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第50話 闇の獣人、皇子とその一行に眷属を紹介する
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室内に入ってきた者達、皇子を入れて8人か。ぞろぞろと部屋の中に入ってきた彼等を俺は皇子に対して一礼すると、向かい合って歓談するために設置されたソファーへと案内する。
だが誰もソファーに座ろうとしない。もちろんそれは俺も同じだが。
皇子と執事。その背後に二人のメイドと四人の獣人が控えている。
そして執事が一同を代表して俺が皇子にしたように、俺以上の優雅な仕草で一礼すると同時に俺は言い放った。
「まず最初に言っておくが、俺はSS級の魔物を眷属としている。…出てこい、レオンフレイム」
俺がそう言った瞬間に、俺の影の中から白銀の獅子が現れた。思わずどよめく一同にレオンフレイムは威厳たっぷりの声を出した。
『我はラフィアス様に絶対にして永遠の忠誠を誓った者なり。我は眠らず、毒も効かぬ。全ての状態異常を無効化できるのだからな。その我の主に夜襲や夜這いなどかけてみろ。その時は我が主の影から飛び出て貴様らを一人残らず食い尽くしてくれようぞ』
打ち合わせ通り、いやそれ以上の重圧感と台詞にメイド達は腰が抜けてへたり込み、宰相も護衛の四人の獣人の近衛騎士も金縛りにあったように動かない。…いや、この場合は動けない、と言った方が正解だな。
だが皇子はライオンさん! と喜色満面でレオンフレイムに近づいて撫でようとした。
流石にそれは執事と護衛達が止める。あ、金縛りが解けてる。すごい忠誠心だな、おい!
俺はレオンフレイムに命じて影の中に下がらせる。執事さんはその間にメイド達を何とか立たせている。
「まあこれでわかったように、俺には暗殺とか通用しない。毒や猛毒無効のアイテムやアビリティもあるしな。それからそこの執事さん。その片眼鏡ってどうやらマジックアイテムのようだな。鑑定とか分析とかいろいろできるようだが、俺に対してその眼鏡の力を使うのは止めた方がいい。
こっちもちゃんと対策を練っているんだ。対鑑定や分析用のアイテムだって身につけている。
それも術者が精神支配とか眠り、洗脳、狂気、混乱といった精神系のアビリティを使ってきたら、そっくりそのまま返すことができるカウンター機能がついたアイテムだ。だから俺を調べたり精神攻撃とか仕掛けたら、傷つき、滅びるのはそちらの方だぞ?」
そう言いながら俺は絡み合った二つのサークレットを指先でコツコツ叩きながら、執事に鑑定しても無駄だということを挑発交じりに言ってやった。
俺の言葉にジェルサムという執事は一瞬、悔しそうな顔をしたが、すぐに何事もなかったかのように無表情に戻った。大したポーカーフェイスだこと。
そして一同の自己紹介を受ける俺。だが最初にビビらせたせいか、彼らの自己紹介はどこかぎこちない。
特にメイドと近衛騎士の連中は完全に俺を化け物でも見るような目で見ているし。特にメイドの二人組は体を小刻みに震わせているのがよくわかる。…ちょっと脅かしすぎたか? でもなめられるのも嫌だしなぁ。
「そちらの自己紹介は終わったな。それじゃ俺は――」
「存じております。ラフィアス・ゾルトロンド様ですね。実は我々の主、ミュリエール皇子は呪いにかかっておりまして――」
と、まあ俺が皇子の影の中に入って聞いたことと、ほとんど同じ事を言う執事さん。
「そこでこの城内の人々に聞いてみたら、皆さん、異口同音にラフィアス様ならきっと何とかしてくださると。それも身分の上下を問わずに。ですからあなたの力をお借りできないかと思いまして――」
その言葉に俺は「いいぜ」 と短く返事をするなり、着ている貴人や王族を護衛する上等の制服を下着と一緒に闇の中の空間に収納した。
そして股間にあった肉棒が上向きになっていく。そのでかさにメイド達の「まぁ!」とか獣人達の「でけぇ」とか「何食ったらあんなにでかくなるんだよ…」とかいろんな感情の込められた呟きが同時に聞こえてくる。
そして俺が今、身に着けているのはサークレットとマントとブーツと指輪だけだ。
まあ指輪は隠蔽の効果があるんで今は見えないようにしているからな。連中には見えていない。
「話を聞いてみると、皇子様の呪いって獣人の精液を一日3回は飲まないと呪いの緩和、及び進行を遅らせることができないんだろ? だったら俺の精液を飲めばいい。そちらは俺の精液が欲しい。俺は国の調査局員だからそちらと仲良くしておけば国益になる。お互いにとって損はないはずだ。違うかな?」
股間のイチモツをゆっくりとしごきながら、俺は執事ことジェルサムに確認した。彼は半眼で俺を睨んでいるが、シャルミリア局長の半眼に比べたらどうってことないな。
「意外ですね。てっきり渋って何度も交渉してあなたの協力を得るつもりでしたが…。まさかここまで物分かりがいいとは予想外でしたよ。さすがにミスリル・レオン族を眷属にするだけはありますね」
