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第31話 王子は魔眼を増殖させる
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星眼を手に入れるには、まず魔眼を100個手に入れる必要がある。
だが、これには二つの障害がある。
まず、グレゴール兄さんの懸念していた、魔眼の破壊がエスメラルダにまで波及している可能性。
もしそんなことが起きてるとしたら、俺は今後、どのデータから再開しても、エスメラルダから魔眼を手に入れることができなくなる。
ただ、もしそんなことになっていたら、未来視の魔眼という強みを失ったエスメラルダが今回の奇襲を行わなかった可能性や、今回の奇襲がエスメラルダ以外の指揮官によって行われたことになる可能性が出てきてしまう。
エスメラルダはそもそも魔族からその目を奪って片目にはめたはずなので、その倒されたはずの魔族はどうなるのか、といった疑問も湧いてくるな。
しかし考えていてもわかることではないので、俺は早速星見の尖塔前のセーブポイントでデータをロードした。
【ロード】
スロット19:
ユリウス・ヴィスト・トラキリア
トラキリア城・地下隠し通路入口(北)
942年双子座の月4日 05:09
「エスメラルダ戦準備完了」
地下隠し通路のセーブポイントから星見の尖塔前にファストトラベル。
朝霞に覆われた跳ね橋をいままさにエルフ兵たちが渡ってこようとしている。
「この時の進行はたしか……」
俺は跳ね橋に飛び出し、エルフ兵たちを叩き斬る。
背後でアリシアが驚く声がした。
「さっさと出てこい! エスメラルダ・オーキス! 鎧兜でエルフの誇りを汚した上に、死ぬのが怖くて味方の陰に隠れているつもりか!」
俺の挑発に敵陣がざわめく。
そのざわめきを割って、エスメラルダが現れた。
「貴様、なぜそのことを知っている!?」
「正直、その反応は見飽きたよ。すぐにケリを着けてやる」
俺はそう言ってソードウィップを手に取った。
とりあえず、エスメラルダが存在しないという事態にはなってなかった。
魔眼の状態は鎧に隠れて見えないが、戦えばすぐにわかることだ。
俺はソードウィップを鞭形態にして撃ち出した。
手のスナップが鞭で波を打って増幅され、音速を超える速さで鞭の先端がエスメラルダに襲いかかる。
目視の難しいその攻撃を、エスメラルダは小さなステップでかわしていた。
まるで、そこに攻撃が来ると読み切っていたかのような動きだ。
まちがいない。このエスメラルダは、「未来視の魔眼」を持っている!
「悪いが、もうおまえごときに時間をかけてる暇はない」
俺は「ショコラ」さんの編み出した戦法を使って、一気にエスメラルダを追い詰める。
慣れもあって、前回よりずっと安定してフェイントを入れ続けることができた。
「馬鹿なっ!?」
驚愕するエスメラルダの首を、鞭――と見せかけての魔法――を煙幕にした剣形態のソードウィップが刎ね飛ばす。
宙に舞ったエスメラルダの首に鞭をふるい、その兜だけを弾き飛ばした。
エルフ特有の長い金髪が空中に広がり、その金色の渦の真ん中で、恐怖に固まった死に顔のエスメラルダが俺を見る。
片方の目はエルフの翠色の瞳で――もう片方は、黒い白目に赤い虹彩の魔眼だ。
魔眼さえ回収できればもう用はない。
俺は跳ね橋を戻ると、魔眼を抜き取った敵将の首級をノエルに渡す。
「う、うわっ!」
ノエルが慌ててエスメラルダの首を受け取った。
「お、お兄様!? これはいったい……!?」
「すまん、アリシア。他の回ではちゃんと説明してるからな」
俺はあぜんとする周囲を尻目に、尖塔前のセーブポイントでキャンプを選び、テントの中へ。
テント内のアイテム保管庫に手に入れた魔眼(魔脳眼)をしまってすぐに出る。
再びセーブポイントメニューからロードを選ぶ。
ロードするのはさっきと同じデータだ。
朝霞の立ち込める跳ね橋を渡ってくる敵兵。
なにもかもがさっきと同じだ。
すぐにテントに入って確認してもいいが、もう一個魔眼を確保してからでもいいだろう。
俺は跳ね橋で敵兵を斬り、エスメラルダを挑発して釣り出し、ほとんど同じ流れで封殺する。
回収した魔眼を手にテントに入る。
テント内のアイテム保管庫を開くと、そこにはさっき入れたばかりの魔眼があった。
手に持っているものと合わせて二つだ。
「よし、増殖はできたな」
そこでふと思いついて、ポケットに手を入れてみる。
すると、そこには弾力のある何かがあった。
取り出してみる。
魔眼だった。
