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第35話
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コンコンコンッ!
逸る気持ちを無理やり抑えておりますと少し慌てたようなノックが部屋にされました。
「入りたまえ!」
学園長先生は素早く立ち上がり、ドアに手をむけ訪問者が開けるよりも早くドアを開けられます。
それと同時に私《わたくし》も立ち上がりました。
「エミリーか、どうだった?」
現れたのは金髪の美しい女性である学園長秘書のエミリーさんでした。
エミリーさんも駆け回ったのか呼吸を乱しながら、
「はぁ、はぁ、はぁ。グレイ・ズー四年生は魔法学園内にはおりません」
お答えになりました。
・・・やはり、そうでしたか。
私《わたくし》は外れて欲しい予想が見事に的中してしまったことに落ち込みます。
「!?・・・そうか。一体どうやって・・・」
学園長先生はショックを受けたように後ずさります。
「学園長!!」
エミリーさんはすぐさま学園長先生にかけより肩を支えながらソファに座らせます。
「ありがとう。もう大丈夫だ。他には何か報告があるか?」
座って少し落ち着かれた学園長先生がエミリーさんに続きを促されます。
エミリーさんはちらりと私《わたくし》の方に向き、戸惑いをお見せになりました。
無理もありません。私《わたくし》は所詮学生ですし。
ですが、自分からここを立ち去る気にはなりませんでした。
グレイさんを助けるためには少しでも情報が欲しかったからです。
学園長先生はエミリーさんの様子に気づき、
「本件に関してはバルム様に隠し事をするつもりは毛頭ない。続きを」
そう続けられました。
ありがとうございます。
私《わたくし》は心の中で学園長先生にお礼を申し上げました。
「・・・畏まりました。どうやら配送業者になりすまし魔法学園に侵入した模様です」
「何だとっ!」
学園長先生が驚愕されます。
そう言う私《わたくし》も呆気に取られてしまいました。
確かに、魔法的なセキュリティが万全な魔法学園に侵入するにはその方法しかありませんが、それをやり通せる者がいるとは思いもよりませんでした。
敵を褒めたくはありませんが何という度胸、そして段取りでしょう。
「信じられん。配送業者になりすますために普段こちらと来ている者を無力化もしくは懐柔し、魔法学園に侵入しただけでなく荷降ろしの僅かな時間でズー君を見つけ、拘束し、連れ出したというのか・・・完全なプロの仕業に違いない」
どうやら学園長先生も私《わたくし》と同じ感想を持たれたようですわ。
「学園長先生」
私《わたくし》はここで学園長先生に話しかけます。
「バルム様?」
学園長先生がここで私《わたくし》が話しかけたことに少し戸惑いながら御返事してくださいました。
「手段についての追求は後にし、速やかに魔法学園の外へのご連絡をお願い致します」
今は何よりもグレイさんの居場所を突き止める事に全力を尽くさないといけません。
「・・・仰られる通りですな。早速、キリッジ騎士隊長と連絡を取ります」
学園長先生が私《わたくし》のお願いを聞いてすぐに外への連絡の準備をしてくださいました。
私《わたくし》はもう一声お掛けします。
「学園長先生、もう一つお願いがあります」
私《わたくし》の言葉を聞いた学園長先生は驚愕に目を見開かれたあと、快諾してくださいました。
グレイさん、どうかご無事でいてください!
「ふぅ。やっと到着っすね、アニキ」
「ああ。さっさと済ませてしまおう」
(馬車が止まった・・・どうやら目的地に着いたようだな)
グレイは2人の男の言葉と馬車の揺れが無くなったことからそのように判断する。
(・・・なるべく息を殺そう)
グレイは周りが静かになったのでそのように判断する。
(恐らく、この状態のまま何かをしてくるはずだが・・・)
念のためいざというときにはすぐに動けるように身構える。
「ほら、そっち持て」
「了解っす!」
そんな言葉の後、グレイが閉じ込められた箱が突如持ち上がる。
「!!!」
突然のことに思わず声を上げかけたが何とか口を自分の手で塞ぎ、ぐっと堪える。
「よし、ここに置くんだ。魔法陣を消さないように気をつけてな」
「はいっす!!」
しばらくの間、上下左右に移動してからゆっくりと置かれる。
(どうやら地面に置かれたようだが・・・『魔法陣』って言ってたよな・・・)
グレイは聞こえてくる言葉から頭を働かせる。
『・・・・・・』
その間によく聞こえないが何かを呟いている声が聞こえて来た。
(よく聞こえないが『呪文』か?)
