5 / 36
第一章「三嶋蓮」
【拝啓、三嶋蓮様】
しおりを挟む
「西公園──か」
自室のベッドの上に、仰向けになって寝ころんだ。
あの少女の自宅は、たぶん西公園の近くにあるんだろう。だとするならば、森川がいま住んでいる家とは全く場所が異なっているし、二人の間に接点はない。他人の空似なんだ。
そんなことはわかっているのに、ここ数日、心が波立って落ち着かない。
理由は分かっている。あの中学生の立ち居姿が、森川菫と重なって見えるせいだ。
「くそっ」
忘れかけていた心の傷をえぐりやがって、と布団に突っ伏した。
もしかしたら。
もしかしたら彼女は、森川の妹かなんかじゃなかろうか? そうだとしたら、森川に似ている事にも合点がいく。
だが、とすぐに考え直した。彼女に兄弟姉妹なんていない。何年も前の惚れた腫れたを思い出すようで酷だが、俺だって当時、彼女に関する様々な情報を仕入れていたんだ。森川が一人っ子だったことも、友人の少ない女の子だったことも知っている。
霧島だったら――彼女が今何をしているのか、心得ているのだろうか?
そこまで考えが及んだところで、女々しい自分に苦笑い。
俺は森川菫にフラれた人間だろう? 何を未練がましいことを考えているのか。第一、彼女と再会できたとして、なんの話をするつもりなんだ?
──約束をしたあの日。どうして来なかったんだ?
──俺は元気にやってます。たくさんの女の子と交際して、エッチもしました。
アホらしい。こんな報告を今更したところでなんになる。そもそも会おうと思えば、森川の家に行くチャンスは何度かあったんだ。彼女が引っ越す前の住所を、俺は知っていたんだから。でもそうしなかったのは――つまりそういうことだろう?
失恋をしたという事実を確かめるのが怖くて、会いに行けなかったんだ。
こんなこと……訊けるはずなんてない。
派手に女遊びをしてこそいるが、こんなのは、大学に入ってから作り上げた偽りの姿。本当は、優柔不断で心配性な、矮小な男でしかないんだ。メッキが剥がれ始めた自分に、心底嫌気がさしてくる。
「美帆には悪いことしたな……」
明日にでも謝っておこう。そう考え直して上半身を起こしたとき、不意に思い出した。霧島と言えば……成人式のあとで掘り起こした手紙の中身、まだ読んでなかったな。
美術関連の書籍が乱雑に積み上げられたデスクの隅に、その封筒はぽつんと置かれていた。
椅子に腰かけ封筒を開けた。『三嶋れんさま』と書かれた封筒の中から出てきたのは、一枚の黄色い便箋だ。
黄色は森川が好きな色だった。まったく覚えていないのだが、俺はわざわざこの色を選んだのだろうか?
『黄色って、暖かい色だよね』
森川の声が、ふわっと蘇り頭の中で弾けた。
なんなんだよ、これ?
目蓋の奥が、じんわりとした熱をおびるのを意識しながら、俺は便箋を開いた。
※
三嶋れんさま。
おげんきですか? 十年後は二十歳になっているそうです。二十歳なんて凄いですね。もう大人ですね。
どんな大人になっていますか? 僕には全然、想像できません。
今でも、絵はかいていますか?
中学に進んだら僕は、美術部に入ります。大きくなったら、大学でも美術を習いたいです。絵を描くことを仕事にしたいんです。その夢は叶いましたか?
まだだったら、夢を叶えるために頑張ってください。
──頑張れだって? 勝手なこと言いやがって。絵を仕事にするのが、どれだけ現実味が薄くて大変なことなのか、分かってないんだろう?
大学の講義すらサボり気味になっている自分を思うと、チクチクと胸が痛んだ。
森川すみれちゃんのことを覚えていますか?
