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第4章 ブレスレット
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私はもう、美雲丸に腹が立ったりしていません。彼は最初から、私を守ろうとしてくれただけ。今、それが痛いほど伝わってくるのです。
「いいの。原因が何だろうと、こういう結果になったのは、自分が弱いせいだから」
竹内くんと水口先輩との関係が壊れたのも、家族との関係が壊れたのも、美雲丸との今までの関係が壊れたのも……自分の想いをハッキリ言う勇気が無かったせい。
もっと信じれば良かった。それだけを後悔しています。
「少し、美雲丸とふたりだけにして」
私がそう頼むと、瞬きした瞬間、フクも深彦も消えてしまいました。
「いいの。原因が何だろうと、こういう結果になったのは、自分が弱いせいだから」
竹内くんと水口先輩との関係が壊れたのも、家族との関係が壊れたのも、美雲丸との今までの関係が壊れたのも……自分の想いをハッキリ言う勇気が無かったせい。
もっと信じれば良かった。それだけを後悔しています。
「少し、美雲丸とふたりだけにして」
私がそう頼むと、瞬きした瞬間、フクも深彦も消えてしまいました。
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