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第三章
第五話 重ねるのは身勝手な本音
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「何言ってんだよ。死ぬことを受け入れるだって?」
深作くんは、まだ目線を合わせようとしない。ひたすら海を、遠くの何かを見つめている。
「あれ?清水くんと・・・雪平くんたち?」
桜子ちゃんが建物の方からこちらに歩いてくる。個室の確認に行ったんじゃなかったっけ?
「うん。でも、意外とすぐ終わっちゃって。砂糖くんの部屋にも、ヒカリちゃんの部屋にも断罪の銃はなかったよ。」
正直ヒカルくんを疑っていたし、桜子ちゃんや深作くんが『犯罪者』の確率は低いと思っているけれど、まだほとんどの人には秘密にしておきたかった。考えたくはないけど、もし僕が死んだとき誰が銃を持つかで話がまとまらなくなる可能性がある。もたついている間に『犯罪者』にかすめ取られたら最悪だ。
「誰かが隠してるんだろう・・・持ってることを『犯罪者』に悟られたら、いの一番に狙われるからな。銃を奪われる・・・もし海に捨てられたりしたら、そこで俺たちに勝ち目はなくなる。」
務くんがそうはぐらかしてくれたおかげで、それ以上銃の話はされなかった。
「早めに終わったから十一時まではそれぞれ自由に動こうってことになったんだけど、室内は色々仕掛けてありそうで怖くって。まだ外に出てみたことはないし、清水くんや雪平くんが外に居るって言ってたから出てみたの。」
桜子ちゃんに他のみんながどうしてるのかを聞いてみると、
「西園寺さんは・・・お手洗いかな、毛糸だけが椅子に置かれてて、本人は見てないよ。双葉くんは・・・まだヒカリさんが死んだショックから立ち直れてないみたい、少し個室で考え事するって。神楽坂さんはよく分からないけど・・・室内にいるはず。あんまり調べたりするっていう感じではなさそうだけど、色々考えてるみたいだよ。」
と、言われた。深作くんもそうだけどよくこの状況で一人になれるな、とある意味で尊敬する。一人でいられると、もし殺されても分からないじゃないか・・・。二人死んどいて確実にシロだって言い切れる相手が自分しかいないこの状況に危機感は持てないの?
「涼も結構淡泊なこと言うな。人が死んでも『犯罪者』への手がかりになればOKってか?」
まあ勝てばみんな生き返るし、多少は受け入れるしかないんじゃない?そりゃ、死ぬのは痛かったり苦しかったりすると思うから嫌だけど。
「・・・あっさりしてんな。」
皮肉ともとれる言い方をされて何か言おうと思ったけれど、周りからの視線が満くんに似たものであることに気づき口をつぐむ。僕がおかしいのか・・・?
「この場においては頼りになる考え方とも言えるだろ。時間も押してるし、俺たちは建物を調べに行く。・・・二人は、どうする?」
深作くんは相変わらず海だけを見ていた。ほんとうに全てを諦めてしまったみたいだ。
「私、清水くんと一緒に居ようかな。清水くんがよかったら、だけど。」
桜子ちゃんの声に清水くんが頷き、ボクたちはまだここにいると言う。二人とも『犯罪者』の様には見えないし、仮にどちらかが死んだらすぐにもう一人を撃てばいい。
「じゃあ、また。」
二人に別れを告げ、僕たちは建物の方に歩き始めた。二人の話声が少し聞こえていたが、建物を調べはじめるころには、全く聞こえなくなっていた。
「清水くんは、何を見てるの?」
「・・・海。」
「そうなんだろうけど、そうじゃなさそうっていうか・・・。誰か、人を見ているように感じて。」
「人?」
「清水くんにとって大切な人。・・・違ったらごめんね。」
「ううん。あってる。」
・・・
「少し、話を聞いてもらってもいい?」
「私でよかったら。」
「今となっては笑い話・・ってことにしとく。・・・ボクね、彼女がいたんだ。海香って名前の。すっごく優しくて、いい人で、可愛くって。自慢の彼女だった。ほんと、ボクには勿体ないくらいの。」
「・・・僕には親友もいた。小学校の時からの幼馴染で、明るくて面白くって、でも頭のいいやつだ。二人でいたずらなんかしたのを、よく覚えてる。」
「・・・僕たち三人は同じクラスだった。親友と海香も仲がよかった。二人ともバスケ部で、よくバスケの話をして盛り上がってたよ。ボクは美術部だしその辺の話は分からなかったけど、二人が楽しそうだしそれでいいのかなって思ってた。親友は妹が欲しいって言ってたから、兄妹みたいに接してたんだろうなって。海香はちっちゃかったから。」
「ある日、・・・どんな経緯だったかな、王様ゲームとか、そういうなんてことない遊びをクラスでしてた時だと思う。海香が大切なクラスメイト二人に手紙を書くことになったんだ。海香はボクと親友宛に手紙を書いた。綺麗な便箋だったよ。きちんと封をして、海香は俺たちに手紙を手渡した。」
