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17.素数
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一通りの行為を終えたあと、2人の話題は蓮とロナウドへのカミングアウトになった。
「どうする?この部屋に2人を呼ぶ?」康太はズボンを履きながら広大に尋ねた。
「いや、この部屋だとマズイだろう。まだなんかにおいが立ち込めてるし…」広大は汗拭きシートで全身を拭いている。
「じゃあ、蓮達の部屋に行ってそこでカミングアウトする?」
「うーん、それが良いけど、アイツら信じてくれるかなぁ。身体を見ないと信じなさそうだし…。あ、今から4人で大浴場に行って、そこでカミングアウトするのは?」
「嫌だわ!」
「冗談だって」広大はヒヒヒと笑う。
「ま、取り敢えず2人の部屋に行きましょう」康太はスマホを取り出すとグループラインに「今から蓮達の部屋に行っても良い?」と連絡を入れた。
すると蓮から「5分後に来て!」と返信が来た。
「5分待たないといけないって~」
「じゃあ、今から一から百まで数えて」
「え?」
「素数が出たらキスしよう」
「え、あ、うん」
「そうしたら5分潰せるだろ?」
「そうだね」
1
2 チュ
3 チュ
4
5 チュ……
百まで数え終わった時、丁度5分が経った。
「じゃ、いこうぜ!」広大は康太の手を取り、2人は部屋を出た。
「どうする?この部屋に2人を呼ぶ?」康太はズボンを履きながら広大に尋ねた。
「いや、この部屋だとマズイだろう。まだなんかにおいが立ち込めてるし…」広大は汗拭きシートで全身を拭いている。
「じゃあ、蓮達の部屋に行ってそこでカミングアウトする?」
「うーん、それが良いけど、アイツら信じてくれるかなぁ。身体を見ないと信じなさそうだし…。あ、今から4人で大浴場に行って、そこでカミングアウトするのは?」
「嫌だわ!」
「冗談だって」広大はヒヒヒと笑う。
「ま、取り敢えず2人の部屋に行きましょう」康太はスマホを取り出すとグループラインに「今から蓮達の部屋に行っても良い?」と連絡を入れた。
すると蓮から「5分後に来て!」と返信が来た。
「5分待たないといけないって~」
「じゃあ、今から一から百まで数えて」
「え?」
「素数が出たらキスしよう」
「え、あ、うん」
「そうしたら5分潰せるだろ?」
「そうだね」
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2 チュ
3 チュ
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5 チュ……
百まで数え終わった時、丁度5分が経った。
「じゃ、いこうぜ!」広大は康太の手を取り、2人は部屋を出た。
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