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山へ2
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「ザザ、動かないで」
石鹸を溶かした湯でタオルを濡らし半裸のザザの背を拭う。
「あ…」
絞りきれなかった湯がザザの背を伝い落ちていく。垂れる湯をタオルで追って拭ってもザザのトラウザーズを濡らすだけだった。自分からやると言ったのに上手くできない。
「ザザ、やっぱり絞って」
ザザに絞ってもらって再び背を拭う。どうしてできたのかわからない傷がザザの体には多くある。この地へ来るまでザザの過去を教えてと言ったのに、もう話したと言うだけで口を閉ざしてしまった。無理に聞くことは違う気がしてそれからは聞いていない。
一月前に辿り着いた辺境の村…私はその時…ザザの体から離され、夫婦として入った。綺麗な空気に喧騒のない土地、豊かな森の奥へ入れば川や沢…どれだけ呼吸をしても足りないと思うほど満たされた心地がした…けど…ザザの温もりが…常に触れていた温もりが消えて不安が込み上がった。無意識にザザの手を掴んで安堵を得た。
私は弱いわ。たくさんの金貨を持っていても一人で生きることは無理だと理解した。
「おしまい」
ザザは私からタオルを取り上げ盥に放った。小さくて静かな小屋に水音が響いて、私はザザの背に身を寄せたくなった。
この広い背中が逞しい体が…私を襲う存在を殺すザザが…私には必要…私のために罪人になったザザ…私を求める熱の籠った焦げ色の瞳…
「ザザ」
「どうした?」
ザザが私に飽きたらどうなるのかしら…
「エルマリア」
背中にくっつく私を首をひねって焦げ色の瞳が見ている。
私に飽きる…?ここまで私に捧げているザザが?金貨はあるから働かなくていいのに不審に思われないために雨の降らない日は毎日斧を振るうザザ。
「明日は晴れ?」
「…どっちがいい」
「雨」
空に黒い雲が広がると斧を持てない。
「なら…雨だ」
「ふふっ」
首都を離れてから体裁を繕う意味は消えて、私は私になった。言葉遣いも表情も好きなようにできる。
「エルマリア」
ザザは腹に回した私の手を掴んで股間に導いて硬く張りつめた陰茎を触らせた。
「ザザ…」
月の物でできない日以外、ザザは私を抱いている。そして毎日私の体に腕を巻きつけて眠る。
「入れたい…駄目か?」
ザザは私と繋がると少し口角が上がる。いつもの厳めしい顔が綻ぶ。
「…いいの…だけど…体を拭って…から」
ザザは私の体を舐め回すから清潔にしたいのよ。
「風呂、嬉しいか?」
ザザはそう言いながら体勢を変えて私と向き合う。腹に硬い陰茎があてられて少し恥ずかしい。
手を伸ばしてザザの顔の左側を覆う黒髪を払う。焼けただれた痕が額から頬へ走っている。
「嬉しい」
ザザは古い切り傷を火傷に変えた。 私たちが辿り着いたこの家ではじめて眠った日…私が寝ている間に鉄を熱して傷痕を…
「エルマリア、痛みはないと言った」
「…ええ」
そんなわけないわ。
「町で軟膏と痛み止めを買っておいたんだ…醜いか?」
包帯を取れるまで回復したのは数日前。
「…私たちのためにしたことでしょう?」
少しでも捕まる可能性を減らすために…
「醜いなんて思わないわ」
ザザは私のためなら躊躇をしない。それが少し怖い…これから先…罪人だと知られたら…騎士が来たら…大勢だったら…命を盾にしても私を守る… ザザの腰ひもを緩めると硬くて熱い陰茎が飛び出した。
「…拭ってからだと言ったろ」
「ザザが舐めなければ…このまま…欲しいの」
私からこんなこと言ったことはない。ザザの手がスカートを捲り下着をずらして割れ目に触れた。
「エルマリア…あまり…煽るな…一回では終われない」
森の中で初夜をした翌日から私は歩けなくなった。足に力が入らなくて…それは数日で回復したけどザザは無理をさせたと反省したらしく、あれから過剰に私を労る。
「ふふ…一回で満足していると思ってたわ」
「我慢してる…本当は子種が出なくなるまで…お前を抱きたい」