「それじゃいいんだな? 俺の精液を皇子様に飲ませても。ああ、そうだ。俺は装備しているアイテムのお陰で際限なく射精し続けることができる。それに射精もある程度ならコントロールすることができるんだ。…こんな感じにな…」
俺は闇の中の空間から、バケツを取り出すと絨毯の上に置いて、肉棒を下向きにして勢いよく射精してやった。
その勢いの強さと量の多さにまた、どよめきが起こる。
射精が終わると、俺はバケツをまた闇の中の空間に収納したと同時に肉棒を誰かが掴んだのを感じた。
ギョッとしている俺を尻目に皇子は俺の肉棒をアイスキャンデーのように嘗め回していく。
そして鈴口から射精した時の精液の名残を嘗めとっていく。
「お、おい皇子! 今のを見ていなかったのか? あなたが舐めたりしなくても俺の方から射精してやればいいだけなんだ。なのにどうして――」
慌てて疑問を呈する俺に皇子はフェラチオを中断して言った。
「だってラフィアスって僕のために精液を飲ませてくれるんでしょ? だったら僕の手で気持ちよくしてあげないとね。そりゃ舌とか疲れてきたらお願いしたいけど、今は自分の手と口でラフィアスを気持ちよくさせたいの。それくらいしか僕にできることってないからね」
またフェラチオを再開する皇子に、涙ぐむメイド二人。俺も少し感動した。俺の肉棒の先端を口に咥えて必死に舌を動かしながら、俺を気持ちよくさせようとするその姿勢。俺が射精してやればそれで済むのに、わざわざ自分で疲労してまで俺を逝かせようとするのだから、この子は皇子と呼ぶのにふさわしい人物だと思った。
皇子はかなりのテクニシャンだった。少なくとも高級娼婦に匹敵するほどの腕前だ。
恐らく毎日のように獣人達の精液を飲んでいるせいだろう。見た目とは裏腹に相当なフェラチオの技術をもっているようだった。
俺も堪えていなければ、5分で射精していたかもしれない。幸い、我慢していた甲斐があって10分ほど耐えることができたが、そろそろ限界だった。
「皇子、そろそろ俺も限界だ。うっ――!!」
慌てて俺は肉棒の亀頭部のみを皇子の口の中に残して、残りは引き抜いていく。
それと同時に俺は精液を勢いよく皇子の口内に射精していた。覇王竜の精気はパッシブにしてあるし、覇王竜の指輪を6つも装備しているせいか、一度の射精の総量を一回の射精で出すことはない。何度も小刻みに皇子の口内に精液を撃ち出していく。
それでも通常の獣人の3倍近い量だ。俺が射精を終えると、皇子はニコニコ笑ってまた舌を動かしていく。
「皇子。あなたの気持ちはよくわかった。だが俺は底なしで何度でも射精できる。舌を動かしたり手でしごいたりして俺を逝かせたいというあなたの誠意はわかったから、今度は俺が射精する精液を飲み続けてほしいんだけど、どうかな?」
皇子はしぶしぶといった感じで頷くと、手や舌を動かすのを止めた。俺は「ありがとう皇子」と言って、鈴口から精液が勢いよく出るのをイメージした。
すると覇王竜のマントを装備しているせいか、次の瞬間には俺のくぐもった声と同時に勢いよく精液が皇子の口内へと連続して撃ち出されていった。
皇子は俺の肉棒を右手でしっかりと掴み、空いた左手で俺の腰を掴んで口内に勢いよく放出された精液を必死に飲み込んでいる。
しかしよく噎せたりしないよな。やっぱり背後に控える獣人達の精液を飲んでいるせいか、慣れているんだろう。
「皇子。どうだ? 噎せたりしていないか? 大丈夫なようならこのまま続けるぞ?そうだな。俺は何度でも射精できるが、あと9回射精する。だからそれが終われば一区切りついたということにして一旦休憩にしよう。わかったんなら首を縦に動かしてくれ」
俺の肉棒を口に咥えているせいでしゃべれない皇子に合図を送るように、言う俺。
素直に皇子は首を縦に振ってくれた。よかった。俺は安堵の笑顔を浮かべると、呆然としているメイドや執事、近衛騎士の獣人の面々に誤解されているかもしれないので、大きめの声で言ってやった。
「言っておくけど、すぐに射精できるのは俺がある程度とはいえ、射精をコントロールできるからだ。決して早漏だというわけじゃないからな。その点だけは誤解されないように言っておくぞ?」
威圧感たっぷりの俺の言動に一同はほぼ同時に理解したといわんばかりに何度も大きく頷いていた。
そして俺は自ら宣言した通り、皇子の口内に9回射精していった。何が一番大変だったかというと、皇子がいつ噎せたりして咳き込んだりするかということだったが、杞憂に終わってホッとしていた。
俺の側ではせわしなく片眼鏡をいじる執事と、メイド二人が持参したと思われる水筒のお茶を上品に飲んでいる皇子。そして背後では4人の獣人が俺を畏怖を込めた目で見ながらヒソヒソと小声で会話している。
「信じられねぇ…本当に10回も射精しやがったぜ…」と白い豹の獣人が呆然とした顔で呟く。
「何であんなに沢山出したのにまだ元気なんだよ。見ろよあのムスコ。まだ勃起してやがる」と灰色の狼人。
「恐らくあのマントやサークレットなどのお陰だろうな。それでもこれほど大量に射精できるとは…恐れ入りましたぞ、ラフィアス殿」と黄色い虎人。
