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第4話 闇の獣人、アンネリーザに超・回復アビリティの効果を検証させられる

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 アンネリーザの指示に従って、俺は闇の中に着ている服を全て収納した。

 勃起してギンギンに天を衝く俺のムスコを見て、彼女はベッドから身を起こすと、いきなり俺の肉棒を口に含んでしゃぶりはじめた。

 「おい! いきなり何を…ってそんなに強くしゃぶるなよ。そんなに激しくしゃぶったらすぐに逝ってしまうだろうが!」

 俺は軽く彼女の頭を叩いて、いきなりのオーラル・セックスに抗議する。すると彼女は肉棒をしゃぶるのをやめてくれたが、手は俺のムスコを握ったままだ。

 「もちろん、あなたの説明が本当かどうか試してみているのよ~? あなたがウソをついているとは思えないけどね~。やっぱりこういうのって実際にやってみないとわからないもんじゃな~い? 論より証拠っていうし~。それにはやっぱり一度あなたを逝かせてみないと駄目だと思うのよ~」

 そこまで言うと、彼女は再び俺のイチモツをしゃぶりはじめた。思っていたよりも彼女の顎の動きや舌使いは上手だった。

 確かに彼女のいう事も一理ある。論より証拠。なら俺は黙って彼女のやり方に従うしかないだろう。

 そう思っているうちに、俺の肉棒から快感が脳に伝わってきた。それは急速に増大していき、こらえたり、肉棒を引き抜くという事も考えられたが、俺の超・回復アビリティを試しているのだからこのままじっとしているべきだろう。

 すでに快感は爆発的なものになり、俺はこらえきれず彼女の口内に陰嚢内に溜まりきっていた精液をぶちまけていった。

 「うっ――!!」

 獣人の射精は長い。やっと射精が終わったが、俺の肉棒は射精なんてしていなかったようにギンギンの状態のままだった。

 「う~ん。どうやらこの方法じゃ効率が悪いわねぇ。それじゃこの手でいきますか。ラフィちゃん。このクリームをあなたのムスコさんに塗ってみてちょうだいね~」

 精液を全部飲み終わった彼女から渡されたクリームを俺は言われるままに塗ってみた。今度は何をするつもりなのかわからなくて不安だったが、確かに彼女の言う通り痛くはないので素直に従うしかない。

 すると彼女はベッドの脇にあった4段ほどの収納棚から、青色の錠剤を2粒ほど飲んでから服を脱ぎはじめた。
 
 「今、飲んだ錠剤は何だ? まさかスタミナアップの薬か?」

 「違うわよ~。避妊の効果がある薬を飲んだの~。あとあなたの塗ったクリームには殺精子剤としての効果もあるからね~。それじゃここにあなたのムスコさんを挿れてちょうだいね~」

 言いながら彼女は四つん這いになって、手で膣を示す。そこに挿れろというのか。セックスをするのは構わない。俺も気持ちのいい事は大好きだからな。だが俺は一番の懸念を彼女にぶつけてみた。

 「セックスをするのは構わないが、本当に大丈夫か? 俺は子宮内膜を薄くさせるスタンプを持っているが、それを使うのが確実じゃないか?」

 「う~ん。でもあれって最低でも三ヶ月は下腹部に残っちゃうのよね~。ちょっと見栄えが悪くなるから、あまり使ってもらいたくないんだけど~。でもあなたがどうしてもっていうんなら、使ってもいいわよ~。その代わり、月に一度は私を抱きに来てちょうだいね~」

 「ああ、その程度の条件ならお安い御用だ。それじゃちょっと待っていてくれ。すぐにハンコを押すからな」

 アンネリーザの許可を受けて、俺はまた闇の中の空間から「子孫断絶の印」を取り出して彼女の下腹部に押してやる。四つん這いの姿勢でも苦も無く押せるのはさすがはマジックアイテムだ。

