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1.Farewell to the Beginning
10:3人目
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うーん。でかい。
廊下が埋まっている。一人の大男によって。
頑張れば4人ぐらい並べる廊下なんだが、独占されてしまっている。
ピックアップした中の一人が、気持ちよさそうに寝息を立てている。
幸せそうな寝顔に申し訳ないが、他の通行の邪魔にもなるし起こすか。
っていうか起こせるのか?
「おーい、起きてくれないか」
肩を揺するとうっすらと瞼を・・・閉じるな。
今起こしてんだから。
「起きてくれないか、俺の部屋奥にあるんだ」
「ん・・・・もう食べれn・・・」
お約束かよ。
受付の爺さんに言ってもいいんだが、あの小さい爺さんにお願いするのは気が引ける。
起こせるにしても、日が暮れそうだ。
しょうがない。
この大男と事を構えることになると面倒そうだが、強硬策に出るとしよう。
手順は2つ、
1:大男の鼻をつまむ。
2:ついでに引っ張ってやる。
「んあ~ああだだだ!いだいってぇ!」
やっと起きたか、寝坊助さんめ。
ドスドスと音を立てて寝返りを打っている。
廊下が抜けないか心配だ。
「すいませんね、寝てるとこ。俺の部屋そこなんで」
そう言って大男の隣の部屋を指さす。
俺の顔を見るなりハッっとしたかと、
思うと周りをキョロキョロしている。
「ああ、そうだったんだ。ごめんなさい、塞でた」
涙目で花を摩りながら、ペコペコ頭を下げてくる。
見た目の割に低姿勢だし話してると、温厚な雰囲気が伝わってくる。
「いえいえ、こちらこそ強引に起こしてしまいまして」
つられて頭を下げる辺り、
俺もテルミット人としての才覚を現してきたようだ。
それじゃ、と言って自分の部屋に入ろうとした。
「あ、あの。僕はジェナス・インジェンスです。お隣さんです」
大男、もといジェナスはそう言って左手を出してきた。
どこぞの七光りと違って、コイツの第一印象はまずまずといったところだ。
狭い廊下で爆睡キめてなければもう少しよかったが。
「こちらこそよろしくお願いします、ムルト・イシダです。
ムルトでいいですよ。インジェンスさんも新入生ですよね?」
同級生だろうと礼節を持て。特に初対面はな。
中学に入ってから良く親父に言われた言葉だ。
しかしデカい手だな、俺の2倍はありそうなんだが。
身長もかなり高い。軽く跳ねても天井に風穴があきそうだ。
「じゃあ同級生だね。僕の事もジェナスって呼んでね、ムルト」
そう言って俺たちは固い握手を交わす。
小っ恥ずかしかった。
なんだかんだで義務教育の時に、こういう会話ってなかったなとふと思う。
まあそれもそうか。放課後はずっと親父と訓練してたし、
中学入っても姉さんと 仮想で訓練してたし。
訓練漬けの毎日を送っていたのだ。当然と言えば当然である。
このまま自分の部屋に入ってしまっても良かったが、
「そういえばジェナスはなんでこんなとこで寝てたんだ?」
なんとなく放っておけないかった。これも隣人としてのよしみだ、
恩を売っておこうとか、そういう気持ちからでは無かった。
ジェナス言い分はこうだった。
カードキーを差し込んでもエラーを返されて開けられず。
1Fの受付で対応してもらおうとしたが誰もおらず。
途方に暮れていると、気づけば寝てしまったいた。
俺に起こされる。←new
どこからツッコんでいいのかわからなかった。
何かそういった病気じゃないんだろうか。
一先ず1Fに戻り、時代劇を鑑賞中の爺さんに言ってカードキーを見てもらう。
そもそも渡したカードキーが別の部屋のものだった。
そりゃ開くはずもない。しっかりしてくださいよ御隠居様。
その後ジェナスからひと言お礼を貰い、やっと自室に入ることができるのであった。
さて、なんやかんやあったが無事、新居入城を果たした。
特に予定もなかったが、夕方までに荷解きを終わらせた。
私物は少ない。衣服がほとんどだし、
実家で訓練中に使用していた武器のほとんどは持ち込み禁止だ。
小太刀の一本でも持ってきたかった。
夕日を浴びながら明日の授業の準備をし、
少し早かったが寮内の食堂で夕食を取ることにした。
当学園の寮は男女含めて全8棟。各棟に食堂を完備。なんと大浴場もあるという。
一人でボッチ飯にも慣れていたが、折角なのでジェナスを夕食に誘った。
彼はテルミット北西、山岳地帯の麓にある小さな村の出身だそうだ。
村で一番の頭脳で学園へは一般入試で入ったと言う。
聞けば入試でトップ3に入り学費を免除されてるのだとか。
廊下で寝ていたヤツと、本当に同一人物なのか疑わしくなってきた。
俺は正夢でも見たんじゃなかろうか。
体格について聞けば、身長は2mを越え体重も先週測った時は150kg。
将来はテルミット軍に入隊し、村にいる両親に仕送りするのだ!
