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学院編 14
493 悪役令嬢は夜の町を疾走する
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「会いたかった……」
耳をくすぐる吐息に、マリナは全身の力が抜けた。
強盗に殺されるのではないかという緊張が解け、膝が震えて回された腕に体重を預けてしまう。口を塞いでいた手が外され、大きく息を吸い込んだ。
「悪ふざけは止してください。……お兄様?」
怒気を含んでゆっくりと背後の人物に呼びかける。彼は抱きしめる腕を緩めるつもりはないらしい。考えれば辻褄が合う。エミリーが個別に解除しない限り、強固な結界を張っている邸に入り込めるのは、ハーリオン家の家族や使用人、親しい者達に限られる。強盗なら結界に阻まれて入ってこられないのだ。
「どうして玄関から入ってこないのですか?皆心配しているのに」
腕を掴んで隙間を作り身体を反回転させると、目の前に美しい義兄・ハロルドの顔があった。髪を黒く染めていて、肌が少し日焼けしているが、面差しは以前と変わらず、これ以上ないほど嬉しそうに微笑んでいる。
「私が侯爵邸に来たと、他の者に……見回りの騎士達に知られたくないのですよ」
「お兄様がグランディアにお戻りなのは、エミリーから聞いていました。何故お邸に戻られないのか不思議で……」
「詳しくは話せませんが、私は内偵をしているのです。今晩忍び込んできたのも、その主の命令です」
「主?」
「その人物は、素性を明かさない私を自分の駒の一つとして雇いました。あなたを攫い、自分の許へ連れてくるように命令されています」
青緑の瞳が揺らいだ。彼の中で葛藤があるのだ。
「私を……連れて行くのですか?もし、嫌だと言ったら?」
「……拒んだら殺せと」
「そんな……!」
「勿論、私があなたを手にかけるなど、世界が滅びてもあり得ません。あなたを誰かの手に渡すことも。ですが、私が任務を遂行しなかったとなれば、主は疑いの目を向けるでしょう。敵の目を欺くなら……ここに侯爵令嬢の死体を用意して、誰かに発見させ、見回りの騎士に検分してもらう必要がありますね」
ハロルドは長い睫毛に縁取られた瞳を閉じた。髪の毛と眉毛は染めて黒くなっていても、睫毛は黒くないのだなとマリナは冷静に観察した。魔法以外の方法で染めたのだろう。
「銀髪の少女の死体……あなたを守るために、どうしても他の誰かを手にかけなければいけないのなら、私は……」
義兄の瞳に妖しい光が宿る。なまじ美形なだけに、恐ろしいことを口にすると本当に怖い。マリナはハロルドの言葉をそっと遮った。
「幻覚の魔法なら、できるかもしれませんわ」
「魔法?エミリーは戻っていないようですが、何か手立てがあるのですか」
「我が家には六属性持ちの魔導士がいますわ」
「クリスに?そんなことが……」
安心させるようにハロルドの手を握り、マリナはじっと彼を見つめた。
「今夜も、ビルクールからここまで、クリスに魔法で連れてきてもらいました。今晩は疲れているでしょうから、明日目覚めたら話をしてみましょう」
視線を逸らして首を横に振り、義兄は悲しげに囁いた。
「それでは遅いのです。私は今夜、あなたを攫わねばなりません。」
◆◆◆
ジュリアがベッドから脚をはみ出させ、何もかけずに寝息を立てていた頃、一人の男が馬でビルクール領主館を訪れた。
「あのう……どちら様で?」
不慣れな従僕がおずおずと尋ねた。馬から降りた男は、長距離を走らせた愛馬を慰め、
