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第2章 手帳
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「深彦! 何でもかんでも恋愛話にしないでよー」
「堪忍しとくれやす」
「それにこがねちゃんは、好きな人がいたんだよー」
「ん? 過去形やな?」
「夏休みに失恋しちゃったんだよー」
「フク!」
思わず大声を出してしまいました。フクが慌てて口に手を当てますが、時すでに遅し。
深彦がビックリして目を見開いています。
「こがねはん、あんたいつの間に、そないな甘酸っぱい青春を……」
「うるさい! その話、終わりね」
「フク。何か知ったらわてに知らせるんやで」
「分かったー」
分かるな。了承するな。フクに触れられるなら頬を抓ってやるのに。
「堪忍しとくれやす」
「それにこがねちゃんは、好きな人がいたんだよー」
「ん? 過去形やな?」
「夏休みに失恋しちゃったんだよー」
「フク!」
思わず大声を出してしまいました。フクが慌てて口に手を当てますが、時すでに遅し。
深彦がビックリして目を見開いています。
「こがねはん、あんたいつの間に、そないな甘酸っぱい青春を……」
「うるさい! その話、終わりね」
「フク。何か知ったらわてに知らせるんやで」
「分かったー」
分かるな。了承するな。フクに触れられるなら頬を抓ってやるのに。
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