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番外 定期健診と付き添い(光流)
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たった一人しかいない待合室。長椅子に座り文庫本を呼んでいる光流は母に声をかけられそっと顔をあげる。
「ごめん、光流お待たせ」
「ううん、大丈夫だよ」
光流が手に持つ文庫にはカバーがなく、一見何を読んでいるのかを判断しにくい。某萌アニメの小説版だとは母にもわからないだろう。
光流は立ち上がって両手をあげぐーんと伸びをし、言葉で表せないうめき声を出す。
診察予約してあったのに、これほど長時間待たされるとは思わなかった。
母である史の病院への付き添いを申し出てきたのは光流だった。
かかりつけ病院を確認しておきたいとずっと思っていた。しかし家庭が少々バタバタしていて機会を逃し遅くなってしまったのだ。
本当に激動の日々だったな。
母の離婚から一気に貧乏生活に落ちた時は、さすがの光流も心が折れかけた。これまで自分がどれだけ恵まれていたかを身をもって知ったのは、あのアパートに住み始めてからだった。
優しかった父の変わりようも光流の心を傷つけていた。母と同じく光流も泣いたし眠れない夜もあった。絶対に母の前では出さないようにしていたが、兄弟には弱音を吐いてしまっていた。
しかし今では母を含め家族全員が、佐保と多美と言う存在に救われ、不自由ない生活を送る事ができている。
やっと病院に付き添えたのも、気持ちにゆとりができたからだ。
「救急車で運ばれてきたのはΩの男性妊婦だったみたいなんだ。それで外来の先生たちも駆り出されたみたい」
母が仕入れた情報によるとΩの急患だったようだ。
「そっか、だったらここが一番の受け入れ先になるな。助かったのならいいけど」
「赤池先生、あの人がいるなら大丈夫だろう」
「ふうん、赤池先生」
初めて聞く名前だった。母の頬が僅かに赤味がかり耳にまで広がると、今度は逆再生のようにゆっくりと戻っていく。
光流が病院に付き添ってきたのは、病院を確認するという意味しかなかった。しかし母の反応をみて気になる事ができてしまった。
光流は赤池という苗字を記憶にとどめておいた。
昼も過ぎてしまったという事で二人は院内のカフェに入った。店内には白衣を着た病院職員や病衣姿の入院患者の姿がある。
席を迷っていると人の視線がこっちに集まるのがわかった。
母は光流が注目を集めていると思っているだろうが、実際は少し違う。最初は誰もが華を持つ光流に目を奪われる。しかしそれは少しの間だけの事だ。
αは他のαやΩに敏感に反応する。αの関心は同じαではなく、じきにΩである史へと移るのだ。
そんな視線に気づかないΩはたまにおり、α同士が静かに意味のない牽制をし合う事になる。
史は自分を平凡、普通と言うが、Ωの魅力はそこだけに留まる訳がないのだ。子供を四人産んでおきながら、何も知らない初心な母に光流は時々戸惑う。
母を人の目から隠すように席につく。
「今度は僕も先生に会いたいから、そう伝えておいてくれる?」
「会いたいって……そりゃ光流にはさんざん心配かけたけど、もうそこまでしてもらう必要ない。月に一度の診察はこれで終わり。次は何もなければ半年後でいいってΩ専門医が言ってるんだからさ。心配なんてなしなし……ほら、きたよ」
空腹もあって二人黙々とランチを口に運ぶ。
光流が動きをとめて母をじっとみる。何だか悪戯心が沸いてしまう。
「ん、なに?」
「マヨネーズついてる。そこ、口の端」
人差し指で母の口元についていたマヨネーズをとる。そしてその指先についたマヨネーズをちゅっと舐めた。
「ふふっ……おいし」
史の存在を気にしつつ澄ました顔をするαたちへの、大人たちへの、ちょっとしたイタズラだった。
母と親子と言われる事がなくなった最近では、こんな遊びが光流の中で流行っている。
図にのった光流は店を出る時も母の肩を抱いて引き寄せた。
見つめ合っていた数秒の後、二人してぶぶっと噴き出してしまった。
大人っぽくて賢いと言われる光流もまだ中学生。他の兄弟がいない時には、いつもの言葉遣いとは少し変わるし、母にこんな悪さをして甘えるのだ。
病院の外にでると母が光流の腕をとり手をつないてくるから、今度は光流がきょとんとしてしまう。
「ほら、園までは恋人ごっこするぞ。言っとくけど、これはお前の始めた遊びなんだからな。うわっ、やっぱり若者の肌って違うな、弾力がさ、こう、こうっ……どう表現すればいいんだっ……」
誰と比べてだ?