一度、俺が分解した状態を引き継いでしまっていたはずの魔眼が復活している。
「エスメラルダから回収し直したから、その状態が改めて上書きされたってことか? 気持ち悪いな……」
まあ、培養されたものとはいえ、ジャケットのポケットの中に脳漿が飛び散ってるのはさすがに気持ち悪かったからな。
一応、お気に入りのジャケットなのだ。
「ね、ねえ、ユリウス? いったい何がどうなってるんだい? エスメラルダとの決戦に望んだところまでは打ち合わせどおりだけど……」
反対側のポケットから頭を出して、グレゴール兄さんが聞いてきた。
「……そういえばいたんだっけ」
この進行では、エスメラルダへの切り札として、グレゴール兄さんをポケットに入れていた。
「ショコラ」さんの戦法で倒しきれなかった場合に備えてのことだ。
「い、いたんだっけはひどいな! 僕だって覚悟を決めてこの戦いに臨んだっていうのに!」
「ごめん、グレゴール兄さん。実は、これは一回目じゃなくてね」
「……だろうと思った。もし面倒でなければ、状況を説明してくれるかい?」
これから毎回説明するのは面倒だからやらないが、今回は状況の整理を兼ねて話してみるか。
「ええっと、今やってるのは、エスメラルダの魔眼の増殖なんだ。エスメラルダを倒して魔眼を回収し、アイテム保管庫に入れて、データをロード。またエスメラルダを倒して……ってわけ」
「……また奇天烈なことをやってるね。どうして魔眼がそんなにいるんだい?」
「妖精を倒すための星眼をクラフトするためだ。星眼を作るには魔眼が百個いるんだ」
「ひ、百!? あの敵将と百回戦うつもりかい?」
「戦法に慣れてきたからわりと安定して『狩れる』と思う。まあ、たまにやり損なって死ぬ可能性はあるけどね」
「妖精と言ったね? どうして妖精がからんでくるの?」
「話すと長くなるけど……」
俺はグレゴール兄さんに、マクシミリアン兄さんの置かれた状況を説明する。
その後、エスメラルダから得た妖精の情報もな。
ひと通りの話を聞き終えて、兄さんが言う。
「魔眼の破壊が引き継がれた件だけど……」
「何かわかるの?」
「完全な推測だから、そのつもりで聞いてよ? 魔眼の状態が引き継がれたのは、魔眼の性質によるものというよりは、魔眼を所有しているのが君だからかもしれないね」
「えっ……?」
「スキルや『ふぁすととらべる』の転移先引き継ぎは、あきらかに君がセーブポイントを使えることに付随して起こる現象だ。ならば、魔眼の状態が引き継がれたのも、魔眼が君の一部とみなされたからなんじゃないかな?」
「でも、俺の身体の状態は引き継がれないし、俺の他の所有物もテント内に置かない限り引き継がれない」
「魔眼は、普通のモノとは性質がちがうんだろう。魔眼には、地上にある物質としての部分の他に、君の引き継ぎの対象となるような目に見えない部分が付随してるんじゃないかな?」
「えっと……スキルに似たような性質があるってことか」
「妖精は、『いるはずなのにいない、ないはずなのにいる』んだったね。でも、存在を看破されれば姿を現す。ということは、妖精も地上に実体を持ってるってことだ。それをうまくべつの位相に隠してるだけで、完全な幽霊ではないわけだ。
それと同じことが、魔眼にも言えるんだろう。一見、これは眼球に見える。でも、その本質的な部分がべつの位相に隠れているのかも」
「だけど、魔眼を割った中身は培養された脳だった。地球の知識がないとわかりにくいと思うけど、魔眼は脳を使ったコンピューターで、完全に物質的な存在だ」
「どうかな? 人間だって、脳を持っている。でも、君は脳を破壊されてもやり直すことができる。僕もまた、『変身』の固有スキルを使って小動物になれるけど、なぜリスの小さな脳で、人間のときと同じ意識が保てるのかはわからない。人間にも、脳や身体といった『物質』を超えた部分がある……そうとしか思えないね」
「俺と魔眼はお仲間ってことか……」
複雑な心境で、俺は手の中にある黒い眼球を見下ろした。
「まあ、考察を深めるにしても、『星眼』を手に入れてからのほうがよさそうだね。『星眼』を手に入れたら、どの時点かの僕にも相談してくれ」
「うん、それはもちろん」
「……あ、毎度毎度同じ説明をするのも面倒だろう。今ちょっと時間を取ってくれるなら、このテント内で他の『僕』宛てに事情を説明するメモを書こう。そのメモをこのテントに常設しておけば、君の手間も省けるはずだ」
「それはありがたい」
そんな小休止を挟んだ後に、俺はセーブ&ロードの繰り返しへと戻っていく。
魔眼は、思ったよりも順調に集まった。