「皇子様、すっかりラフィアス様を気に入っちゃったみたいだね。見てよ、まだラフィアス様のムスコをつかんで離さないよ。もうそろそろ解放してあげてもいいのに…ちょっと同情しちゃうね」と青色の犬人。
ちなみに俺の精液とか汗とか皇子の唾液とかは浄化魔法・ピュリファイを使って浄化した。
あらかじめハンカチとか用意していたメイド二人には悪いが、これが一番確実なんだよ。
それで…青色の犬の獣人が言うように、皇子様は相当俺が、いや俺とその肉棒と放たれる精液が気にいったのか、俺の肉棒を掴んだまま離さない。片手でお茶を飲むカップを手にしていても、俺の肉棒を掴んでゆっくりとしごいている。
ちなみに俺の肉棒はもともと複数のアビリティによって、射精しても即座に精子と精液が陰嚢内部に補充されているので、文字通り底なしで何百回でも何千回でも射精できる。
さらに覇王竜のマントを装備しているので、もうムスコが完全勃起状態になってしまっている。
おまけに皇子様が俺の肉棒を掴んで離さないので、鈴口からは透明な雫が生まれては肉棒を伝い落ちていくというありさまだった。
「あの…皇子? そろそろ俺の肉棒から手を離してほしいんですけど…」
これが貴族でも俺は怒鳴りつけていただろうが、相手は帝国の第三皇子様だ。怒鳴りつけて交際関係が悪化したら俺がシャルミリア局長に撲殺されかねない。
だからこうしてご機嫌を伺うようにしているのだ。
だが悲しいかな、俺の気持ちは皇子にはなかなか伝わらないようだった。
「やだ。こんなに沢山射精できて、高度な魔法も使えて汚れも一瞬で綺麗に消せる獣人なんて他にいないもんね。だから僕、もっと君の精液飲みたいの。いくらでも射精できるってそのマントとかサークレットのおかげ? じゃあ他の獣人が身に付けたらどうなるの?」
「あいにくですが、これは一度装備したらその装備した者だけにしか機能を発揮しないタイプなので、俺以外は無理ですね。ちなみにダンジョンの奥深くで見つけたものです。この事はどうか内密に…」
「うん! わかってる。誰にも言わないよ。みんなも黙っていてくれるよね?」
元気良く返事して執事や背後に控えるメイド達と近衛騎士の四人に問いかける皇子に、帝国組はまるで事前に打合せでもしていたかのように、一斉に強く頷いた。
「でも…そうだな。こんなに元気が出るミルクなんて僕、初めて飲んだよ。みんなも飲んでみる? ラフィアスっていくらでも射精できるんでしょ? だったらみんなにも飲ませてあげてもいいよね?」
爽やかな笑顔で許可を求める皇子に、俺は内心、仰天しながらも許可した。というより許可しないと後が怖いからな。精液飲ませるぐらいは大目に見てやるとするか。あまりに我儘が過ぎると俺も拒否したり逃げたりしないといけなくなるが、この程度ならまだ許容範囲内だ。
「確かに俺の精液には万病予防や万病治療の効果がありますが…でも皇子。無理矢理はいけませんよ? 呪いにかかっている皇子だから俺の精液が必要なのであって、他の皆さんはそうじゃないんですから」
と、俺が控えめに言っても皇子は聞く耳をもっていなかった。護衛の騎士達やメイド達は、とんでもない事を言い出したよこの皇子様は! って感じで驚きを隠せないでいる。
「あれ? みんなどうしたの? ラフィアスの精液ってね。飲むとすごく気持ちよくなるんだよ? 近衛騎士のみんなの精液もおいしいけど、ラフィアスの精液はもっとおいしいんだから! 嘘だと思うんなら飲んでみてよ」
ちょっと怒ったような感じでかわいらしい顔をしかめて俺の精液のすばらしさを説明してくれる皇子。
でもこの場合は周囲の反応が正しい。男の精液だぞ? ネバネバしていて独特の匂いがしてしょっぱくて。
「皇子。それは…我々に対する命令ですか?」とジェルサム。
「違うよ。命令じゃなくてお願い、かな? どうしても嫌だったら仕方ない。無理強いはしたくないからね。でも本当に体が軽くなって気分がいいんだから!」
その言葉にジェルサムは「失礼します、皇子」と言いながら、皇子の前髪をどかしてみる。
信じられないような顔をして、片眼鏡に手を当てて皇子の額を睨む執事。おそらく片眼鏡を使って額にある呪霊紋を調べているのだろう。
「ない…確かに今朝はあったのに…呪霊紋が消えてる…」
愕然とした表情を浮かべている執事。その言葉に背後に控えていた四騎士とメイド達が皇子の元に殺到する。
「ほ、本当だわ。ない…」
「待て! 呪霊紋はもう一つあったはずだ。そっちは確か胸元にあったよな? 皇子、それも確認させてもらっていいですか?」
驚くやら、喜ぶやらで忙しい帝国組を制したのはやっぱり執事さんだった。どうもこの人、身のこなしといい、すぐに現実に戻れる点といい、俺と同じ暗殺者かそういった教育を受けてきたんだろうな。何となくだが同業者という感じがする。
皇子が着ている服の胸元をはだけて見せると、そこにはうっすらとだが呪霊紋があった。
「こっちはまだ完全には消えていないか…。それでもこれほど薄れるとは…。ラフィアス様。あなたの精液を飲み続けた結果です。これからも皇子殿下にあなたの精液を飲ませてあげてくれませんか?」