「・・・でもね、中に入れる手紙を間違えたんだ。ほんとおっちょこちょいだよね。ボクは親友宛の手紙を読んだ。そこには次のデートの約束と愛の言葉が綴られていた。」
「それって・・・。」
「ボクは彼女を問い詰めようと思った。ボクはほんとに君が好きだったのにって。親友にだってそうだ。ボクたちが付き合ってるのを知ってるはずなのに、この手紙はどういうこと?・・・って。」
「でもできなかった。そんなことをしたら、全部壊れてしまうような気がして。一人になるくらいなら、嘘つかれててもいいかなとさえ、思った。」
「けど、親友さんや海香さんも、気づいちゃってるよね。関係がバレたこと。」
「うん。だから結局疎遠になった。海香はもうデートに誘ってこなくなったし、親友からいたずらしようとも言われなくなった。今じゃ親友なんて言っていいのかも分からないくらい話してない。そして一週間前、親友が遠くに引っ越してった。挨拶もせずに。」
「・・・ボクもう消えたいんだ。親友には何も言えない、海香とは気まづいまま。大好きだった二人を責める気持ちが止まらない。自分でもどうすればいいのか、どうなりたいのかも分からなくなった。もう何も考えたくないんだよ!」
「・・・君はどう?まだ生きたい?最期のときは、やっぱり喜べないかな?」
「私・・・」
「ボクたちみんな死ぬんだ。そういう運命なんだよ。わからない?」
「わかんない。・・・分かんないよ!運命なんて信じてないし、信じたくもない。清水さんのことだってそう。親友さんや海香さんと、これからもずっとこの関係って決まったわけじゃないでしょ?」
「ボクにはもう分かってる。」
「わかってない!なんにも分かってないよ・・・」
「・・・話、聞いといてもらってごめんね。励ましてくれてありがとう・・・・・・もう戻りなよ。ボクは、ずっとここにいるから。消えるまでずっと。」
「それが清水くんの決断なら、止めない。でも生きてまた学校に行けたら、海香さんと話してみてほしいな。恋人じゃなくっても友人に戻るとか、清水くんが望む形に近づけることはできると思う。親友さんだって、『親友』って今も呼ぶくらいには大事なんでしょう?手紙とか、送ってみたらどうかな。」
「おせっかいみたいなこと言ってごめん。これ以上は邪魔だと思うからもう室内に戻るね。・・・さようなら。」
・・・
「海香、君なのか?」
・・・
深作くんは、まだ目線を合わせようとしない。ひたすら海を、遠くの何かを見つめている。
「あれ?清水くんと・・・雪平くんたち?」
桜子ちゃんが建物の方からこちらに歩いてくる。個室の確認に行ったんじゃなかったっけ?
「うん。でも、意外とすぐ終わっちゃって。砂糖くんの部屋にも、ヒカリちゃんの部屋にも断罪の銃はなかったよ。」
正直ヒカルくんを疑っていたし、桜子ちゃんや深作くんが『犯罪者』の確率は低いと思っているけれど、まだほとんどの人には秘密にしておきたかった。考えたくはないけど、もし僕が死んだとき誰が銃を持つかで話がまとまらなくなる可能性がある。もたついている間に『犯罪者』にかすめ取られたら最悪だ。
「誰かが隠してるんだろう・・・持ってることを『犯罪者』に悟られたら、いの一番に狙われるからな。銃を奪われる・・・もし海に捨てられたりしたら、そこで俺たちに勝ち目はなくなる。」
務くんがそうはぐらかしてくれたおかげで、それ以上銃の話はされなかった。
「早めに終わったから十一時まではそれぞれ自由に動こうってことになったんだけど、室内は色々仕掛けてありそうで怖くって。まだ外に出てみたことはないし、清水くんや雪平くんが外に居るって言ってたから出てみたの。」
桜子ちゃんに他のみんながどうしてるのかを聞いてみると、
「西園寺さんは・・・お手洗いかな、毛糸だけが椅子に置かれてて、本人は見てないよ。双葉くんは・・・まだヒカリさんが死んだショックから立ち直れてないみたい、少し個室で考え事するって。神楽坂さんはよく分からないけど・・・室内にいるはず。あんまり調べたりするっていう感じではなさそうだけど、色々考えてるみたいだよ。」
と、言われた。深作くんもそうだけどよくこの状況で一人になれるな、とある意味で尊敬する。一人でいられると、もし殺されても分からないじゃないか・・・。二人死んどいて確実にシロだって言い切れる相手が自分しかいないこの状況に危機感は持てないの?
「涼も結構淡泊なこと言うな。人が死んでも『犯罪者』への手がかりになればOKってか?」
まあ勝てばみんな生き返るし、多少は受け入れるしかないんじゃない?そりゃ、死ぬのは痛かったり苦しかったりすると思うから嫌だけど。
「・・・あっさりしてんな。」
皮肉ともとれる言い方をされて何か言おうと思ったけれど、周りからの視線が満くんに似たものであることに気づき口をつぐむ。僕がおかしいのか・・・?
