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第98話 闇の獣人、蛇の神アナントスに付き添ってもらって村と街を癒して回る(その1)
しおりを挟む時間停止空間の中で目覚めた俺は、井戸のポンプが破壊、または取り外しをされたりしないかと思うと不安になってしまった。
もちろん精霊達を派遣して監視させてもいいのだが、やり過ぎて破壊した者を殺してしまう事が考えられる。
時間を止めているからこうして考え事ができるが、いい方法が浮かばない。
邪神の眷属が金や財宝を使って、人を雇ってポンプを破壊することは十分に考えられる。
結界を貼る? 駄目だ。そんな事したら水が汲めなくなるので本末転倒だ。
第一俺がどんなに脅しても、薬やアビリティで洗脳された者に脅しなんて通用しない。
そしてそういう風に洗脳された者を力づくで抑えられたらいいんだが、いかんせん井戸の数が多すぎる。
そうなるとゴーレムか? 確かに数ならカバーできるが、間違って主婦とか子供とか攻撃しそうだな。うん却下だな、これも。
そうなるとアンデッド系かな。死者完全支配なんてアビリティを手にしたけど、これもなぁ…。
相手がアンデッドだから生者に有害な霊気を振り撒いているから、井戸の見張りとしては不向きだとしかいいようがないな。
とくに神様のアビリティで設置されたポンプだ。アンデッドが近づいたら良くて能力半減。下手すると霊体とか死体が浄化されて消滅しかねない。
そうなったら蟲でも使うか? 魔神王に該当者がいるが、10か所までなら任せてもいいが、国中の井戸のポンプを守れるように蟲を配置するほどの蟲が揃えられるとは限らない。というか数足りないだろうな絶対。
エペランの眷属のスライム。…うん、可愛くて、お持ち帰りされるので見張り兼井戸の護衛としては不可。
水の精霊に命じればいいんだけど、人間じゃないからやり過ぎて殺しかねないし、人間の方でも精霊の苦手な魔剣とかマジックアイテムとか用意できるからなあ。
もっと強力な存在で数が多い種族…蜘蛛? でも俺の眷属に蜘蛛なんていないしな。仮にいたとしても国中の井戸の管理となると無理だろうし。
そうなんだよなー。今は国中の井戸にアビリティ設置しただけでいいけど、時間の問題で諸外国からも家の井戸にも神の祝福を、とかお願いされるだろうし。
だからポンプ外して持ち帰ろうとする馬鹿が出ないようにしないといけないんだよな。
その為に井戸に常駐できて見張りとか井戸の護衛として戦えて、国中の井戸を見張れる存在…。
こうしてゴロゴロと寝転がっている間、必死に考えているのだが…本当にいい案が浮かばない。
体感時間で起きてから時間停止空間の中で2日ほど、瞑想したり、眷属達に相談してみたんだが、どれも一長一短で国中の井戸を見張らせる者を派遣させるには決め手に欠けている。
それなら神様に相談してみるというのはどうかという案が上位魔神達から出た。彼等も荒事なら得意だが、こういう見張りとか監視とかには不向きなようだった。
だがなぁ…。海神王様だと確かに水関係だけど海の方だから井戸には不向きだし。
第一、あの御方に関わるとまた俺の股間に張り付いて際限なく俺の精液を飲みたがるから却下。
家屋の神様達に相談? うーん…それも悪くはないけど、どうも神様達の力ってアナントス様に比べたら弱い感じがするんだよね。だから国中の井戸を監視させる眷属とか派遣できるとは思えないし。
冒険者を雇うということも考えられたが、街中の井戸を一日中見張るというのは結構大変だ。
あらかじめ邪神の眷属が来ていて、期間限定の3日とかなら引き受けるかもしれないが、いつ来るかわからない邪神の眷属か、その眷属に操られている人間が来るのを待って警護するというのは、かなり退屈で重労働だ。
何しろ交代でやるとはいえ、ずっと担当の井戸を見張っていないといけないわけだからな。
そもそも見張りだけなら駆け出しの冒険者でもできるが、邪神の眷属に操られた人間を取り押さえて捕縛できる実力のある者だと限られてくる。
冥王様に頼る…あの御方はアンデッド関係が専門だから井戸の問題には不向きなので却下だな。
俺の分身…却下。聖人の俺の分身なんて井戸に置いたら、祝福してくれとか、治療してくれとか、まとわりつかれてたまったもんじゃないしな。
駄目だ。うん、現実逃避だ。どうせ時間停止しているんだから、精液ポーション作ろう。一応考えはあるが、その為には高濃度の精液ポーションが必要だ。
というわけで空のポーション瓶を地下131階層から時空魔法で取り出して、3000倍濃度の精液をさらにアビリティ強化2万倍で合計6千万倍の濃度の精液ポーションを射精しまくって、1万本の精液ポーションを作りました。
もちろん分身を新たに100体ほど作って協力してもらったので、体感時間1時間ほどで1万本作れました。
隠し部屋なのにそんな広さあるのかって? いやだなあ。今の俺は時空魔法が使える上に、時空の大精霊の助力を得られるんですよ?