「ノアと申します。ご令嬢とお話がしたい」
と告げた。
執事と侍女がジュリアを叩き起こし、領主館の蔵書に夢中になっていたアリッサを着替えさせて客間に連れて行き、ノアに面会させた。
「ええと、あの……」
体格の良い大人の男が怖いアリッサは、ジュリアの後ろに隠れている。
「ノア、だよね。こんな夜中にどうしたのさ?リオネルから何か伝言?」
「いえ。私はリオネル様のご命令で動いておりますが、具体の指示があったわけではございません。今回は任務の遂行上、ジュリア様のご助力をいただきたく、こうしてお迎えにあがった次第です。」
「私が?任務に必要なの?」
「はい。詳しくは道中ご説明いたします。どうか、私を信じて同行願えませんでしょうか」
ノアは二人の前に片膝をつき、少し癖のある黒髪を揺らして頭を下げた。
「分かった。……アリッサ、アレックスがいるから大丈夫だよね?」
「うん。ジュリアちゃん、すぐ戻ってくるよね?」
「マリナも戻ってくるだろうし、ナントカ先輩もだいたい片付いたじゃん。怯えなくてもいいってば」
「では、ご出発の準備を」
頷いたジュリアが視線を向けると、高齢の侍女が外套を持ってきたところだった。ノアがジュリアを迎えに来たと言ったあたりで取りに行っていたらしい。魔法で転移してきたために外套を持たないジュリアは、侍女が娘時代に来ていたものを借りていた。時代遅れも一週回って新鮮に感じられるほど古い。そして、重くて動きにくい。
「行こう、ノア」
「もう、出発してもよろしいのですか?女性は支度に時間がかかるものでは……」
驚いているノアの肩を叩き、ジュリアは玄関ホールへ飛び出していった。
◆◆◆
駿馬は夜の森を走っていた。ノアの前に跨り、落ちないように後ろから腕を回されていると、彼の鼓動と体温を感じずにはいられない。冷たい夜風が顔のほてりを冷ましてくれるといいのにとジュリアは思った。
「寒くありませんか」
「ううん。寒くないよ。……ねえ、どこに向かってるの?」
「ハーリオン侯爵邸です」
「うちに?あっちにはマリナがいるのに」
「はい。存じております。配下の者から連絡を受けました。今宵、マリナ様は盗賊に襲われることになっております」
「はぁ!?ちょ、何?」
ノアが淡々と話すので聞き流しそうになったが、姉に危機が迫っている。
「急がないとやばいよ!ねえ、急いで!」
「夜明け前には着けると思います。この馬には特別な魔法をかけた馬具を装着しております。ジュリア様は高いところは怖くありませんか?」
「平気だけど……おぅわっ!」
低い声が耳を掠め、ノアが呪文を唱えたと分かった。急に重力を感じる。
「……う、そ……馬が、宙に浮いてる?」
「わが国が誇る飛行騎馬部隊から借りたのです。地上の五倍の速さで進みます」
空には細い三日月がかかり、冬の澄んだ空気に星が輝いている。
「すごーい!後でアレックスに自慢しよう!」
「他言無用でお願いいたします。……ほら、遠くに王都の明かりが見えますよ」
目を凝らすとぼんやりと明かりが集まっている場所が見えた。
「まだあんなに遠いんだ……」
「身を乗り出すと危険です。……失礼します」
回された片腕にぐっと抱きしめられる。鍛えられた筋肉質の腕だが、ヴィルソード騎士団長のように太くはない。
――!!お腹、っていうか、胸にも当たってる……。
動揺するジュリアをよそに、吐息交じりのノアの声が耳元に降ってくる。成長期のアレックスとは違う大人びた声だ。
「ああ……美しいですね」
「はっ!?」
――うわ、声が裏返った……。恥ずかしい!