必死に懇願、というか鬼気迫る顔でお願いする執事に、俺は壊れた人形のように何度も頷くことしかできなかったんだよ。それほど皇子が大切だったんだろうな。
鏡を見ていた皇子が喜んでいる。体の調子が良くなったってことは呪霊紋が消えたからだろうな。
「これはお礼をしなければいけませんね。皇子。私もラフィアス様の精液を飲ませてもらっても構わないでしょうか?」
「もちろんいいよ。さあ、これを握って。ラフィアスは自分で射精できるから、先のこの赤い部分だけを口に含んでおけば勝手に精液を出してくれるよ? だから君は飲むことだけを考えていればいいの。とにかく沢山出るから噎せたりしないようにね?」
ニコニコ笑いながら俺の肉棒を掴む手を離して執事に交代する。
「それではお願いします。ラフィアス様…」と、言いながら俺の肉棒の先端を口に咥える執事。
こいつ、お礼と言いながら呪いが消せるほどの精液に何か期待してやがるな? まあ忠誠心だけじゃ食っていけないし、こいつも何か持病とかあるのかもしれない。かといって竜王の息吹とか覇王竜の息吹とかを使用したら、マジで帝国に連れ去られるかもしれないしな。今は黙っておくか。
俺は頷くとまた射精しているシーンを想像した。即座に俺の肉棒から勢いよく精液が飛び出していく。
執事は気迫のこもった顔で俺の撃ち出されていく精液を必死に飲み込んでいく。
「執事さんも何かの呪いか病気にかかっているのか俺は知らないけど、とりあえず合計10回射精しておくことにするな。それだけ射精すれば大抵の呪いや病気は完治するだろうし」
俺の言葉に執事は何度も頷いている。
こうして俺は皇子の次に執事の口内に10回射精した。終わったら、ジェルサムは腕や足を盛んに動かしているのが気になった。
「確かに体が軽い…それに目が回復している。私は昔、ある失敗をしでかしましてね。右目を悪くしてしまったんですが…。それでこの片眼鏡がないと右目だけでは文字も読むことができなかったのですが、これほどはっきり見えるとは…」
片眼鏡を外して、左手で左の目を覆って回復した右目の世界を堪能しているジェルサム。
この後は皇子と回復した執事のお礼に、と残るメイド二人と四人の騎士は表向きはしぶしぶといった感じだが、俺の精液の回復効果に期待したのか、それとも純粋にお礼がしたかったのかわからない。
だがこの後、俺は皇子にお願いされるまま、残りの4人の獣人と2人のメイドにそれぞれ10回ずつ、彼らの口内に射精しては浄化魔法を使うといった行為を繰り返したのだった。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 後書きです。ラフィアスはやろうと思えば精液ポーションを渡してそれでお茶を濁すこともできたのですが、それだと本当にラフィアスが作ったものなのか。他の誰かの精液なのではないかと疑われるので、彼自身の実力を示す為もあって、ああいう形で皇子の口内に射精するという流れになりました。
ダンジョン内で見つけた状態異常解消のポーションもありますが、それはそれでラフィアスに頼んでより沢山回収してほしいと懇願されるのが目に見えています。今はよくてもそんな薬があるのなら、と同じように欲しがる貴族とか出てきてそのポーションの回収をする依頼が殺到するのは目に見えていますので、その意味でもラフィアス自身が射精するという方がいいというのが彼が出した結論でした。
更にラフィアスの覇王竜の精気がレベル30になっているので、うっすらとではありますが彼の射精した精液は光っています。覇王竜のマントも装備しているので相乗効果が出ているので回復効果もバッチリです。
ジェルサムの目が回復したのもそのせいです。もっとも眼球が潰れていたり、過去に手術していて眼球そのものがなくて義眼だったりしたら、いかにラフィアスの精液でも10回程度では回復しなかったでしょう。
しかしまた長くなってしまいました。 読んでくださり、ありがとうございます。
だが誰もソファーに座ろうとしない。もちろんそれは俺も同じだが。
皇子と執事。その背後に二人のメイドと四人の獣人が控えている。
そして執事が一同を代表して俺が皇子にしたように、俺以上の優雅な仕草で一礼すると同時に俺は言い放った。
「まず最初に言っておくが、俺はSS級の魔物を眷属としている。…出てこい、レオンフレイム」
俺がそう言った瞬間に、俺の影の中から白銀の獅子が現れた。思わずどよめく一同にレオンフレイムは威厳たっぷりの声を出した。
『我はラフィアス様に絶対にして永遠の忠誠を誓った者なり。我は眠らず、毒も効かぬ。全ての状態異常を無効化できるのだからな。その我の主に夜襲や夜這いなどかけてみろ。その時は我が主の影から飛び出て貴様らを一人残らず食い尽くしてくれようぞ』
打ち合わせ通り、いやそれ以上の重圧感と台詞にメイド達は腰が抜けてへたり込み、宰相も護衛の四人の獣人の近衛騎士も金縛りにあったように動かない。…いや、この場合は動けない、と言った方が正解だな。
だが皇子はライオンさん! と喜色満面でレオンフレイムに近づいて撫でようとした。
流石にそれは執事と護衛達が止める。あ、金縛りが解けてる。すごい忠誠心だな、おい!