呪文を唱える魔法は大規模なものか継続的な効果を求める場合がほとんどだ。
グレイ自身は使えないがわずかに聞こえてくる言葉からどういう状況か思い至った。
(そうか!まずいっ!!)
今から行われることに気づいたグレイは駄目元で閉じ込められている場所から飛び出し戦う決意をする。
思い切り蓋に向かって蹴りつける瞬間であった。
「『転送!』」
グレイに対して目眩が襲う。
(くっ・・・やられた)
グレイは長時間の緊張と空腹、疲れもあり気絶してしまった。
先程まであったグレイの入っていた箱が消えたことを確認し、アニキ分が呟く。
「無事移動させられたようだな」
額には玉のような汗を浮かべ袖で乱暴に拭う。
「アニキ、お疲れ様っす!」
そう言って汗を拭く用にタオルを渡してくる。
アニキ分はそれを受け取り額を拭く。
「ふぅ。この魔法はごっそりと魔力を持っていきやがる」
「大丈夫っすか?」
心配そうに訪ねた子分にアニキ分は笑い、
「ああ。さて、仕事は無事完了だ。パァッとやろう」
「いいっすね!そうと決まればさっさと行きやしょう!!」
「おっと、念のためだ魔法陣は消しておけよ。俺は移動の準備をしておく」
そう言うとアニキ分は馬車に向かう。
「はいっす!・・・アニキは本当に念入りっすねぇ」
子分は決して手を抜かないアニキ分に対して感心しながら地面に書かれた魔法陣を消すのであった。
(・・・真っ暗だな)
気絶したグレイはしばらくして目を覚ました。
夢であったらと思いもしたが、相変わらず真っ暗な視界と手を伸ばせば届く箱の存在はグレイを現実に引き戻す。
「・・・もう、声を出してもいいか。俺を拉致した連中はもういないだろうしな」
ずっと喋れずにいたため、声が上手く出せない気がする。
「まずは、ここから出よう」
グレイは足で閉じ込められている箱を蹴り始める。
ドン!
ドン!
ドン!
幸いにも少しずつではあるが箱がズレていく。
ドン!
バキィ!!
何度か蹴り上げると留め金が壊れる音がした。
「よし」
グレイはガチガチに蓋が固定されていなかったことに感謝しつつ、何十時間ぶりかの拘束から解放されようと蓋をゆっくりと上げる。
(・・・何かがいるかもしれないからな)
そぉっと顔を出し、辺りを伺う。
周りは人工物と呼ぶには微妙で自然にできたものかと言えばそうかとはっきりと言えないような壁に囲まれた部屋であった。
どういう原理か分からないが壁自体がじんわりと発光している。
(・・・何もいないな)
ずっと真っ暗闇にいたグレイは薄ぼんやりした明かりでも眩しく感じながら箱から出て立ち上がる。
辺りを観察しようと歩き出すが、久しぶりの行為なため直ぐにふらつく。
「・・・ずっと閉じ込められていたからな、当然か・・・」
いつもよりも歩幅を狭くし、ゆっくりと歩き感覚を取り戻していく。
ひとまず、光を目指す虫のように発光する壁に向かって歩いて行くグレイ。
ペタ
目的地に到着したグレイは壁を触ってみると滑らかな感触が手から伝わってくる。
「・・・滑らかな壁だな」
グレイは呟くと自分が歩いてきた道を振り返った。
地面には何かの魔法陣が描かれており、その中央には先ほどまで拘束されていたものが置いてあった。
「・・・おいおい、冗談きついな」
グレイは自分が閉じ込められていたものを見て思わず呟く。
「箱だと思ったら、棺桶かよ・・・」
グレイが閉じ込められていたのは見間違えようもない棺桶であった。
「・・・待てよ。俺を殺す気でここまで移動させたんだろうから、チョイスは間違ってないのか・・・」
グレイは自分を拉致してきた連中のセンスを疑ったが、思い直す。
「この魔法陣で元の場所に戻れないかな」
グレイはくだらないことを考えるのをやめ、魔法陣を再利用できないかと考え、確認し始めた。
とても複雑な魔法陣である。
「ここまで複雑だと、魔法陣だけでなく呪文も必要そうだな・・・」
ひとまず、グレイの手に余る代物ということが理解できた。
「アリシアさんなら使えたりして」
グレイはまだ学生の身で高等魔法である治癒魔法を使えるアリシアのことを思い出して呟く。
勤勉な彼女なら転送系の魔法陣を発動できてもおかしくない。
グレイはアリシアのことを思い出して、少し笑顔になる。
「絶対、もう一度アリシアさんのもとに行くぞ」
グレイは気力を保つために宣言した。