普段は羞恥心と無縁の生活をしているジュリアでさえ、殆ど接点がなかったノアとの二人旅は緊張する。この密着度が、否が応にも心拍数を上げていく。
「グランディアは美しいところですね」
「あ、ぇえ、あ、はい……」
頼りない返事をすれば、微かに彼の笑い声が聞こえた。
「どうかしましたか?」
「……何でもありません。は、早く、お邸に着きたいなって思っただけです!」
「間もなく着きます。揺れますから、……俺に掴まって?」
丁寧な物腰だったノアが、突然砕けた表情を見せた。ジュリアは身体を硬くして彼の腕に指を添えた。
耳をくすぐる吐息に、マリナは全身の力が抜けた。
強盗に殺されるのではないかという緊張が解け、膝が震えて回された腕に体重を預けてしまう。口を塞いでいた手が外され、大きく息を吸い込んだ。
「悪ふざけは止してください。……お兄様?」
怒気を含んでゆっくりと背後の人物に呼びかける。彼は抱きしめる腕を緩めるつもりはないらしい。考えれば辻褄が合う。エミリーが個別に解除しない限り、強固な結界を張っている邸に入り込めるのは、ハーリオン家の家族や使用人、親しい者達に限られる。強盗なら結界に阻まれて入ってこられないのだ。
「どうして玄関から入ってこないのですか?皆心配しているのに」
腕を掴んで隙間を作り身体を反回転させると、目の前に美しい義兄・ハロルドの顔があった。髪を黒く染めていて、肌が少し日焼けしているが、面差しは以前と変わらず、これ以上ないほど嬉しそうに微笑んでいる。
「私が侯爵邸に来たと、他の者に……見回りの騎士達に知られたくないのですよ」
「お兄様がグランディアにお戻りなのは、エミリーから聞いていました。何故お邸に戻られないのか不思議で……」
「詳しくは話せませんが、私は内偵をしているのです。今晩忍び込んできたのも、その主の命令です」
「主?」
「その人物は、素性を明かさない私を自分の駒の一つとして雇いました。あなたを攫い、自分の許へ連れてくるように命令されています」
青緑の瞳が揺らいだ。彼の中で葛藤があるのだ。
「私を……連れて行くのですか?もし、嫌だと言ったら?」
「……拒んだら殺せと」
「そんな……!」
「勿論、私があなたを手にかけるなど、世界が滅びてもあり得ません。あなたを誰かの手に渡すことも。ですが、私が任務を遂行しなかったとなれば、主は疑いの目を向けるでしょう。敵の目を欺くなら……ここに侯爵令嬢の死体を用意して、誰かに発見させ、見回りの騎士に検分してもらう必要がありますね」
ハロルドは長い睫毛に縁取られた瞳を閉じた。髪の毛と眉毛は染めて黒くなっていても、睫毛は黒くないのだなとマリナは冷静に観察した。魔法以外の方法で染めたのだろう。
「銀髪の少女の死体……あなたを守るために、どうしても他の誰かを手にかけなければいけないのなら、私は……」
義兄の瞳に妖しい光が宿る。なまじ美形なだけに、恐ろしいことを口にすると本当に怖い。マリナはハロルドの言葉をそっと遮った。
「幻覚の魔法なら、できるかもしれませんわ」
「魔法?エミリーは戻っていないようですが、何か手立てがあるのですか」
「我が家には六属性持ちの魔導士がいますわ」
「クリスに?そんなことが……」
安心させるようにハロルドの手を握り、マリナはじっと彼を見つめた。
「今夜も、ビルクールからここまで、クリスに魔法で連れてきてもらいました。今晩は疲れているでしょうから、明日目覚めたら話をしてみましょう」
視線を逸らして首を横に振り、義兄は悲しげに囁いた。
「それでは遅いのです。私は今夜、あなたを攫わねばなりません。」
◆◆◆
ジュリアがベッドから脚をはみ出させ、何もかけずに寝息を立てていた頃、一人の男が馬でビルクール領主館を訪れた。
「あのう……どちら様で?」
不慣れな従僕がおずおずと尋ねた。馬から降りた男は、長距離を走らせた愛馬を慰め、
「ノアと申します。ご令嬢とお話がしたい」
と告げた。
執事と侍女がジュリアを叩き起こし、領主館の蔵書に夢中になっていたアリッサを着替えさせて客間に連れて行き、ノアに面会させた。
「ええと、あの……」
体格の良い大人の男が怖いアリッサは、ジュリアの後ろに隠れている。
「ノア、だよね。こんな夜中にどうしたのさ?リオネルから何か伝言?」
「いえ。私はリオネル様のご命令で動いておりますが、具体の指示があったわけではございません。今回は任務の遂行上、ジュリア様のご助力をいただきたく、こうしてお迎えにあがった次第です。」
「私が?任務に必要なの?」
「はい。詳しくは道中ご説明いたします。どうか、私を信じて同行願えませんでしょうか」
ノアは二人の前に片膝をつき、少し癖のある黒髪を揺らして頭を下げた。
「分かった。……アリッサ、アレックスがいるから大丈夫だよね?」
「うん。ジュリアちゃん、すぐ戻ってくるよね?」
「マリナも戻ってくるだろうし、ナントカ先輩もだいたい片付いたじゃん。怯えなくてもいいってば」
「では、ご出発の準備を」
頷いたジュリアが視線を向けると、高齢の侍女が外套を持ってきたところだった。ノアがジュリアを迎えに来たと言ったあたりで取りに行っていたらしい。魔法で転移してきたために外套を持たないジュリアは、侍女が娘時代に来ていたものを借りていた。時代遅れも一週回って新鮮に感じられるほど古い。そして、重くて動きにくい。
「行こう、ノア」
「もう、出発してもよろしいのですか?女性は支度に時間がかかるものでは……」
驚いているノアの肩を叩き、ジュリアは玄関ホールへ飛び出していった。
◆◆◆
駿馬は夜の森を走っていた。ノアの前に跨り、落ちないように後ろから腕を回されていると、彼の鼓動と体温を感じずにはいられない。冷たい夜風が顔のほてりを冷ましてくれるといいのにとジュリアは思った。
「寒くありませんか」
「ううん。寒くないよ。……ねえ、どこに向かってるの?」
「ハーリオン侯爵邸です」
「うちに?あっちにはマリナがいるのに」
「はい。存じております。配下の者から連絡を受けました。今宵、マリナ様は盗賊に襲われることになっております」
「はぁ!?ちょ、何?」
ノアが淡々と話すので聞き流しそうになったが、姉に危機が迫っている。
「急がないとやばいよ!ねえ、急いで!」
「夜明け前には着けると思います。この馬には特別な魔法をかけた馬具を装着しております。ジュリア様は高いところは怖くありませんか?」
「平気だけど……おぅわっ!」
低い声が耳を掠め、ノアが呪文を唱えたと分かった。急に重力を感じる。
「……う、そ……馬が、宙に浮いてる?」
「わが国が誇る飛行騎馬部隊から借りたのです。地上の五倍の速さで進みます」
空には細い三日月がかかり、冬の澄んだ空気に星が輝いている。
「すごーい!後でアレックスに自慢しよう!」
「他言無用でお願いいたします。……ほら、遠くに王都の明かりが見えますよ」
目を凝らすとぼんやりと明かりが集まっている場所が見えた。
「まだあんなに遠いんだ……」
「身を乗り出すと危険です。……失礼します」
回された片腕にぐっと抱きしめられる。鍛えられた筋肉質の腕だが、ヴィルソード騎士団長のように太くはない。
――!!お腹、っていうか、胸にも当たってる……。
動揺するジュリアをよそに、吐息交じりのノアの声が耳元に降ってくる。成長期のアレックスとは違う大人びた声だ。
「ああ……美しいですね」
「はっ!?」
――うわ、声が裏返った……。恥ずかしい!
普段は羞恥心と無縁の生活をしているジュリアでさえ、殆ど接点がなかったノアとの二人旅は緊張する。この密着度が、否が応にも心拍数を上げていく。
「グランディアは美しいところですね」
「あ、ぇえ、あ、はい……」
頼りない返事をすれば、微かに彼の笑い声が聞こえた。
「どうかしましたか?」
「……何でもありません。は、早く、お邸に着きたいなって思っただけです!」
「間もなく着きます。揺れますから、……俺に掴まって?」
丁寧な物腰だったノアが、突然砕けた表情を見せた。ジュリアは身体を硬くして彼の腕に指を添えた。
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