だから空間拡張なんて朝飯前。この室内は現在、ダンジョン内の広さと同じくらいまで拡張できている。
実際に連射のアビリティ使わなくても、「王者の霊衣」で10連射できるしな。後は100倍速で射精すれば250mlタイプのポーション瓶なんてすぐに一杯になるしな。
そして時間停止空間でも実行できるか試してみるチャンスでもあったので、1万本の高濃度精液ポーション瓶を蛇の神アナントス様に捧げました。
「アナントス様、アナントス様。何度もすみません。今から高濃度の精液ポーションを捧げますので、精気を吸収したら、俺の召喚に応じてください」
そう言って1万本の精液ポーション瓶の前で祈りの形に手を組んで「おめしあがりください」と言ったら、1万本ぜんぶのポーションの中身が瞬時に消えた。
あとは「蛇神召喚」を使ってみる。やり方は簡単。アナントス様、来てください。と念じるだけ。
そしたら俺の前に美しい白く輝く大蛇が瞬時に現れた。そういえば以前も時間停止空間に来ていたっけ。神様は時間停止空間でも平気で動けるけど、アナントス様も余裕で動けるんだな。あの時は寝ていてよくわからなかったけどね。
「また大量の精気をくれたと思えば、今度はどんな悩み事じゃな?」
と、紅い舌をチラチラと出し入れしながら俺を金色の目で見つめるアナントス様。
「実はですね。井戸の神様のアビリティ「無限湧水のポンプ」というのがあるんですが、そのポンプを外したり、破壊したりされないように、国中のポンプを守りたいのですが、いい方法が浮かばないので…そこでアナントス様に明日は俺に同行してもらって、村民や町民にそんな事ができないように誓約させてほしいんですが…」
「それは全く構わんが…じゃが、この国には外国からの観光客も来ているのじゃろ? 誓約させるのは大切じゃが、国交断絶でもしない限り、未誓約の者なんぞいくらでも入ってくるから、あまりいい方法であるとはいえんな。
それよりも、じゃ。わしが眷属の白い蛇を国中の井戸に派遣しよう。もちろん半霊体で普段は見えないように姿を隠しておるように命じておく。
あとは井戸の屋根にでも張り付かせておけばいいのじゃ。もちろんお前さんの許可なしにポンプを外したり、破壊しようとすればわしの眷属の蛇が襲い掛かって気絶させればいい。わしの眷属の数は軽く数万を超えるからな。国中の井戸を見張らせるには十分じゃ。一つの井戸で3体ほど派遣すればいいじゃろ。3体もいたならポンプに手を出した連中を追い払うことができるじゃろうしな」
俺はその言葉が嬉しくなってしまって、寝ている間に溜まった2億本とまる二日悩んでいる間にできた4億本の精液ポーションを有効に使うべく、今度は何に使うかに頭を悩ませた。
やっぱりここは「王者の霊衣」のマント数を増大させるべきだな。
というわけで精液ポーション必要数半減のおかげで3000倍から10000倍に上げても3億5千万ポーションで済みました。
残りの5千万ポーションは1500万ポーションをそれぞれ井戸の神、畑の神、家屋の神に献上しました。
「井戸の神様、畑の神様、家屋の神様。俺の精液ポーションにある精気を献上しますので、どうかこんな淫らなことをしまくる俺をこれからも見守っていてください。そしてあなたがたのアビリティを完全に活かしきれていない俺をお許しください。今は皆さんのアビリティの設置とかで忙しいので、どうか後回しにすることをお許しください」
両手を組んで祈りながらそう言い終わると、例によって精液ポーションの中にある精液が発する光が消えて、無事に精気が神々に献上されて安心した。