 そしてまた闇の中の空間に「子孫断絶の印」を戻すと、俺は彼女の膣内にクリームを塗った肉棒を挿入する。

 思っていたよりもあっさりと入ったことに俺は少し驚きながらもピストン運動を開始する。

 一体彼女は何を考えているんだろうか。それがこのセックスにあるのは間違いないので俺は腰を振る速度を若干、抑えて肉棒を出し入れすることにした。

 だがここで全く予想していない事態が勃発した。普段ならまだ余裕なのに、俺はすさまじい快感を肉棒から感じていた。確かにアンネは名器の持ち主だが、肉棒を挿入してまだ3分も経っていないのに、すでに逝きそうになっている。

 「あ、アンネ! 教えてくれ。さっき塗ったクリームってまさか…」

 「あら~。気づいちゃったの~? あれはね、遅漏を治す薬剤の入ったクリームなの~。だからアレを塗ったらムスコさんが敏感になってね。逝きやすくなるのよ~」

 「そ、それを先に言ってくれ! うっ――!!」

 ドクドクとアンネの子宮内に精液を射ち続ける。気持ちいいが、挿入してから4分ほどで射精してしまったのだ。肉棒の感度を上げる薬入りのクリームのせいとはいえ、早漏になってしまったようで自己嫌悪感が半端じゃない。

 「ほら、どうしたの~? 次はもっと激しく腰を振ってみてちょうだい~。でないと超・回復なんてアビリティの効果がわからないでしょ~」

 「いや待ってくれアンネ! セックスというのは男と女の共同作業だろう? 俺ばっかり逝ってばかりってのは不公平じゃないのか?」

 「私はあなたのアビリティの効果が知りたいからいいのよ~。それにあなたが暇な時にじっくりやればいいだけのことでしょ~?」

 「…わかった。あんたがそう言うのなら、俺はあんたに従うよ」

 やはり彼女は錬金術師だった。興味の向いた事があれば自分の欲望に忠実になり、セックスに置いても自分が逝くことさえ、後回しにしてしまう。それが彼女の長所でもあり短所でもあるのだが…。

 とにかく俺は強姦の任務を請け負った時のように、ひたすら腰を激しく振って彼女の中に射精し続けた。

 アンネの思惑は理解した。遅漏治療クリームを使い、俺の肉棒を敏感にして、短時間でアビリティの回復よりも射精する精液の量を増やして、アビリティの実在性を見よういうことらしい。

 本当に俺が早漏になってしまったかのように、激しいピストン運動をすると一分経たずに射精してしまう。

 おそるべし、遅漏治療クリーム。こんなに短時間で何度も射精するとは思わなかった。

 俺が何度も何度も射精しているせいで、肉棒が出し入れされている膣から子宮内に収まりきれなくなった精液が逆流して、ポタポタと白い雫を垂らしていく。

 そしてその時が来た。俺の陰嚢から精子と精液の大部分が射精されてしまったので、俺のイチモツが勃起状態から元の柔らかい状態に戻っていったのだ。

 引き抜いたそれを彼女はじっと見る。こうもジロジロと見られると恥ずかしいが、彼女の目は真剣だ。

 超・回復はレベル10なのでどれほど射精しても一分間で回復するはずなのだが、これがまた妙に長かった。

 そして死んだ魚のようにだらりと垂れ下がった俺のムスコは時間の経過と共に回復していく。

 1分後にはすでに肉棒が徐々に膨張しはじめて、勃起して天を衝く俺の自慢のムスコに戻っていた。

 アンネリーザはメガネを操作しながら、感嘆の声を上げる。

 「すごい! すごいわ~。あれだけ射精したのに、もう完全に回復してる~! それだけじゃないわ~。あなたの陰嚢の内部を透視してみたんだけど、この短時間で急速に精子とか精液が生み出されているのよ~。聞いただけじゃ信じられなかったけれど、本当に超・回復のアビリティってあったのね~」

