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第三章「嘘つきな私のニューゲーム」
【上辺だけのお付き合い】
しおりを挟む 休み時間。「ねー。放課後、いつもの場所に寄っていくけど七瀬も来るっしょ」とえっちゃんに声をかけられ、これから先のことで一杯だった頭を上げた。
「うん。まあ、暇だし」
何の気なしに答えてからちょっぴり後悔。自分から暇だとアピールしたら、もう逃げられないじゃないか!
いつもの場所とは、学校から徒歩十分ほどの場所にあるアミューズメント施設のこと。えっちゃんと美登里の買い物に少々付き合わされたあと、ボーリング辺りが定番のコース。というか、そっちがメイン。ボーリング上手くないんだけど、ここで前言撤回したらあとで怖い。
「よーし、七瀬はオッケーと。これで三人かー。あと何人か欲しいなあ」
ダーツ、カラオケ、ボーリング。様々な遊びの企画を出し合うなかで、えっちゃんと美登里の二人はこうしていつも参加人数を競い合う。相手より多く集めることで、自分のほうが人望があると誇示したいのだ。
他人の評価とか世間体ばかりを気にする様は、どこか自分と重なっていて居心地がよくない。
「夏美は?」
スケジュール帳をぱらぱらと捲るえっちゃんの脇から美登里が会話に割り込んだ。短いスカートから太ももを晒して足を組んでいる。
「今日は塾に行く日なんだってよ」とえっちゃんが仏頂面になった。
「マジか。使えねーな。お前の頭じゃ、いくら勉強しても無駄だよって誰か教えてやれよ」
「ギャハハ、ほんとな」
夏美は三年生になってから、定期テストで学年上位の常連になることを私は知っている。むしろ、夏美の爪の垢を煎じて飲んだほうが、と言いそうになり口を塞いだ。
美登里は、はっきり言って言葉づかいがよろしくない。よくないのは口だけではなく性格も。不良生徒というわけでもないが、取り立てて良くもないというそんな感じ。
えっちゃんは自由奔放。明るくて人当たりがよいが、その実かなり裏表がある。
そんなわけで、私はこの二人がちょっと苦手だ。
夏美との相性はまずまずだが、彼女は二人と親交の長いイエスマンなので、あまり本音で語り合った記憶がない。 いかにも女の子のグループらしいというか、上辺だけで繋がっているコミュニティである。悪い意味で、人間社会の縮図のよう。
もっとも、私に彼女らを非難する資格はない。波風が立つのを恐れ、極力美登里らに意見しなかったし、久々に顔を合わせたクラスメイトたちも、半分以上は顔と名前が一致しない。私も大概に、上辺だけの付き合いをしていたという証明に他ならないのだから。
上手くいっているように見えるこのグループも、当然のごとく内部は軋みだらけだ。えっちゃんは、美登里に対して愛想よく振る舞ってみせるが、本音では毛嫌いしているフシがある。またそれは美登里にしても同様で、えっちゃんがいなくなったらなったで陰口を言う。
それでもクラスのカーストトップを堅持するため、二人はこうして同調して見せる。いやー、人間って恐ろしい。
「誰かアテないの? 七瀬。アンタも人集め手伝ってよ」
「えっ、私?」
えっちゃんに話題を振られて視線が泳ぐ。
「たまには男連れてこいよ。他校の男子でもいいし。読モとか金持ちの御曹司とか、そういう知り合いいないの?」
「……いくらなんでもハードル高すぎない?」
そんなことを言われても、と困り果てるしかない。他校も男女も無関係に、私は友だちが少ないのだ。この時代に来たばかりで、クラスメイトの名前ですらうろ覚えだし。
中身が二十一歳だと勘づかれては困るので、考えているフリだけはしておくが。
その時、美登里が親指の先をとある方角に向けた。
「無理無理。七瀬は男っ気ゼロだから、そんな知り合いいるわけないっしょ。……ああいうのと違って」
美登里が流し目した先を目で追うと、そこにいたのは菫だった。彼女はこの場所から少し遠い廊下側の席で、男子数名に囲まれていた。
