25 / 28
人間の国に来ました3
しおりを挟む
それにしても、ここまで説明してもレオがピンと来ていないことが驚きだ。もしかしてレオって性欲とかないの?食欲もなかったからな、あり得る。
「魔王様、人間には三大欲求というものがございまして。食欲、睡眠欲、そして性欲。セドリック王太子は性欲を剥き出しにしていたため、リナ様が不快感を覚えたのだと思われます。」
「性欲くらい知っている。人間は交尾をして子孫を残すのだろう?自然の摂理だ。何を嫌がる必要がある。」
「王太子は20代前半といった所でしょう。対してリナ様はまだ4、5歳。通常、子を産むのに適しているのは15歳以上と言われています。それ以下の年齢の少女に性的興奮を覚える者を小児性愛者と呼び、世間では異常性癖をもつ変態という扱いを受けます。」
「なるほど。つまり王太子は変態なのか。リナはそれが嫌だったのか。」
「うん。」
そこまで言わなきゃ分からないんだ。他所の犬がうちの犬に腰を振っていてあらあらまあまあみたいな?そんな感じで見てたのかな。本当に人間の生態に興味ないんだろうな。…ん?性欲がないなら、魔族ってどうやって子供作るんだ?
「ねえ。」
「なんだ。」
「魔族はどうやって子供を作るの?」
「そんなことも知らないのか。」
その言葉、そっくりそのままお返ししたい。
「リナ様。魔族は、男女がお互いの魔力を半分ずつ身体から取り出し、その二つが交わるとそこから新しい魔族が生まれてきます。」
「産んだりしないんだ。」
「妊娠出産という意味でしたら、そうです。」
「へえ…じゃあ人間と魔族は子供作れないって事だね。」
「いえ、そうでもありません。」
サムエルが少し嫌そうな顔をして説明してくれたのが以下だ。
魔族は食事を取らなくても死なないから、人間みたいな本能的な食欲は備わっていない。ただ、人間が三大欲求以外の欲求を持っているのと同じように、彼等魔族も趣味で食事を取ることはできる。
性欲もそれと同じように、本来生きるために必要ではないんだけど、趣味として性的遊びに興じる魔族もいるにはいるらしい。その場合、性欲の発散相手は魔族ではなく人間だ。人間の国に暮らす物好きな魔族っていうのは、まあ大雑把に言えばその性欲を持っている人達らしくて、彼等は人間に化けてパートナーを見つけ、その人と愛を育むのだそう。
なんとその結果、魔族と人間のハーフというものが稀に生まれてくるらしい。性欲を持つ魔族がそもそも稀だから、そこから更に稀なハーフなんて、スーパーレアってわけだね。彼等は外見は人間でも、能力は魔族寄り、つまり魔力があるらしい。魔力があるから寿命も当たり前だけど普通の人間より長くて、そんな彼等が人間の国で暮らしていけば、いずれ異端者として迫害される。だからハーフを保護してあげるのも魔族としての努めなんだって。
ハーフの魔力は普通の魔族の半分もないらしくて、寿命もせいぜい二、三千年程度。魔族の中ではとても短命なんだって。だから純血の魔族的には、ハーフっていうのはかわいそうな、保護すべき存在らしい。
「ふうん…ハーフかあ。会ってみたいな。人間の姿で魔法が使えるなんて、強化版勇者って感じだね。」
「流石リナ様です。そしてそこが問題なのです。人間が混血児を味方につければ、その脅威は勇者の何倍にもなります。そして実際にそのような情報も入ってきております。」
「でもハーフでは純粋な魔族には勝てないでしょう?」
「勿論です。しかし人間側はそれを知りません。魔族と同等の力を持っていると勘違いしているのだとしたら、今回の強気の態度も納得がいきます。」
「確かに、挑戦的だったよねえ。」
「まったくだ。国ごと消すか。」
「決断早いなあ。」
「それも最終手段としてはよろしいでしょうが、まずは国のトップの心を折ることを目標としましょう。国を焦土にすれば罪のない命も無駄に消してしまいますからね。」
「流石サムエルは慈悲深いなあ。」
「愚かな人間の尻拭いをしてやるのも、上に立つ魔族の役目とも言えましょう。」
私がサムエルに感心してうんうんと頷いていると、ひょいと突然身体を持ち上げられた。
「うわ。」
いきなりなんだ?サムエルと仲良くお話ししてたから嫉妬?ってそんなわけないか。
「俺は風呂に入る。サムエルは出ていけ。」
いや唐突。まだ昼前だよ?一体何して汚れちゃったのよ。
「かしこまりました。」
「ついでにミーアを呼んで来い。」
「はい。」
「行くぞ。」
レオは私を抱き上げたままバスルームに向かった。え、ちょっと待って。本当に一緒に入る気!?
