上 下
259 / 368
第4章 ブレスレット

4-22

しおりを挟む
「ええっ? ど、どういう事や? こがねはん、恋多き乙女やな。んで、誰なん? クラスの男の子を好きになる前に好きやった男は」

 ルリナはひとり、はしゃいでいます。他人の恋バナって楽しいですよね……。

「ルリナ、分かるだろ?」
「分からん。何も分からんどす」

 そのまま分からないままでいてほしい。私は切に願いました。

 ところが弦介さんがとどめを刺してきました。
しおりを挟む

処理中です...