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学院編 14
580 王太子は切り札を得る
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廊下から兵士達の大声が聞こえる。オードファン宰相は室内にいた兵士の一人に目くばせをして、彼は様子を見に出て行った。
が。
「たたた、たたいひゃ、ひぇんでございまっ……!」
と口も足元も覚束ない状態で逆戻りしてきた。
「どうした?」
「兵士の詰所で騒ぎがありまして、囚人が逃げたとの情報が……おわ!」
ドアを押さえていた兵士が押されてつんのめった。一同が開いたドアに注目する中、足音を立てずに静かに入って来た人物がいた。
「……ハロルドか」
宰相が呟いた。本来であれば囚人が王の傍まで来られる状況を作り出してはいけない。兵士を一喝すべきだが、ハロルドの様子があまりに落ち着いているので何と話しかけたらいいものか躊躇していた。
「お話し中、申し訳ございません。国王陛下、宰相閣下、お集まりの皆様。私に弁明の機会を与えてはくださいませんか」
「話にならんな。反乱軍の頭目が」
エンウィ魔導師団長が一蹴する。他の貴族達は、憔悴したハロルドに同情し、話を聞いてもいいのではないかと言い合っている。
「どうも皆様は、実害がないせいか甘くていらっしゃる。兵士達もどうしてこの男を厳重に鍵のかかる牢に入れておかなかったのです?陛下のお傍まで来て……ああ、何たる失態でしょう」
エンフィールド侯爵が芝居がかった言い方で兵士を責めた。ハロルドの方を見ようともしない。
「私は兵士にも、勿論陛下にも、危害を加えるつもりはありません。ですから、彼らは私を牢から出しました。騎士団とともに事情を聞いていたのです」
「事情を聞かれてなお、私に話したいこととは何かな?」
ステファン国王はハロルドに温かい眼差しを向け、エンフィールドが続けて非難しようとするのをやんわりと退けた。
「反乱軍を組織したのは私ではありません。私に取引を持ちかけた人物によるものです」
「ほう。取引とは?」
「その方は仰いました。私がハーリオン家の罪を全て被って処刑されれば、家族の命は絶対に助けると。ハーリオン侯爵家はもう、貴族としての体面を保てず、領地を没収され、邸を手放すしかない。だが、自分に任せてくれれば、侯爵夫妻と五人の子供達は不自由ない生活を保障し、邸の使用人に紹介状を書いてやるとも。ですが……」
ハロルドはキッと顔つきを鋭くして、強い視線で室内の一点を見つめた。
「その人物は……マリナを……ジュリアとクリスを、侯爵の子供達を殺したというではないですか!」
貴族達がざわめいた。ハロルドの視線はエンフィールド侯爵に注がれている。
「どういうことだ、エンフィールド侯爵?」
「私にはさっぱり分かりません。さらに被害者の私を貶めようとするのでしょうか。何と恐ろしい。生まれが平民だと考えることが違いますな」
「……認める気は、ないのですね?」
「ですから、全く知らないと言っているではありませんか」
エンフィールド侯爵は大袈裟に肩を竦め、ハロルドはその場で俯いた。
◆◆◆
「よかった!殿下、レイモンドさん、こちらにいらっしゃったんですね」
肩で息をするキースは、隣に平然とした顔で立つマシューとは対照的だ。頬を上気させている彼は、青白い顔の教師を急かして話し出した。
「エンフィールド侯爵の自白、動かぬ証拠です!ね、先生?」
「……魔法で記録した」
「詳しい説明は省きますけど、神殿であの人、エミリーさん相手にペラペラしゃべっちゃったんです。それを先生が魔法球に……」
マシューは無言で手のひらを天井に向け、空間に魔法球を出現させた。魔法は空中に立体映像を描いた。甲冑姿のエンフィールド侯爵が声を上げている。
〈零落れて路頭に迷いたいのか?ははは、いい気味だ。全てを奪ったハーリオン家は、全てを失くしてしまえばいい。地位も、財産も、恋人もな!〉
声を聞いてアリッサがびくりと肩を震わせた。レイモンドがそっと手を重ねる。
「……ということだ。まだあるが」
「彼がハーリオン家に敵意を持っている証拠にはなります」
キースが補足した。
〈私がハロルドを唆したという証拠がどこにある?罪人の娘が言うことと、私の証言と、果たして陛下はどちらを信用なさるだろうか〉
「証拠の有無を話題にしている時点で、十分怪しいと思いませんか?」
瞳を輝かせてキースはセドリックに意見を求めた。隣にいたレイモンドが、
「まあ、黒とは言い切れないが」
と言葉を濁す。