容姿のいい彼女は、わりと男子に人気があった。「森川さん、昨日のテレビ観た?」なんて会話が断片的に聞こえてくる。困惑顔の菫を他所に、そこそこ盛り上がっているようだ。「うーん、どうだったかなー」と菫がやわらかな声で答えると、美登里がいよいよ顔を曇らせた。
「だめだ菫。見ているだけでムカつく、というかイラっとくる」
「だよねえ? 男に色目使ってる女とか、ほんっと私も無理。ア・リ・エ・ナ・イ」
美登里が拒絶反応を示すと、即座にえっちゃんが同調してみせる。
前述したとおり、二人はさして仲が良くない。それなのに、誰かの悪口を述べるときだけは妙に馬が合うなんて、と渋面になりかけてなんとか抑えた。
ゆるふわで可愛らしい雰囲気の菫が、自分らよりモテるという事実が、とかく二人は気に入らないのだ。それに、あれが菫の素であって、別に色目は使ってないぞ。つまらんプライドを拗らせているからモテないんだろう、なんて、口が裂けても言えないが。
「っていうかさー。あと一人美登里がなんとかしてよ」
「なんで私が? めんどくせーな。えーと」
ふふん、と鼻を鳴らしたえっちゃんを横目に、立案したのが自分であれば、人集めは誰でもいいのか、と思う。それでも、話の矛先が逸れたのをこれ幸いと安堵から胸を撫でおろすと教室の扉が開いた。
「日直、いるかー?」という声が響く。顔を出したのは担任の教師だ。
「あ、はい。日直なら私です」
この時代に戻ってきた初日に日直だなんて、本当にツイてない。
「すまん霧島。今日の帰りに配布したいプリントがあるんで、これから職員室まで取りに来てくれるか?」
今ついでに持ってきてくれたら良かったんじゃ、という言葉をすんでのところで飲み干して答える。
「わかりました」
先生が、職員室から来たとも限らないしね。
手伝って欲しいなあ、という意思をこめて美登里とえっちゃんをチラり見たが、「いってらっしゃーい」と手のひらを振ってジェスチャーされた。だよねえ。期待した私がバカでした。
教室を出ながらぼんやりと思い出す。
この状況下では本当に信じ難いことなのだが、菫は一ヶ月ほど前まで、このグループに所属していた。
本当に、信じられないこと、なのだが。
「うん。まあ、暇だし」
何の気なしに答えてからちょっぴり後悔。自分から暇だとアピールしたら、もう逃げられないじゃないか!
いつもの場所とは、学校から徒歩十分ほどの場所にあるアミューズメント施設のこと。えっちゃんと美登里の買い物に少々付き合わされたあと、ボーリング辺りが定番のコース。というか、そっちがメイン。ボーリング上手くないんだけど、ここで前言撤回したらあとで怖い。
「よーし、七瀬はオッケーと。これで三人かー。あと何人か欲しいなあ」
ダーツ、カラオケ、ボーリング。様々な遊びの企画を出し合うなかで、えっちゃんと美登里の二人はこうしていつも参加人数を競い合う。相手より多く集めることで、自分のほうが人望があると誇示したいのだ。
他人の評価とか世間体ばかりを気にする様は、どこか自分と重なっていて居心地がよくない。
「夏美は?」
スケジュール帳をぱらぱらと捲るえっちゃんの脇から美登里が会話に割り込んだ。短いスカートから太ももを晒して足を組んでいる。
「今日は塾に行く日なんだってよ」とえっちゃんが仏頂面になった。
「マジか。使えねーな。お前の頭じゃ、いくら勉強しても無駄だよって誰か教えてやれよ」
「ギャハハ、ほんとな」
夏美は三年生になってから、定期テストで学年上位の常連になることを私は知っている。むしろ、夏美の爪の垢を煎じて飲んだほうが、と言いそうになり口を塞いだ。
美登里は、はっきり言って言葉づかいがよろしくない。よくないのは口だけではなく性格も。不良生徒というわけでもないが、取り立てて良くもないというそんな感じ。
えっちゃんは自由奔放。明るくて人当たりがよいが、その実かなり裏表がある。
そんなわけで、私はこの二人がちょっと苦手だ。
夏美との相性はまずまずだが、彼女は二人と親交の長いイエスマンなので、あまり本音で語り合った記憶がない。 いかにも女の子のグループらしいというか、上辺だけで繋がっているコミュニティである。悪い意味で、人間社会の縮図のよう。
もっとも、私に彼女らを非難する資格はない。波風が立つのを恐れ、極力美登里らに意見しなかったし、久々に顔を合わせたクラスメイトたちも、半分以上は顔と名前が一致しない。私も大概に、上辺だけの付き合いをしていたという証明に他ならないのだから。
上手くいっているように見えるこのグループも、当然のごとく内部は軋みだらけだ。えっちゃんは、美登里に対して愛想よく振る舞ってみせるが、本音では毛嫌いしているフシがある。またそれは美登里にしても同様で、えっちゃんがいなくなったらなったで陰口を言う。
それでもクラスのカーストトップを堅持するため、二人はこうして同調して見せる。いやー、人間って恐ろしい。
「誰かアテないの? 七瀬。アンタも人集め手伝ってよ」
「えっ、私?」
えっちゃんに話題を振られて視線が泳ぐ。
「たまには男連れてこいよ。他校の男子でもいいし。読モとか金持ちの御曹司とか、そういう知り合いいないの?」
「……いくらなんでもハードル高すぎない?」
そんなことを言われても、と困り果てるしかない。他校も男女も無関係に、私は友だちが少ないのだ。この時代に来たばかりで、クラスメイトの名前ですらうろ覚えだし。
中身が二十一歳だと勘づかれては困るので、考えているフリだけはしておくが。
その時、美登里が親指の先をとある方角に向けた。
「無理無理。七瀬は男っ気ゼロだから、そんな知り合いいるわけないっしょ。……ああいうのと違って」
美登里が流し目した先を目で追うと、そこにいたのは菫だった。彼女はこの場所から少し遠い廊下側の席で、男子数名に囲まれていた。
容姿のいい彼女は、わりと男子に人気があった。「森川さん、昨日のテレビ観た?」なんて会話が断片的に聞こえてくる。困惑顔の菫を他所に、そこそこ盛り上がっているようだ。「うーん、どうだったかなー」と菫がやわらかな声で答えると、美登里がいよいよ顔を曇らせた。
「だめだ菫。見ているだけでムカつく、というかイラっとくる」
「だよねえ? 男に色目使ってる女とか、ほんっと私も無理。ア・リ・エ・ナ・イ」
美登里が拒絶反応を示すと、即座にえっちゃんが同調してみせる。
前述したとおり、二人はさして仲が良くない。それなのに、誰かの悪口を述べるときだけは妙に馬が合うなんて、と渋面になりかけてなんとか抑えた。
ゆるふわで可愛らしい雰囲気の菫が、自分らよりモテるという事実が、とかく二人は気に入らないのだ。それに、あれが菫の素であって、別に色目は使ってないぞ。つまらんプライドを拗らせているからモテないんだろう、なんて、口が裂けても言えないが。
「っていうかさー。あと一人美登里がなんとかしてよ」
「なんで私が? めんどくせーな。えーと」
ふふん、と鼻を鳴らしたえっちゃんを横目に、立案したのが自分であれば、人集めは誰でもいいのか、と思う。それでも、話の矛先が逸れたのをこれ幸いと安堵から胸を撫でおろすと教室の扉が開いた。
「日直、いるかー?」という声が響く。顔を出したのは担任の教師だ。
「あ、はい。日直なら私です」
この時代に戻ってきた初日に日直だなんて、本当にツイてない。
「すまん霧島。今日の帰りに配布したいプリントがあるんで、これから職員室まで取りに来てくれるか?」
今ついでに持ってきてくれたら良かったんじゃ、という言葉をすんでのところで飲み干して答える。
「わかりました」
先生が、職員室から来たとも限らないしね。
手伝って欲しいなあ、という意思をこめて美登里とえっちゃんをチラり見たが、「いってらっしゃーい」と手のひらを振ってジェスチャーされた。だよねえ。期待した私がバカでした。
教室を出ながらぼんやりと思い出す。
この状況下では本当に信じ難いことなのだが、菫は一ヶ月ほど前まで、このグループに所属していた。
本当に、信じられないこと、なのだが。
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