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21 レーンの言い分
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騒がしい様子にジェイクがこもっていた書斎のドアが開き、俺の姿を見て駆け寄って抱き上げてくれた。
ジェイクは物事に集中すると脳が音を遮断してしまうらしく、事が大きくなっても気付かない場合もある。今回のは早い方だ。
「レーン、まさか手を上げたのか!」
「レーンは悪くない。違うよ、偶然ぶつかっちゃっただけ」
庇うつもりはないけれど、そう口が動いていた。
「だとしてもだ、いい加減トモエと仲良くしないか」
「嫌だね。ジェイクがこんなチンチクリンを拾うのが悪い。拾ったのは仕方ない。だがその後には施設に入れるのが本来だろう。これまでの記憶もない、親もわからない、だったらこの子の為にもしっかりした場所でケアしてもらうべきだ」
「しかし、トモエは苦労してきた子なんだ。その傷を癒す場所はこの子が決めてもいい」
言い切った後に、な? と頬を撫でてくれる。俺は嬉しくて首筋に顔を埋める。するとジェイクは髪にキスをくれた。
嘘をついてるつもりはないけど、ちょっと申し訳ない気持ちになる。
俺は記憶を持っている。だけどとても別の世界から来たとは口にできないから。
「それにベニーも懐いているし、トモエがいなければ仕事にならなかった。生活さえままならなかっただろう」
「だから、シッターならよこすと言っているだろう」
「この部屋に他人を入れるのは嫌だ」
「子供のわがままかよ。だったら引っ越しをすればいい。そうすれば俺達もここへ来る手間がなくなる」
「この家に住む私たち三人は、みんな子供だよ。私は大人になり切れていない。ここを離れるつもりはないんだ。諦めてくれ」
「開き直ってるな……」
レーンの言い分にジェイクは頭が痛そうに片手を額にやる。
こと俺のことに関してこの二人の意見は交わらないのだ。そしてジェイクは我を押し通す。
「ジェイク、よく考えろ。もう、お前もわかっているはずだ。ベニーがここへ来た。それは身の振り方を見直す時期が来たと言うことだ。ここで育てるわけにもいかないだろう」
「わかっている。だけど……」
「だけど?」
「もう少し、時間が欲しい」
答えに詰まるジェイクにロイの助け舟が出る。
「まあまあ、おふたりさん。子供が見ている前で争うのはみっともないですよ。ほら、トモエ君もベニーも不安そうな顔をしてる」
「……いや、俺は何を言われても平気だし」
ロイが近づいて来て、俺の眉間をつんとつつく。
「平気な子が、こんな顔をしますかね? 子供のくせに大人に気を使わなければならない。そんな状況で生きていたんでしょうが? でもここでは素直になりなさい」
ロイに顔をのぞきこまれるけど、俺はまたジェイクの肩に顔を埋めた。俺は子供じゃない、大人の心も持っている。
俺をかばってくれるロイに対して、何だか嘘を付きたくなくて、正視できなくて黙るしかなかった。
でもレーンが施設に入れろって言う度に、眠っていた傷がズキズキ痛んでたのは確かだった。
施設って言葉は俺のトラウマだ。ロイが一生懸命にかばってくれるのは嬉しいけど、可哀想な俺がいるからロイに余計な気を遣わせている気持ちにもなる。
可哀想、そう思われる事も受け入れられない。
ごめん、ロイ。俺ひねくれてる。
「施設と言っても悪い場所じゃない。この坊主の故郷ではどうだったか知らないが、ここには孤児が手厚い保護を受けられる制度と施設ある。違うか?」
「違わないですよ。だけどそれは幼いトモエ君の前ですべき話でしょうか? トモエ君は年の割にしっかりしている。頭もきっと悪くないですよ。だけどそれとこれとは別の話でしょう。この子はまだ子供なんです。対してて僕らは大人じゃないですか」
今度はレーンとロイがにらみ合う。
こうなるとレーンだけが俺を極端に嫌っているのがわかる。
「ふたりとも睨み合わない。すべては私が悪い。レーンの言うことももっともなんだ」
俺をぎゅっと抱きしめてジェイクが苦しげな声を出した。
「トモエが可愛くて、とにかく泣いても笑っても可愛くて。守ってやりたくて。それだけの理由で一緒に暮らし始めてしまった。自分と同じ名前にもしてやれないのに無責任に引き取ってしまった」
そこにベニーがやってきて、ジェイクの足に抱き付く。ジェイクは……俺を降ろして、ベニーを抱き上げた。そして見上げる俺の頭を優しく撫でた。
「レーン、失ったと思っていたものが戻ってきた。たしかに状況はかわったんだろう。だけど、もう少し、すべてが上手くいくうように頑張ってみたいんだ」
ジェイクが何を言いたいのか、俺以外の人間はきっとわかったのだろう。黙りこくってしまう。
俺がいる事で、レーンと喧嘩させてしまっている。それを気にしないでいられる性格になりきれないのが辛い。
「トモエ、ごめん。ここからは大人の話、そして仕事だ。ベニーを見ててくれるか?」
「うん、もちろん。お仕事頑張ってね」
ジェイクからベニーを受け取り、三人の消えていった部屋を見つめる。
「にーに?」
「おうっ、ごめん。食事の途中だったな。あとなベニー、にーにって呼ぶのは禁止だ。じゃないとレーンが怒るし」
「だめぇ?」
「そう。トモエって呼んでみな。トモでもいいぞ」
「トモ? トモトモ?」
「そう。そっちの方がいいだろ?」
俺の頬をペシペシ叩くベニー。その手を取って手の平を合わせてみたら、やっぱり小さくて頼りない。
別に俺はジェイクの息子になりたいわけじゃない。だって嫁になりたいんだから。
それはジェイク以外の誰にも言わない。プロポーズもひと前ではしない。
だから俺の執着ぶりは、レーンから見れば息子や家族になりたいとでも思われているのだろう。
だからレーンはベニーが俺を「兄」と呼ばせるのを禁止する。だから「にーに」も禁止だ。
ベニーが俺を呼ぶ「にーに」に深い意味なんてなくて、近所の兄ちゃんや年上の友達にもきっと同じように呼ぶはずで、だからそれほどピリピリすることはない。
だけどあまりにもレーンがうるさいから、俺も注意するようにしている。
小さな子の言うことだからって、ロイがとりなしてくれたけど、やっぱり怒る。
俺は子供じゃないから、まるく収めるためにも日々ベニーにも注意するようにしている。
ベニーはジェイクと血のつながった特別な存在。俺は決してその家族には入れない。にーに、そう呼ばれるのもあってはいけないこと。レーンはそう言うのだ。
俺が求めてるのなんてもっと単純なことなのにな。
その事実がジワジワと目の奥を熱くさせた。
もしかして、俺が奪っているのかな。ジェイクとベニーの親子の時間を……
「にーに、トモ、泣かないのぉ」
「泣くかよ。泣かないから……トモって呼べたな、えらいぞ……」
子供の体って本当に不便だ。どうしてこうも涙もろいんだろう。すぐに心が揺れるんだろう。
「ベニー、俺はお前の兄貴になる気はないよ。だけど仲良くしよう、ずっとさ」
「仲良しっ、トモトモと仲良しするぅ」
「トン子もいるぞ」
「ノブタ、トンコ……あしょぶぅ」
「ああ、後でご飯あげに行こう。タオルの引っ張りこしようか」
トン子の遊び道具である古タオル。トン子が自分の小屋から『あそぼ?』と自ら持ってくる事があって、それを綱引きみたいにするのが楽しいのだ。
「れんしゅう」
そうやってベニーが洗面所から持って来たタオルを、端と端を持ってせーので引き合う。
ベニーは本気出して来るから、真っ赤になってマジになる顔に、引き合いながらゲラゲラ笑ってしまう。俺も力を加減してるし勝負はつかず、どちらともなく諦めて終わる。そうじゃないと勝つまでのエンドレス勝負になってしまうから、頃合いを見て引き分けにする位が丁度いいのだ。
「もっかい、もっかい!」
「ちょびっと、休憩な」
疲れたふりして後ろに倒れ込むと、ベニーが鼻息がかかるほど間近でのぞき込んで来る。
