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第4章 ブレスレット
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赤松さんの件から一週間経ち、私も失くし物屋の日々に慣れてきました。あれから赤松さん以外のお客さん達にも会いましたが、なんとかみんな幸福な結果を得られました。
赤松さんも、あの後筆丸との邂逅の余韻に浸り、しばらくぼんやりとしていました。でも次の日、学校で晴れ晴れとした笑顔を見せてくれました。ペン入れに、高そうな万年筆を入れて。
「ちゃんと見つけたわ」
そして彼女は言いました。
「たとえ小説家になれなくても小説を書く事はやめない。趣味で続けていくわ。そうすれば、ずっと筆丸と一緒にいられる」
悩みが解決したのだと分かって、良かったです。お姉さんを失った悲しみも徐々に癒えていく事でしょう。
赤松さんも、あの後筆丸との邂逅の余韻に浸り、しばらくぼんやりとしていました。でも次の日、学校で晴れ晴れとした笑顔を見せてくれました。ペン入れに、高そうな万年筆を入れて。
「ちゃんと見つけたわ」
そして彼女は言いました。
「たとえ小説家になれなくても小説を書く事はやめない。趣味で続けていくわ。そうすれば、ずっと筆丸と一緒にいられる」
悩みが解決したのだと分かって、良かったです。お姉さんを失った悲しみも徐々に癒えていく事でしょう。
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