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シバの村6
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「さあ、作るぞ!美味しい毒餌!えーっと…」
ルルの家に帰宅し、与えられた部屋に戻った香織は採取してきた毒草を取り出して机の上に並べた。
「どうすればいいんだろう?」
『まずは最も毒性の強い物を使うのがよろしいかと。』
「そうだよね。『鑑定』!」
毒草に向けて鑑定魔法を使えば、その詳細も簡単に分かる。
『シビレ草:食べると麻痺効果。加熱で無効化』
『ゲキドク草:致死量5g。即死』
『ムラサキ菜:食べると舌先にピリリと麻痺効果。食通に人気』
『ワライ茸:食べると笑いが止まらなくなり、解毒薬を飲まなければ一週間後に笑い死ぬ』
「うん、一個やばいのいるね!これ使おう。」
香織はゲキドク草を手に取った。
「まずはこれの毒成分を『抽出』」
香織が魔法を唱えれば、緑色の光と共にゲキドク草は小瓶に入った劇薬に変化した。
『取扱には充分ご注意ください。一滴でも体内に入れば即死です。』
「ひえ!こんなものがそこらへんに生えてるなんて怖いね。」
『この世界の住人は幼い頃、花の名前を覚えるよりも先にゲキドク草を覚えると言われています。』
「駆逐しちゃえばいいのに。」
『群生していれば魔物除けになりますし、何より繁殖力が強く、根絶やしにすることは不可能とされています。』
「へえー。なんか大変なんだねえ。」
『マスターの世界でも猛毒を持っている観葉植物は存在します。口にさえ入れなければ、ただの植物ですから。』
「確かに。」
『さあ、時間もありませんので毒餌作りにとりかかりましょう。』
「そうだった!ねえ、グリーンウルフって普段は何を食べてるの?」
『グリーンウルフは雑食です。魔物の肉から花の蜜までなんでも食べます。しかし果物をよく好むと言われています。』
「ウルフなのに肉食じゃないんだ。」
『「グリーン」ウルフですから。他のウルフ系の魔物は確かに肉食ですが、彼らは草食寄りの雑食ですのでグリーンウルフと名付けられました。』
「クマ科のくせに笹食べるパンダみたいな感じか。じゃあ毒薬は肉じゃなくて果物の方が良いかな。」
『そうですね。』
「種も食べるかな?」
『食べます。大きいものでなければひと飲みです。』
「じゃあ匂いでバレないように、果物の種に毒を仕込んでおくのはどうかな?」
『良い考えだと思います。』
「うーん、真ん中に種があるちょうど良い大きさの果物ってなんだろう…桃、ブドウ、マンゴー…あ!スモモ!スモモにしよう。」
以前滞在していた村には果樹があまりなく、あっても収穫の時期ではなかったため、香織の収納魔法には果物が少ししか入っていなかった。あっても木苺など、今回の目的にそぐわない果物ばかりだ。
香織がスモモと言ったのは、先日サイモンがトルソンの街でスモモを仕入れていた事を思い出したからだ。林檎やオレンジなどの定番の果物の他、スモモもこの世界では安価に手に入る果物の一つだった。
香織は「オヤツに食べな」とサイモンからもらった、端が少し痛んでいるスモモを取り出した。木箱に入れておけば次の村までに腐ってしまうような物も、香織の収納魔法に入れてしまえばそれ以上痛む事は永遠にない。そういうわけで、香織は度々ダメになりかけの食材をサイモンからもらっていたのだ。
「残飯処理係かよって思ってたけど、まさかこんな所で役に立つとは!サイモンさんありがとう。」
香織は収納魔法からスモモを3つ取り出した。果肉は柔らかく、少し押すだけで甘い汁が滲み出るほどだ。傷み始めていると言うことは、よく熟しているという事でもある。たった3つのスモモが、部屋中に甘い香りを漂わせる。これならグリーンウルフも直ぐに見つけてくれる事だろう。
「注射器みたいな物で、種にチューって毒を入れたいんだけど…魔法で良いか。『注入』」
スモモと毒薬の瓶を並べ、香織は魔法を唱えた。果肉に触れる事なく、種の中心にのみ毒薬を浸透させるイメージで魔力を注ぐ。緑色の光が消えると、そこには見た目にはなんの変化もないスモモと、中身が少し減った毒瓶があった。
「成功かな?『鑑定』」
『スモモ(猛毒):種をひと噛みすると即死する。実は無毒。普通のスモモと区別はつかない。』
「よし、成功だ!」