という疑問は口にせず、光流は母の手を握り返した。バスの中でもしばし母に甘えくっついて座った。
母が光流の手を離したのは本当に園に到着してからだった。
そして二人で弟の郁也のお迎えに園舎に入った。
言葉も行動もストレートで素直な弟が光流は大好きだ。
光流はΩである郁也が特別に愛しい。郁也を愛すれば愛するほど、母の顔が穏やかになるような気がするのも理由にある。
郁也は幼児であるのにも関わらず、園でフェロモンをふりまいている。これでは将来が心配だと思っている脇では、母が郁也の友達であるえいき君を虜にしてしまっているのだから頭が痛かった。
この前一家そろって佐保の自宅、母の生家を見に行った。今後はみんなで暮らす家になるからだ。
佐保は自分の罪と、息子の史の過去のすべてを受け入れている。これからの母の生活が少しでも安穏であるようにと願っている。
いい家族になる。光流は確信している。
逆に宗賀の祖父母の落ちぶれ振りは酷いものだ。そこに佐保が関わっていた事はわかる。
きっと手出ししたのは最初だけで、後は勝手に自爆したのだろうけど……
会社から切り離された祖父はまだ五十代。のんびりとした第二の人生を送れず、知人の仲介で創薬ベンチャーなど複数に出資した。
生きがいを求めてというより、人に囲まれ、おだてられ、殿様でいたかったのだろう。その結果火だるまになり、かなりの財産を焼き尽くしたと聞く。祖母の性格を考えると離婚は避けられないだろう。
父の誠はどうしているかというと、運命の番との結婚は継続している。宗賀の会社は退職して、祖母の実家の会社に入社している。似た業態の店が乱立する中で苦戦を強いられている事もあり大変そうだ。
相手がどんな状況に陥っても寄り添うのが運命の番だと思うのだが、父とその相手はとうに冷え切った関係にあるらしい。
これは光流が佐保にお願いして教えてもらった情報で、他の家族は知らない事だ。
自分達を犠牲にしてまで番った末路がこれだから、とてもやるせない気持ちになってしまう。
しかし佐保のおかげで、長年光流の中にあった宗賀へ複雑な思いも、昇華の方向へと向かっていた。
「ごめん、光流お待たせ」
「ううん、大丈夫だよ」
光流が手に持つ文庫にはカバーがなく、一見何を読んでいるのかを判断しにくい。某萌アニメの小説版だとは母にもわからないだろう。
光流は立ち上がって両手をあげぐーんと伸びをし、言葉で表せないうめき声を出す。
診察予約してあったのに、これほど長時間待たされるとは思わなかった。
母である史の病院への付き添いを申し出てきたのは光流だった。
かかりつけ病院を確認しておきたいとずっと思っていた。しかし家庭が少々バタバタしていて機会を逃し遅くなってしまったのだ。
本当に激動の日々だったな。
母の離婚から一気に貧乏生活に落ちた時は、さすがの光流も心が折れかけた。これまで自分がどれだけ恵まれていたかを身をもって知ったのは、あのアパートに住み始めてからだった。
優しかった父の変わりようも光流の心を傷つけていた。母と同じく光流も泣いたし眠れない夜もあった。絶対に母の前では出さないようにしていたが、兄弟には弱音を吐いてしまっていた。
しかし今では母を含め家族全員が、佐保と多美と言う存在に救われ、不自由ない生活を送る事ができている。
やっと病院に付き添えたのも、気持ちにゆとりができたからだ。
「救急車で運ばれてきたのはΩの男性妊婦だったみたいなんだ。それで外来の先生たちも駆り出されたみたい」
母が仕入れた情報によるとΩの急患だったようだ。
「そっか、だったらここが一番の受け入れ先になるな。助かったのならいいけど」
「赤池先生、あの人がいるなら大丈夫だろう」
「ふうん、赤池先生」
初めて聞く名前だった。母の頬が僅かに赤味がかり耳にまで広がると、今度は逆再生のようにゆっくりと戻っていく。
光流が病院に付き添ってきたのは、病院を確認するという意味しかなかった。しかし母の反応をみて気になる事ができてしまった。
光流は赤池という苗字を記憶にとどめておいた。
昼も過ぎてしまったという事で二人は院内のカフェに入った。店内には白衣を着た病院職員や病衣姿の入院患者の姿がある。
席を迷っていると人の視線がこっちに集まるのがわかった。
