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第2章 手帳
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言い返したい、いっそ暴れてやりたい、と一瞬思い付きましたが……余計な事を言って面倒臭い展開になるのも気が疲れるだけです。肩の力を抜き、黙ったままでいました。
厨房の入り口から深彦が私を見守り、美雲丸も時々様子を見に来ているようです。たまにふたりで何か話しています。
もし、付喪神が私以外にも見えたら、付喪神たちが私の代わりに反論してくれるのか……この状況を変えてくれるのか……なんて、人頼みで都合の良い妄想をしてしまいました。
今までほんの少し、付喪神はもしかしたら私が頭の中で作り出した妄想なのかもしれないと思っていたので、弦介さんと知り合えたのは嬉しかったです。やはり彼らは実在するのだと、確証を得られました。
付喪神の言葉を信じて良いのだと、改めて道標が出来ました。
厨房の入り口から深彦が私を見守り、美雲丸も時々様子を見に来ているようです。たまにふたりで何か話しています。
もし、付喪神が私以外にも見えたら、付喪神たちが私の代わりに反論してくれるのか……この状況を変えてくれるのか……なんて、人頼みで都合の良い妄想をしてしまいました。
今までほんの少し、付喪神はもしかしたら私が頭の中で作り出した妄想なのかもしれないと思っていたので、弦介さんと知り合えたのは嬉しかったです。やはり彼らは実在するのだと、確証を得られました。
付喪神の言葉を信じて良いのだと、改めて道標が出来ました。
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