僕は彼女のことが好きです。
彼女は、中学では別の学校に行くと聞きました。だからそれまでに、自分の気持ちを伝えられたらな、と考えてます。
でも、僕の気持ちに応えてくれるのか、自信がありません。もし、まだ告白できていなかったら、もう一度彼女のことを思い出してください。そして、まだ好きだったなら、気持ちだけでも伝えてください。
森川の好きな色は黄色です。
森川の欲しいものは、優しいお兄さんだそうです。
僕はまだ子供だから彼女のお兄さんにはなれませんが、あなたは大人だからきっと大丈夫です。
彼女の、優しいお兄さんになってあげてください。
※
手紙を読み終えたとき、胸の奥からじわりと湧き上がってくる感情があった。行き場のなくて、心の奥底に閉じ込めておいたその感情は、穢れを知らぬ純水のようにあまりにも無垢で、今の俺にはとても直視できない。
やめてくれよ。
そんなこと、思い出させないでくれ――。
「バカじゃねーの?」
俺が大人になった時は、森川だって大人になっているんだよ。いつまで経っても、俺は、彼女のお兄さんになんかなれねーんだよ。
優しいお兄さんどころか。
恋人どころか。
知り合いですらねーんだよ。
今の自分の醜さは、自分が一番よく知っている。
あの日約束を破った森川が悪いのか。彼女の期待に応えてやれる男じゃなかった俺が悪いのか。
そんなことは、今となってはどうでも良い。
森川菫のことを純粋に愛して、恋焦がれていた無垢な少年はもうどこにもいない。
ここにいるのは、女の子を性欲の捌け口としてしか見ていない、醜い男なんだ──。
翌日、美帆と一緒に学食で昼食を摂った。
次の講義はお互いに空いてたので、適当に構内をブラついていた。
歩きながら、美帆が腕を組んでくる。ちょっとウザい。昨日の俺の冷たい態度に怒ってるかと思ったが、大して気にもしてないようだ。
そういうサバサバしているところは好きだが、すぐにひっついてくるところは正直面倒だ。切り替えが上手すぎるというか。
「三嶋君、今朝から様子が変だよ?」
「何が?」俺はだいたいいつも変だろ?
「心、此処にあらずって感じ」
それも普段通りだ。
「別の女の子のこと考えてるでしょ?」
ちょっと拗ねたような口調。エスパーかよ、確かに考えてた。俺の記憶の中では、永遠に十四歳のままの彼女のことだ。
「いつもなら直ぐに言い訳するのに、黙り込むとかいよいよ怪しい」
ごめんな、と言いかけて、言葉が喉元で引っかかった。今の俺のキャラじゃない。
「私の他に付き合っている子、いるの?」
そういえば美帆って、「好きな人がいるのか?」とは訊かない。
「俺が二股かけてたら怒る?」
「一応は」
一応なのか、やっぱ適当だな。質問に質問で返す俺も、大概に卑怯者だが。俺らの関係ってやっぱり浅いな、と自覚しながら、さらに質問を重ねる。
「もしかしてだけど、昨日バス停で女の子と会ってるところ、見てた?」
中学生とかロリコンかよ。こう言って、からかうように小突いてくるのを予想してた。ところが──。
「何の話?」
「いや、だから……昨日美帆と別れた後に、俺が向かったバス停での話」
「うん、バス停の方角に走って行ったのは見たよ。そのあとしばらく、その場所にいたのも」
『――ひとりで』
ひとりで? お前は何を言ってるんだ?
ひやりとした冷たいものが、お腹の底辺りからせり上がってくる。それは奇妙なほどにはっきりとした質感をともなって、胸の内を凍えさせた。
自室のベッドの上に、仰向けになって寝ころんだ。
あの少女の自宅は、たぶん西公園の近くにあるんだろう。だとするならば、森川がいま住んでいる家とは全く場所が異なっているし、二人の間に接点はない。他人の空似なんだ。
そんなことはわかっているのに、ここ数日、心が波立って落ち着かない。
理由は分かっている。あの中学生の立ち居姿が、森川菫と重なって見えるせいだ。
「くそっ」
忘れかけていた心の傷をえぐりやがって、と布団に突っ伏した。
もしかしたら。
もしかしたら彼女は、森川の妹かなんかじゃなかろうか? そうだとしたら、森川に似ている事にも合点がいく。
だが、とすぐに考え直した。彼女に兄弟姉妹なんていない。何年も前の惚れた腫れたを思い出すようで酷だが、俺だって当時、彼女に関する様々な情報を仕入れていたんだ。森川が一人っ子だったことも、友人の少ない女の子だったことも知っている。
霧島だったら――彼女が今何をしているのか、心得ているのだろうか?