と恥ずかしそうにしながらも息巻いている。
戦闘は護身術を少しかじった程度らしいが、
この体格で軍隊格闘術を習得すれば、すぐにでも入隊できそうだ。
つ、つよい。つよすぎる。聖人か、ジェナスは。
頭は良いし、腕っぷしも強くおまけに優しい。
「にしても普通廊下で寝るか?
別に貶してるわけじゃないけどそういう人って、
ほら、なかなかいないじゃん?」
弱点を探ってるとかじゃないんだ、信じてくれジェナス様。
ジェナスは笑いながら教えてくれる。
しかし、料理を口に運ぶ手は動いたままだった。
この体格だ、想像はしてたがその上を軽く超えていく食欲だ。
「ああ、あれね。そういう訓練なんだ。
僕の村、貧乏だから狩りするときとかね、結構便利なんだよ?」
長丁場になる狩りの際、瞬時に寝起きできると体力の温存にもなる。
ただ本人曰くそういった狩りは年に1回あるかないかで、
ほとんどは日が終わる前に帰ってくるのだとか。
「へ~、その割に俺が近づいても起きなかったよな?」
ジェナスが赤くなって俯いてしまった。
結構小さくなるもんだな、その巨漢でそこまで小さくなれるとは。
冗談だ、と言ってやると恥ずかしそうに箸を進めた。
ジェナスとの楽しい夕飯を終え自室に戻りシャワーを浴びた。
楽しい一時はあっという間だ。
ベッドに座り、今日一日を振り返る。
入学初日だというのてんやわんやだ。
に失礼な奴に絡まれるわ、美脚に目を奪われるわ、
巨漢の目覚ましになるわでにぎやかな一日だった。
3人とも自分がピックアップしていた人物、要注意人物だ。
とはいえ性格に難がある野犬以外は事を構える必要はなさそうだ。
あの二人とは言葉で理解しあえる。
万年発情期の駄犬は・・・面倒だから放っておこう。
姉さんに頭が上がらないみたいだったし。
4人と談笑する中聞いたが、フロスは政治家の御令嬢なんだとか。
彼の父テスロイ・プールカと言うらしい。
そこそこ有名な人らしいが、政界にこれっぽちも興味はない。
俺からしてみればフロスは美脚のフロスに変わりなかった。
ジェナスとはお隣同士今後とも仲良くやっていけそうだ。
あわよくばまた変なところで寝ないでくれると助かる。
まあ色々あったが何とかやっていけそうだ。
さて、初日から遅刻するわけにもいかない。
明日の準備をして寝る準備をしていると、
ベランダで異音がした。気がした。
何か擦れたような音だったが、なんだ?鳥か?
訝し気にカーテンを開けると人が立っていた。
真っ黒で艶めかしいラバースーツ、もとい戦闘装束を身にまとっている。
は?
マスクを取った姉さんが手を振っていた。
「は~あ~い♪」
いや、"は~あ~い♪"じゃなくて。
ここ10Fなんですけど・・・。
「何やってんのさ、そろそろ寝ようと思ったんだけど」
ベランダを開け開口一番嫌味を投げるが、
姉さんは無遠慮に入ってきてベッドに腰を落ち着ける。
俺の溜息なんて気にしちゃいない。
っていうか規格外すぎるだろ。うちの人間は。
廊下が埋まっている。一人の大男によって。
頑張れば4人ぐらい並べる廊下なんだが、独占されてしまっている。
ピックアップした中の一人が、気持ちよさそうに寝息を立てている。
幸せそうな寝顔に申し訳ないが、他の通行の邪魔にもなるし起こすか。
っていうか起こせるのか?
「おーい、起きてくれないか」
肩を揺するとうっすらと瞼を・・・閉じるな。
今起こしてんだから。
「起きてくれないか、俺の部屋奥にあるんだ」
「ん・・・・もう食べれn・・・」
お約束かよ。
受付の爺さんに言ってもいいんだが、あの小さい爺さんにお願いするのは気が引ける。
起こせるにしても、日が暮れそうだ。
しょうがない。
この大男と事を構えることになると面倒そうだが、強硬策に出るとしよう。
手順は2つ、
1:大男の鼻をつまむ。
2:ついでに引っ張ってやる。
「んあ~ああだだだ!いだいってぇ!」
やっと起きたか、寝坊助さんめ。
ドスドスと音を立てて寝返りを打っている。
廊下が抜けないか心配だ。
「すいませんね、寝てるとこ。俺の部屋そこなんで」
そう言って大男の隣の部屋を指さす。
俺の顔を見るなりハッっとしたかと、
思うと周りをキョロキョロしている。
「ああ、そうだったんだ。ごめんなさい、塞でた」
涙目で花を摩りながら、ペコペコ頭を下げてくる。
見た目の割に低姿勢だし話してると、温厚な雰囲気が伝わってくる。
「いえいえ、こちらこそ強引に起こしてしまいまして」
つられて頭を下げる辺り、
俺もテルミット人としての才覚を現してきたようだ。
それじゃ、と言って自分の部屋に入ろうとした。
「あ、あの。僕はジェナス・インジェンスです。お隣さんです」
大男、もといジェナスはそう言って左手を出してきた。
どこぞの七光りと違って、コイツの第一印象はまずまずといったところだ。
狭い廊下で爆睡キめてなければもう少しよかったが。
「こちらこそよろしくお願いします、ムルト・イシダです。
ムルトでいいですよ。インジェンスさんも新入生ですよね?」
同級生だろうと礼節を持て。特に初対面はな。
中学に入ってから良く親父に言われた言葉だ。
しかしデカい手だな、俺の2倍はありそうなんだが。
身長もかなり高い。軽く跳ねても天井に風穴があきそうだ。
「じゃあ同級生だね。僕の事もジェナスって呼んでね、ムルト」
そう言って俺たちは固い握手を交わす。
小っ恥ずかしかった。
なんだかんだで義務教育の時に、こういう会話ってなかったなとふと思う。
まあそれもそうか。放課後はずっと親父と訓練してたし、
中学入っても姉さんと 仮想で訓練してたし。
訓練漬けの毎日を送っていたのだ。当然と言えば当然である。
このまま自分の部屋に入ってしまっても良かったが、
「そういえばジェナスはなんでこんなとこで寝てたんだ?」
なんとなく放っておけないかった。これも隣人としてのよしみだ、
恩を売っておこうとか、そういう気持ちからでは無かった。
ジェナス言い分はこうだった。
カードキーを差し込んでもエラーを返されて開けられず。
1Fの受付で対応してもらおうとしたが誰もおらず。
途方に暮れていると、気づけば寝てしまったいた。
俺に起こされる。←new
どこからツッコんでいいのかわからなかった。
何かそういった病気じゃないんだろうか。
一先ず1Fに戻り、時代劇を鑑賞中の爺さんに言ってカードキーを見てもらう。
そもそも渡したカードキーが別の部屋のものだった。
そりゃ開くはずもない。しっかりしてくださいよ御隠居様。
その後ジェナスからひと言お礼を貰い、やっと自室に入ることができるのであった。
さて、なんやかんやあったが無事、新居入城を果たした。
特に予定もなかったが、夕方までに荷解きを終わらせた。
私物は少ない。衣服がほとんどだし、
実家で訓練中に使用していた武器のほとんどは持ち込み禁止だ。
小太刀の一本でも持ってきたかった。
夕日を浴びながら明日の授業の準備をし、
少し早かったが寮内の食堂で夕食を取ることにした。
当学園の寮は男女含めて全8棟。各棟に食堂を完備。なんと大浴場もあるという。
一人でボッチ飯にも慣れていたが、折角なのでジェナスを夕食に誘った。
彼はテルミット北西、山岳地帯の麓にある小さな村の出身だそうだ。
村で一番の頭脳で学園へは一般入試で入ったと言う。
聞けば入試でトップ3に入り学費を免除されてるのだとか。
廊下で寝ていたヤツと、本当に同一人物なのか疑わしくなってきた。
俺は正夢でも見たんじゃなかろうか。
体格について聞けば、身長は2mを越え体重も先週測った時は150kg。
将来はテルミット軍に入隊し、村にいる両親に仕送りするのだ!