子種が出なくなるまで…?それは何回かしら? 陰茎を掴んでしごけばザザの体が揺れる。
「明日は雨でしょう?食材もあるし…窓を閉ざして籠りたいわ」
ザザの指が中へと侵入していく。快感を知ってしまった秘所はすぐに濡れるようになった。
「ん…ザ…ザ…気持ち…いい」
「止めろ…ひどく抱くぞ」
「立てなくてもザザが…運ぶ…あ!」
ザザの長い指が奥を刺激して激しく動く。
「ああ!」
「お前のせいだ…エルマリア…気絶しても揺らしてやる」
ザザは私の服を掴んで引き下げ胸を晒した。秘所の快感とこれから訪れる果てしない悦楽を想像すると腰が震える。
「ザザ…ずっと一緒よ」
屈んだザザが私の口を覆って舌を入れた。未だ秘所に指が入ったままでザザは私を片腕で持ち上げた。奥を刺激する長くて太い指が自重で刺さる。
「ふうん!」
「…ああ…美しい…」
ザザを見下ろすほど上げられて、胸の頂は口に含まれ軽く噛まれ舐められる。
「ザザ!…ああ!舐めては…だ…め」
「拭わなくてもいい…汚れなんてないぞ…お前の味だ」
ザザは持ち上げている片腕を揺らして私のなかを刺激する。黒い頭を抱き締めて与えられる快感に酔いしれる。
「あ…いい…ザザ…ああ!」
「エルマリア…どうした?」
いつもは受け身な私が乱れているから焦げ色の瞳がいぶかしむように見ている。走る火傷に喜びを感じているなんて…私はなんて…
「好きよ…ザザ」
私のために生きるあなたが愛おしい。
「エルマリア…本心か?」
「ええ…」
顔の火傷に触れないように手を止める。
「この火傷さえ愛おしいの」
まだ痛々しい火傷にいつか触れたいわ。
「エルマリア」
ザザの焦げ色の瞳から涙が流れる。顔を近づけて唇で吸えば塩辛い味がした。
「俺もだ…お前の紫の瞳が好きだ」
父と同じ瞳ね…ふふ…
「瞳だけ?」
「金色の髪も白い肌も…大きな乳房も…優しい指先もだ」
「入れて」
ザザがわずかに瞳を見開いた。
「ザザ、中が疼くの…お願い」
ザザは私の腰を両手で掴み陰茎めがけて落とした。
「ああああ!」
熱い塊が私を貫くように刺さり、その大きさに快感より先に苦しさを感じる。
「エルマリア…思う存分声を出せ…聞かせてくれ」
下腹を圧迫していた塊が抜けて呼吸をしたとたん再び最奥を突かれた。
「ああ!」
「漏らしたみたいに濡れてる」
労りを消した乱暴な突き方に私の体は揺れる。ザザの肩に腕を回してしがみつき、爪を立てて高ぶる快感に身を委ねる。
「い…あ!ああ!」
繋がる場所がきゅっとなる。そこから強い快感が全身に広がる。ザザが私に教えた感覚が好き…
「イったのか?ああ…なんて締め付ける…エルマリア…」
「ザザ…も…気持ち…いい?」
「ああ…いい…」
ザザは私と繋がったまま寝室へ向かい、歩きながら腰を振った。叩きつけられる度に高い声が勝手に出て変な顔をしてるだろうにザザは美しいと呟く。
寝台が壊れるんじゃないかと思うほど揺らして腰を振るザザに最奥を突かれて何度も悲鳴を上げて視界が弾ける。
私は夜の一族から離脱した女…ザザとこの地で暮らすことを選んだ女として存在する。
「ザザ…」
手を伸ばせばザザの大きな口が咥えて舐めしゃぶる。私の体を甘いと言ってよく舐める。
「エルマリア…出るぞ」
熱い子種が注がれる瞬間も好き…
「奥…に…流して…」
私の指を咥えながら口角を上げるザザを見て締め付けてしまう。私の腰を掴んで引き寄せ陰茎を押し込まれて熱い子種が腹を叩く。
「ああ!ザ…ザ…い…あ…」
「エルマリア…淫らだ…美しくて淫らなど…」
まだ吐き出されている子種が私に快感と幸せを送る。
「あ…」
焦げ色の瞳が近づいて喘ぐ私の口を覆う。
「萎えん」
合わせた唇から聞いたことのある言葉が聞こえた。
「私も…萎えん…?」
「ははっ」
使い方を間違えたのかザザが笑った。火傷痕が歪んでしわが寄り、私の知らない顔をした。
「ふふっ」
「エルマリア…後悔などない」
ザザの硬い指が頬を撫でる。焦げ色の瞳に嘘は見えなくて、幸せそうに笑む顔に私も微笑む。
「ええ」
