一度俺に攻撃したセレシアをいい目では見ないだろうな。これ以上苦しまないようにあの世に送ってやれ、とか死神に命じそうだな。
念の為に死神に確認したら、「十中八九そのような命令を私に下すから、冥王様に今回の件は終わるまで伏せておいた方がいい。さもないとあの勘違いした上級精霊は本当に私か派遣された他の死神によって殺されるぞ」と脅されました。
これでまだ出会っていなくて初対面だったら、召喚したクラーケンとかけしかけて木が攻撃される前にクラーケンを倒して「危なかったですね。でも、もう大丈夫ですよ」と自作自演だけど彼女には有効だったかもしれないのに。
そうなるとあのカワウソの元・天使様に頼んでみるか? いや…あの天使って結構過激だし。
あいつがいつも持っているカボチャのランタンは結構、凶悪な威力を誇るからな。植物の精霊に火のついたランタンなんて、逆効果もいいところだし。
そりゃサラマンダーツリーとか火山地帯に生えている、耐熱効果のある樹木も存在するけどさ。彼女の本体の木はごく普通の樹木だからな。
そうなるとやっぱり…家屋、井戸、畑の神様かな? でも新人の神様を14柱も押し付けた俺としては心苦しいんですけど。
だけど他にいい方法なんてないわけで。大精霊も説得しようとしたけど、セレシアさんは聞いちゃいないようだし。
本当に勘違いしている上に死にかけている精霊ほどタチの悪いのはいないなー。
うん。確か俺が山の頂上に登って世界中の空気を綺麗にする為に射精しまくった時、時間停止空間の中で一ケ月ほど経っていたとアナントスが言ってたな。
それなら精液ポーションも134億本ほどできているはず。それをセレソロインに確認したら、ちゃんとできているとのこと。
それなら話は早い。時空魔法で俺とアナントスはポーション置き場の空間に転移した。
以前一度行ったことあるし、マーキングしている上に精液ポーション使ってここの事はバッチリ記憶してあるので目をつぶっていても転移できる。
そこで俺は畑の神、井戸の神、家屋の神にそれぞれお30億本ずつ、合計90億ポーションの精気を献上した。
あと今後世話になるかもしれない冥王様にも同じように30億本の精液ポーションを献上した。
それとサービスで、山の神、川の神、魚の神にも以前の残りをちょっと入れて、それぞれ5億本ほど献上しておきました。考えてみればこの神様達と知り合った頃から、俺が多くの神様達に会って、その結果、大精霊や上位魔神、魔神王を従えることになったんだよな。
まあ本当はあのカワウソの元・天使にも俺の精液ポーションの精気を上げたかったんだけど、あいつのことだからな。自分よりも神々に精気を献上しろと言うに違いないので、神様達に献上しておきました。
それから井戸、家屋、畑の神様達を呼び出したら、次の瞬間にはポーションの格納空間に三柱の神々が出現した。
おお…。全員後光がさしている。全身から光を放出していて、以前のようなみすぼらしい老人じゃなくなっているのがすごい。
以前に1億本ずつ献上した後も凄味が増していたけど、さすがに30億本も献上したせいか、本来の力を取り戻したようだった。
三柱の神々は全員が満面の笑みを浮かべて俺の元に歩いてきた。俺は全裸だったので、慌てて覇王竜のマントで前を隠した。恥ずかしい…! というか何で俺全裸だったことに気づかなかったんだろう!?
「そんなに恥じることはない。お前さんの悩みはもう知っておる。あの死にかけた樹木の上級精霊のセレシアとやらを助けたいのじゃろ?」と家屋の神。
「今の儂らならたやすい事じゃ。お前さんは世界中の空気を浄化したんじゃから、そこで待っていなさい」
「畑を司る儂の力、見せてくれるわ。勘違いとはいえ、儂らの大恩人に手を出したこと、後悔させてやるぞ。セレシアとやら」
何か約一名、いや一柱ほど物騒なことを言っていたけどもう大丈夫だ。俺は予感、いや確信をもって三柱の神が閃光と共に消えていったのを見て安堵のため息をついた。
そして全裸であったことを思い出して、慌てて自分自身に浄化魔法・ピュリファイをかけてから、フェランさんが創造した服を闇の中の空間から取り出して、着用した。
後に残ったのは俺とアナントスだけだった。ここで待っていろと言われたから、待っていることしかできない。
するとアナントスがクックックと含み笑いをし始めた。
「しかし流石はわしの婚約者殿じゃのう。自分一人では解決しにくいから、事前に供物を捧げてから神々に助力を求める。その柔軟性と行動力。大したものじゃ。その為にあれほどの大量のポーションを惜しげもなく使うその豪胆さも気に入ったぞ」
「ポーションはまた沢山作れるからいいんだよ。だけど神様達、大丈夫かな? 手荒な事をしていないといいんだけどな」
「その辺りはもう井戸の神々に任せるしかないじゃろ。儂らはできるだけの事はした。後はここで大人しく待っていればいいんじゃよ」
アナントスの言う事は最もだったので、俺はポーションの格納空間に座って、神々が帰還するのを待つことにしたのだった。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
というわけで後書きです。いろいろ書いていますが、とにかく相手が死にかけている上級精霊なので、うかつに手が出せない。治療はできても誤解は解けていないので、そんな事したらますます相手を凶暴化させてしまうので、困ってしまったラフィアスとアナントス。
と、まあ多くのアビリティ持っているからといって、いつも簡単にうまく事が運ぶわけではありません。
しかも相手は精霊で、強い力をもつ上級精霊で大精霊にもっとも近い精霊である上に、死にかけのおばあさんときているから、大抵のアビリティは無効化されるか、効果半減されます。
殴って気絶させようにも、彼女が死にかけですし手加減せざるを得ない。上位魔神なんて呼び出して数に物言わせて取り押さえたら、悪魔竜の仲間だと誤解に拍車をかけてしまうので却下されました。
そんなわけで、アビリティとかも大切ですが、やっぱり世の中大切なのは人脈ということでしょうね。
それでは読んでいただきありがとうございました。
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