「え、あ、あの、本当に一緒に入るの?」
「お前からそう言ったんだろう。」
「うん、いやでも…」
「なんだ。」
「私心は大人だし、レオと入るのはなんか恥ずかしい…」
「気にするな。見た目は子供だ。俺はお前に欲情などしない。」
そうだろうけどさあ…前の世界でも経験ゼロの私には、レオの裸体は刺激が強すぎると思うの。
私が一人でぐるぐる悩んでいると、いつの間にか服を剥ぎ取られていた。すっぽんぽんだ。はやっ。何その早技。え?魔法?ほんと何でもありなんだから。私の服は脱がし方が分からなかったから、服だけ転移魔法で飛ばしたんだって。
レオ自身は自力で服を脱ぐみたい。プチプチと金色のボタンを外していく。上着を脱ぐと、白いシャツ。当たり前だけど何の躊躇いも恥じらいもなくシャツを脱ぎ捨てるレオ。私の目の前にはチョコレートの様に割れた腹筋と、Bカップくらいはありそうな胸筋がそびえ立っている。
「ひょえ…」
色気が凄すぎて変な声出ちゃった。確実に前の私より色気あるわ。褐色の肌がレオの身体をより引き立てる。ボディービルダーがこぞって日焼けする理由が今分かった気がする。
惚ける私を無視して、レオはズボンのベルトに手をかけた。
「あわわわわ」
レオのレオが。大き…いや何も言うまい。年齢制限がかかってしまう。
「何をしている。行くぞ。」
裸のレオは裸の私をいつもの様に抱きあげ、バスタブの前に立った。
「あわわわわ」
「泡風呂か?まあいい。」
違うんです。頭がフリーズしてまして。すみませんね、なんか変態っぽくて。セドリックのこと言えないわ。私の喉から漏れ出た意味のない言葉を、泡風呂の催促と勘違いするレオ。パチンと指を鳴らすと、空っぽだったバスタブの中にはたっぷりの温かいお湯とアワアワが現れた。
全く、本当に魔法ってやつはどうかしてるよ。これじゃあなんでもありじゃないか。
「魔王様、人間には三大欲求というものがございまして。食欲、睡眠欲、そして性欲。セドリック王太子は性欲を剥き出しにしていたため、リナ様が不快感を覚えたのだと思われます。」
「性欲くらい知っている。人間は交尾をして子孫を残すのだろう?自然の摂理だ。何を嫌がる必要がある。」
「王太子は20代前半といった所でしょう。対してリナ様はまだ4、5歳。通常、子を産むのに適しているのは15歳以上と言われています。それ以下の年齢の少女に性的興奮を覚える者を小児性愛者と呼び、世間では異常性癖をもつ変態という扱いを受けます。」
「なるほど。つまり王太子は変態なのか。リナはそれが嫌だったのか。」
「うん。」
そこまで言わなきゃ分からないんだ。他所の犬がうちの犬に腰を振っていてあらあらまあまあみたいな?そんな感じで見てたのかな。本当に人間の生態に興味ないんだろうな。…ん?性欲がないなら、魔族ってどうやって子供作るんだ?
「ねえ。」
「なんだ。」
「魔族はどうやって子供を作るの?」
「そんなことも知らないのか。」
その言葉、そっくりそのままお返ししたい。
「リナ様。魔族は、男女がお互いの魔力を半分ずつ身体から取り出し、その二つが交わるとそこから新しい魔族が生まれてきます。」
「産んだりしないんだ。」
「妊娠出産という意味でしたら、そうです。」
「へえ…じゃあ人間と魔族は子供作れないって事だね。」
「いえ、そうでもありません。」
サムエルが少し嫌そうな顔をして説明してくれたのが以下だ。
魔族は食事を取らなくても死なないから、人間みたいな本能的な食欲は備わっていない。ただ、人間が三大欲求以外の欲求を持っているのと同じように、彼等魔族も趣味で食事を取ることはできる。
性欲もそれと同じように、本来生きるために必要ではないんだけど、趣味として性的遊びに興じる魔族もいるにはいるらしい。その場合、性欲の発散相手は魔族ではなく人間だ。人間の国に暮らす物好きな魔族っていうのは、まあ大雑把に言えばその性欲を持っている人達らしくて、彼等は人間に化けてパートナーを見つけ、その人と愛を育むのだそう。
なんとその結果、魔族と人間のハーフというものが稀に生まれてくるらしい。性欲を持つ魔族がそもそも稀だから、そこから更に稀なハーフなんて、スーパーレアってわけだね。彼等は外見は人間でも、能力は魔族寄り、つまり魔力があるらしい。魔力があるから寿命も当たり前だけど普通の人間より長くて、そんな彼等が人間の国で暮らしていけば、いずれ異端者として迫害される。だからハーフを保護してあげるのも魔族としての努めなんだって。
