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第4章 ブレスレット

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「こがねはん、どうしたんどす?」
「今いるお客さん、もしかしたら……竹内くんかも」
「えっ」

 私は胸が急速にドキドキしてきて苦しくなってきました。ルリナが心配そうに寄り添ってくれます。

「買う物は何でも良いんですか? 安い物でも?」

 間違いなくです。この声量は小さいけど発音がハッキリとしていて聞き取りやすい声。
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