俺はレオンフレイムに命じて影の中に下がらせる。執事さんはその間にメイド達を何とか立たせている。
「まあこれでわかったように、俺には暗殺とか通用しない。毒や猛毒無効のアイテムやアビリティもあるしな。それからそこの執事さん。その片眼鏡ってどうやらマジックアイテムのようだな。鑑定とか分析とかいろいろできるようだが、俺に対してその眼鏡の力を使うのは止めた方がいい。
こっちもちゃんと対策を練っているんだ。対鑑定や分析用のアイテムだって身につけている。
それも術者が精神支配とか眠り、洗脳、狂気、混乱といった精神系のアビリティを使ってきたら、そっくりそのまま返すことができるカウンター機能がついたアイテムだ。だから俺を調べたり精神攻撃とか仕掛けたら、傷つき、滅びるのはそちらの方だぞ?」
そう言いながら俺は絡み合った二つのサークレットを指先でコツコツ叩きながら、執事に鑑定しても無駄だということを挑発交じりに言ってやった。
俺の言葉にジェルサムという執事は一瞬、悔しそうな顔をしたが、すぐに何事もなかったかのように無表情に戻った。大したポーカーフェイスだこと。
そして一同の自己紹介を受ける俺。だが最初にビビらせたせいか、彼らの自己紹介はどこかぎこちない。
特にメイドと近衛騎士の連中は完全に俺を化け物でも見るような目で見ているし。特にメイドの二人組は体を小刻みに震わせているのがよくわかる。…ちょっと脅かしすぎたか? でもなめられるのも嫌だしなぁ。
「そちらの自己紹介は終わったな。それじゃ俺は――」
「存じております。ラフィアス・ゾルトロンド様ですね。実は我々の主、ミュリエール皇子は呪いにかかっておりまして――」
と、まあ俺が皇子の影の中に入って聞いたことと、ほとんど同じ事を言う執事さん。
「そこでこの城内の人々に聞いてみたら、皆さん、異口同音にラフィアス様ならきっと何とかしてくださると。それも身分の上下を問わずに。ですからあなたの力をお借りできないかと思いまして――」
その言葉に俺は「いいぜ」 と短く返事をするなり、着ている貴人や王族を護衛する上等の制服を下着と一緒に闇の中の空間に収納した。
そして股間にあった肉棒が上向きになっていく。そのでかさにメイド達の「まぁ!」とか獣人達の「でけぇ」とか「何食ったらあんなにでかくなるんだよ…」とかいろんな感情の込められた呟きが同時に聞こえてくる。
そして俺が今、身に着けているのはサークレットとマントとブーツと指輪だけだ。
まあ指輪は隠蔽の効果があるんで今は見えないようにしているからな。連中には見えていない。
「話を聞いてみると、皇子様の呪いって獣人の精液を一日3回は飲まないと呪いの緩和、及び進行を遅らせることができないんだろ? だったら俺の精液を飲めばいい。そちらは俺の精液が欲しい。俺は国の調査局員だからそちらと仲良くしておけば国益になる。お互いにとって損はないはずだ。違うかな?」
股間のイチモツをゆっくりとしごきながら、俺は執事ことジェルサムに確認した。彼は半眼で俺を睨んでいるが、シャルミリア局長の半眼に比べたらどうってことないな。
「意外ですね。てっきり渋って何度も交渉してあなたの協力を得るつもりでしたが…。まさかここまで物分かりがいいとは予想外でしたよ。さすがにミスリル・レオン族を眷属にするだけはありますね」
「それじゃいいんだな? 俺の精液を皇子様に飲ませても。ああ、そうだ。俺は装備しているアイテムのお陰で際限なく射精し続けることができる。それに射精もある程度ならコントロールすることができるんだ。…こんな感じにな…」
俺は闇の中の空間から、バケツを取り出すと絨毯の上に置いて、肉棒を下向きにして勢いよく射精してやった。
その勢いの強さと量の多さにまた、どよめきが起こる。
射精が終わると、俺はバケツをまた闇の中の空間に収納したと同時に肉棒を誰かが掴んだのを感じた。
ギョッとしている俺を尻目に皇子は俺の肉棒をアイスキャンデーのように嘗め回していく。
そして鈴口から射精した時の精液の名残を嘗めとっていく。
「お、おい皇子! 今のを見ていなかったのか? あなたが舐めたりしなくても俺の方から射精してやればいいだけなんだ。なのにどうして――」
慌てて疑問を呈する俺に皇子はフェラチオを中断して言った。
「だってラフィアスって僕のために精液を飲ませてくれるんでしょ? だったら僕の手で気持ちよくしてあげないとね。そりゃ舌とか疲れてきたらお願いしたいけど、今は自分の手と口でラフィアスを気持ちよくさせたいの。それくらいしか僕にできることってないからね」