 「俺の言うこと…少しは信じてくれるようになったか?」

 「それはもちろんよ~。それじゃこのスプレーを使ってクリーム落としてね~。その間に私は毛布についた汚れを消しておくから~」

 また収納棚からスプレーと落としたクリームを拭うためのタオルを取り出して俺に手渡すと、浄化魔法を使って俺が射精した精液と彼女の愛液が混ざったものが消えていく。一度の使用で完全に汚れを消すとは大したものだ。

 俺がスプレーで肉棒についたクリームを落とすと、アンネはまた四つん這いになって入れろ、と手で膣を示す。

 「どういうことだ? もうアビリティの検証は終わったんじゃないのか?」

 「それはそうだけど、私だって少しは気持ちよくなりたいんですもの~」

 と、言いながら甘えた口調で言うアンネ。確かにさっきはアビリティの効果を検証するためとはいえ、俺ばかり射精していた。彼女が口をとがらせるのも当然か。

 「わかったわかった。あんたを気持ちよくしてやるよ。…そらっ」

 彼女の願い通りに背後からまた肉棒を挿入する。

 「挿入してくれたのね? それじゃ私を持ち上げてちょうだいね~」

 背後から挿入した状態のまま、言われた通りに彼女の体を持ち上げてみる。肉棒がすぐに抜けないように、彼女の両足を掴んでいなければいけないのが欠点だ。まぁ俺には魔法があるし、何もできないということはないのだが、不便だということには変わりない。

 「それじゃ下の階に降りてみてくれる~? ちょっとリングを修正しないといけないのよ~」

 「それって…セックスしながらできることなのか? 結構複雑な作業じゃないかと思うんだが…まさか失敗とかしたりは…」

 「だいじょーぶよ~。私を誰だと思ってるの~? アビリティの事はわかったから、ちょっとだけリングを強化するだけなのよ~。だからあなたと繋がっている状態でも簡単にできるわ~」

 「そ、そうか。なら早く一階に降りるか…」

 何故か釈然としないものを感じながらも俺はアンネの中に肉棒を入れて彼女の両足を掴んだ状態で、階段を下りることにした。

  階段を下りている間に俺は早速闇の遮蔽幕を窓という窓に展開させた。この店に来る時に窓から中が見えたのだから、こんな俺達を誰かに見られたならトラブルが起きるのは必然だ。だから覗かれないように窓に闇魔法を使って見えないようにしたのだ。

 元々、この店の主は変わり者で有名だから、今更この程度のことで客が騒ぐということはないだろう。

 「それじゃリングの調整を先にするか? それとも今ここであんたには気持ちよくなってもらうか?」

 「そうねー。私も気持ちよくなりたいけど~。でも先に逝っちゃうと余韻に浸っちゃうから時間かかるので、先に済ませちゃうわね~」

 そして彼女は商品棚を指し示して、リングを取り出す。メガネをいろいろといじったり、リングに魔法をかけたりしたりと、こういう魔道具に関しては全くの素人には、ただひたすら珍しいとしか言いようのない光景だった。

 正直いって何をやっているのかさっぱりわからない。恥ずかしいことだが事実だ。

 そして予備のリングも作りたいのだろう。やっぱり同じような作業を繰り返していく。

 「はい。これで終了ね~。これなら超・回復のアビリティが起動しても勃起しないで済むわよ~」

 「すまないな。こういうパッシブ(受動)系のアビリティとか操作できればいいんだが、どういうわけか超・回復については俺には操作できないんだ」

 「それはおそらく、あなたの生命維持に関することだからだと思うわ~。要するにあなたの命に関することだからうかつに低いレベルに設定して、いざダンジョン内でモンスターから致命傷を受けた時に死んでしまうから、あなたの本能が操作を拒んでいるのだと、私は考えているわね~」