毒餌が完成したのは、香織が部屋に篭ってから僅か20分程度の事だった。
ーーーーーーーーー
「できました!」
「早いな…まだ毒草集めはほとんど進んでいないぞ。」
「さっきちょっと採った分だけで、かなりの量の毒餌が作れそうなのでこれくらいで大丈夫ですよ。それで、これが毒餌です。」
「これが?ただのスモモに見えるな…」
「グリーンウルフは果物が好きみたいなので、肉じゃなくてスモモにしてみました。毒の匂いを隠すために、毒は種に注入しています。スモモくらいの大きさならひと飲みですよね?」
「ふむ、これはかなり良いんじゃないか?上手くいきそうな気がする。」
「後はサイモンさんに仕入れたスモモを分けて貰えれば量産できます。」
「ふむ…俺が言いに行きたい所だが、冒険者は村には入れない。悪いがフローラが行って説明してきてくれるか?スモモの代金は村長にでも請求してやれば良いだろう。」
「分かりました。ちょっと行ってきますね。」
毒餌を作る事自体はそう時間を要することではないが、それまでの細々とした仕事に時間がかかる。日暮れまでに群を壊滅させるだけの数の毒餌を用意するには少し急ぐ必要があった。香織は小走りで村の広場に向かった。
「やあフローラ。薬草集めはもう終わったのかい?」
「いえ、ちょっと問題が起きて…村長さんから何か聞いていませんか?」
「いや、何も聞いてないけど…何かあったの?」
アレクシス達の現在の雇い主はサイモンだ。そのアレクシス達に新たな仕事を依頼するなら、サイモンの許可が必要なはずだ。
「えっと…村長さんから依頼があったんです。森の奥のグリーンウルフの群を討伐してくれって…」
「…僕は何も聞いてないけど…アレクはその依頼を受けたの?」
「あの、はい。もう偵察にも行ってきました。」
「アレクが勝手に依頼を受けるとは思えない…僕の許可は取ってあるとでも言われたのかな。」
「アレクシスさん達は村の中には入れませんから…」
「僕に直接聞きに来る訳にもいかなかったってことか。村長め、勝手な…」
「えっと…それで問題が起きたんですけど…」
「ああ、そうだったね。村長への抗議は後にするとして、まずはその問題とやらを聞かせてくれ。」
「はい。」
香織は今まであったことを詳細に話した。そして、毒餌を作るのにスモモが大量に必要であることを伝えた。
ルルの家に帰宅し、与えられた部屋に戻った香織は採取してきた毒草を取り出して机の上に並べた。
「どうすればいいんだろう?」
『まずは最も毒性の強い物を使うのがよろしいかと。』
「そうだよね。『鑑定』!」
毒草に向けて鑑定魔法を使えば、その詳細も簡単に分かる。
『シビレ草:食べると麻痺効果。加熱で無効化』
『ゲキドク草:致死量5g。即死』
『ムラサキ菜:食べると舌先にピリリと麻痺効果。食通に人気』
『ワライ茸:食べると笑いが止まらなくなり、解毒薬を飲まなければ一週間後に笑い死ぬ』
「うん、一個やばいのいるね!これ使おう。」
香織はゲキドク草を手に取った。
「まずはこれの毒成分を『抽出』」
香織が魔法を唱えれば、緑色の光と共にゲキドク草は小瓶に入った劇薬に変化した。
『取扱には充分ご注意ください。一滴でも体内に入れば即死です。』
「ひえ!こんなものがそこらへんに生えてるなんて怖いね。」
『この世界の住人は幼い頃、花の名前を覚えるよりも先にゲキドク草を覚えると言われています。』
「駆逐しちゃえばいいのに。」
『群生していれば魔物除けになりますし、何より繁殖力が強く、根絶やしにすることは不可能とされています。』
「へえー。なんか大変なんだねえ。」
『マスターの世界でも猛毒を持っている観葉植物は存在します。口にさえ入れなければ、ただの植物ですから。』
「確かに。」
『さあ、時間もありませんので毒餌作りにとりかかりましょう。』
「そうだった!ねえ、グリーンウルフって普段は何を食べてるの?」
『グリーンウルフは雑食です。魔物の肉から花の蜜までなんでも食べます。しかし果物をよく好むと言われています。』
「ウルフなのに肉食じゃないんだ。」
『「グリーン」ウルフですから。他のウルフ系の魔物は確かに肉食ですが、彼らは草食寄りの雑食ですのでグリーンウルフと名付けられました。』
「クマ科のくせに笹食べるパンダみたいな感じか。じゃあ毒薬は肉じゃなくて果物の方が良いかな。」
『そうですね。』
「種も食べるかな?」
『食べます。大きいものでなければひと飲みです。』
