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2章 ドラゴンステーキを求めて
2章ー9 幼女DIYを求む??
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昨夜更新をしたのですが、流石にあれだけではと思い1話更新しました。
短めですが、どうぞ読んでください。
新作も随時更新してますので、興味を少しでも持ってくれましたらご一読ください。
リンクもトップページ下にあります。
それでは本編です。
**************************************
あれ? なんか一瞬自分の意志とは関係ないことを話していたような? (広告?参照)
完全に意志を操られたとか、そこまでの物ではない。
誘導って言葉が一番しっくりくる。
「私も同じような感じを受けたわ」
「とにかく、迷宮は何があるかわからない。イレギュラーに備えて警戒を高めていこう!!」
「「は~い」」
今現在、僕たちは迷宮の73層を歩いている。
70層を超えると、ハルカの言った通り上位の属性竜が出現するようになり、適当に見繕って何頭か討伐して今は僕の【無限収納】に収まっている。
これ普通の冒険者はどうやって運んでるんだろ?
そもそもドラゴンを倒せる冒険者なたマジックバックぐらいもってるか。
「まぁ、もってないこともないけど、それでもクロノほど沢山ははいらないわよ。それに、高位の冒険者がたくさん集まっても竜を倒すのは難しいし。結果、よくて多くの犠牲を出して苦労して竜を討伐したのに、それでも持って帰れる肉の量は限られちゃうから、どうしても高額になるのよ」
「だよね。と、それは置いておいて、これぐらいで十分じゃないの?」
「だめよ、ダメ。全然ダメなのよ。クロノ、あなたは何もわかってない!!」
「わかってにゃい」
僕のボヤキにハルカが反論する。そしてなぜかエレナまで。
エレナ、いったいハルカに何を吹き込まれた!?
「おにぃちゃん、エレナもひとりでやるの」
ぶぅっ。
いきなり何を言い出すんだ、エレナは。
「おねえちゃんがね、じぶんでとったのはおいちぃって、だからエレナね、ひとりでやりゅの。でゅーわいわい、って言ってたの」
よし、ハルカ。
僕はあの冒険者たちじゃなくて、君とO・HA・NA・SHI、しないといけないようだね?
っておい。
あからさまに今目を反らしたよね? ちゃんとこっち向いてって。
はい、聞く気はないと。
はぁ、もういいよ、でもツッコミだけはさせてもらうからね。
まず、どこの世界にドラゴン、それも上位のやつを狩る子どもがいるの?
「ここにいます」
って、こんな時だけ、こっち向くなぁー、ハルカ!!
それと、ディ・アイ・ワイ、ディ・アイ・ワイだからね? わいわいって、楽しそうだけどさ。
「それは私に言われても。私はちゃんとDIYって言ったわよ」
「うぅぅ、おにぃちゃん。ごめんなちゃい、エレナ悪い子?」
涙目で下から見つめる、エレナ。なんか胸にくるものが・・・。
「いや、エレナは悪くないよ。ごめんね、僕の言い間違いだから、ね?」
「ほんと?」
「ホントにホント」
「うぅぅん、わかったの」
そんなやりとりを横目にハルカは勝ち誇ったかのように胸を反らしている。
「なんだよ、その勝ち誇った態度は。あと、DIY、意味としては間違ってないけど、使い方間違ってるからね?」
「へっ、そうなの!!??」
僕がDIYの説明をするとハルカが急にしおらしくなる。どうやらそうとう恥ずかしかったようだ。
よし、ツッコミ終わり。と息を整えていると服を引っ張られた。
エレナだ。
「ねぇ、ねぇ。ひとりでやったほうがおいしいの、うそなの?」
「どうだろう、野菜とか自分で育てると美味しいとは言うけど」
実際子どもの好き嫌いをなくさせるために野菜を育てさせ、調理させて食べる、と聞いたことがある。
「ん~、じゃぁエレナがんばりゅ!!」
そっかぁ~。
ってならないからね。
「エレナはまだ小さいから一人だと危ないよ? だから僕と――」
「ややの。おにいちゃんといっしょじゃ、ダメなの」
がーーーーーーーーーん。なんてことだ・・・。
嫌われてないと思いたいけど、いったいなんで。
「はははは、クロノに女心を理解するのはまだ早いみたいね」
「ハルカは、なんか知ってるの?」
「知らないけど、心当たりはあるわね」
「それじゃ――」
「教えないわよ、私もそんなに野暮じゃないし。どっちかというとエレちゃんの味方だから」
さっきまで凹んでたのにお早い復活なことで。まぁ、こうやって元気な方がハルカらしいし、僕も調子が戻るから問題なにのだけど。
「わかったよ。ハルカもエレナのことを考えてまだ狩りを止めない方がいいってことなんだよね?」
「えっ!?」
「えっ???」
素っ頓狂な顔した僕とハルカが見つめあう。
「違うわよ、私は上位炎竜を捕まえたいの、あのピリッとしたスパイシーなお肉が食べたいのよ!」
さいですか。
「それじゃぁ、エレナは僕が相手を見つけるからそいつを倒してね。無理はだめだよ、あとポチを連れて行って」
「は~い」
「ハルカは、まぁ、好きに狩ってきて欲しい。呼んでくれたら回収しに行くから」
「OK~!」
こうして僕たちはそれぞれの獲物を見つけにいくのでした。
次回、幼女VS水龍 乞うご期待!!!
