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第215話 剣術大会本戦⑬
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そして、試合は順当に進み、2回戦最後の試合になった。
「来るぞ」
ルークが呟く。
その言葉にミリーナとヒルダがリングに注目する。
「さぁ、それでは2回戦最後の試合です!まずは、ザング・ゴルド選手です!!」
「「「おぉぉぉぉぉ!!!」」」
赤服運営長に紹介されてやってきたのは、あり得ない巨大な男だった。
身長で言えば、ルークの1.5倍はあるだろう。
馬をも切り裂けそうな超巨大な剣を肩に担いでいる。
ドスン
ドスン
リングを歩くたびに地面が揺れる。
「皆さんもご存じの通り、ザング・ゴルド選手は前大会の準優勝者です!!その巨体から繰り広げられる攻撃はまさに圧巻!前大会のレイ選手でさえ手こずりました!!」
「「「おぉぉぉぉ!ザング!!今年こそ優勝してくれ~!!!」」」
観客たちが盛大に応援をする。
「凄い威圧感じゃな、観客席からでもよく分かるわい」
ヒルダが息苦しそうに話す。
「大丈夫?ヒルダちゃん?」
ミリーナが心配そうに尋ねる。
「あ、ああ。なんとか」
「ヒルダ。落ち着いて深呼吸すると言い」
ヒルダはルークの助言を聞いて深呼吸をすると楽になってきた。
「ありがとう。もう大丈夫なのじゃ」
ヒルダが落ち着いたときだった。
「さぁ、それでは今大会最後の選手をご紹介致します!!推薦枠の選手はこの方!!ジークムント王国の生ける伝説、バグラス大将軍です!!」
赤服運営長の紹介がされるや来賓席から一人の男が立ち上がった。
「なんと!ルークの言った通りではないか!?」
ヒルダが驚きの声を上げる。
バグラス大将軍が来賓席から観客席へ、そして跳躍する。
ドン
そうして、リングに降り立った。
「「「おおおおおお!!!」」」
思わぬ人物の参加に湧きたつ観客。
「バグラス大将軍はあの強大国家であるジークムント王国最強とされる人物です!!」
「「「まじか!!」」」
「あの強大国家の最強だって!!」
「レイ選手とどっちが強いのかしら!」
赤服運営長の言葉に騒めきたつ観客達。
「あんたがジークムント王国の最強だって?」
ザングがニヤリと笑いながら言う。
「ふん。それがどうかしたか小僧?」
バグラス大将軍が素っ気なく返す。
「いやぁ。俺がジークムント王国に居れば最強と持てはやされたと思ってな」
「ほほぅ。大した自信だのう。戯言はいい。剣で語るが良い」
「なんだと!!生かして帰してやろうと思ったが気が変わった。叩きつぶしてやる!!」
ザングがバグラス大将軍の言葉に激怒した。
「来るぞ」
ルークが呟く。
その言葉にミリーナとヒルダがリングに注目する。
「さぁ、それでは2回戦最後の試合です!まずは、ザング・ゴルド選手です!!」
「「「おぉぉぉぉぉ!!!」」」
赤服運営長に紹介されてやってきたのは、あり得ない巨大な男だった。
身長で言えば、ルークの1.5倍はあるだろう。
馬をも切り裂けそうな超巨大な剣を肩に担いでいる。
ドスン
ドスン
リングを歩くたびに地面が揺れる。
「皆さんもご存じの通り、ザング・ゴルド選手は前大会の準優勝者です!!その巨体から繰り広げられる攻撃はまさに圧巻!前大会のレイ選手でさえ手こずりました!!」
「「「おぉぉぉぉ!ザング!!今年こそ優勝してくれ~!!!」」」
観客たちが盛大に応援をする。
「凄い威圧感じゃな、観客席からでもよく分かるわい」
ヒルダが息苦しそうに話す。
「大丈夫?ヒルダちゃん?」
ミリーナが心配そうに尋ねる。
「あ、ああ。なんとか」
「ヒルダ。落ち着いて深呼吸すると言い」
ヒルダはルークの助言を聞いて深呼吸をすると楽になってきた。
「ありがとう。もう大丈夫なのじゃ」
ヒルダが落ち着いたときだった。
「さぁ、それでは今大会最後の選手をご紹介致します!!推薦枠の選手はこの方!!ジークムント王国の生ける伝説、バグラス大将軍です!!」
赤服運営長の紹介がされるや来賓席から一人の男が立ち上がった。
「なんと!ルークの言った通りではないか!?」
ヒルダが驚きの声を上げる。
バグラス大将軍が来賓席から観客席へ、そして跳躍する。
ドン
そうして、リングに降り立った。
「「「おおおおおお!!!」」」
思わぬ人物の参加に湧きたつ観客。
「バグラス大将軍はあの強大国家であるジークムント王国最強とされる人物です!!」
「「「まじか!!」」」
「あの強大国家の最強だって!!」
「レイ選手とどっちが強いのかしら!」
赤服運営長の言葉に騒めきたつ観客達。
「あんたがジークムント王国の最強だって?」
ザングがニヤリと笑いながら言う。
「ふん。それがどうかしたか小僧?」
バグラス大将軍が素っ気なく返す。
「いやぁ。俺がジークムント王国に居れば最強と持てはやされたと思ってな」
「ほほぅ。大した自信だのう。戯言はいい。剣で語るが良い」
「なんだと!!生かして帰してやろうと思ったが気が変わった。叩きつぶしてやる!!」
ザングがバグラス大将軍の言葉に激怒した。
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