逸る気持ちを無理やり抑えておりますと少し慌てたようなノックが部屋にされました。
「入りたまえ!」
学園長先生は素早く立ち上がり、ドアに手をむけ訪問者が開けるよりも早くドアを開けられます。
それと同時に私《わたくし》も立ち上がりました。
「エミリーか、どうだった?」
現れたのは金髪の美しい女性である学園長秘書のエミリーさんでした。
エミリーさんも駆け回ったのか呼吸を乱しながら、
「はぁ、はぁ、はぁ。グレイ・ズー四年生は魔法学園内にはおりません」
お答えになりました。
・・・やはり、そうでしたか。
私《わたくし》は外れて欲しい予想が見事に的中してしまったことに落ち込みます。
「!?・・・そうか。一体どうやって・・・」
学園長先生はショックを受けたように後ずさります。
「学園長!!」
エミリーさんはすぐさま学園長先生にかけより肩を支えながらソファに座らせます。
「ありがとう。もう大丈夫だ。他には何か報告があるか?」
座って少し落ち着かれた学園長先生がエミリーさんに続きを促されます。
エミリーさんはちらりと私《わたくし》の方に向き、戸惑いをお見せになりました。
無理もありません。私《わたくし》は所詮学生ですし。
ですが、自分からここを立ち去る気にはなりませんでした。
グレイさんを助けるためには少しでも情報が欲しかったからです。
学園長先生はエミリーさんの様子に気づき、
「本件に関してはバルム様に隠し事をするつもりは毛頭ない。続きを」
そう続けられました。
ありがとうございます。
私《わたくし》は心の中で学園長先生にお礼を申し上げました。
「・・・畏まりました。どうやら配送業者になりすまし魔法学園に侵入した模様です」
「何だとっ!」
学園長先生が驚愕されます。
そう言う私《わたくし》も呆気に取られてしまいました。
確かに、魔法的なセキュリティが万全な魔法学園に侵入するにはその方法しかありませんが、それをやり通せる者がいるとは思いもよりませんでした。
敵を褒めたくはありませんが何という度胸、そして段取りでしょう。
「信じられん。配送業者になりすますために普段こちらと来ている者を無力化もしくは懐柔し、魔法学園に侵入しただけでなく荷降ろしの僅かな時間でズー君を見つけ、拘束し、連れ出したというのか・・・完全なプロの仕業に違いない」
どうやら学園長先生も私《わたくし》と同じ感想を持たれたようですわ。
「学園長先生」
私《わたくし》はここで学園長先生に話しかけます。
「バルム様?」
学園長先生がここで私《わたくし》が話しかけたことに少し戸惑いながら御返事してくださいました。
「手段についての追求は後にし、速やかに魔法学園の外へのご連絡をお願い致します」
今は何よりもグレイさんの居場所を突き止める事に全力を尽くさないといけません。
「・・・仰られる通りですな。早速、キリッジ騎士隊長と連絡を取ります」
学園長先生が私《わたくし》のお願いを聞いてすぐに外への連絡の準備をしてくださいました。
私《わたくし》はもう一声お掛けします。
「学園長先生、もう一つお願いがあります」
私《わたくし》の言葉を聞いた学園長先生は驚愕に目を見開かれたあと、快諾してくださいました。
グレイさん、どうかご無事でいてください!
「ふぅ。やっと到着っすね、アニキ」
「ああ。さっさと済ませてしまおう」
(馬車が止まった・・・どうやら目的地に着いたようだな)
グレイは2人の男の言葉と馬車の揺れが無くなったことからそのように判断する。
(・・・なるべく息を殺そう)
グレイは周りが静かになったのでそのように判断する。
(恐らく、この状態のまま何かをしてくるはずだが・・・)
念のためいざというときにはすぐに動けるように身構える。
「ほら、そっち持て」
「了解っす!」
そんな言葉の後、グレイが閉じ込められた箱が突如持ち上がる。
「!!!」
突然のことに思わず声を上げかけたが何とか口を自分の手で塞ぎ、ぐっと堪える。
「よし、ここに置くんだ。魔法陣を消さないように気をつけてな」
「はいっす!!」
しばらくの間、上下左右に移動してからゆっくりと置かれる。
(どうやら地面に置かれたようだが・・・『魔法陣』って言ってたよな・・・)
グレイは聞こえてくる言葉から頭を働かせる。
『・・・・・・』
その間によく聞こえないが何かを呟いている声が聞こえて来た。
(よく聞こえないが『呪文』か?)