「この場においては頼りになる考え方とも言えるだろ。時間も押してるし、俺たちは建物を調べに行く。・・・二人は、どうする?」
深作くんは相変わらず海だけを見ていた。ほんとうに全てを諦めてしまったみたいだ。
「私、清水くんと一緒に居ようかな。清水くんがよかったら、だけど。」
桜子ちゃんの声に清水くんが頷き、ボクたちはまだここにいると言う。二人とも『犯罪者』の様には見えないし、仮にどちらかが死んだらすぐにもう一人を撃てばいい。
「じゃあ、また。」
二人に別れを告げ、僕たちは建物の方に歩き始めた。二人の話声が少し聞こえていたが、建物を調べはじめるころには、全く聞こえなくなっていた。
「清水くんは、何を見てるの?」
「・・・海。」
「そうなんだろうけど、そうじゃなさそうっていうか・・・。誰か、人を見ているように感じて。」
「人?」
「清水くんにとって大切な人。・・・違ったらごめんね。」
「ううん。あってる。」
・・・
「少し、話を聞いてもらってもいい?」
「私でよかったら。」
「今となっては笑い話・・ってことにしとく。・・・ボクね、彼女がいたんだ。海香って名前の。すっごく優しくて、いい人で、可愛くって。自慢の彼女だった。ほんと、ボクには勿体ないくらいの。」
「・・・僕には親友もいた。小学校の時からの幼馴染で、明るくて面白くって、でも頭のいいやつだ。二人でいたずらなんかしたのを、よく覚えてる。」
「・・・僕たち三人は同じクラスだった。親友と海香も仲がよかった。二人ともバスケ部で、よくバスケの話をして盛り上がってたよ。ボクは美術部だしその辺の話は分からなかったけど、二人が楽しそうだしそれでいいのかなって思ってた。親友は妹が欲しいって言ってたから、兄妹みたいに接してたんだろうなって。海香はちっちゃかったから。」
「ある日、・・・どんな経緯だったかな、王様ゲームとか、そういうなんてことない遊びをクラスでしてた時だと思う。海香が大切なクラスメイト二人に手紙を書くことになったんだ。海香はボクと親友宛に手紙を書いた。綺麗な便箋だったよ。きちんと封をして、海香は俺たちに手紙を手渡した。」
「・・・でもね、中に入れる手紙を間違えたんだ。ほんとおっちょこちょいだよね。ボクは親友宛の手紙を読んだ。そこには次のデートの約束と愛の言葉が綴られていた。」
「それって・・・。」
「ボクは彼女を問い詰めようと思った。ボクはほんとに君が好きだったのにって。親友にだってそうだ。ボクたちが付き合ってるのを知ってるはずなのに、この手紙はどういうこと?・・・って。」
「でもできなかった。そんなことをしたら、全部壊れてしまうような気がして。一人になるくらいなら、嘘つかれててもいいかなとさえ、思った。」
「けど、親友さんや海香さんも、気づいちゃってるよね。関係がバレたこと。」
「うん。だから結局疎遠になった。海香はもうデートに誘ってこなくなったし、親友からいたずらしようとも言われなくなった。今じゃ親友なんて言っていいのかも分からないくらい話してない。そして一週間前、親友が遠くに引っ越してった。挨拶もせずに。」
「・・・ボクもう消えたいんだ。親友には何も言えない、海香とは気まづいまま。大好きだった二人を責める気持ちが止まらない。自分でもどうすればいいのか、どうなりたいのかも分からなくなった。もう何も考えたくないんだよ!」
「・・・君はどう?まだ生きたい?最期のときは、やっぱり喜べないかな?」
「私・・・」
「ボクたちみんな死ぬんだ。そういう運命なんだよ。わからない?」
「わかんない。・・・分かんないよ!運命なんて信じてないし、信じたくもない。清水さんのことだってそう。親友さんや海香さんと、これからもずっとこの関係って決まったわけじゃないでしょ?」
「ボクにはもう分かってる。」
「わかってない!なんにも分かってないよ・・・」
「・・・話、聞いといてもらってごめんね。励ましてくれてありがとう・・・・・・もう戻りなよ。ボクは、ずっとここにいるから。消えるまでずっと。」
「それが清水くんの決断なら、止めない。でも生きてまた学校に行けたら、海香さんと話してみてほしいな。恋人じゃなくっても友人に戻るとか、清水くんが望む形に近づけることはできると思う。親友さんだって、『親友』って今も呼ぶくらいには大事なんでしょう?手紙とか、送ってみたらどうかな。」
「おせっかいみたいなこと言ってごめん。これ以上は邪魔だと思うからもう室内に戻るね。・・・さようなら。」
・・・
「海香、君なのか?」
・・・
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