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第5章 ロケット
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「もっと早く、知りたかったです」
「ごめん。私が自分から、三人の仲を壊してしまった」
「いいんです。そんな事を知らず、竹内くんを好きになった私が一番馬鹿ですから」
「え? こがねも……?」
「ええ。夏休みに告白して、フラれました」
黙っているべきかと思いましたが、全て正直に伝えた方が良いと判断しました。
「竹内くんは誠実ですね。水口先輩と付き合っているから無理、ってハッキリ断られました。悲しかったけど、これで良いんです。私の恋心は不誠実なものだったから。忘れたい人がいて、そのために新しい恋をしようとしたのです」
今思えば、ほんと、相手に対して失礼な事だったと反省しています。
恋は、愛は、そういうものじゃない。そんな愛は、もらっても嬉しくない。
ある付喪神から教わった。
「だから、私達の友情を壊したのは、この私なんです。すみませんでした」
「こがね……」
「ごめん。私が自分から、三人の仲を壊してしまった」
「いいんです。そんな事を知らず、竹内くんを好きになった私が一番馬鹿ですから」
「え? こがねも……?」
「ええ。夏休みに告白して、フラれました」
黙っているべきかと思いましたが、全て正直に伝えた方が良いと判断しました。
「竹内くんは誠実ですね。水口先輩と付き合っているから無理、ってハッキリ断られました。悲しかったけど、これで良いんです。私の恋心は不誠実なものだったから。忘れたい人がいて、そのために新しい恋をしようとしたのです」
今思えば、ほんと、相手に対して失礼な事だったと反省しています。
恋は、愛は、そういうものじゃない。そんな愛は、もらっても嬉しくない。
ある付喪神から教わった。
「だから、私達の友情を壊したのは、この私なんです。すみませんでした」
「こがね……」
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