そこまで考えが及んだところで、女々しい自分に苦笑い。
俺は森川菫にフラれた人間だろう? 何を未練がましいことを考えているのか。第一、彼女と再会できたとして、なんの話をするつもりなんだ?
──約束をしたあの日。どうして来なかったんだ?
──俺は元気にやってます。たくさんの女の子と交際して、エッチもしました。
アホらしい。こんな報告を今更したところでなんになる。そもそも会おうと思えば、森川の家に行くチャンスは何度かあったんだ。彼女が引っ越す前の住所を、俺は知っていたんだから。でもそうしなかったのは――つまりそういうことだろう?
失恋をしたという事実を確かめるのが怖くて、会いに行けなかったんだ。
こんなこと……訊けるはずなんてない。
派手に女遊びをしてこそいるが、こんなのは、大学に入ってから作り上げた偽りの姿。本当は、優柔不断で心配性な、矮小な男でしかないんだ。メッキが剥がれ始めた自分に、心底嫌気がさしてくる。
「美帆には悪いことしたな……」
明日にでも謝っておこう。そう考え直して上半身を起こしたとき、不意に思い出した。霧島と言えば……成人式のあとで掘り起こした手紙の中身、まだ読んでなかったな。
美術関連の書籍が乱雑に積み上げられたデスクの隅に、その封筒はぽつんと置かれていた。
椅子に腰かけ封筒を開けた。『三嶋れんさま』と書かれた封筒の中から出てきたのは、一枚の黄色い便箋だ。
黄色は森川が好きな色だった。まったく覚えていないのだが、俺はわざわざこの色を選んだのだろうか?
『黄色って、暖かい色だよね』
森川の声が、ふわっと蘇り頭の中で弾けた。
なんなんだよ、これ?
目蓋の奥が、じんわりとした熱をおびるのを意識しながら、俺は便箋を開いた。
※
三嶋れんさま。
おげんきですか? 十年後は二十歳になっているそうです。二十歳なんて凄いですね。もう大人ですね。
どんな大人になっていますか? 僕には全然、想像できません。
今でも、絵はかいていますか?
中学に進んだら僕は、美術部に入ります。大きくなったら、大学でも美術を習いたいです。絵を描くことを仕事にしたいんです。その夢は叶いましたか?
まだだったら、夢を叶えるために頑張ってください。
──頑張れだって? 勝手なこと言いやがって。絵を仕事にするのが、どれだけ現実味が薄くて大変なことなのか、分かってないんだろう?
大学の講義すらサボり気味になっている自分を思うと、チクチクと胸が痛んだ。
森川すみれちゃんのことを覚えていますか?
僕は彼女のことが好きです。
彼女は、中学では別の学校に行くと聞きました。だからそれまでに、自分の気持ちを伝えられたらな、と考えてます。
でも、僕の気持ちに応えてくれるのか、自信がありません。もし、まだ告白できていなかったら、もう一度彼女のことを思い出してください。そして、まだ好きだったなら、気持ちだけでも伝えてください。
森川の好きな色は黄色です。
森川の欲しいものは、優しいお兄さんだそうです。
僕はまだ子供だから彼女のお兄さんにはなれませんが、あなたは大人だからきっと大丈夫です。
彼女の、優しいお兄さんになってあげてください。
※
手紙を読み終えたとき、胸の奥からじわりと湧き上がってくる感情があった。行き場のなくて、心の奥底に閉じ込めておいたその感情は、穢れを知らぬ純水のようにあまりにも無垢で、今の俺にはとても直視できない。
やめてくれよ。
そんなこと、思い出させないでくれ――。
「バカじゃねーの?」
俺が大人になった時は、森川だって大人になっているんだよ。いつまで経っても、俺は、彼女のお兄さんになんかなれねーんだよ。
優しいお兄さんどころか。
恋人どころか。
知り合いですらねーんだよ。
今の自分の醜さは、自分が一番よく知っている。
あの日約束を破った森川が悪いのか。彼女の期待に応えてやれる男じゃなかった俺が悪いのか。
そんなことは、今となってはどうでも良い。
森川菫のことを純粋に愛して、恋焦がれていた無垢な少年はもうどこにもいない。
ここにいるのは、女の子を性欲の捌け口としてしか見ていない、醜い男なんだ──。
翌日、美帆と一緒に学食で昼食を摂った。
次の講義はお互いに空いてたので、適当に構内をブラついていた。
歩きながら、美帆が腕を組んでくる。ちょっとウザい。昨日の俺の冷たい態度に怒ってるかと思ったが、大して気にもしてないようだ。
そういうサバサバしているところは好きだが、すぐにひっついてくるところは正直面倒だ。切り替えが上手すぎるというか。
「三嶋君、今朝から様子が変だよ?」
「何が?」俺はだいたいいつも変だろ?