ハーフの魔力は普通の魔族の半分もないらしくて、寿命もせいぜい二、三千年程度。魔族の中ではとても短命なんだって。だから純血の魔族的には、ハーフっていうのはかわいそうな、保護すべき存在らしい。
「ふうん…ハーフかあ。会ってみたいな。人間の姿で魔法が使えるなんて、強化版勇者って感じだね。」
「流石リナ様です。そしてそこが問題なのです。人間が混血児を味方につければ、その脅威は勇者の何倍にもなります。そして実際にそのような情報も入ってきております。」
「でもハーフでは純粋な魔族には勝てないでしょう?」
「勿論です。しかし人間側はそれを知りません。魔族と同等の力を持っていると勘違いしているのだとしたら、今回の強気の態度も納得がいきます。」
「確かに、挑戦的だったよねえ。」
「まったくだ。国ごと消すか。」
「決断早いなあ。」
「それも最終手段としてはよろしいでしょうが、まずは国のトップの心を折ることを目標としましょう。国を焦土にすれば罪のない命も無駄に消してしまいますからね。」
「流石サムエルは慈悲深いなあ。」
「愚かな人間の尻拭いをしてやるのも、上に立つ魔族の役目とも言えましょう。」
私がサムエルに感心してうんうんと頷いていると、ひょいと突然身体を持ち上げられた。
「うわ。」
いきなりなんだ?サムエルと仲良くお話ししてたから嫉妬?ってそんなわけないか。
「俺は風呂に入る。サムエルは出ていけ。」
いや唐突。まだ昼前だよ?一体何して汚れちゃったのよ。
「かしこまりました。」
「ついでにミーアを呼んで来い。」
「はい。」
「行くぞ。」
レオは私を抱き上げたままバスルームに向かった。え、ちょっと待って。本当に一緒に入る気!?
「え、あ、あの、本当に一緒に入るの?」
「お前からそう言ったんだろう。」
「うん、いやでも…」
「なんだ。」
「私心は大人だし、レオと入るのはなんか恥ずかしい…」
「気にするな。見た目は子供だ。俺はお前に欲情などしない。」
そうだろうけどさあ…前の世界でも経験ゼロの私には、レオの裸体は刺激が強すぎると思うの。
私が一人でぐるぐる悩んでいると、いつの間にか服を剥ぎ取られていた。すっぽんぽんだ。はやっ。何その早技。え?魔法?ほんと何でもありなんだから。私の服は脱がし方が分からなかったから、服だけ転移魔法で飛ばしたんだって。
レオ自身は自力で服を脱ぐみたい。プチプチと金色のボタンを外していく。上着を脱ぐと、白いシャツ。当たり前だけど何の躊躇いも恥じらいもなくシャツを脱ぎ捨てるレオ。私の目の前にはチョコレートの様に割れた腹筋と、Bカップくらいはありそうな胸筋がそびえ立っている。
「ひょえ…」
色気が凄すぎて変な声出ちゃった。確実に前の私より色気あるわ。褐色の肌がレオの身体をより引き立てる。ボディービルダーがこぞって日焼けする理由が今分かった気がする。
惚ける私を無視して、レオはズボンのベルトに手をかけた。
「あわわわわ」
レオのレオが。大き…いや何も言うまい。年齢制限がかかってしまう。
「何をしている。行くぞ。」
裸のレオは裸の私をいつもの様に抱きあげ、バスタブの前に立った。
「あわわわわ」
「泡風呂か?まあいい。」
違うんです。頭がフリーズしてまして。すみませんね、なんか変態っぽくて。セドリックのこと言えないわ。私の喉から漏れ出た意味のない言葉を、泡風呂の催促と勘違いするレオ。パチンと指を鳴らすと、空っぽだったバスタブの中にはたっぷりの温かいお湯とアワアワが現れた。
全く、本当に魔法ってやつはどうかしてるよ。これじゃあなんでもありじゃないか。
0
お気に入りに追加
318
あなたにおすすめの小説
転生したので猫被ってたら気がつけば逆ハーレムを築いてました
市森 唯
恋愛
前世では極々平凡ながらも良くも悪くもそれなりな人生を送っていた私。
……しかしある日突然キラキラとしたファンタジー要素満載の異世界へ転生してしまう。
それも平凡とは程遠い美少女に!!しかも貴族?!私中身は超絶平凡な一般人ですけど?!
上手くやっていけるわけ……あれ?意外と上手く猫被れてる?
