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報告
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朝早く、エルマリアの居室の扉が乱暴に叩かれた。
「エルマリア!エルマリア!開けてくれ!」
ソロモンはハウンドの報告に顔を青ざめ駆けつけてきた。
いつもより早く起こされ聞かされた話はエルマリアの部屋から悲鳴や卑猥な声が聞こえたというものだった。
「エルマリア…」
ソロモンは扉の握りを何度も揺らすが鍵がかけられ開かず、ハウンドに合鍵を持ってくるよう命じようとした瞬間、扉がゆっくりと開いた。
「ふあ…はい?」
眠気眼のカイナが夜着のまま扉を開けた。ソロモンはカイナを突き飛ばして寝室に向かう。
「エルマリア!」
扉を乱暴に開けたソロモンは漂う香油の匂いとわずかに膨らむ寝台に眉を寄せる。寝台の膨らみはわずかに動き、金色の髪を乱しながらエルマリアが起き上がる。
「…侯爵閣下…あ…ら?なにかありましたの?」
ソロモンは寝台に近づきエルマリアを見下ろす。紫の瞳はぼんやりとソロモンを見つめる。
「エルマリア…」
「…侯爵閣下…あ…ふ…申し訳ありません」
エルマリアが欠伸をしてしまったことに謝罪するとソロモンは力が抜けたように床に膝をつく。
「ハウンド!」
「はい」
ソロモンの背後にハウンドが立つ。ハウンドの目にも寝起きのエルマリアの姿に何かあったとは思えず、部屋に異変もなかった。
「お前に報告をした使用人から詳しく話を聞け」
「承知しました」
ハウンドは寝室の扉のそばで立つカイナの横を通り出ていった。
「何事ですの?」
エルマリアの怪訝そうな顔にソロモンは正直に伝える。
「…この部屋から声が聞こえたと報告があった」
「…いつですの?」
「夜中だ」
「私は…食事のあとなんだか具合が悪くて湯には入らず拭うだけで早く寝ていました…居室から声は…カイナとザザの話し声だけで…」
「ザザはどこだ?」
「向かいの部屋にいるのでは?」
エルマリアが確認するように視線を送るとカイナは頷いた。
「侯爵閣下、私にはなんのことだかわかりません。声を聞いたと言う者に尋ねてください」
「ああ…そうする。エルマリア、最近レイモンドと…話をしていると聞いている」
寝乱れた若草色の髪をそのままに夜着の上にガウンを纏った姿のソロモンを初めて見るエルマリアはいつもの微笑みで頷く。
「はい」
エルマリアの変わらぬ微笑みにソロモンはその真意を図れなかったが二人は良い方向へ向かっていると思った。
「ハウンド!」
「旦那様」
ソロモンはエルマリアの部屋を出たあと足早に執務室へ向かう。
「連れてきたか?」
「はい」
ハウンドの言う通り、執務室の前にはお仕着せを着た使用人がアプソと共に待っていた。
「入れ」
ハウンドの開ける扉から狼狽える使用人と共に入り、ソロモンはソファに腰を下ろす。
「お前が聞いたんだな?」
ソロモンは使用人に尋ねている。
「旦那様っ…私ではなく噂が…あ…の…」
「噂?それだけでフローレン侯爵家に嫁いだ令嬢を貶めるような話を…ハウンドまで届くほど話したのか?」
「あの!…ケリーが…」
「ケリー?」
ソロモンは知らない名を口にした使用人を険しく睨む。
「旦那様、フェリシア様の専属の使用人ですよ」
アプソの言葉にソロモンはケリーを連れてくるよう命じた。
ケリーを待っていたソロモンの執務室の扉が荒々しく開かれ、嫌な予感のあとアンジェルが飛び込んできた。
「ソニー!」
「…アンジェル」
「使用人から聞いたわ!朝早くに子爵令嬢の部屋から出てきたの!?ソニー!まさか…まさか…裏切ったの…?」
アンジェルは床にうずくまり泣き始めた。
「お前の使用人は解雇してしまえ…くだらないことを主に吹き込むなど」
ソロモンは開かれた扉から覗く使用人を睨み付ける。
「ソロモン!!」
憤怒の顔を上げてソロモンを睨むアンジェルは声を上げた。
「アンジェル、私がそんなことをしないとわかっていて泣き叫ぶお前の神経がわからない」
ソロモンの冷静な態度がアンジェルの癇に触る。
「なによ!この一月!私の部屋に来てくれないじゃない!あの女が来てからよ!」
「私は忙しい」
「ソロモン!!月に一度は必ず私と過ごすと約束したじゃない!」
「ならば家政でもするか?領地の管理をするか?私はお前のように遊んでばかりではない!」
「声を荒げないで!」
アンジェルの叫びのあと執務室は静かになった。侯爵夫妻の言い合いに使用人たちは見ていることしかできない。
「…お金が必要なら私からお父様に頼むって言ってるじゃない」
「お前は昨年の水害を覚えてないのか?」
「覚えているわ…馬鹿にしないで…」
「…その水害で国が困窮したことは?」
「知ってるわよ!高位貴族が国のためにお金を差し出したわ!」
「ああ…その国を背負う陛下に末娘の嫁ぎ先のために金をくれと言うのか?」
「私のためよ?援助をしてくれるわ」
ソロモンはこの会話に疲れを感じた。
「…わかった。ならばそう言って貰ってこい。陛下から金を貰えるまで戻るな」
アンジェルはゆっくりと立ち上がりソロモンに近づく。
「ソニー、ふふ…あなたのためなら頭も下げるわ」
アンジェルはソファに座るソロモンの若草色の髪に口を落とす。
「ふふ、着替えてくるわね。王宮に行く準備をするわ。ソニー、子爵の持参金なんて必要ないわ…あの令嬢に近づかないで」
耳の近くで囁くアンジェルに耐えたソロモンは拳を強く握る。
「旦那様」
アプソの声に顔を上げたソロモンはその隣に立つ使用人に近づく。
「ケリー…か?」
「はい。旦那様」
「お前が聞いたと?」
「はい。夜中でしたので廊下は静かでした。薄暗いなか、女の悲鳴のような高い声が何度も何度も」
「確かか?」
「はい。貴賓室の扉に耳を近づけました。部屋を間に入れても…喘ぐ声が」
「居室にはカイナがいた。その使用人の声とは思わないか?」
「居室ならばもっと鮮明に聞こえたはずですしカイナの声ではありませんでした」
ケリーはカイナも媚薬を飲む可能性は高いとわかっていたが、食事のあとも冷静に湯の入った盥を運び、向かいにある自室から夜着を持ち居室に入る姿を確認していた。カイナは飲んでいないとケリーは考えた。
「エルマリアの声か?」
「それは…断言できません。シモンズ子爵令嬢の声をそれほど聞いたことがありません」
「そうか…ならばお前の聞き間違いだ」
ケリーはソロモンの言葉に狼狽える。
「ですが旦那様!」
「私は少し前にエルマリアに会った。部屋の様子は変わらず、エルマリアは一人だった。情事のあとのようなものはなにもなかった」
ケリーは確かに媚薬を入れ、少なくなっていた水差しも確認していた。エルマリアが落ち着いた様子ならば子種を受けたと察し、事態が思うように動いたと頬が緩みそうになるのを耐えた。
「子爵令嬢は賎しい下人に風呂の世話をさせています!あの下人は男女問わず金を貰えば抱くような男です」
ソロモンは目の前のケリーの頬を平手で打った。
「さっきから子爵令嬢と言うがな…エルマリアは次期侯爵夫人だぞ…貴様は何様だ?フローレンの名を知らないのか!」
打たれたことに驚いたケリーは頬を押さえる。
「まさかと思うが…そんな嘘を…フェリシアが広めろと命じたのか?」
打たれた驚きでソロモンの言葉を理解できなかったケリーは震えるだけでなにも言えなかった。
「そうか…フェリシアか…フェリシアが嘘を…」
ソロモンの言葉の意味を理解したケリーは大きく首を振る。疑いが大切なフェリシアに向けられ、予想とは違うソロモンの考えに狼狽える。
「フェリシア様はなにも命じておりません!断じて!私はし…エルマリア様の部屋から聞こえた声を話しただけです!あの下人に頼んで純潔を失くしたのだと!そうすればレイモンド様の妻のままフローレン侯爵家に残る理由を」
「なんの話だ?」
ソロモンはレイモンドの声に扉に視線を移す。
「父上…この女はなにを言っている?」
「ハウンド!扉が開いたままだと!?なぜ閉められない!」
「旦那様、奥様が退室したあと閉めました…がレイモンド様は…」
レイモンドは顔を歪める。
「盗み聞きか?レイモンド」
「父上、本当ですか?」
「なにがだ?この女に嘘の噂を広めるよう指示したフェリシアのことか?」
ソロモンの言葉にケリーは慌て焦る。
「フェリシア様はなにも知りません!私の独断です!子爵令嬢は確かに男に抱かれたのです!」
「レイモンド、私は先ほどエルマリアに会った。なにも知らずに寝ていたところを起こした。そんな形跡はなかった」
「そんなはずないです!レイモンド様!フェリシア様がそんな指示を私に言うなんてありえません!」
レイモンドはケリーの言葉に頷けなかった。ケリーはレイモンドの怪訝な顔に最悪な事態を想像する。
「ちが…違う!違う!!あの女は確かに飲んだのよ!悪魔の泉を!確かに飲んだ!!」
「エルマリア!エルマリア!開けてくれ!」
ソロモンはハウンドの報告に顔を青ざめ駆けつけてきた。
いつもより早く起こされ聞かされた話はエルマリアの部屋から悲鳴や卑猥な声が聞こえたというものだった。
「エルマリア…」
ソロモンは扉の握りを何度も揺らすが鍵がかけられ開かず、ハウンドに合鍵を持ってくるよう命じようとした瞬間、扉がゆっくりと開いた。
「ふあ…はい?」
眠気眼のカイナが夜着のまま扉を開けた。ソロモンはカイナを突き飛ばして寝室に向かう。
「エルマリア!」
扉を乱暴に開けたソロモンは漂う香油の匂いとわずかに膨らむ寝台に眉を寄せる。寝台の膨らみはわずかに動き、金色の髪を乱しながらエルマリアが起き上がる。
「…侯爵閣下…あ…ら?なにかありましたの?」
ソロモンは寝台に近づきエルマリアを見下ろす。紫の瞳はぼんやりとソロモンを見つめる。
「エルマリア…」
「…侯爵閣下…あ…ふ…申し訳ありません」
エルマリアが欠伸をしてしまったことに謝罪するとソロモンは力が抜けたように床に膝をつく。
「ハウンド!」
「はい」
ソロモンの背後にハウンドが立つ。ハウンドの目にも寝起きのエルマリアの姿に何かあったとは思えず、部屋に異変もなかった。
「お前に報告をした使用人から詳しく話を聞け」
「承知しました」
ハウンドは寝室の扉のそばで立つカイナの横を通り出ていった。
「何事ですの?」
エルマリアの怪訝そうな顔にソロモンは正直に伝える。
「…この部屋から声が聞こえたと報告があった」
「…いつですの?」
「夜中だ」
「私は…食事のあとなんだか具合が悪くて湯には入らず拭うだけで早く寝ていました…居室から声は…カイナとザザの話し声だけで…」
「ザザはどこだ?」
「向かいの部屋にいるのでは?」
エルマリアが確認するように視線を送るとカイナは頷いた。
「侯爵閣下、私にはなんのことだかわかりません。声を聞いたと言う者に尋ねてください」
「ああ…そうする。エルマリア、最近レイモンドと…話をしていると聞いている」
寝乱れた若草色の髪をそのままに夜着の上にガウンを纏った姿のソロモンを初めて見るエルマリアはいつもの微笑みで頷く。
「はい」
エルマリアの変わらぬ微笑みにソロモンはその真意を図れなかったが二人は良い方向へ向かっていると思った。
「ハウンド!」
「旦那様」
ソロモンはエルマリアの部屋を出たあと足早に執務室へ向かう。
「連れてきたか?」
「はい」
ハウンドの言う通り、執務室の前にはお仕着せを着た使用人がアプソと共に待っていた。
「入れ」
ハウンドの開ける扉から狼狽える使用人と共に入り、ソロモンはソファに腰を下ろす。
「お前が聞いたんだな?」
ソロモンは使用人に尋ねている。
「旦那様っ…私ではなく噂が…あ…の…」
「噂?それだけでフローレン侯爵家に嫁いだ令嬢を貶めるような話を…ハウンドまで届くほど話したのか?」
「あの!…ケリーが…」
「ケリー?」
ソロモンは知らない名を口にした使用人を険しく睨む。
「旦那様、フェリシア様の専属の使用人ですよ」
アプソの言葉にソロモンはケリーを連れてくるよう命じた。
ケリーを待っていたソロモンの執務室の扉が荒々しく開かれ、嫌な予感のあとアンジェルが飛び込んできた。
「ソニー!」
「…アンジェル」
「使用人から聞いたわ!朝早くに子爵令嬢の部屋から出てきたの!?ソニー!まさか…まさか…裏切ったの…?」
アンジェルは床にうずくまり泣き始めた。
「お前の使用人は解雇してしまえ…くだらないことを主に吹き込むなど」
ソロモンは開かれた扉から覗く使用人を睨み付ける。
「ソロモン!!」
憤怒の顔を上げてソロモンを睨むアンジェルは声を上げた。
「アンジェル、私がそんなことをしないとわかっていて泣き叫ぶお前の神経がわからない」
ソロモンの冷静な態度がアンジェルの癇に触る。
「なによ!この一月!私の部屋に来てくれないじゃない!あの女が来てからよ!」
「私は忙しい」
「ソロモン!!月に一度は必ず私と過ごすと約束したじゃない!」
「ならば家政でもするか?領地の管理をするか?私はお前のように遊んでばかりではない!」
「声を荒げないで!」
アンジェルの叫びのあと執務室は静かになった。侯爵夫妻の言い合いに使用人たちは見ていることしかできない。
「…お金が必要なら私からお父様に頼むって言ってるじゃない」
「お前は昨年の水害を覚えてないのか?」
「覚えているわ…馬鹿にしないで…」
「…その水害で国が困窮したことは?」
「知ってるわよ!高位貴族が国のためにお金を差し出したわ!」
「ああ…その国を背負う陛下に末娘の嫁ぎ先のために金をくれと言うのか?」
「私のためよ?援助をしてくれるわ」
ソロモンはこの会話に疲れを感じた。
「…わかった。ならばそう言って貰ってこい。陛下から金を貰えるまで戻るな」
アンジェルはゆっくりと立ち上がりソロモンに近づく。
「ソニー、ふふ…あなたのためなら頭も下げるわ」
アンジェルはソファに座るソロモンの若草色の髪に口を落とす。
「ふふ、着替えてくるわね。王宮に行く準備をするわ。ソニー、子爵の持参金なんて必要ないわ…あの令嬢に近づかないで」
耳の近くで囁くアンジェルに耐えたソロモンは拳を強く握る。
「旦那様」
アプソの声に顔を上げたソロモンはその隣に立つ使用人に近づく。
「ケリー…か?」
「はい。旦那様」
「お前が聞いたと?」
「はい。夜中でしたので廊下は静かでした。薄暗いなか、女の悲鳴のような高い声が何度も何度も」
「確かか?」
「はい。貴賓室の扉に耳を近づけました。部屋を間に入れても…喘ぐ声が」
「居室にはカイナがいた。その使用人の声とは思わないか?」
「居室ならばもっと鮮明に聞こえたはずですしカイナの声ではありませんでした」
ケリーはカイナも媚薬を飲む可能性は高いとわかっていたが、食事のあとも冷静に湯の入った盥を運び、向かいにある自室から夜着を持ち居室に入る姿を確認していた。カイナは飲んでいないとケリーは考えた。
「エルマリアの声か?」
「それは…断言できません。シモンズ子爵令嬢の声をそれほど聞いたことがありません」
「そうか…ならばお前の聞き間違いだ」
ケリーはソロモンの言葉に狼狽える。
「ですが旦那様!」
「私は少し前にエルマリアに会った。部屋の様子は変わらず、エルマリアは一人だった。情事のあとのようなものはなにもなかった」
ケリーは確かに媚薬を入れ、少なくなっていた水差しも確認していた。エルマリアが落ち着いた様子ならば子種を受けたと察し、事態が思うように動いたと頬が緩みそうになるのを耐えた。
「子爵令嬢は賎しい下人に風呂の世話をさせています!あの下人は男女問わず金を貰えば抱くような男です」
ソロモンは目の前のケリーの頬を平手で打った。
「さっきから子爵令嬢と言うがな…エルマリアは次期侯爵夫人だぞ…貴様は何様だ?フローレンの名を知らないのか!」
打たれたことに驚いたケリーは頬を押さえる。
「まさかと思うが…そんな嘘を…フェリシアが広めろと命じたのか?」
打たれた驚きでソロモンの言葉を理解できなかったケリーは震えるだけでなにも言えなかった。
「そうか…フェリシアか…フェリシアが嘘を…」
ソロモンの言葉の意味を理解したケリーは大きく首を振る。疑いが大切なフェリシアに向けられ、予想とは違うソロモンの考えに狼狽える。
「フェリシア様はなにも命じておりません!断じて!私はし…エルマリア様の部屋から聞こえた声を話しただけです!あの下人に頼んで純潔を失くしたのだと!そうすればレイモンド様の妻のままフローレン侯爵家に残る理由を」
「なんの話だ?」
ソロモンはレイモンドの声に扉に視線を移す。
「父上…この女はなにを言っている?」
「ハウンド!扉が開いたままだと!?なぜ閉められない!」
「旦那様、奥様が退室したあと閉めました…がレイモンド様は…」
レイモンドは顔を歪める。
「盗み聞きか?レイモンド」
「父上、本当ですか?」
「なにがだ?この女に嘘の噂を広めるよう指示したフェリシアのことか?」
ソロモンの言葉にケリーは慌て焦る。
「フェリシア様はなにも知りません!私の独断です!子爵令嬢は確かに男に抱かれたのです!」
「レイモンド、私は先ほどエルマリアに会った。なにも知らずに寝ていたところを起こした。そんな形跡はなかった」
「そんなはずないです!レイモンド様!フェリシア様がそんな指示を私に言うなんてありえません!」
レイモンドはケリーの言葉に頷けなかった。ケリーはレイモンドの怪訝な顔に最悪な事態を想像する。
「ちが…違う!違う!!あの女は確かに飲んだのよ!悪魔の泉を!確かに飲んだ!!」
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