ザザ…いつか…追っ手が迫ったとき…私を守る盾にならないで…剣があなたを貫くとき…私も共にいたい…あなたのいない世界は怖いの…ザザ…
石鹸を溶かした湯でタオルを濡らし半裸のザザの背を拭う。
「あ…」
絞りきれなかった湯がザザの背を伝い落ちていく。垂れる湯をタオルで追って拭ってもザザのトラウザーズを濡らすだけだった。自分からやると言ったのに上手くできない。
「ザザ、やっぱり絞って」
ザザに絞ってもらって再び背を拭う。どうしてできたのかわからない傷がザザの体には多くある。この地へ来るまでザザの過去を教えてと言ったのに、もう話したと言うだけで口を閉ざしてしまった。無理に聞くことは違う気がしてそれからは聞いていない。
一月前に辿り着いた辺境の村…私はその時…ザザの体から離され、夫婦として入った。綺麗な空気に喧騒のない土地、豊かな森の奥へ入れば川や沢…どれだけ呼吸をしても足りないと思うほど満たされた心地がした…けど…ザザの温もりが…常に触れていた温もりが消えて不安が込み上がった。無意識にザザの手を掴んで安堵を得た。
私は弱いわ。たくさんの金貨を持っていても一人で生きることは無理だと理解した。
「おしまい」
ザザは私からタオルを取り上げ盥に放った。小さくて静かな小屋に水音が響いて、私はザザの背に身を寄せたくなった。
この広い背中が逞しい体が…私を襲う存在を殺すザザが…私には必要…私のために罪人になったザザ…私を求める熱の籠った焦げ色の瞳…
「ザザ」
「どうした?」
ザザが私に飽きたらどうなるのかしら…
「エルマリア」
背中にくっつく私を首をひねって焦げ色の瞳が見ている。
私に飽きる…?ここまで私に捧げているザザが?金貨はあるから働かなくていいのに不審に思われないために雨の降らない日は毎日斧を振るうザザ。
「明日は晴れ?」
「…どっちがいい」
「雨」
空に黒い雲が広がると斧を持てない。
「なら…雨だ」
「ふふっ」
首都を離れてから体裁を繕う意味は消えて、私は私になった。言葉遣いも表情も好きなようにできる。
「エルマリア」
ザザは腹に回した私の手を掴んで股間に導いて硬く張りつめた陰茎を触らせた。
「ザザ…」
月の物でできない日以外、ザザは私を抱いている。そして毎日私の体に腕を巻きつけて眠る。
「入れたい…駄目か?」
ザザは私と繋がると少し口角が上がる。いつもの厳めしい顔が綻ぶ。
「…いいの…だけど…体を拭って…から」
ザザは私の体を舐め回すから清潔にしたいのよ。
「風呂、嬉しいか?」
ザザはそう言いながら体勢を変えて私と向き合う。腹に硬い陰茎があてられて少し恥ずかしい。
手を伸ばしてザザの顔の左側を覆う黒髪を払う。焼けただれた痕が額から頬へ走っている。
「嬉しい」
ザザは古い切り傷を火傷に変えた。 私たちが辿り着いたこの家ではじめて眠った日…私が寝ている間に鉄を熱して傷痕を…
「エルマリア、痛みはないと言った」
「…ええ」
そんなわけないわ。
「町で軟膏と痛み止めを買っておいたんだ…醜いか?」
包帯を取れるまで回復したのは数日前。
「…私たちのためにしたことでしょう?」
少しでも捕まる可能性を減らすために…
「醜いなんて思わないわ」
ザザは私のためなら躊躇をしない。それが少し怖い…これから先…罪人だと知られたら…騎士が来たら…大勢だったら…命を盾にしても私を守る… ザザの腰ひもを緩めると硬くて熱い陰茎が飛び出した。
「…拭ってからだと言ったろ」
「ザザが舐めなければ…このまま…欲しいの」
私からこんなこと言ったことはない。ザザの手がスカートを捲り下着をずらして割れ目に触れた。
「エルマリア…あまり…煽るな…一回では終われない」
森の中で初夜をした翌日から私は歩けなくなった。足に力が入らなくて…それは数日で回復したけどザザは無理をさせたと反省したらしく、あれから過剰に私を労る。
「ふふ…一回で満足していると思ってたわ」
「我慢してる…本当は子種が出なくなるまで…お前を抱きたい」
子種が出なくなるまで…?それは何回かしら? 陰茎を掴んでしごけばザザの体が揺れる。
「明日は雨でしょう?食材もあるし…窓を閉ざして籠りたいわ」
ザザの指が中へと侵入していく。快感を知ってしまった秘所はすぐに濡れるようになった。
「ん…ザ…ザ…気持ち…いい」
「止めろ…ひどく抱くぞ」
「立てなくてもザザが…運ぶ…あ!」
ザザの長い指が奥を刺激して激しく動く。
「ああ!」
「お前のせいだ…エルマリア…気絶しても揺らしてやる」
ザザは私の服を掴んで引き下げ胸を晒した。秘所の快感とこれから訪れる果てしない悦楽を想像すると腰が震える。
「ザザ…ずっと一緒よ」
屈んだザザが私の口を覆って舌を入れた。未だ秘所に指が入ったままでザザは私を片腕で持ち上げた。奥を刺激する長くて太い指が自重で刺さる。
「ふうん!」
「…ああ…美しい…」
ザザを見下ろすほど上げられて、胸の頂は口に含まれ軽く噛まれ舐められる。
「ザザ!…ああ!舐めては…だ…め」
「拭わなくてもいい…汚れなんてないぞ…お前の味だ」
ザザは持ち上げている片腕を揺らして私のなかを刺激する。黒い頭を抱き締めて与えられる快感に酔いしれる。
「あ…いい…ザザ…ああ!」
「エルマリア…どうした?」
いつもは受け身な私が乱れているから焦げ色の瞳がいぶかしむように見ている。走る火傷に喜びを感じているなんて…私はなんて…
「好きよ…ザザ」
私のために生きるあなたが愛おしい。
「エルマリア…本心か?」
「ええ…」
顔の火傷に触れないように手を止める。
「この火傷さえ愛おしいの」
まだ痛々しい火傷にいつか触れたいわ。
「エルマリア」
ザザの焦げ色の瞳から涙が流れる。顔を近づけて唇で吸えば塩辛い味がした。
「俺もだ…お前の紫の瞳が好きだ」
父と同じ瞳ね…ふふ…
「瞳だけ?」
「金色の髪も白い肌も…大きな乳房も…優しい指先もだ」
「入れて」
ザザがわずかに瞳を見開いた。
「ザザ、中が疼くの…お願い」
ザザは私の腰を両手で掴み陰茎めがけて落とした。
「ああああ!」
熱い塊が私を貫くように刺さり、その大きさに快感より先に苦しさを感じる。
「エルマリア…思う存分声を出せ…聞かせてくれ」
下腹を圧迫していた塊が抜けて呼吸をしたとたん再び最奥を突かれた。
「ああ!」
「漏らしたみたいに濡れてる」
労りを消した乱暴な突き方に私の体は揺れる。ザザの肩に腕を回してしがみつき、爪を立てて高ぶる快感に身を委ねる。
「い…あ!ああ!」
繋がる場所がきゅっとなる。そこから強い快感が全身に広がる。ザザが私に教えた感覚が好き…
「イったのか?ああ…なんて締め付ける…エルマリア…」
「ザザ…も…気持ち…いい?」
「ああ…いい…」
ザザは私と繋がったまま寝室へ向かい、歩きながら腰を振った。叩きつけられる度に高い声が勝手に出て変な顔をしてるだろうにザザは美しいと呟く。
寝台が壊れるんじゃないかと思うほど揺らして腰を振るザザに最奥を突かれて何度も悲鳴を上げて視界が弾ける。
私は夜の一族から離脱した女…ザザとこの地で暮らすことを選んだ女として存在する。
「ザザ…」
手を伸ばせばザザの大きな口が咥えて舐めしゃぶる。私の体を甘いと言ってよく舐める。
「エルマリア…出るぞ」
熱い子種が注がれる瞬間も好き…
「奥…に…流して…」
私の指を咥えながら口角を上げるザザを見て締め付けてしまう。私の腰を掴んで引き寄せ陰茎を押し込まれて熱い子種が腹を叩く。
「ああ!ザ…ザ…い…あ…」
「エルマリア…淫らだ…美しくて淫らなど…」
まだ吐き出されている子種が私に快感と幸せを送る。
「あ…」
焦げ色の瞳が近づいて喘ぐ私の口を覆う。
「萎えん」
合わせた唇から聞いたことのある言葉が聞こえた。
「私も…萎えん…?」
「ははっ」
使い方を間違えたのかザザが笑った。火傷痕が歪んでしわが寄り、私の知らない顔をした。
「ふふっ」
「エルマリア…後悔などない」
ザザの硬い指が頬を撫でる。焦げ色の瞳に嘘は見えなくて、幸せそうに笑む顔に私も微笑む。
「ええ」
ザザ…いつか…追っ手が迫ったとき…私を守る盾にならないで…剣があなたを貫くとき…私も共にいたい…あなたのいない世界は怖いの…ザザ…
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