母は光流が注目を集めていると思っているだろうが、実際は少し違う。最初は誰もが華を持つ光流に目を奪われる。しかしそれは少しの間だけの事だ。
αは他のαやΩに敏感に反応する。αの関心は同じαではなく、じきにΩである史へと移るのだ。
そんな視線に気づかないΩはたまにおり、α同士が静かに意味のない牽制をし合う事になる。
史は自分を平凡、普通と言うが、Ωの魅力はそこだけに留まる訳がないのだ。子供を四人産んでおきながら、何も知らない初心な母に光流は時々戸惑う。
母を人の目から隠すように席につく。
「今度は僕も先生に会いたいから、そう伝えておいてくれる?」
「会いたいって……そりゃ光流にはさんざん心配かけたけど、もうそこまでしてもらう必要ない。月に一度の診察はこれで終わり。次は何もなければ半年後でいいってΩ専門医が言ってるんだからさ。心配なんてなしなし……ほら、きたよ」
空腹もあって二人黙々とランチを口に運ぶ。
光流が動きをとめて母をじっとみる。何だか悪戯心が沸いてしまう。
「ん、なに?」
「マヨネーズついてる。そこ、口の端」
人差し指で母の口元についていたマヨネーズをとる。そしてその指先についたマヨネーズをちゅっと舐めた。
「ふふっ……おいし」
史の存在を気にしつつ澄ました顔をするαたちへの、大人たちへの、ちょっとしたイタズラだった。
母と親子と言われる事がなくなった最近では、こんな遊びが光流の中で流行っている。
図にのった光流は店を出る時も母の肩を抱いて引き寄せた。
見つめ合っていた数秒の後、二人してぶぶっと噴き出してしまった。
大人っぽくて賢いと言われる光流もまだ中学生。他の兄弟がいない時には、いつもの言葉遣いとは少し変わるし、母にこんな悪さをして甘えるのだ。
病院の外にでると母が光流の腕をとり手をつないてくるから、今度は光流がきょとんとしてしまう。
「ほら、園までは恋人ごっこするぞ。言っとくけど、これはお前の始めた遊びなんだからな。うわっ、やっぱり若者の肌って違うな、弾力がさ、こう、こうっ……どう表現すればいいんだっ……」
誰と比べてだ?
という疑問は口にせず、光流は母の手を握り返した。バスの中でもしばし母に甘えくっついて座った。
母が光流の手を離したのは本当に園に到着してからだった。
そして二人で弟の郁也のお迎えに園舎に入った。
言葉も行動もストレートで素直な弟が光流は大好きだ。
光流はΩである郁也が特別に愛しい。郁也を愛すれば愛するほど、母の顔が穏やかになるような気がするのも理由にある。
郁也は幼児であるのにも関わらず、園でフェロモンをふりまいている。これでは将来が心配だと思っている脇では、母が郁也の友達であるえいき君を虜にしてしまっているのだから頭が痛かった。
この前一家そろって佐保の自宅、母の生家を見に行った。今後はみんなで暮らす家になるからだ。
佐保は自分の罪と、息子の史の過去のすべてを受け入れている。これからの母の生活が少しでも安穏であるようにと願っている。
いい家族になる。光流は確信している。
逆に宗賀の祖父母の落ちぶれ振りは酷いものだ。そこに佐保が関わっていた事はわかる。
きっと手出ししたのは最初だけで、後は勝手に自爆したのだろうけど……
会社から切り離された祖父はまだ五十代。のんびりとした第二の人生を送れず、知人の仲介で創薬ベンチャーなど複数に出資した。
生きがいを求めてというより、人に囲まれ、おだてられ、殿様でいたかったのだろう。その結果火だるまになり、かなりの財産を焼き尽くしたと聞く。祖母の性格を考えると離婚は避けられないだろう。
父の誠はどうしているかというと、運命の番との結婚は継続している。宗賀の会社は退職して、祖母の実家の会社に入社している。似た業態の店が乱立する中で苦戦を強いられている事もあり大変そうだ。
相手がどんな状況に陥っても寄り添うのが運命の番だと思うのだが、父とその相手はとうに冷え切った関係にあるらしい。
これは光流が佐保にお願いして教えてもらった情報で、他の家族は知らない事だ。
自分達を犠牲にしてまで番った末路がこれだから、とてもやるせない気持ちになってしまう。
しかし佐保のおかげで、長年光流の中にあった宗賀へ複雑な思いも、昇華の方向へと向かっていた。
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