またフェラチオを再開する皇子に、涙ぐむメイド二人。俺も少し感動した。俺の肉棒の先端を口に咥えて必死に舌を動かしながら、俺を気持ちよくさせようとするその姿勢。俺が射精してやればそれで済むのに、わざわざ自分で疲労してまで俺を逝かせようとするのだから、この子は皇子と呼ぶのにふさわしい人物だと思った。
皇子はかなりのテクニシャンだった。少なくとも高級娼婦に匹敵するほどの腕前だ。
恐らく毎日のように獣人達の精液を飲んでいるせいだろう。見た目とは裏腹に相当なフェラチオの技術をもっているようだった。
俺も堪えていなければ、5分で射精していたかもしれない。幸い、我慢していた甲斐があって10分ほど耐えることができたが、そろそろ限界だった。
「皇子、そろそろ俺も限界だ。うっ――!!」
慌てて俺は肉棒の亀頭部のみを皇子の口の中に残して、残りは引き抜いていく。
それと同時に俺は精液を勢いよく皇子の口内に射精していた。覇王竜の精気はパッシブにしてあるし、覇王竜の指輪を6つも装備しているせいか、一度の射精の総量を一回の射精で出すことはない。何度も小刻みに皇子の口内に精液を撃ち出していく。
それでも通常の獣人の3倍近い量だ。俺が射精を終えると、皇子はニコニコ笑ってまた舌を動かしていく。
「皇子。あなたの気持ちはよくわかった。だが俺は底なしで何度でも射精できる。舌を動かしたり手でしごいたりして俺を逝かせたいというあなたの誠意はわかったから、今度は俺が射精する精液を飲み続けてほしいんだけど、どうかな?」
皇子はしぶしぶといった感じで頷くと、手や舌を動かすのを止めた。俺は「ありがとう皇子」と言って、鈴口から精液が勢いよく出るのをイメージした。
すると覇王竜のマントを装備しているせいか、次の瞬間には俺のくぐもった声と同時に勢いよく精液が皇子の口内へと連続して撃ち出されていった。
皇子は俺の肉棒を右手でしっかりと掴み、空いた左手で俺の腰を掴んで口内に勢いよく放出された精液を必死に飲み込んでいる。
しかしよく噎せたりしないよな。やっぱり背後に控える獣人達の精液を飲んでいるせいか、慣れているんだろう。
「皇子。どうだ? 噎せたりしていないか? 大丈夫なようならこのまま続けるぞ?そうだな。俺は何度でも射精できるが、あと9回射精する。だからそれが終われば一区切りついたということにして一旦休憩にしよう。わかったんなら首を縦に動かしてくれ」
俺の肉棒を口に咥えているせいでしゃべれない皇子に合図を送るように、言う俺。
素直に皇子は首を縦に振ってくれた。よかった。俺は安堵の笑顔を浮かべると、呆然としているメイドや執事、近衛騎士の獣人の面々に誤解されているかもしれないので、大きめの声で言ってやった。
「言っておくけど、すぐに射精できるのは俺がある程度とはいえ、射精をコントロールできるからだ。決して早漏だというわけじゃないからな。その点だけは誤解されないように言っておくぞ?」
威圧感たっぷりの俺の言動に一同はほぼ同時に理解したといわんばかりに何度も大きく頷いていた。
そして俺は自ら宣言した通り、皇子の口内に9回射精していった。何が一番大変だったかというと、皇子がいつ噎せたりして咳き込んだりするかということだったが、杞憂に終わってホッとしていた。
俺の側ではせわしなく片眼鏡をいじる執事と、メイド二人が持参したと思われる水筒のお茶を上品に飲んでいる皇子。そして背後では4人の獣人が俺を畏怖を込めた目で見ながらヒソヒソと小声で会話している。
「信じられねぇ…本当に10回も射精しやがったぜ…」と白い豹の獣人が呆然とした顔で呟く。
「何であんなに沢山出したのにまだ元気なんだよ。見ろよあのムスコ。まだ勃起してやがる」と灰色の狼人。
「恐らくあのマントやサークレットなどのお陰だろうな。それでもこれほど大量に射精できるとは…恐れ入りましたぞ、ラフィアス殿」と黄色い虎人。
「皇子様、すっかりラフィアス様を気に入っちゃったみたいだね。見てよ、まだラフィアス様のムスコをつかんで離さないよ。もうそろそろ解放してあげてもいいのに…ちょっと同情しちゃうね」と青色の犬人。
ちなみに俺の精液とか汗とか皇子の唾液とかは浄化魔法・ピュリファイを使って浄化した。
あらかじめハンカチとか用意していたメイド二人には悪いが、これが一番確実なんだよ。
それで…青色の犬の獣人が言うように、皇子様は相当俺が、いや俺とその肉棒と放たれる精液が気にいったのか、俺の肉棒を掴んだまま離さない。片手でお茶を飲むカップを手にしていても、俺の肉棒を掴んでゆっくりとしごいている。
ちなみに俺の肉棒はもともと複数のアビリティによって、射精しても即座に精子と精液が陰嚢内部に補充されているので、文字通り底なしで何百回でも何千回でも射精できる。
さらに覇王竜のマントを装備しているので、もうムスコが完全勃起状態になってしまっている。
おまけに皇子様が俺の肉棒を掴んで離さないので、鈴口からは透明な雫が生まれては肉棒を伝い落ちていくというありさまだった。
「あの…皇子? そろそろ俺の肉棒から手を離してほしいんですけど…」
これが貴族でも俺は怒鳴りつけていただろうが、相手は帝国の第三皇子様だ。怒鳴りつけて交際関係が悪化したら俺がシャルミリア局長に撲殺されかねない。
だからこうしてご機嫌を伺うようにしているのだ。
だが悲しいかな、俺の気持ちは皇子にはなかなか伝わらないようだった。
「やだ。こんなに沢山射精できて、高度な魔法も使えて汚れも一瞬で綺麗に消せる獣人なんて他にいないもんね。だから僕、もっと君の精液飲みたいの。いくらでも射精できるってそのマントとかサークレットのおかげ? じゃあ他の獣人が身に付けたらどうなるの?」
「あいにくですが、これは一度装備したらその装備した者だけにしか機能を発揮しないタイプなので、俺以外は無理ですね。ちなみにダンジョンの奥深くで見つけたものです。この事はどうか内密に…」
「うん! わかってる。誰にも言わないよ。みんなも黙っていてくれるよね?」
元気良く返事して執事や背後に控えるメイド達と近衛騎士の四人に問いかける皇子に、帝国組はまるで事前に打合せでもしていたかのように、一斉に強く頷いた。
「でも…そうだな。こんなに元気が出るミルクなんて僕、初めて飲んだよ。みんなも飲んでみる? ラフィアスっていくらでも射精できるんでしょ? だったらみんなにも飲ませてあげてもいいよね?」
爽やかな笑顔で許可を求める皇子に、俺は内心、仰天しながらも許可した。というより許可しないと後が怖いからな。精液飲ませるぐらいは大目に見てやるとするか。あまりに我儘が過ぎると俺も拒否したり逃げたりしないといけなくなるが、この程度ならまだ許容範囲内だ。
「確かに俺の精液には万病予防や万病治療の効果がありますが…でも皇子。無理矢理はいけませんよ? 呪いにかかっている皇子だから俺の精液が必要なのであって、他の皆さんはそうじゃないんですから」
と、俺が控えめに言っても皇子は聞く耳をもっていなかった。護衛の騎士達やメイド達は、とんでもない事を言い出したよこの皇子様は! って感じで驚きを隠せないでいる。
「あれ? みんなどうしたの? ラフィアスの精液ってね。飲むとすごく気持ちよくなるんだよ? 近衛騎士のみんなの精液もおいしいけど、ラフィアスの精液はもっとおいしいんだから! 嘘だと思うんなら飲んでみてよ」
ちょっと怒ったような感じでかわいらしい顔をしかめて俺の精液のすばらしさを説明してくれる皇子。
でもこの場合は周囲の反応が正しい。男の精液だぞ? ネバネバしていて独特の匂いがしてしょっぱくて。
「皇子。それは…我々に対する命令ですか?」とジェルサム。
「違うよ。命令じゃなくてお願い、かな? どうしても嫌だったら仕方ない。無理強いはしたくないからね。でも本当に体が軽くなって気分がいいんだから!」
その言葉にジェルサムは「失礼します、皇子」と言いながら、皇子の前髪をどかしてみる。
信じられないような顔をして、片眼鏡に手を当てて皇子の額を睨む執事。おそらく片眼鏡を使って額にある呪霊紋を調べているのだろう。
「ない…確かに今朝はあったのに…呪霊紋が消えてる…」
愕然とした表情を浮かべている執事。その言葉に背後に控えていた四騎士とメイド達が皇子の元に殺到する。
「ほ、本当だわ。ない…」
「待て! 呪霊紋はもう一つあったはずだ。そっちは確か胸元にあったよな? 皇子、それも確認させてもらっていいですか?」
驚くやら、喜ぶやらで忙しい帝国組を制したのはやっぱり執事さんだった。どうもこの人、身のこなしといい、すぐに現実に戻れる点といい、俺と同じ暗殺者かそういった教育を受けてきたんだろうな。何となくだが同業者という感じがする。
皇子が着ている服の胸元をはだけて見せると、そこにはうっすらとだが呪霊紋があった。
「こっちはまだ完全には消えていないか…。それでもこれほど薄れるとは…。ラフィアス様。あなたの精液を飲み続けた結果です。これからも皇子殿下にあなたの精液を飲ませてあげてくれませんか?」
必死に懇願、というか鬼気迫る顔でお願いする執事に、俺は壊れた人形のように何度も頷くことしかできなかったんだよ。それほど皇子が大切だったんだろうな。
鏡を見ていた皇子が喜んでいる。体の調子が良くなったってことは呪霊紋が消えたからだろうな。
「これはお礼をしなければいけませんね。皇子。私もラフィアス様の精液を飲ませてもらっても構わないでしょうか?」
「もちろんいいよ。さあ、これを握って。ラフィアスは自分で射精できるから、先のこの赤い部分だけを口に含んでおけば勝手に精液を出してくれるよ? だから君は飲むことだけを考えていればいいの。とにかく沢山出るから噎せたりしないようにね?」
ニコニコ笑いながら俺の肉棒を掴む手を離して執事に交代する。
「それではお願いします。ラフィアス様…」と、言いながら俺の肉棒の先端を口に咥える執事。
こいつ、お礼と言いながら呪いが消せるほどの精液に何か期待してやがるな? まあ忠誠心だけじゃ食っていけないし、こいつも何か持病とかあるのかもしれない。かといって竜王の息吹とか覇王竜の息吹とかを使用したら、マジで帝国に連れ去られるかもしれないしな。今は黙っておくか。
俺は頷くとまた射精しているシーンを想像した。即座に俺の肉棒から勢いよく精液が飛び出していく。
執事は気迫のこもった顔で俺の撃ち出されていく精液を必死に飲み込んでいく。
「執事さんも何かの呪いか病気にかかっているのか俺は知らないけど、とりあえず合計10回射精しておくことにするな。それだけ射精すれば大抵の呪いや病気は完治するだろうし」
俺の言葉に執事は何度も頷いている。
こうして俺は皇子の次に執事の口内に10回射精した。終わったら、ジェルサムは腕や足を盛んに動かしているのが気になった。
「確かに体が軽い…それに目が回復している。私は昔、ある失敗をしでかしましてね。右目を悪くしてしまったんですが…。それでこの片眼鏡がないと右目だけでは文字も読むことができなかったのですが、これほどはっきり見えるとは…」
片眼鏡を外して、左手で左の目を覆って回復した右目の世界を堪能しているジェルサム。
この後は皇子と回復した執事のお礼に、と残るメイド二人と四人の騎士は表向きはしぶしぶといった感じだが、俺の精液の回復効果に期待したのか、それとも純粋にお礼がしたかったのかわからない。
だがこの後、俺は皇子にお願いされるまま、残りの4人の獣人と2人のメイドにそれぞれ10回ずつ、彼らの口内に射精しては浄化魔法を使うといった行為を繰り返したのだった。
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------- 後書きです。ラフィアスはやろうと思えば精液ポーションを渡してそれでお茶を濁すこともできたのですが、それだと本当にラフィアスが作ったものなのか。他の誰かの精液なのではないかと疑われるので、彼自身の実力を示す為もあって、ああいう形で皇子の口内に射精するという流れになりました。
ダンジョン内で見つけた状態異常解消のポーションもありますが、それはそれでラフィアスに頼んでより沢山回収してほしいと懇願されるのが目に見えています。今はよくてもそんな薬があるのなら、と同じように欲しがる貴族とか出てきてそのポーションの回収をする依頼が殺到するのは目に見えていますので、その意味でもラフィアス自身が射精するという方がいいというのが彼が出した結論でした。
更にラフィアスの覇王竜の精気がレベル30になっているので、うっすらとではありますが彼の射精した精液は光っています。覇王竜のマントも装備しているので相乗効果が出ているので回復効果もバッチリです。
ジェルサムの目が回復したのもそのせいです。もっとも眼球が潰れていたり、過去に手術していて眼球そのものがなくて義眼だったりしたら、いかにラフィアスの精液でも10回程度では回復しなかったでしょう。
しかしまた長くなってしまいました。 読んでくださり、ありがとうございます。
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