残りの500万ポーションはアナントス様にまた捧げました。そしたら踊り出すほど喜んでくれた。
そして残りの2億の精液ポーションの内、1億ポーション使って「永遠不変」の神々の数をプラス2万に。
これで22030の神々が揃って全員一致しないと俺のアビリティの書き換え、削除、消去、破壊、勝手な移動などは不可能になった。
なんか井戸の神様とかいろいろ多くて不安になってたからな。創造神の分身達も俺が本当に危険な状態にならない限りは頼りにならないって、アナントス様の突然の訪問の時にわかったしな。
だったらアビリティが封印されても俺が死ななければ大丈夫だと思われたらたまったもんじゃない。
それが今回、俺がアビリティ封印対策の為に「永遠不変」のアビリティを上げた理由だ。
残りの1億のポーションのうち、また9千万ポーションは俺の秘密のために使った。
さて、踊っているアナントスを見ながら俺は妙案が思いついたので、それを確認するべくステータス・ボードを開いた。
そして確信した。これはいけると。
後は消さずにいた分身100体を呼び集めて、残りの1千万本の精液ポーションの中身を飴玉に変換するアビリティ…精液変換(飴玉)を使って、全部のポーションを飴玉に変えました。
これをどうするのかって? そりゃもちろん100万本ずつ街と村に無料で提供して、俺の言う事を聞かせるために決まっているじゃないですか。
村はともかく、街だと少なくとも数千人。多くて1万人を超えるからな。国にもよるけど。
俺も各村とかには暗殺者としての訓練受けていた時代に、一回は行ったことあるけど正確な人口とかはわからんしな。興味もない。ただ人が多く住んでいる所で、どうやって人に紛れて対象を暗殺すればいいのかを学ばされたな。
また話がそれでしまった。まあそんなわけで精液変換(飴玉)だと子供も舐めやすいし、街によってはすぐに消費されるから、精液ポーションとか錠剤とかに関心向けさせるには、うってつけだと思うんだ。
これも精液から飴玉に変換させるのに、ポーションの数が多くて結構時間かかったけど、踊るのに飽きたアナントス様がやってきて、俺に何をやっているのかと聞いてきたので、精液を飴玉に変化している最中ですと、答えたら一気に大量の精液ポーションを飴玉に変えてくれました。
そして彼女は30cmほどの大きさの白蛇になると、俺の右腕に絡みついてきました。
「お前さん、これから街と村を回って癒したり、浄化したりするんじゃろ? ならわしも一緒に行くぞ。それにお前さん、さっき大幅に精気を濃くするようなことしたじゃろ。わしはお前さんが気に入ったからの。当分の間はおまえさんと一緒に行動するからな」
どうもアナントス様は「王者の霊衣」の効果を俺が大幅に上げて3000倍から一気に1万倍にまで上げたことに気づいているようだった。
「あの、アナントス様。俺、愛人がいるんですけど。それも複数で男も女もいるんですが。俺と一緒にいるのはぜんぜん構わないし、むしろ大歓迎ですが、彼等と仲良くできますか?」
「それならその間だけわしが姿を消していればいいのじゃ。もともと寿命の短い人間のやることにいちいち腹を立てていたらきりがないわ。わしとしては仲良くやろうと思うが、何しろこの姿じゃからな。
まあゆっくりと時間かけて仲良くなればいいのじゃ。お前さんの精液ポーション飲めば寿命が延びるのは間違いないからの。お前さんは今まで通り、交尾したい相手と好きなだけやりまくればいい。わしはお前さんが好きじゃからな。はっきり言わせてもらえばお前さんに惚れた。信者達には分身を残してきたから大丈夫じゃ。よってお前さんの側にいるが独占するつもりはないぞ? ただわしはお前さんの側にいたい。離れたくないんでそれさえ守ってもらえたら十分じゃよ」