「心、此処にあらずって感じ」
それも普段通りだ。
「別の女の子のこと考えてるでしょ?」
ちょっと拗ねたような口調。エスパーかよ、確かに考えてた。俺の記憶の中では、永遠に十四歳のままの彼女のことだ。
「いつもなら直ぐに言い訳するのに、黙り込むとかいよいよ怪しい」
ごめんな、と言いかけて、言葉が喉元で引っかかった。今の俺のキャラじゃない。
「私の他に付き合っている子、いるの?」
そういえば美帆って、「好きな人がいるのか?」とは訊かない。
「俺が二股かけてたら怒る?」
「一応は」
一応なのか、やっぱ適当だな。質問に質問で返す俺も、大概に卑怯者だが。俺らの関係ってやっぱり浅いな、と自覚しながら、さらに質問を重ねる。
「もしかしてだけど、昨日バス停で女の子と会ってるところ、見てた?」
中学生とかロリコンかよ。こう言って、からかうように小突いてくるのを予想してた。ところが──。
「何の話?」
「いや、だから……昨日美帆と別れた後に、俺が向かったバス停での話」
「うん、バス停の方角に走って行ったのは見たよ。そのあとしばらく、その場所にいたのも」
『――ひとりで』
ひとりで? お前は何を言ってるんだ?
ひやりとした冷たいものが、お腹の底辺りからせり上がってくる。それは奇妙なほどにはっきりとした質感をともなって、胸の内を凍えさせた。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
極悪家庭教師の溺愛レッスン~悪魔な彼はお隣さん~
恵喜 どうこ
恋愛
「高校合格のお礼をくれない?」
そう言っておねだりしてきたのはお隣の家庭教師のお兄ちゃん。
私よりも10歳上のお兄ちゃんはずっと憧れの人だったんだけど、好きだという告白もないままに男女の関係に発展してしまった私は苦しくて、どうしようもなくて、彼の一挙手一投足にただ振り回されてしまっていた。
葵は私のことを本当はどう思ってるの?
私は葵のことをどう思ってるの?
意地悪なカテキョに翻弄されっぱなし。
こうなったら確かめなくちゃ!
葵の気持ちも、自分の気持ちも!
だけど甘い誘惑が多すぎて――
ちょっぴりスパイスをきかせた大人の男と女子高生のラブストーリーです。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

独身寮のふるさとごはん まかないさんの美味しい献立
水縞しま
ライト文芸
旧題:独身寮のまかないさん ~おいしい故郷の味こしらえます~
第7回ライト文芸大賞【料理・グルメ賞】作品です。
◇◇◇◇
飛騨高山に本社を置く株式会社ワカミヤの独身寮『杉野館』。まかない担当として働く有村千影(ありむらちかげ)は、決まった予算の中で献立を考え、食材を調達し、調理してと日々奮闘していた。そんなある日、社員のひとりが失恋して落ち込んでしまう。食欲もないらしい。千影は彼の出身地、富山の郷土料理「ほたるいかの酢味噌和え」をこしらえて励まそうとする。
仕事に追われる社員には、熱々がおいしい「味噌煮込みうどん(愛知)」。
退職しようか思い悩む社員には、じんわりと出汁が沁みる「聖護院かぶと鯛の煮物(京都)」。
他にも飛騨高山の「赤かぶ漬け」「みだらしだんご」、大阪の「モダン焼き」など、故郷の味が盛りだくさん。
おいしい故郷の味に励まされたり、癒されたり、背中を押されたりするお話です。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

包んで、重ねて ~歳の差夫婦の極甘新婚生活~
吉沢 月見
恋愛
ひたすら妻を溺愛する夫は50歳の仕事人間の服飾デザイナー、新妻は23歳元モデル。
結婚をして、毎日一緒にいるから、君を愛して君に愛されることが本当に嬉しい。
何もできない妻に料理を教え、君からは愛を教わる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる