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戦場の治癒師2
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「け、怪我人だ!早く…!」
「今行きます!」
「お、俺の足が…!」
「これは…」
その怪我人は、右膝を抱えるように蹲っていた。膝から下は、何もない。昨日、依頼帰りの冒険者達の中で、初めに声をかけて来た若い男だった。怪我人をここまで運んできた仲間も、絶望の表情を浮かべている。
「た、頼む、止血と、痛みを和らげるだけでいい…!こいつを楽にしてやってくれ。」
「…脚は?」
「は?だ、だから、もう…!」
「違います!切断された脚はどうしたんです!?今すぐもって来てください!切断してすぐならまだ間に合う!探して!」
「わ、分かった!」
男の仲間は慌てて来た道を走って行った。香織は怪我人に向き直り、止血と鎮痛のためにヒールを使った。
「すみません、断面を完全に治してしまうと、脚がくっつかないかもしれないので。しばらくこのままでいてください。」
「お、俺の脚は…」
「今お仲間が探しに行ってくれましたよ。もう少し待ちましょう。」
「う、うう…!」
(皆命がけで頑張ってるんだもん、少しくらい良いよね?くっつけるくらいなら大丈夫でしょ、新たに生やすわけじゃないんだから。)
そう自分に言い聞かせ、香織は仲間の男が持って来た脚を怪我人の膝にピタリと付けると、魔法を唱えた。
「くっつけ、『ハイヒール』!」
いつもの光に包まれた後、怪我人の脚を確認する。
「できた…くっついた!」
「う、うそだろ…俺の足がある…!ありがとう、ありがとう!」
「礼には及びません。それよりあなたは戦線離脱した方がいいと思います。血を失いすぎました。良かったら怪我人の運搬を手伝ってください。」
「わ、分かった!」
「手足を失っている人がいたら、必ず落ちてる部位も持って来てください!他の人達にも伝えてください。」
「ああ、任せてくれ!」
それからしばらくは手足を切り落とされた怪我人が続いた。どうやら先頭にいたレッドオークをあらかた倒し終わり、後続のレッドオークとの戦闘が始まっているらしい。闇雲に棍棒を振るっていた先頭の集団とは違い、後続は剣と盾を装備し、仲間同士連携を取りながら攻撃を仕掛けてくるようだった。
「おかしい、オークより知能が高いとはいえ、ここまで統率が取れていることは今までなかった。」
ドルチェが大剣でレッドオークを真っ二つにしながら疑問を口にした。統率のとれたレッドオークの集団のさらに向こう。ずいぶん離れているはずなのに、やけに目立つ巨体をドルチェの眼は捕らえた。
「まさか…レッドオークキング…!?」
レッドオークキングは獣の骨でできた王冠を頭に被り、血で染めたような褐色のマントを身につけていた。
「グルオォオオ!!!!」
レッドオークキングが豚の鳴き声とはかけ離れた雄叫びを上げると、周囲のレッドオーク達もそれに呼応するように鳴き声を上げ始めた。
「プギイイイ!」
「ブヒイイイ!」
キングに与えられた固有スキル『鼓舞』。配下の戦闘力を上げる効果があった。鼻息を益々荒くしたレッドオーク達は、新人の冒険者達を次々に薙ぎ払った。
なんとか保っていた戦線はついに崩れ、香織の近くにもレッドオークが接近して来た。
「治癒師さん、逃げてくれ!ここは俺たちでなんとか食い止めるから!」
香織に怪我を治してもらった冒険者達が香織とレッドオークの間に立ち塞がる。
ドルチェの怒号が辺りに響いた。
「レッドオークキングの存在を確認!作戦変更だ!前線の冒険者達を呼び戻してキングに総攻撃をかける!残りの奴らは門を死守するだけで良い!キングを倒さなければこの統率は崩れない!」
前線の冒険者達とは連絡石を通して合図を送ったようだが、彼らがこの場に駆けつけるには時間がかかる。
(このままだと何人も死んじゃうんじゃ…アイ、この状況どう思う?)
『かなり厳しいと言わざるを得ません。死者は多く出るでしょう。』
(…!)