短めですが、どうぞ読んでください。
新作も随時更新してますので、興味を少しでも持ってくれましたらご一読ください。
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それでは本編です。
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あれ? なんか一瞬自分の意志とは関係ないことを話していたような? (広告?参照)
完全に意志を操られたとか、そこまでの物ではない。
誘導って言葉が一番しっくりくる。
「私も同じような感じを受けたわ」
「とにかく、迷宮は何があるかわからない。イレギュラーに備えて警戒を高めていこう!!」
「「は~い」」
今現在、僕たちは迷宮の73層を歩いている。
70層を超えると、ハルカの言った通り上位の属性竜が出現するようになり、適当に見繕って何頭か討伐して今は僕の【無限収納】に収まっている。
これ普通の冒険者はどうやって運んでるんだろ?
そもそもドラゴンを倒せる冒険者なたマジックバックぐらいもってるか。
「まぁ、もってないこともないけど、それでもクロノほど沢山ははいらないわよ。それに、高位の冒険者がたくさん集まっても竜を倒すのは難しいし。結果、よくて多くの犠牲を出して苦労して竜を討伐したのに、それでも持って帰れる肉の量は限られちゃうから、どうしても高額になるのよ」
「だよね。と、それは置いておいて、これぐらいで十分じゃないの?」
「だめよ、ダメ。全然ダメなのよ。クロノ、あなたは何もわかってない!!」
「わかってにゃい」
僕のボヤキにハルカが反論する。そしてなぜかエレナまで。
エレナ、いったいハルカに何を吹き込まれた!?
「おにぃちゃん、エレナもひとりでやるの」
ぶぅっ。
いきなり何を言い出すんだ、エレナは。
「おねえちゃんがね、じぶんでとったのはおいちぃって、だからエレナね、ひとりでやりゅの。でゅーわいわい、って言ってたの」
よし、ハルカ。
僕はあの冒険者たちじゃなくて、君とO・HA・NA・SHI、しないといけないようだね?
っておい。
あからさまに今目を反らしたよね? ちゃんとこっち向いてって。
はい、聞く気はないと。
はぁ、もういいよ、でもツッコミだけはさせてもらうからね。
まず、どこの世界にドラゴン、それも上位のやつを狩る子どもがいるの?
「ここにいます」
って、こんな時だけ、こっち向くなぁー、ハルカ!!
それと、ディ・アイ・ワイ、ディ・アイ・ワイだからね? わいわいって、楽しそうだけどさ。
「それは私に言われても。私はちゃんとDIYって言ったわよ」
「うぅぅ、おにぃちゃん。ごめんなちゃい、エレナ悪い子?」
涙目で下から見つめる、エレナ。なんか胸にくるものが・・・。
「いや、エレナは悪くないよ。ごめんね、僕の言い間違いだから、ね?」
「ほんと?」
「ホントにホント」
「うぅぅん、わかったの」
そんなやりとりを横目にハルカは勝ち誇ったかのように胸を反らしている。
「なんだよ、その勝ち誇った態度は。あと、DIY、意味としては間違ってないけど、使い方間違ってるからね?」
「へっ、そうなの!!??」
僕がDIYの説明をするとハルカが急にしおらしくなる。どうやらそうとう恥ずかしかったようだ。
よし、ツッコミ終わり。と息を整えていると服を引っ張られた。
エレナだ。
「ねぇ、ねぇ。ひとりでやったほうがおいしいの、うそなの?」
「どうだろう、野菜とか自分で育てると美味しいとは言うけど」
実際子どもの好き嫌いをなくさせるために野菜を育てさせ、調理させて食べる、と聞いたことがある。
「ん~、じゃぁエレナがんばりゅ!!」
そっかぁ~。
ってならないからね。
「エレナはまだ小さいから一人だと危ないよ? だから僕と――」
「ややの。おにいちゃんといっしょじゃ、ダメなの」
がーーーーーーーーーん。なんてことだ・・・。
嫌われてないと思いたいけど、いったいなんで。
「はははは、クロノに女心を理解するのはまだ早いみたいね」
「ハルカは、なんか知ってるの?」
「知らないけど、心当たりはあるわね」
「それじゃ――」
「教えないわよ、私もそんなに野暮じゃないし。どっちかというとエレちゃんの味方だから」
さっきまで凹んでたのにお早い復活なことで。まぁ、こうやって元気な方がハルカらしいし、僕も調子が戻るから問題なにのだけど。
「わかったよ。ハルカもエレナのことを考えてまだ狩りを止めない方がいいってことなんだよね?」
「えっ!?」
「えっ???」
素っ頓狂な顔した僕とハルカが見つめあう。
「違うわよ、私は上位炎竜を捕まえたいの、あのピリッとしたスパイシーなお肉が食べたいのよ!」
さいですか。
「それじゃぁ、エレナは僕が相手を見つけるからそいつを倒してね。無理はだめだよ、あとポチを連れて行って」
「は~い」
「ハルカは、まぁ、好きに狩ってきて欲しい。呼んでくれたら回収しに行くから」
「OK~!」
こうして僕たちはそれぞれの獲物を見つけにいくのでした。
次回、幼女VS水龍 乞うご期待!!!
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美少女戦士な幼馴染と行く異世界←新作 短編→僕の幼馴染はちょっとお転婆がすぎる良ければ一度読んでみてください!!
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