呪文を唱える魔法は大規模なものか継続的な効果を求める場合がほとんどだ。
グレイ自身は使えないがわずかに聞こえてくる言葉からどういう状況か思い至った。
(そうか!まずいっ!!)
今から行われることに気づいたグレイは駄目元で閉じ込められている場所から飛び出し戦う決意をする。
思い切り蓋に向かって蹴りつける瞬間であった。
「『転送!』」
グレイに対して目眩が襲う。
(くっ・・・やられた)
グレイは長時間の緊張と空腹、疲れもあり気絶してしまった。
先程まであったグレイの入っていた箱が消えたことを確認し、アニキ分が呟く。
「無事移動させられたようだな」
額には玉のような汗を浮かべ袖で乱暴に拭う。
「アニキ、お疲れ様っす!」
そう言って汗を拭く用にタオルを渡してくる。
アニキ分はそれを受け取り額を拭く。
「ふぅ。この魔法はごっそりと魔力を持っていきやがる」
「大丈夫っすか?」
心配そうに訪ねた子分にアニキ分は笑い、
「ああ。さて、仕事は無事完了だ。パァッとやろう」
「いいっすね!そうと決まればさっさと行きやしょう!!」
「おっと、念のためだ魔法陣は消しておけよ。俺は移動の準備をしておく」
そう言うとアニキ分は馬車に向かう。
「はいっす!・・・アニキは本当に念入りっすねぇ」
子分は決して手を抜かないアニキ分に対して感心しながら地面に書かれた魔法陣を消すのであった。
(・・・真っ暗だな)
気絶したグレイはしばらくして目を覚ました。
夢であったらと思いもしたが、相変わらず真っ暗な視界と手を伸ばせば届く箱の存在はグレイを現実に引き戻す。
「・・・もう、声を出してもいいか。俺を拉致した連中はもういないだろうしな」
ずっと喋れずにいたため、声が上手く出せない気がする。
「まずは、ここから出よう」
グレイは足で閉じ込められている箱を蹴り始める。
ドン!
ドン!
ドン!
幸いにも少しずつではあるが箱がズレていく。
ドン!
バキィ!!
何度か蹴り上げると留め金が壊れる音がした。
「よし」
グレイはガチガチに蓋が固定されていなかったことに感謝しつつ、何十時間ぶりかの拘束から解放されようと蓋をゆっくりと上げる。
(・・・何かがいるかもしれないからな)
そぉっと顔を出し、辺りを伺う。
周りは人工物と呼ぶには微妙で自然にできたものかと言えばそうかとはっきりと言えないような壁に囲まれた部屋であった。
どういう原理か分からないが壁自体がじんわりと発光している。
(・・・何もいないな)
ずっと真っ暗闇にいたグレイは薄ぼんやりした明かりでも眩しく感じながら箱から出て立ち上がる。
辺りを観察しようと歩き出すが、久しぶりの行為なため直ぐにふらつく。
「・・・ずっと閉じ込められていたからな、当然か・・・」
いつもよりも歩幅を狭くし、ゆっくりと歩き感覚を取り戻していく。
ひとまず、光を目指す虫のように発光する壁に向かって歩いて行くグレイ。
ペタ
目的地に到着したグレイは壁を触ってみると滑らかな感触が手から伝わってくる。
「・・・滑らかな壁だな」
グレイは呟くと自分が歩いてきた道を振り返った。
地面には何かの魔法陣が描かれており、その中央には先ほどまで拘束されていたものが置いてあった。
「・・・おいおい、冗談きついな」
グレイは自分が閉じ込められていたものを見て思わず呟く。
「箱だと思ったら、棺桶かよ・・・」
グレイが閉じ込められていたのは見間違えようもない棺桶であった。
「・・・待てよ。俺を殺す気でここまで移動させたんだろうから、チョイスは間違ってないのか・・・」
グレイは自分を拉致してきた連中のセンスを疑ったが、思い直す。
「この魔法陣で元の場所に戻れないかな」
グレイはくだらないことを考えるのをやめ、魔法陣を再利用できないかと考え、確認し始めた。
とても複雑な魔法陣である。
「ここまで複雑だと、魔法陣だけでなく呪文も必要そうだな・・・」
ひとまず、グレイの手に余る代物ということが理解できた。
「アリシアさんなら使えたりして」
グレイはまだ学生の身で高等魔法である治癒魔法を使えるアリシアのことを思い出して呟く。
勤勉な彼女なら転送系の魔法陣を発動できてもおかしくない。
グレイはアリシアのことを思い出して、少し笑顔になる。
「絶対、もう一度アリシアさんのもとに行くぞ」
グレイは気力を保つために宣言した。
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