「治癒師さん!早く!」
「わ、私逃げません!皆さんはドルチェさんの指示にしたがって配置に戻ってください!」
「な、何言ってるんだ!早くしないと…!」
「私のことは気にしないでください!『香織カッター』!」
香織は両腕を交差させ、同時に二発のかまいたちをレッドオークに向け放った。攻撃は香織を守っていた冒険者達の頭上をかすめ、二匹のレッドオークの首を切断した。ゴロリとレッドオークの頭が地面に転がる様子を、冒険者達は呆然と眺めていた。
「わ、私強いんです。レッドオークなんて敵じゃありません!攻撃の邪魔ですから、早く行って!」
「あ、ああ…!」
戸惑いながらも、ドルチェの元にかけて行く冒険者達を見送って、香織はほっと息を吐いた。
「よかった、私を守ってたら死んじゃうもん。私にはアイがいるから大丈夫!そうだよね?」
『勿論です。』
「でもやっぱり大きな魔物を前にするとテンパっちゃって香織カッターしか出せないよ…」
『それで倒せているのですから問題ありませんよ。防御魔法は私にお任せください。マスターの周りに物理・魔法無効の結界を貼ります。』
「ありがとう!とりあえず、皆が死なないようにレッドオークの数を少し間引いた方が良いかな。近くにいるのだけでも…」
『そうですね。』
「よ、よーし。『香織カッター』三連発!あそこにいるレッドオークをやっつけて!」
香織が望めばそれは現実になる。香織から少し離れたところにいたレッドオーク三匹が、なす術もなく崩れ落ちた。
「この調子でここを安全圏にしよう!」
『頑張りましょう。』
「今行きます!」
「お、俺の足が…!」
「これは…」
その怪我人は、右膝を抱えるように蹲っていた。膝から下は、何もない。昨日、依頼帰りの冒険者達の中で、初めに声をかけて来た若い男だった。怪我人をここまで運んできた仲間も、絶望の表情を浮かべている。
「た、頼む、止血と、痛みを和らげるだけでいい…!こいつを楽にしてやってくれ。」
「…脚は?」
「は?だ、だから、もう…!」
「違います!切断された脚はどうしたんです!?今すぐもって来てください!切断してすぐならまだ間に合う!探して!」
「わ、分かった!」
男の仲間は慌てて来た道を走って行った。香織は怪我人に向き直り、止血と鎮痛のためにヒールを使った。
「すみません、断面を完全に治してしまうと、脚がくっつかないかもしれないので。しばらくこのままでいてください。」
「お、俺の脚は…」
「今お仲間が探しに行ってくれましたよ。もう少し待ちましょう。」
「う、うう…!」
(皆命がけで頑張ってるんだもん、少しくらい良いよね?くっつけるくらいなら大丈夫でしょ、新たに生やすわけじゃないんだから。)
そう自分に言い聞かせ、香織は仲間の男が持って来た脚を怪我人の膝にピタリと付けると、魔法を唱えた。
「くっつけ、『ハイヒール』!」
いつもの光に包まれた後、怪我人の脚を確認する。
「できた…くっついた!」
「う、うそだろ…俺の足がある…!ありがとう、ありがとう!」
「礼には及びません。それよりあなたは戦線離脱した方がいいと思います。血を失いすぎました。良かったら怪我人の運搬を手伝ってください。」
「わ、分かった!」
「手足を失っている人がいたら、必ず落ちてる部位も持って来てください!他の人達にも伝えてください。」
「ああ、任せてくれ!」
それからしばらくは手足を切り落とされた怪我人が続いた。どうやら先頭にいたレッドオークをあらかた倒し終わり、後続のレッドオークとの戦闘が始まっているらしい。闇雲に棍棒を振るっていた先頭の集団とは違い、後続は剣と盾を装備し、仲間同士連携を取りながら攻撃を仕掛けてくるようだった。
「おかしい、オークより知能が高いとはいえ、ここまで統率が取れていることは今までなかった。」
ドルチェが大剣でレッドオークを真っ二つにしながら疑問を口にした。統率のとれたレッドオークの集団のさらに向こう。ずいぶん離れているはずなのに、やけに目立つ巨体をドルチェの眼は捕らえた。
「まさか…レッドオークキング…!?」
レッドオークキングは獣の骨でできた王冠を頭に被り、血で染めたような褐色のマントを身につけていた。
「グルオォオオ!!!!」
レッドオークキングが豚の鳴き声とはかけ離れた雄叫びを上げると、周囲のレッドオーク達もそれに呼応するように鳴き声を上げ始めた。
「プギイイイ!」
「ブヒイイイ!」
キングに与えられた固有スキル『鼓舞』。配下の戦闘力を上げる効果があった。鼻息を益々荒くしたレッドオーク達は、新人の冒険者達を次々に薙ぎ払った。
なんとか保っていた戦線はついに崩れ、香織の近くにもレッドオークが接近して来た。
「治癒師さん、逃げてくれ!ここは俺たちでなんとか食い止めるから!」
香織に怪我を治してもらった冒険者達が香織とレッドオークの間に立ち塞がる。
ドルチェの怒号が辺りに響いた。
「レッドオークキングの存在を確認!作戦変更だ!前線の冒険者達を呼び戻してキングに総攻撃をかける!残りの奴らは門を死守するだけで良い!キングを倒さなければこの統率は崩れない!」
前線の冒険者達とは連絡石を通して合図を送ったようだが、彼らがこの場に駆けつけるには時間がかかる。
(このままだと何人も死んじゃうんじゃ…アイ、この状況どう思う?)
『かなり厳しいと言わざるを得ません。死者は多く出るでしょう。』
(…!)
「治癒師さん!早く!」
「わ、私逃げません!皆さんはドルチェさんの指示にしたがって配置に戻ってください!」
「な、何言ってるんだ!早くしないと…!」
「私のことは気にしないでください!『香織カッター』!」
香織は両腕を交差させ、同時に二発のかまいたちをレッドオークに向け放った。攻撃は香織を守っていた冒険者達の頭上をかすめ、二匹のレッドオークの首を切断した。ゴロリとレッドオークの頭が地面に転がる様子を、冒険者達は呆然と眺めていた。
「わ、私強いんです。レッドオークなんて敵じゃありません!攻撃の邪魔ですから、早く行って!」
「あ、ああ…!」
戸惑いながらも、ドルチェの元にかけて行く冒険者達を見送って、香織はほっと息を吐いた。
「よかった、私を守ってたら死んじゃうもん。私にはアイがいるから大丈夫!そうだよね?」
『勿論です。』
「でもやっぱり大きな魔物を前にするとテンパっちゃって香織カッターしか出せないよ…」
『それで倒せているのですから問題ありませんよ。防御魔法は私にお任せください。マスターの周りに物理・魔法無効の結界を貼ります。』
「ありがとう!とりあえず、皆が死なないようにレッドオークの数を少し間引いた方が良いかな。近くにいるのだけでも…」
『そうですね。』
「よ、よーし。『香織カッター』三連発!あそこにいるレッドオークをやっつけて!」
香織が望めばそれは現実になる。香織から少し離れたところにいたレッドオーク三匹が、なす術もなく崩れ落ちた。
「この調子でここを安全圏にしよう!」
『頑張りましょう。』
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