〈お前達はもう、貴族として生きられない。王立学院に戻ることは不可能だ。ハーリオン家の栄華はここまで。王太子妃候補には、殿下を悪党の手から救った令嬢が立つ。……あの娘なら、確実にグランディア王家を滅亡に追い込むだろうな〉
「これなんか、国家転覆をはかったと考えていいと思います!」
キースは自信満々だ。自分の手柄ではなく、あくまでマシューの魔法によるものなのだが。
「うん。いいね」
「セドリック?」
「これを父上に……集まっている貴族に見せるとしよう。集まっている中には、魔法の専門家のエンウィ伯爵もいる。まやかしだと言われる心配はあるね」
いいえ、とキースが一歩前に出た。
「おじい様には文句を言わせません!僕はあの場にいました。先生の魔法球を偽物だと言うなら、僕は陛下の前で嘘の証言をしたことになります。僕を将来、魔導師団長にしたいと考えているおじい様なら、孫の経歴を傷つけるような真似はしないはずです。……僕の失敗をエミリーさんのせいにしたくらいですから」
「なるほど。エンフィールドを庇えば、エンウィ家の危機を招く、か。どうする、セドリック?」
再従兄に問いかけられ、王太子は深く頷いた。
「その魔法球は先生しか再現できないのですか?」
「いや。キースでもできる」
「僕が?……やってみてもいいですか?」
マシューから単なる光の魔法球を渡され、キースは言われた通りの呪文を詠唱した。ポウ、と辺りが明るくなり、エンフィールド侯爵の姿が映し出される。
「光属性、風属性が使えればほぼ完全に再現できる。……俺は平民だから、中に入ることはできない」
マシューが静かに告げた。
「わ、私も、……入る資格がないと思います」
「アリッサは行かない方がいいと思う。ハーリオン家の一員として、非難されるかもしれないしね。僕とレイ、キースの三人で乗り込もう。それで、もし……」
「何かあるのか?」
「分が悪くなったエンフィールド侯爵が、会場を抜け出して逃げて来るかもしれない。先生は侯爵を追ってください」
「俺はエンフィールドの邸に行き、皆を助けるつもりだが……」
「侯爵が逃げるなら領地の邸でしょう。魔法でも使わない限り、あそこまでは一週間以上かかります。王都から追手がかかっても、国境を越えて逃げるだけの時間はあります。――逃がしてなるものか!絶対に裁きを受けさせてやる!」
海の色の瞳がギラリと光った。セドリックの背中に為政者としての気迫を感じ、満足したレイモンドは口の端で笑った。
が。
「たたた、たたいひゃ、ひぇんでございまっ……!」
と口も足元も覚束ない状態で逆戻りしてきた。
「どうした?」
「兵士の詰所で騒ぎがありまして、囚人が逃げたとの情報が……おわ!」
ドアを押さえていた兵士が押されてつんのめった。一同が開いたドアに注目する中、足音を立てずに静かに入って来た人物がいた。
「……ハロルドか」
宰相が呟いた。本来であれば囚人が王の傍まで来られる状況を作り出してはいけない。兵士を一喝すべきだが、ハロルドの様子があまりに落ち着いているので何と話しかけたらいいものか躊躇していた。
「お話し中、申し訳ございません。国王陛下、宰相閣下、お集まりの皆様。私に弁明の機会を与えてはくださいませんか」
「話にならんな。反乱軍の頭目が」
エンウィ魔導師団長が一蹴する。他の貴族達は、憔悴したハロルドに同情し、話を聞いてもいいのではないかと言い合っている。
「どうも皆様は、実害がないせいか甘くていらっしゃる。兵士達もどうしてこの男を厳重に鍵のかかる牢に入れておかなかったのです?陛下のお傍まで来て……ああ、何たる失態でしょう」
エンフィールド侯爵が芝居がかった言い方で兵士を責めた。ハロルドの方を見ようともしない。
「私は兵士にも、勿論陛下にも、危害を加えるつもりはありません。ですから、彼らは私を牢から出しました。騎士団とともに事情を聞いていたのです」
「事情を聞かれてなお、私に話したいこととは何かな?」
ステファン国王はハロルドに温かい眼差しを向け、エンフィールドが続けて非難しようとするのをやんわりと退けた。
「反乱軍を組織したのは私ではありません。私に取引を持ちかけた人物によるものです」
「ほう。取引とは?」
「その方は仰いました。私がハーリオン家の罪を全て被って処刑されれば、家族の命は絶対に助けると。ハーリオン侯爵家はもう、貴族としての体面を保てず、領地を没収され、邸を手放すしかない。だが、自分に任せてくれれば、侯爵夫妻と五人の子供達は不自由ない生活を保障し、邸の使用人に紹介状を書いてやるとも。ですが……」
ハロルドはキッと顔つきを鋭くして、強い視線で室内の一点を見つめた。
「その人物は……マリナを……ジュリアとクリスを、侯爵の子供達を殺したというではないですか!」
貴族達がざわめいた。ハロルドの視線はエンフィールド侯爵に注がれている。
「どういうことだ、エンフィールド侯爵?」
「私にはさっぱり分かりません。さらに被害者の私を貶めようとするのでしょうか。何と恐ろしい。生まれが平民だと考えることが違いますな」
「……認める気は、ないのですね?」
「ですから、全く知らないと言っているではありませんか」
エンフィールド侯爵は大袈裟に肩を竦め、ハロルドはその場で俯いた。
◆◆◆
「よかった!殿下、レイモンドさん、こちらにいらっしゃったんですね」
肩で息をするキースは、隣に平然とした顔で立つマシューとは対照的だ。頬を上気させている彼は、青白い顔の教師を急かして話し出した。
「エンフィールド侯爵の自白、動かぬ証拠です!ね、先生?」
「……魔法で記録した」
「詳しい説明は省きますけど、神殿であの人、エミリーさん相手にペラペラしゃべっちゃったんです。それを先生が魔法球に……」
マシューは無言で手のひらを天井に向け、空間に魔法球を出現させた。魔法は空中に立体映像を描いた。甲冑姿のエンフィールド侯爵が声を上げている。
〈零落れて路頭に迷いたいのか?ははは、いい気味だ。全てを奪ったハーリオン家は、全てを失くしてしまえばいい。地位も、財産も、恋人もな!〉
声を聞いてアリッサがびくりと肩を震わせた。レイモンドがそっと手を重ねる。
「……ということだ。まだあるが」
「彼がハーリオン家に敵意を持っている証拠にはなります」
キースが補足した。
〈私がハロルドを唆したという証拠がどこにある?罪人の娘が言うことと、私の証言と、果たして陛下はどちらを信用なさるだろうか〉
「証拠の有無を話題にしている時点で、十分怪しいと思いませんか?」
瞳を輝かせてキースはセドリックに意見を求めた。隣にいたレイモンドが、
「まあ、黒とは言い切れないが」
と言葉を濁す。
〈お前達はもう、貴族として生きられない。王立学院に戻ることは不可能だ。ハーリオン家の栄華はここまで。王太子妃候補には、殿下を悪党の手から救った令嬢が立つ。……あの娘なら、確実にグランディア王家を滅亡に追い込むだろうな〉
「これなんか、国家転覆をはかったと考えていいと思います!」
キースは自信満々だ。自分の手柄ではなく、あくまでマシューの魔法によるものなのだが。
「うん。いいね」
「セドリック?」
「これを父上に……集まっている貴族に見せるとしよう。集まっている中には、魔法の専門家のエンウィ伯爵もいる。まやかしだと言われる心配はあるね」
いいえ、とキースが一歩前に出た。
「おじい様には文句を言わせません!僕はあの場にいました。先生の魔法球を偽物だと言うなら、僕は陛下の前で嘘の証言をしたことになります。僕を将来、魔導師団長にしたいと考えているおじい様なら、孫の経歴を傷つけるような真似はしないはずです。……僕の失敗をエミリーさんのせいにしたくらいですから」
「なるほど。エンフィールドを庇えば、エンウィ家の危機を招く、か。どうする、セドリック?」
再従兄に問いかけられ、王太子は深く頷いた。
「その魔法球は先生しか再現できないのですか?」
「いや。キースでもできる」
「僕が?……やってみてもいいですか?」
マシューから単なる光の魔法球を渡され、キースは言われた通りの呪文を詠唱した。ポウ、と辺りが明るくなり、エンフィールド侯爵の姿が映し出される。
「光属性、風属性が使えればほぼ完全に再現できる。……俺は平民だから、中に入ることはできない」
マシューが静かに告げた。
「わ、私も、……入る資格がないと思います」
「アリッサは行かない方がいいと思う。ハーリオン家の一員として、非難されるかもしれないしね。僕とレイ、キースの三人で乗り込もう。それで、もし……」
「何かあるのか?」
「分が悪くなったエンフィールド侯爵が、会場を抜け出して逃げて来るかもしれない。先生は侯爵を追ってください」
「俺はエンフィールドの邸に行き、皆を助けるつもりだが……」
「侯爵が逃げるなら領地の邸でしょう。魔法でも使わない限り、あそこまでは一週間以上かかります。王都から追手がかかっても、国境を越えて逃げるだけの時間はあります。――逃がしてなるものか!絶対に裁きを受けさせてやる!」
海の色の瞳がギラリと光った。セドリックの背中に為政者としての気迫を感じ、満足したレイモンドは口の端で笑った。
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