「じゃあ匂いでバレないように、果物の種に毒を仕込んでおくのはどうかな?」
『良い考えだと思います。』
「うーん、真ん中に種があるちょうど良い大きさの果物ってなんだろう…桃、ブドウ、マンゴー…あ!スモモ!スモモにしよう。」
以前滞在していた村には果樹があまりなく、あっても収穫の時期ではなかったため、香織の収納魔法には果物が少ししか入っていなかった。あっても木苺など、今回の目的にそぐわない果物ばかりだ。
香織がスモモと言ったのは、先日サイモンがトルソンの街でスモモを仕入れていた事を思い出したからだ。林檎やオレンジなどの定番の果物の他、スモモもこの世界では安価に手に入る果物の一つだった。
香織は「オヤツに食べな」とサイモンからもらった、端が少し痛んでいるスモモを取り出した。木箱に入れておけば次の村までに腐ってしまうような物も、香織の収納魔法に入れてしまえばそれ以上痛む事は永遠にない。そういうわけで、香織は度々ダメになりかけの食材をサイモンからもらっていたのだ。
「残飯処理係かよって思ってたけど、まさかこんな所で役に立つとは!サイモンさんありがとう。」
香織は収納魔法からスモモを3つ取り出した。果肉は柔らかく、少し押すだけで甘い汁が滲み出るほどだ。傷み始めていると言うことは、よく熟しているという事でもある。たった3つのスモモが、部屋中に甘い香りを漂わせる。これならグリーンウルフも直ぐに見つけてくれる事だろう。
「注射器みたいな物で、種にチューって毒を入れたいんだけど…魔法で良いか。『注入』」
スモモと毒薬の瓶を並べ、香織は魔法を唱えた。果肉に触れる事なく、種の中心にのみ毒薬を浸透させるイメージで魔力を注ぐ。緑色の光が消えると、そこには見た目にはなんの変化もないスモモと、中身が少し減った毒瓶があった。
「成功かな?『鑑定』」
『スモモ(猛毒):種をひと噛みすると即死する。実は無毒。普通のスモモと区別はつかない。』
「よし、成功だ!」
毒餌が完成したのは、香織が部屋に篭ってから僅か20分程度の事だった。
ーーーーーーーーー
「できました!」
「早いな…まだ毒草集めはほとんど進んでいないぞ。」
「さっきちょっと採った分だけで、かなりの量の毒餌が作れそうなのでこれくらいで大丈夫ですよ。それで、これが毒餌です。」
「これが?ただのスモモに見えるな…」
「グリーンウルフは果物が好きみたいなので、肉じゃなくてスモモにしてみました。毒の匂いを隠すために、毒は種に注入しています。スモモくらいの大きさならひと飲みですよね?」
「ふむ、これはかなり良いんじゃないか?上手くいきそうな気がする。」
「後はサイモンさんに仕入れたスモモを分けて貰えれば量産できます。」
「ふむ…俺が言いに行きたい所だが、冒険者は村には入れない。悪いがフローラが行って説明してきてくれるか?スモモの代金は村長にでも請求してやれば良いだろう。」
「分かりました。ちょっと行ってきますね。」
毒餌を作る事自体はそう時間を要することではないが、それまでの細々とした仕事に時間がかかる。日暮れまでに群を壊滅させるだけの数の毒餌を用意するには少し急ぐ必要があった。香織は小走りで村の広場に向かった。
「やあフローラ。薬草集めはもう終わったのかい?」
「いえ、ちょっと問題が起きて…村長さんから何か聞いていませんか?」
「いや、何も聞いてないけど…何かあったの?」
アレクシス達の現在の雇い主はサイモンだ。そのアレクシス達に新たな仕事を依頼するなら、サイモンの許可が必要なはずだ。
「えっと…村長さんから依頼があったんです。森の奥のグリーンウルフの群を討伐してくれって…」
「…僕は何も聞いてないけど…アレクはその依頼を受けたの?」
「あの、はい。もう偵察にも行ってきました。」
「アレクが勝手に依頼を受けるとは思えない…僕の許可は取ってあるとでも言われたのかな。」
「アレクシスさん達は村の中には入れませんから…」
「僕に直接聞きに来る訳にもいかなかったってことか。村長め、勝手な…」
「えっと…それで問題が起きたんですけど…」
「ああ、そうだったね。村長への抗議は後にするとして、まずはその問題とやらを聞かせてくれ。」
「はい。」
香織は今まであったことを詳細に話した。そして、毒餌を作るのにスモモが大量に必要であることを伝えた。
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