ハイエルフの幼女は異世界をまったりと過ごしていく ~それを助ける過保護な転移者~

まぁ

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2章 ドラゴンステーキを求めて

2章 16 これからのこと

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 よくわからない、かつできるだけ関わりになりたくない人間(?)がでて行ってから僕たちは片付けやエレナのお友達をその家まで送っていたっりとした。

 問題なく、と言えばうそになるが、とりあえずは無事にお披露目会(笑)も終わったことで本格的に次をなにをするかな、と僕は1人夜空を見上げながら思いをはせる。

 「がらにもないことしてないで、こっちきないあ」

 「がらにもないって、酷くない?」

 外に1人黄昏ていた僕を家の中から見かけたハルカが声をかけてきたのだが、その言い方はないと思う。せっかく優しさで声をかけるならもっと別の言葉があると思うんだ。

 ”なにか思うことでも? 相談ぐらいのるわよ” 

 とさりげなく話し相手になってくれるとか。

 ”悩んでないで、こっちきて”

 みたいに、とにかく気を紛らわしてくれたりとかさ。
 
 「なんで私があなたにやさしくしないといけないのよ?」

 確かに、そうだけど。

 これはツンデレ? 的なやつか? とさりげなくハルカの顔を窺ってみると、そこにはなんとも言い難い表情が見て取れた。

 本音で言っている45%ンデレ55 5という。

 「はいはい。とりあえずそっちに行くから待ってー」

 「おにいちゃん、おねえちゃん? なにしてゆの?」

 「おっ、エレナか。特には何もかな。ただ空を見ていたんだ」

 僕の声に家から空を見上げるエレナ。

 空に暗さが星々の明りを際立たせ、無数にある光がまるで静かなメロディーを奏でるかのような景色。

 そのあまりの美しさにするのも忘れている。

 エレナも僕と出会ってからも、きっとその前からもゆっくりと空を見る余裕なんてなかったんだろうな。

 これは僕にも言えるけど。

 でも、今は僕もエレナもそんな余裕を取り戻せた、つまりは平常運転になるというわけで――

 「ゴホッ、ゴホ」

 「エレちゃん? 大丈夫?」
 
 「エレナ、大丈夫か?」

 「あん!! おそら、きれいで、いきわすれちゃった。えへっ」

 「気を付けるんだよ? エレナはこれからもっともっとたくさんの、それでいて綺麗な景色を見るんだから」

 「ほんとなの?」

 「あぁ、もちろん」

 「ちゅぎはなに?」

 「次は・・・・・・」

 流れと空気でこんなことを言ってしまったが、なにも考えてなかった。ここはハルカ様に助けてもらおう。

 とハルカへと視線を向けると。

 「次はミルキーフォールンかな」

 「みゆきー????

 「ふふふ、見てのお楽しみよ、エレちゃん。ちょっと行きづらい場所にあるけど、おにいちゃにお願いしたら大丈夫だよ」

 「ほんとに? おにいちゃん!!!」

 エレナのそんな顔を見せられたら拒否なんてできないよ。てなわけで僕は大きく頷いた。

 「やった~!!」

 「あら、ホントにいいのね? それなら私も嬉しいわ。だって、生前私でも行くの大変だったから。あそこのモンスター強いったらありゃしないのよね。魔境よ、魔境」

 あら、これはまずったか?

 でも、エレナを強くする必要もあるわけだし、これで結果オーライ!?

 ということにしておいて欲しい。









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