笑えば笑い返してくくれる。笑うベニーの顔にジェイクの面影を見つけ、やっぱり親子だと笑ってしまった。
ジェイクは物事に集中すると脳が音を遮断してしまうらしく、事が大きくなっても気付かない場合もある。今回のは早い方だ。
「レーン、まさか手を上げたのか!」
「レーンは悪くない。違うよ、偶然ぶつかっちゃっただけ」
庇うつもりはないけれど、そう口が動いていた。
「だとしてもだ、いい加減トモエと仲良くしないか」
「嫌だね。ジェイクがこんなチンチクリンを拾うのが悪い。拾ったのは仕方ない。だがその後には施設に入れるのが本来だろう。これまでの記憶もない、親もわからない、だったらこの子の為にもしっかりした場所でケアしてもらうべきだ」
「しかし、トモエは苦労してきた子なんだ。その傷を癒す場所はこの子が決めてもいい」
言い切った後に、な? と頬を撫でてくれる。俺は嬉しくて首筋に顔を埋める。するとジェイクは髪にキスをくれた。
嘘をついてるつもりはないけど、ちょっと申し訳ない気持ちになる。
俺は記憶を持っている。だけどとても別の世界から来たとは口にできないから。
「それにベニーも懐いているし、トモエがいなければ仕事にならなかった。生活さえままならなかっただろう」
「だから、シッターならよこすと言っているだろう」
「この部屋に他人を入れるのは嫌だ」
「子供のわがままかよ。だったら引っ越しをすればいい。そうすれば俺達もここへ来る手間がなくなる」
「この家に住む私たち三人は、みんな子供だよ。私は大人になり切れていない。ここを離れるつもりはないんだ。諦めてくれ」
「開き直ってるな……」
レーンの言い分にジェイクは頭が痛そうに片手を額にやる。
こと俺のことに関してこの二人の意見は交わらないのだ。そしてジェイクは我を押し通す。
「ジェイク、よく考えろ。もう、お前もわかっているはずだ。ベニーがここへ来た。それは身の振り方を見直す時期が来たと言うことだ。ここで育てるわけにもいかないだろう」
「わかっている。だけど……」
「だけど?」
「もう少し、時間が欲しい」
答えに詰まるジェイクにロイの助け舟が出る。
「まあまあ、おふたりさん。子供が見ている前で争うのはみっともないですよ。ほら、トモエ君もベニーも不安そうな顔をしてる」
「……いや、俺は何を言われても平気だし」
ロイが近づいて来て、俺の眉間をつんとつつく。
「平気な子が、こんな顔をしますかね? 子供のくせに大人に気を使わなければならない。そんな状況で生きていたんでしょうが? でもここでは素直になりなさい」
ロイに顔をのぞきこまれるけど、俺はまたジェイクの肩に顔を埋めた。俺は子供じゃない、大人の心も持っている。
俺をかばってくれるロイに対して、何だか嘘を付きたくなくて、正視できなくて黙るしかなかった。
でもレーンが施設に入れろって言う度に、眠っていた傷がズキズキ痛んでたのは確かだった。
施設って言葉は俺のトラウマだ。ロイが一生懸命にかばってくれるのは嬉しいけど、可哀想な俺がいるからロイに余計な気を遣わせている気持ちにもなる。
可哀想、そう思われる事も受け入れられない。
ごめん、ロイ。俺ひねくれてる。
「施設と言っても悪い場所じゃない。この坊主の故郷ではどうだったか知らないが、ここには孤児が手厚い保護を受けられる制度と施設ある。違うか?」
「違わないですよ。だけどそれは幼いトモエ君の前ですべき話でしょうか? トモエ君は年の割にしっかりしている。頭もきっと悪くないですよ。だけどそれとこれとは別の話でしょう。この子はまだ子供なんです。対してて僕らは大人じゃないですか」
今度はレーンとロイがにらみ合う。
こうなるとレーンだけが俺を極端に嫌っているのがわかる。
「ふたりとも睨み合わない。すべては私が悪い。レーンの言うことももっともなんだ」
俺をぎゅっと抱きしめてジェイクが苦しげな声を出した。