このままやっていけるんじゃ……へ?婚約者?社交界?いや、やっぱり無理です!!
※小説家になろう様でも投稿しています
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、王太子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
ハイエルフの幼女に転生しました。
レイ♪♪
ファンタジー
ネグレクトで、死んでしまったレイカは
神様に転生させてもらって新しい世界で
たくさんの人や植物や精霊や獣に愛されていく
死んで、ハイエルフに転生した幼女の話し。
ゆっくり書いて行きます。
感想も待っています。
はげみになります。
処刑された人質王女は、自分を殺した国に転生して家族に溺愛される
葵 すみれ
恋愛
人質として嫁がされ、故国が裏切ったことによって処刑された王女ニーナ。
彼女は転生して、今は国王となった、かつての婚約者コーネリアスの娘ロゼッタとなる。
ところが、ロゼッタは側妃の娘で、母は父に相手にされていない。
父の気を引くこともできない役立たずと、ロゼッタは実の母に虐待されている。
あるとき、母から解放されるものの、前世で冷たかったコーネリアスが父なのだ。
この先もずっと自分は愛されないのだと絶望するロゼッタだったが、何故か父も腹違いの兄も溺愛してくる。
さらには正妃からも可愛がられ、やがて前世の真実を知ることになる。
そしてロゼッタは、自分が家族の架け橋となることを決意して──。
愛を求めた少女が愛を得て、やがて愛することを知る物語。
※小説家になろうにも掲載しています
転生したら避けてきた攻略対象にすでにロックオンされていました
みなみ抄花
恋愛
睦見 香桜(むつみ かお)は今年で19歳。
日本で普通に生まれ日本で育った少し田舎の町の娘であったが、都内の大学に無事合格し春からは学生寮で新生活がスタートするはず、だった。
引越しの前日、生まれ育った町を離れることに、少し名残惜しさを感じた香桜は、子どもの頃によく遊んだ川まで一人で歩いていた。
そこで子犬が溺れているのが目に入り、助けるためいきなり川に飛び込んでしまう。
香桜は必死の力で子犬を岸にあげるも、そこで力尽きてしまい……
家庭の事情で歪んだ悪役令嬢に転生しましたが、溺愛されすぎて歪むはずがありません。
木山楽斗
恋愛
公爵令嬢であるエルミナ・サディードは、両親や兄弟から虐げられて育ってきた。
その結果、彼女の性格は最悪なものとなり、主人公であるメリーナを虐め抜くような悪役令嬢となったのである。
そんなエルミナに生まれ変わった私は困惑していた。
なぜなら、ゲームの中で明かされた彼女の過去とは異なり、両親も兄弟も私のことを溺愛していたからである。
私は、確かに彼女と同じ姿をしていた。
しかも、人生の中で出会う人々もゲームの中と同じだ。
それなのに、私の扱いだけはまったく違う。
どうやら、私が転生したこの世界は、ゲームと少しだけずれているようだ。
当然のことながら、そんな環境で歪むはずはなく、私はただの公爵令嬢として育つのだった。
転生悪役令嬢、物語の動きに逆らっていたら運命の番発見!?
下菊みこと
恋愛
世界でも獣人族と人族が手を取り合って暮らす国、アルヴィア王国。その筆頭公爵家に生まれたのが主人公、エリアーヌ・ビジュー・デルフィーヌだった。わがまま放題に育っていた彼女は、しかしある日突然原因不明の頭痛に見舞われ数日間寝込み、ようやく落ち着いた時には別人のように良い子になっていた。
エリアーヌは、前世の記憶を思い出したのである。その記憶が正しければ、この世界はエリアーヌのやり込んでいた乙女ゲームの世界。そして、エリアーヌは人族の平民出身である聖女…つまりヒロインを虐めて、規律の厳しい問題児だらけの修道院に送られる悪役令嬢だった!
なんとか方向を変えようと、あれやこれやと動いている間に獣人族である彼女は、運命の番を発見!?そして、孤児だった人族の番を連れて帰りなんやかんやとお世話することに。
果たしてエリアーヌは運命の番を幸せに出来るのか。
そしてエリアーヌ自身の明日はどっちだ!?
小説家になろう様でも投稿しています。
頭が花畑の女と言われたので、その通り花畑に住むことにしました。
音爽(ネソウ)
ファンタジー
見た目だけはユルフワ女子のハウラナ・ゼベール王女。
その容姿のせいで誤解され、男達には尻軽の都合の良い女と見られ、婦女子たちに嫌われていた。
16歳になったハウラナは大帝国ダネスゲート皇帝の末席側室として娶られた、体の良い人質だった。
後宮内で弱小国の王女は冷遇を受けるが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる