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終わる蜜月
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「明日から日常?」
「蜜月は終わりだ」
濡れた紺色の頭に頬をつけて膝に乗る体を抱きしめる。そろそろ現実に戻らなければならない。書類は溜まっているだろう。
「ダンテの存在は知れるわ」
明日の昼過ぎにエイヴァとダンテが訪れる。銀髪は隠すだろうが瞳は隠せない。カイラン様の子と噂は流れるだろう。
「…ダンテは断る?」
情けないがハインス邸に勤めるすべての使用人の口を閉ざすことはできない。
「レオが許したの。ダンテの存在が知られてもいいと判断したのよ。狙われているわけではないのに瞳のせいで閉じ込めることは…黒い瞳はどうとでも言えるわ」
ゾルダークの血筋は数が少ない。それでも過去を遡ればゾルダーク領にいないわけじゃない。厄介なのは髪色…鬘で誤魔化せるが…
「ゾルダーク領の孤児院に捨てられていたとブルーノに話を広げるよう言っておく」
濡れた肩に吸い付く。クレアの体は僕の残した痕が多くついている。
「ええ…ふふ…楽しみね」
数日離れていただけだが…
「エイヴァよりダンテが心配なの」
「そうなの?」
ダンテは話さないし表情を変えない。
「ダンテは母親を知らなかった…マチルダ様は…ダンテを父親に渡してそれきり…その父親からも離れることを選んだの…三つでよ…私…ダンテの母親の話をしたかしら?」
顔を傾け振り返るクレアに首を振る。
「隠せとも話せとも言われていないからルーカスは知ってもいいわ」
クレアは体勢を変えて僕の胸に頬をつけて見上げる。
「マチルダ・チェスター?」
「ええ。知っていた?」
「…エゼキエル・チェスターから聞いた」
「そう…チェスター国王は父親を知っていた?」
「知らなそうだったな…瞳の色の話が出なかった。知っていたらゾルダークに関わろうとするだろう?だから僕は教えていない」
「マチルダ様はウィンター・ヘドグランの話はしなかったのね」
「は?」
「ダンテの父親よ」
「え?」
「ウィンター」
「ヘドグラン!?」
ヘドグラン…だと?それは…ヘドグラン王国の王族か…?意味がわからない。なぜマチルダ王女がそこに繋がる…?
「ふふ!ルーカス、揺れたわ…湯が…」
「ゾルダークに接触したってことか…そのウィンター・ヘドグラン…クレア…ヘドグランは黒い瞳か?」
「そうなの。王族の血筋ですって」
想像よりも複雑な背景じゃないか…
「…王族…ゾルダークは…」
「ヘドグランが故郷かもね。ふふ、ヘドグラン王族の誰かがシャルマイノスに…そして公爵位を持った…なにかの書物にありそうよ」
「僕らは王族同士か」
「ふふふ!そうね!」
無邪気に笑うクレアの濡れた頭に口を落とす。
「ルーカス、そろそろ出ましょう…指がふやけるわ」
「ん」
クレアは僕の首に腕を回し、しがみつく。僕は片腕でクレアを抱き上げ立ち上がり浴槽を出る。
「下ろすよ」
クレアの爪先が床につくよう上体を屈める。綺麗な湯の入った盥を持ち上げクレアにかけ、自身にもかける。布を取りクレアの体に巻きつけて抱き上げる。
「ルーカスの体が冷えるわ」
「僕は鍛えているから」
誰もいない寝室へ入り清潔にされた寝台にクレアを座らせ、新たな布で髪を拭う。
「メイドを呼ぶわ」
「…うん…もう少し」
「私の髪は長くて手間がかかるのに」 それでも世話を焼きたいんだ。
「拭くのが下手?」
「そうじゃないけど…メイドたちのほうが早いでしょう?」
「そりゃあ…数人でするからね」
「…早く拭いてあなたと…」
クレアの言葉に布で隠れた顔を晒すと頬を染めていた。あごを掴んで上向かせると視線を逸らした。
「…欲しいの?」
異色の瞳で睨まれたって可愛いだけなんだよ。
「しないならいいの」
「…君の体力を考えたんだ。明日は来客だろ?辛くなる」
「わかったわ。我慢する」
我慢…か…したいんだ…な?
「ルーカス!」
クレアは僕の陰茎を見て声を上げた。
「君が誘った…ここ数日…僕は欲望のままに君を抱いた…から反省したけど…箍が外れたように君を求めている…君を知ってしまっては律していた日々に戻れない。こんなに簡単に漲ってしまう」
クレアを巻いていた布を取り払い手を掴んで陰茎に触れさせる。
「ルー…」
「君が誘ったからこうなった」
クレアの指が脈打つ陰茎を這い両手で掴んで赤い唇を開けて含んだ。僕の陰茎を含むことに少しの躊躇もない。こんな姿を見て興奮しないわけがない。動く紺色の頭を掴んで思いのままにクレアの口のなかを味わいたい。そんなよくない考えが過り、想像しては興奮が増す。僕はこんな凶暴な思考を持っていたのか…?おかしくなる…
「クレア」
懸命に動く頭を撫でると異色の瞳が僕を見た。その姿の破壊力は凄まじく…陰茎が勝手に跳ねる。
「痛くした?」
唾液を垂らしながら拭いもせず幼い顔が陰茎と並ぶ。
「こんな姿…」
誰もが惹かれるだろう。君を見下ろす僕の顔はどんなだろうか?怖がらせないといい…
「きゃっ」
僕は寝台に彼女を押し倒し、赤い頂に吸い付く。
「ん!あっ…ルーカス…」
「もう…痛くないだろう?硬くなった…」
クレアが痛いと言ってもしつこく触った頂は変化した。
「…きもちいい…」
ぐ…突き入れたい。君を高ぶらせる前に足を広げてきついなかを無理やり進みたい。そんなことはできないから指で秘所に触れる。
「ああ…濡れてる」
「…湯よ…」
僕はクレアの秘所に顔を埋めて割れ目を左右に開き赤く色づいて待つ膣を見つめる。舌を伸ばして啜れば湯じゃないものが口に入る。
「ああ!ルーカス!」
「君の味がする…から湯じゃないよ」
舌では奥までいけないが中は悦び液を増やす。
「ルー…」
切なげな声を出すクレアに視線を移すと震える手が伸びて指が刺激の強い粒に触れる。
「ここ?」
赤い顔をしたクレアは泣きそうな顔になった。
「好き?」
聞いただけなのに涙を流した。
「ここも少し変わったんだ」
僕は指で赤く腫れた粒を剥き出し舌で刺激する。
「んあ!ああ!」
クレアの体は強ばり快感に身を委ねるように震える。指は秘所に入れて動かし粒を口に含んでクレアが達するまで虐め、達しても繰り返した。
「ルーカス!もう!いやっ…離れて!出るの!」
出る…?あれか?ならば止められない。クレアの懇願を無視して指を増やして執拗に粒を虐める。激しく動く指が強く締め付けられ彼女の悲鳴と共に温かい液が勢いよく吹き出した。
「ああああ!い…や…あ…う…」
震えて脱力した体は痛々しい、が…そんな姿に満足を覚える。
「クレア」
顔を横に向けたまま返事をくれない。
「クレア」
黒い瞳が怒りを含んで僕を見る。びしょ濡れにされた指から腕へと彼女の出した液が垂れ、僕はそれを舐める。その様子に瞳を見開き僕を睨んだ。
「君のものは舐めれる…粗相じゃないよ…上級指南書を読んだなら知っているだろ?潮だよ。君が絶頂より感じると液が出るんだ…え?知らなかった?」
そんな顔をしている。
「女性版には書かれていないのか」
「男性を…喜ばせる…ものば…かり」
そうか…だから困惑したか。
「いやって言ったわ」
「…気持ちいいことだから…いいかなって…本当に嫌なら二度としない」
返事がなく視線を逸らすならしていいってことかな?
「動けないわ」
潮を吹くのは体力を使うか…?
「君は…動かなくていい」
脱力する両足を広げて秘所に陰茎をあて腰を進める。蕩けるように柔らかく陰茎を包み快感を感じる度に締め付ける。
「すごいな…濡れかたが…子種を出した後みたいだよ」
「んん…」
怒りたくても気持ちがよくて怒れない…そんな顔したクレアが可愛い…愛しい…
「クレアっ…我慢できない」
僕は最奥を突いて欲望のままに腰を振った。揺れる異色の瞳を見つめながら頂を摘まみながら舌を絡ませながら加減を忘れて彼女を突いた。自慰など比べようもない快感が全身を巡る。
「ああ!」
陰茎を入れてからも何度も達しているクレアは一際大きく嬌声を上げて体を強ばらせた。僕と繋がる場所に温かい液を感じてまた吹き出したことを理解した。出入りしていた陰茎は強い刺激に誘われるように子種を中に吐き出し僕は快感に酔う。
「…クレア」
密着していた体を離すと瞳は閉じられ返事がなかった。意識を落としたようだが体は震えて秘所は未だに痙攣している。
「君のこの姿は…信じられないほど淫らだって言ったら怒るだろう?意識を失った君を労るべきとわかっていても抜きたくない。クレア…豊満な胸じゃなくても僕は好きだよ…身長が低くても…君の体は柔らかくて腰は括れて女性らしさが溢れている…淫らに喘ぐ君は…少女のようなのに大人びて…」
起きている君に伝えられないことを伝える。
「ああ…こんな悦楽…知っては自慰などできないな…困ったな…意識を失った君をもっと揺らしていい?君が知らない体位を試していい?」
なんてこと言ってる…僕は頭が馬鹿になってしまった…朝にまた湯に入ろう。陰茎を抜いて彼女の横に転がり蟀谷に流れる涙に吸い付く。
「ボーマ、掛け布をくれるか?」
寝台の端に畳まれた布を狼が咥えて投げた。
「ありがとう」
クレアのいやという言葉にボーマが反応しないなら…あれは言葉だけのいやなんだろう…布を掴んで広げて僕らを包む。
「いつになったら…満足するんだよ」
このまま毎晩抱くような日々を送れば…君の体がおかしくなってしまうよな。
「蜜月は終わりだ」
濡れた紺色の頭に頬をつけて膝に乗る体を抱きしめる。そろそろ現実に戻らなければならない。書類は溜まっているだろう。
「ダンテの存在は知れるわ」
明日の昼過ぎにエイヴァとダンテが訪れる。銀髪は隠すだろうが瞳は隠せない。カイラン様の子と噂は流れるだろう。
「…ダンテは断る?」
情けないがハインス邸に勤めるすべての使用人の口を閉ざすことはできない。
「レオが許したの。ダンテの存在が知られてもいいと判断したのよ。狙われているわけではないのに瞳のせいで閉じ込めることは…黒い瞳はどうとでも言えるわ」
ゾルダークの血筋は数が少ない。それでも過去を遡ればゾルダーク領にいないわけじゃない。厄介なのは髪色…鬘で誤魔化せるが…
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濡れた肩に吸い付く。クレアの体は僕の残した痕が多くついている。
「ええ…ふふ…楽しみね」
数日離れていただけだが…
「エイヴァよりダンテが心配なの」
「そうなの?」
ダンテは話さないし表情を変えない。
「ダンテは母親を知らなかった…マチルダ様は…ダンテを父親に渡してそれきり…その父親からも離れることを選んだの…三つでよ…私…ダンテの母親の話をしたかしら?」
顔を傾け振り返るクレアに首を振る。
「隠せとも話せとも言われていないからルーカスは知ってもいいわ」
クレアは体勢を変えて僕の胸に頬をつけて見上げる。
「マチルダ・チェスター?」
「ええ。知っていた?」
「…エゼキエル・チェスターから聞いた」
「そう…チェスター国王は父親を知っていた?」
「知らなそうだったな…瞳の色の話が出なかった。知っていたらゾルダークに関わろうとするだろう?だから僕は教えていない」
「マチルダ様はウィンター・ヘドグランの話はしなかったのね」
「は?」
「ダンテの父親よ」
「え?」
「ウィンター」
「ヘドグラン!?」
ヘドグラン…だと?それは…ヘドグラン王国の王族か…?意味がわからない。なぜマチルダ王女がそこに繋がる…?