「トモエが可愛くて、とにかく泣いても笑っても可愛くて。守ってやりたくて。それだけの理由で一緒に暮らし始めてしまった。自分と同じ名前にもしてやれないのに無責任に引き取ってしまった」
そこにベニーがやってきて、ジェイクの足に抱き付く。ジェイクは……俺を降ろして、ベニーを抱き上げた。そして見上げる俺の頭を優しく撫でた。
「レーン、失ったと思っていたものが戻ってきた。たしかに状況はかわったんだろう。だけど、もう少し、すべてが上手くいくうように頑張ってみたいんだ」
ジェイクが何を言いたいのか、俺以外の人間はきっとわかったのだろう。黙りこくってしまう。
俺がいる事で、レーンと喧嘩させてしまっている。それを気にしないでいられる性格になりきれないのが辛い。
「トモエ、ごめん。ここからは大人の話、そして仕事だ。ベニーを見ててくれるか?」
「うん、もちろん。お仕事頑張ってね」
ジェイクからベニーを受け取り、三人の消えていった部屋を見つめる。
「にーに?」
「おうっ、ごめん。食事の途中だったな。あとなベニー、にーにって呼ぶのは禁止だ。じゃないとレーンが怒るし」
「だめぇ?」
「そう。トモエって呼んでみな。トモでもいいぞ」
「トモ? トモトモ?」
「そう。そっちの方がいいだろ?」
俺の頬をペシペシ叩くベニー。その手を取って手の平を合わせてみたら、やっぱり小さくて頼りない。
別に俺はジェイクの息子になりたいわけじゃない。だって嫁になりたいんだから。
それはジェイク以外の誰にも言わない。プロポーズもひと前ではしない。
だから俺の執着ぶりは、レーンから見れば息子や家族になりたいとでも思われているのだろう。
だからレーンはベニーが俺を「兄」と呼ばせるのを禁止する。だから「にーに」も禁止だ。
ベニーが俺を呼ぶ「にーに」に深い意味なんてなくて、近所の兄ちゃんや年上の友達にもきっと同じように呼ぶはずで、だからそれほどピリピリすることはない。
だけどあまりにもレーンがうるさいから、俺も注意するようにしている。
小さな子の言うことだからって、ロイがとりなしてくれたけど、やっぱり怒る。
俺は子供じゃないから、まるく収めるためにも日々ベニーにも注意するようにしている。
ベニーはジェイクと血のつながった特別な存在。俺は決してその家族には入れない。にーに、そう呼ばれるのもあってはいけないこと。レーンはそう言うのだ。
俺が求めてるのなんてもっと単純なことなのにな。
その事実がジワジワと目の奥を熱くさせた。
もしかして、俺が奪っているのかな。ジェイクとベニーの親子の時間を……
「にーに、トモ、泣かないのぉ」
「泣くかよ。泣かないから……トモって呼べたな、えらいぞ……」
子供の体って本当に不便だ。どうしてこうも涙もろいんだろう。すぐに心が揺れるんだろう。
「ベニー、俺はお前の兄貴になる気はないよ。だけど仲良くしよう、ずっとさ」
「仲良しっ、トモトモと仲良しするぅ」
「トン子もいるぞ」
「ノブタ、トンコ……あしょぶぅ」
「ああ、後でご飯あげに行こう。タオルの引っ張りこしようか」
トン子の遊び道具である古タオル。トン子が自分の小屋から『あそぼ?』と自ら持ってくる事があって、それを綱引きみたいにするのが楽しいのだ。
「れんしゅう」
そうやってベニーが洗面所から持って来たタオルを、端と端を持ってせーので引き合う。
ベニーは本気出して来るから、真っ赤になってマジになる顔に、引き合いながらゲラゲラ笑ってしまう。俺も力を加減してるし勝負はつかず、どちらともなく諦めて終わる。そうじゃないと勝つまでのエンドレス勝負になってしまうから、頃合いを見て引き分けにする位が丁度いいのだ。
「もっかい、もっかい!」
「ちょびっと、休憩な」
疲れたふりして後ろに倒れ込むと、ベニーが鼻息がかかるほど間近でのぞき込んで来る。
笑えば笑い返してくくれる。笑うベニーの顔にジェイクの面影を見つけ、やっぱり親子だと笑ってしまった。
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