と恥ずかしそうにしながらも息巻いている。
戦闘は護身術を少しかじった程度らしいが、
この体格で軍隊格闘術を習得すれば、すぐにでも入隊できそうだ。
つ、つよい。つよすぎる。聖人か、ジェナスは。
頭は良いし、腕っぷしも強くおまけに優しい。
「にしても普通廊下で寝るか?
別に貶してるわけじゃないけどそういう人って、
ほら、なかなかいないじゃん?」
弱点を探ってるとかじゃないんだ、信じてくれジェナス様。
ジェナスは笑いながら教えてくれる。
しかし、料理を口に運ぶ手は動いたままだった。
この体格だ、想像はしてたがその上を軽く超えていく食欲だ。
「ああ、あれね。そういう訓練なんだ。
僕の村、貧乏だから狩りするときとかね、結構便利なんだよ?」
長丁場になる狩りの際、瞬時に寝起きできると体力の温存にもなる。
ただ本人曰くそういった狩りは年に1回あるかないかで、
ほとんどは日が終わる前に帰ってくるのだとか。
「へ~、その割に俺が近づいても起きなかったよな?」
ジェナスが赤くなって俯いてしまった。
結構小さくなるもんだな、その巨漢でそこまで小さくなれるとは。
冗談だ、と言ってやると恥ずかしそうに箸を進めた。
ジェナスとの楽しい夕飯を終え自室に戻りシャワーを浴びた。
楽しい一時はあっという間だ。
ベッドに座り、今日一日を振り返る。
入学初日だというのてんやわんやだ。
に失礼な奴に絡まれるわ、美脚に目を奪われるわ、
巨漢の目覚ましになるわでにぎやかな一日だった。
3人とも自分がピックアップしていた人物、要注意人物だ。
とはいえ性格に難がある野犬以外は事を構える必要はなさそうだ。
あの二人とは言葉で理解しあえる。
万年発情期の駄犬は・・・面倒だから放っておこう。
姉さんに頭が上がらないみたいだったし。
4人と談笑する中聞いたが、フロスは政治家の御令嬢なんだとか。
彼の父テスロイ・プールカと言うらしい。
そこそこ有名な人らしいが、政界にこれっぽちも興味はない。
俺からしてみればフロスは美脚のフロスに変わりなかった。
ジェナスとはお隣同士今後とも仲良くやっていけそうだ。
あわよくばまた変なところで寝ないでくれると助かる。
まあ色々あったが何とかやっていけそうだ。
さて、初日から遅刻するわけにもいかない。
明日の準備をして寝る準備をしていると、
ベランダで異音がした。気がした。
何か擦れたような音だったが、なんだ?鳥か?
訝し気にカーテンを開けると人が立っていた。
真っ黒で艶めかしいラバースーツ、もとい戦闘装束を身にまとっている。
は?
マスクを取った姉さんが手を振っていた。
「は~あ~い♪」
いや、"は~あ~い♪"じゃなくて。
ここ10Fなんですけど・・・。
「何やってんのさ、そろそろ寝ようと思ったんだけど」
ベランダを開け開口一番嫌味を投げるが、
姉さんは無遠慮に入ってきてベッドに腰を落ち着ける。
俺の溜息なんて気にしちゃいない。
っていうか規格外すぎるだろ。うちの人間は。
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