 「そういう考え方もあるか…。で、リングについてはこれで大丈夫なんだな?」

 「そうよ~。だからいつでも私を気持ちよくしてもいいわ、あんっ!」

 アンネが言い終わらない内に、俺は彼女の体を激しく上下に動かしていく。

 当然、彼女の膣内には俺の肉棒が挿入されている。彼女の体を上げ下げするということは俺の肉棒の亀頭部にある
カリが膣壁をこすって彼女に快感をもたらすということだ。

 それを早く激しくやれば、彼女は逝くのが早くなる。

 「フッ、フッ、どうだ? そろそろ逝くかアンネ!」

 激しく彼女の体を上下に動かしながら、この店の主に問いかける。動き始めてから10分ほどですでに肉棒が愛液で濡れまくっており、動く旅にヌチュ、グチュ、といやらしい音を立てている。それだけ愛液が大量に分泌されているということだ。彼女が逝くのもあと少し、ということだろう。

 「あんっ、もう、そんなに激しくしたら、私…わたし、ダメ…あっ、い、逝く…っ」

 「俺もそろそろ限界だ…それじゃ一緒に逝く、ぞ…っ!」

 「一緒に、逝くの、ね、すご…あ、ああ…んっ!!」

 射精の際に目をつぶっていたから、彼女がどんな表情をしていたのかわからないが、俺の肉棒をすさまじい強さで締め始めたことや射精と同時に体がビクビクと強く震え始めたので、俺と共に逝ったのは確かなようだった。




 俺はリングを修正してくれた彼女へのお礼に少なくとも5回は彼女と共に逝った。

 俺達が歩いた店内の床は愛液と精液で汚れていたが、アンネが浄化魔法を使うとすぐに綺麗になった。

 驚いたのは、あれほど何度も逝ったのに、彼女が正気に戻るのが恐ろしく早かったということだった。

 二人でセックスして互いに絶頂に達するのを繰り返して、それに満足したら…彼女は店内のいろんな商品を説明しはじめた。

 言っておくが、彼女の中には俺の肉棒が刺さっているんだぜ? しかも何度も逝っているのに、営業しはじめたんだ。商魂たくましいとはこの事だろうか。
 
 …結局、俺は魔力回復ポーションの中級と上級を併せて50本。状態回復ポーションの上級版を30本。

 状態異常無効になるポーション(ただし効果時間は1時間まで)を20本買ったが、すでに麻痺や猛毒状態になっているのでは効果はないので、状態異常完全治療の効果を持ったポーションも40本ほど買ってみた。

 他にダンジョン内でキャンプをする為のテントや毛布。その他生活雑貨品や保存食など。

 あとは膣内に注入するだけで半年は妊娠しなくなる魔法薬。10本で1セットを二つ買った。いや、買わされた。

 こうなる事はわかっていたし、金には困っていないし、闇の中の空間にいくらでも収納できるからいいんだが。

 それでもアンネの手腕に乗せられてまた大量に買ってしまった。どれも必需品だから後悔はしてないんだが。

 どうしてこの店に来る度に俺は大量の商品を買ってしまうんだろう…。総額で金貨800枚ほどの出費だ。

 代わりに彼女は俺のもっている純度100%の精液ポーションを一瓶金貨一枚で買ってくれた。
 
 逝きまくった後、片っ端から精液を注入していったので数えてはいなかったが200本ほどあったので、まとめて買ってもらう。金貨一枚とは高く買いすぎじゃないかと言ったが、この精液ポーションのおかげで中級・上級回復ポーションをほとんど材料なしで格安で作れるのだからこれでいいのだという。

 妖しく微笑むアンネに不安を感じた俺は、くれぐれも精液の射精主が俺だということを絶対にどんな方法でも他人に教えないように何度も頼んでいた。

 この後、昼までにまだ時間があるので、俺達はまた2階に上がって10時までひたすらアンネとやりまくった。

 リングの効能はバッチリで、完全に回復してもこのリングを装着している限り勃起しないのには驚いた。
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