魔眼を百個集めるまでの対エスメラルダ戦の勝敗は、最終的に100勝41敗という結果に終わってる。
だが、これには二つの障害がある。
まず、グレゴール兄さんの懸念していた、魔眼の破壊がエスメラルダにまで波及している可能性。
もしそんなことが起きてるとしたら、俺は今後、どのデータから再開しても、エスメラルダから魔眼を手に入れることができなくなる。
ただ、もしそんなことになっていたら、未来視の魔眼という強みを失ったエスメラルダが今回の奇襲を行わなかった可能性や、今回の奇襲がエスメラルダ以外の指揮官によって行われたことになる可能性が出てきてしまう。
エスメラルダはそもそも魔族からその目を奪って片目にはめたはずなので、その倒されたはずの魔族はどうなるのか、といった疑問も湧いてくるな。
しかし考えていてもわかることではないので、俺は早速星見の尖塔前のセーブポイントでデータをロードした。
【ロード】
スロット19:
ユリウス・ヴィスト・トラキリア
トラキリア城・地下隠し通路入口(北)
942年双子座の月4日 05:09
「エスメラルダ戦準備完了」
地下隠し通路のセーブポイントから星見の尖塔前にファストトラベル。
朝霞に覆われた跳ね橋をいままさにエルフ兵たちが渡ってこようとしている。
「この時の進行はたしか……」
俺は跳ね橋に飛び出し、エルフ兵たちを叩き斬る。
背後でアリシアが驚く声がした。
「さっさと出てこい! エスメラルダ・オーキス! 鎧兜でエルフの誇りを汚した上に、死ぬのが怖くて味方の陰に隠れているつもりか!」
俺の挑発に敵陣がざわめく。
そのざわめきを割って、エスメラルダが現れた。
「貴様、なぜそのことを知っている!?」
「正直、その反応は見飽きたよ。すぐにケリを着けてやる」
俺はそう言ってソードウィップを手に取った。
とりあえず、エスメラルダが存在しないという事態にはなってなかった。
魔眼の状態は鎧に隠れて見えないが、戦えばすぐにわかることだ。
俺はソードウィップを鞭形態にして撃ち出した。
手のスナップが鞭で波を打って増幅され、音速を超える速さで鞭の先端がエスメラルダに襲いかかる。
目視の難しいその攻撃を、エスメラルダは小さなステップでかわしていた。
まるで、そこに攻撃が来ると読み切っていたかのような動きだ。
まちがいない。このエスメラルダは、「未来視の魔眼」を持っている!
「悪いが、もうおまえごときに時間をかけてる暇はない」
俺は「ショコラ」さんの編み出した戦法を使って、一気にエスメラルダを追い詰める。
慣れもあって、前回よりずっと安定してフェイントを入れ続けることができた。
「馬鹿なっ!?」
驚愕するエスメラルダの首を、鞭――と見せかけての魔法――を煙幕にした剣形態のソードウィップが刎ね飛ばす。
宙に舞ったエスメラルダの首に鞭をふるい、その兜だけを弾き飛ばした。
エルフ特有の長い金髪が空中に広がり、その金色の渦の真ん中で、恐怖に固まった死に顔のエスメラルダが俺を見る。
片方の目はエルフの翠色の瞳で――もう片方は、黒い白目に赤い虹彩の魔眼だ。
魔眼さえ回収できればもう用はない。
俺は跳ね橋を戻ると、魔眼を抜き取った敵将の首級をノエルに渡す。
「う、うわっ!」
ノエルが慌ててエスメラルダの首を受け取った。
「お、お兄様!? これはいったい……!?」
「すまん、アリシア。他の回ではちゃんと説明してるからな」
俺はあぜんとする周囲を尻目に、尖塔前のセーブポイントでキャンプを選び、テントの中へ。
テント内のアイテム保管庫に手に入れた魔眼(魔脳眼)をしまってすぐに出る。
再びセーブポイントメニューからロードを選ぶ。
ロードするのはさっきと同じデータだ。
朝霞の立ち込める跳ね橋を渡ってくる敵兵。
なにもかもがさっきと同じだ。
すぐにテントに入って確認してもいいが、もう一個魔眼を確保してからでもいいだろう。
俺は跳ね橋で敵兵を斬り、エスメラルダを挑発して釣り出し、ほとんど同じ流れで封殺する。
回収した魔眼を手にテントに入る。
テント内のアイテム保管庫を開くと、そこにはさっき入れたばかりの魔眼があった。
手に持っているものと合わせて二つだ。
「よし、増殖はできたな」
そこでふと思いついて、ポケットに手を入れてみる。
すると、そこには弾力のある何かがあった。
取り出してみる。
魔眼だった。
一度、俺が分解した状態を引き継いでしまっていたはずの魔眼が復活している。
「エスメラルダから回収し直したから、その状態が改めて上書きされたってことか? 気持ち悪いな……」