最初は俺の精液目当てかと思ったが、どうもそれだけじゃないようだった。
やっぱりしょっちゅう俺が精液ポーションを大量にお供えしたのが、彼女を変えたんだろうか。
霊魂解析とかして真実を確かめたいが、相手は神様だからそんな事はできない。バレたら殺されるだろうしな。
この後、俺は時間停止をかけたままダンジョンの地下131階層に転移して、分身達に作業停止を命じてから、俺の前に集めさせた。
そして俺は400体の分身を全部消した。作るのに全魔力を使うが、消す時には消費MPがゼロで一瞬だから、楽といえば楽だ。
それから「王者の霊衣」のマント数を5000に下げてから、分身を新たに400体作り出した。
何で下げたのかというと、1万倍だと強すぎるからだ。まずは5000倍程度にしておかないとな。
またエペランが時間を進めてくれたおかげで、毎秒、全魔力が回復するので7分ほどで400体の分身を作ることができた。もちろん精液濃度5000倍のハイスペックな分身達だ。
そして射精しまくるように命じたら彼等は全員、俺に深々と一礼して、たらいの方へと小走りに駆けていく。
あれ? 俺、一礼するように命じたっけ? そこまで命じてはいないよな? もしかして俺が習得したアビリティの影響だろうか?
まあいいや。心配そうに俺の右腕に絡みついたアナントス様の頭を撫でると、俺は玉座に座って特殊空間の一つに手を出して、その中にアビリティを発揮しては消すという行為を繰り返した。
最初は何をやっているのかわからなかったアナントス様も、俺の説明を聞いたら納得してくれた。
ただ待っている間は退屈だったので、俺の精液を飲んでもいいかと聞かれたので、俺はファスナーを下げて肉棒を取り出して彼女に精液を飲ませることにした。
やっぱりマントの数が増えて5000枚になったので、細い透明な体液が亀頭部の鈴口からとめどなく流れ続けているな。もちろん俺のムスコは完全勃起状態。アナントス様が俺の肉棒に舌を這わせて気持ちよくしてくれる。
その間も俺は特殊空間でのアビリティ上げを続けていった。
3時間ほど経って、お目当てのアビリティを30レベルまで上げ終えた俺は、機嫌がよかったのでアナントス様に大蛇の姿になってもらって、ひたすら大きな開いた口内に、連続射精してやった。
アナントス様が満腹して満足するまで射精し続けると、俺は大精霊達に引き続き精液ポーションを作り続けるように言ってから、また隠し部屋に戻ってきた。
そしてアナントス様に明日の計画を話すと、上機嫌で俺の提案に乗ってくれた。
これで民衆を治療するだけじゃなくて井戸も守れるし、彼等の心も堕落させずに済む。
そう思った俺は時間停止を解除すると、今度は新たに得たアビリティ「睡眠時間調整」と「超・熟睡」を使ってから、眠りに落ちた。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
後書きです。ラフィアスだけだと退屈ですし、どこか抜けていて頼りない所があります。
ですので相棒がいた方がいいと思ったので、まさかのアナントス様がレギュラー入りしちゃいました。
レヴィンやヴェルゼラートを差し置いてまさかのメインキャラ枠に入るとは誰が予想したでしょう。
作者も全く予想していませんでした。
また長くなるといけないのでこの辺で。
では読んでいただき、ありがとうございます。
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