「ふふ!ルーカス、揺れたわ…湯が…」
「ゾルダークに接触したってことか…そのウィンター・ヘドグラン…クレア…ヘドグランは黒い瞳か?」
「そうなの。王族の血筋ですって」
想像よりも複雑な背景じゃないか…
「…王族…ゾルダークは…」
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「ふふふ!そうね!」
無邪気に笑うクレアの濡れた頭に口を落とす。
「ルーカス、そろそろ出ましょう…指がふやけるわ」
「ん」
クレアは僕の首に腕を回し、しがみつく。僕は片腕でクレアを抱き上げ立ち上がり浴槽を出る。
「下ろすよ」
クレアの爪先が床につくよう上体を屈める。綺麗な湯の入った盥を持ち上げクレアにかけ、自身にもかける。布を取りクレアの体に巻きつけて抱き上げる。
「ルーカスの体が冷えるわ」
「僕は鍛えているから」
誰もいない寝室へ入り清潔にされた寝台にクレアを座らせ、新たな布で髪を拭う。
「メイドを呼ぶわ」
「…うん…もう少し」
「私の髪は長くて手間がかかるのに」 それでも世話を焼きたいんだ。
「拭くのが下手?」
「そうじゃないけど…メイドたちのほうが早いでしょう?」
「そりゃあ…数人でするからね」
「…早く拭いてあなたと…」
クレアの言葉に布で隠れた顔を晒すと頬を染めていた。あごを掴んで上向かせると視線を逸らした。
「…欲しいの?」
異色の瞳で睨まれたって可愛いだけなんだよ。
「しないならいいの」
「…君の体力を考えたんだ。明日は来客だろ?辛くなる」
「わかったわ。我慢する」
我慢…か…したいんだ…な?
「ルーカス!」
クレアは僕の陰茎を見て声を上げた。
「君が誘った…ここ数日…僕は欲望のままに君を抱いた…から反省したけど…箍が外れたように君を求めている…君を知ってしまっては律していた日々に戻れない。こんなに簡単に漲ってしまう」
クレアを巻いていた布を取り払い手を掴んで陰茎に触れさせる。
「ルー…」
「君が誘ったからこうなった」
クレアの指が脈打つ陰茎を這い両手で掴んで赤い唇を開けて含んだ。僕の陰茎を含むことに少しの躊躇もない。こんな姿を見て興奮しないわけがない。動く紺色の頭を掴んで思いのままにクレアの口のなかを味わいたい。そんなよくない考えが過り、想像しては興奮が増す。僕はこんな凶暴な思考を持っていたのか…?おかしくなる…
「クレア」
懸命に動く頭を撫でると異色の瞳が僕を見た。その姿の破壊力は凄まじく…陰茎が勝手に跳ねる。
「痛くした?」
唾液を垂らしながら拭いもせず幼い顔が陰茎と並ぶ。
「こんな姿…」
誰もが惹かれるだろう。君を見下ろす僕の顔はどんなだろうか?怖がらせないといい…
「きゃっ」
僕は寝台に彼女を押し倒し、赤い頂に吸い付く。
「ん!あっ…ルーカス…」
「もう…痛くないだろう?硬くなった…」
クレアが痛いと言ってもしつこく触った頂は変化した。
「…きもちいい…」
ぐ…突き入れたい。君を高ぶらせる前に足を広げてきついなかを無理やり進みたい。そんなことはできないから指で秘所に触れる。
「ああ…濡れてる」
「…湯よ…」
僕はクレアの秘所に顔を埋めて割れ目を左右に開き赤く色づいて待つ膣を見つめる。舌を伸ばして啜れば湯じゃないものが口に入る。
「ああ!ルーカス!」
「君の味がする…から湯じゃないよ」
舌では奥までいけないが中は悦び液を増やす。
「ルー…」
切なげな声を出すクレアに視線を移すと震える手が伸びて指が刺激の強い粒に触れる。
「ここ?」
赤い顔をしたクレアは泣きそうな顔になった。
「好き?」