まあ、培養されたものとはいえ、ジャケットのポケットの中に脳漿が飛び散ってるのはさすがに気持ち悪かったからな。
一応、お気に入りのジャケットなのだ。
「ね、ねえ、ユリウス? いったい何がどうなってるんだい? エスメラルダとの決戦に望んだところまでは打ち合わせどおりだけど……」
反対側のポケットから頭を出して、グレゴール兄さんが聞いてきた。
「……そういえばいたんだっけ」
この進行では、エスメラルダへの切り札として、グレゴール兄さんをポケットに入れていた。
「ショコラ」さんの戦法で倒しきれなかった場合に備えてのことだ。
「い、いたんだっけはひどいな! 僕だって覚悟を決めてこの戦いに臨んだっていうのに!」
「ごめん、グレゴール兄さん。実は、これは一回目じゃなくてね」
「……だろうと思った。もし面倒でなければ、状況を説明してくれるかい?」
これから毎回説明するのは面倒だからやらないが、今回は状況の整理を兼ねて話してみるか。
「ええっと、今やってるのは、エスメラルダの魔眼の増殖なんだ。エスメラルダを倒して魔眼を回収し、アイテム保管庫に入れて、データをロード。またエスメラルダを倒して……ってわけ」
「……また奇天烈なことをやってるね。どうして魔眼がそんなにいるんだい?」
「妖精を倒すための星眼をクラフトするためだ。星眼を作るには魔眼が百個いるんだ」
「ひ、百!? あの敵将と百回戦うつもりかい?」
「戦法に慣れてきたからわりと安定して『狩れる』と思う。まあ、たまにやり損なって死ぬ可能性はあるけどね」
「妖精と言ったね? どうして妖精がからんでくるの?」
「話すと長くなるけど……」
俺はグレゴール兄さんに、マクシミリアン兄さんの置かれた状況を説明する。
その後、エスメラルダから得た妖精の情報もな。
ひと通りの話を聞き終えて、兄さんが言う。
「魔眼の破壊が引き継がれた件だけど……」
「何かわかるの?」
「完全な推測だから、そのつもりで聞いてよ? 魔眼の状態が引き継がれたのは、魔眼の性質によるものというよりは、魔眼を所有しているのが君だからかもしれないね」
「えっ……?」
「スキルや『ふぁすととらべる』の転移先引き継ぎは、あきらかに君がセーブポイントを使えることに付随して起こる現象だ。ならば、魔眼の状態が引き継がれたのも、魔眼が君の一部とみなされたからなんじゃないかな?」
「でも、俺の身体の状態は引き継がれないし、俺の他の所有物もテント内に置かない限り引き継がれない」
「魔眼は、普通のモノとは性質がちがうんだろう。魔眼には、地上にある物質としての部分の他に、君の引き継ぎの対象となるような目に見えない部分が付随してるんじゃないかな?」
「えっと……スキルに似たような性質があるってことか」
「妖精は、『いるはずなのにいない、ないはずなのにいる』んだったね。でも、存在を看破されれば姿を現す。ということは、妖精も地上に実体を持ってるってことだ。それをうまくべつの位相に隠してるだけで、完全な幽霊ではないわけだ。
それと同じことが、魔眼にも言えるんだろう。一見、これは眼球に見える。でも、その本質的な部分がべつの位相に隠れているのかも」
「だけど、魔眼を割った中身は培養された脳だった。地球の知識がないとわかりにくいと思うけど、魔眼は脳を使ったコンピューターで、完全に物質的な存在だ」
「どうかな? 人間だって、脳を持っている。でも、君は脳を破壊されてもやり直すことができる。僕もまた、『変身』の固有スキルを使って小動物になれるけど、なぜリスの小さな脳で、人間のときと同じ意識が保てるのかはわからない。人間にも、脳や身体といった『物質』を超えた部分がある……そうとしか思えないね」
「俺と魔眼はお仲間ってことか……」
複雑な心境で、俺は手の中にある黒い眼球を見下ろした。
「まあ、考察を深めるにしても、『星眼』を手に入れてからのほうがよさそうだね。『星眼』を手に入れたら、どの時点かの僕にも相談してくれ」
「うん、それはもちろん」
「……あ、毎度毎度同じ説明をするのも面倒だろう。今ちょっと時間を取ってくれるなら、このテント内で他の『僕』宛てに事情を説明するメモを書こう。そのメモをこのテントに常設しておけば、君の手間も省けるはずだ」
「それはありがたい」
そんな小休止を挟んだ後に、俺はセーブ&ロードの繰り返しへと戻っていく。
魔眼は、思ったよりも順調に集まった。
魔眼を百個集めるまでの対エスメラルダ戦の勝敗は、最終的に100勝41敗という結果に終わってる。
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