聞いただけなのに涙を流した。
「ここも少し変わったんだ」
僕は指で赤く腫れた粒を剥き出し舌で刺激する。
「んあ!ああ!」
クレアの体は強ばり快感に身を委ねるように震える。指は秘所に入れて動かし粒を口に含んでクレアが達するまで虐め、達しても繰り返した。
「ルーカス!もう!いやっ…離れて!出るの!」
出る…?あれか?ならば止められない。クレアの懇願を無視して指を増やして執拗に粒を虐める。激しく動く指が強く締め付けられ彼女の悲鳴と共に温かい液が勢いよく吹き出した。
「ああああ!い…や…あ…う…」
震えて脱力した体は痛々しい、が…そんな姿に満足を覚える。
「クレア」
顔を横に向けたまま返事をくれない。
「クレア」
黒い瞳が怒りを含んで僕を見る。びしょ濡れにされた指から腕へと彼女の出した液が垂れ、僕はそれを舐める。その様子に瞳を見開き僕を睨んだ。
「君のものは舐めれる…粗相じゃないよ…上級指南書を読んだなら知っているだろ?潮だよ。君が絶頂より感じると液が出るんだ…え?知らなかった?」
そんな顔をしている。
「女性版には書かれていないのか」
「男性を…喜ばせる…ものば…かり」
そうか…だから困惑したか。
「いやって言ったわ」
「…気持ちいいことだから…いいかなって…本当に嫌なら二度としない」
返事がなく視線を逸らすならしていいってことかな?
「動けないわ」
潮を吹くのは体力を使うか…?
「君は…動かなくていい」
脱力する両足を広げて秘所に陰茎をあて腰を進める。蕩けるように柔らかく陰茎を包み快感を感じる度に締め付ける。
「すごいな…濡れかたが…子種を出した後みたいだよ」
「んん…」
怒りたくても気持ちがよくて怒れない…そんな顔したクレアが可愛い…愛しい…
「クレアっ…我慢できない」
僕は最奥を突いて欲望のままに腰を振った。揺れる異色の瞳を見つめながら頂を摘まみながら舌を絡ませながら加減を忘れて彼女を突いた。自慰など比べようもない快感が全身を巡る。
「ああ!」
陰茎を入れてからも何度も達しているクレアは一際大きく嬌声を上げて体を強ばらせた。僕と繋がる場所に温かい液を感じてまた吹き出したことを理解した。出入りしていた陰茎は強い刺激に誘われるように子種を中に吐き出し僕は快感に酔う。
「…クレア」
密着していた体を離すと瞳は閉じられ返事がなかった。意識を落としたようだが体は震えて秘所は未だに痙攣している。
「君のこの姿は…信じられないほど淫らだって言ったら怒るだろう?意識を失った君を労るべきとわかっていても抜きたくない。クレア…豊満な胸じゃなくても僕は好きだよ…身長が低くても…君の体は柔らかくて腰は括れて女性らしさが溢れている…淫らに喘ぐ君は…少女のようなのに大人びて…」
起きている君に伝えられないことを伝える。
「ああ…こんな悦楽…知っては自慰などできないな…困ったな…意識を失った君をもっと揺らしていい?君が知らない体位を試していい?」
なんてこと言ってる…僕は頭が馬鹿になってしまった…朝にまた湯に入ろう。陰茎を抜いて彼女の横に転がり蟀谷に流れる涙に吸い付く。
「ボーマ、掛け布をくれるか?」
寝台の端に畳まれた布を狼が咥えて投げた。
「ありがとう」
クレアのいやという言葉にボーマが反応しないなら…あれは言葉だけのいやなんだろう…布を掴んで広げて僕らを包む。
「いつになったら…満足するんだよ」
このまま毎晩抱くような日々を送れば…君の体がおかしくなってしまうよな。
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