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第30話 王子は星眼についての情報を手に入れる
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スロット22:
ユリウス・ヴィスト・トラキリア
トラキリア城・星見の尖塔前
942年双子座の月4日 05:21
「エス戦後、ギラについて説明後」
俺はエスメラルダ戦後のデータをロードし、星見の尖塔に現れた。
すぐそばにいたアリシアを捕まえ、
「べつのデータから戻ってきた。話を聞いてくれ」
と言ってテントに誘う。
一連の動きを他の騎士たちから見ると、「いきなり現れてエスメラルダを撃破した後に、アリシアたちをテントに招き入れたと思ったら、一秒もしないうちにすぐ出てきて、なにもないところに手をかざしたかと思ったら、再びアリシアたちをテントに招き入れ、またも一瞬で出てくると、やはりなにもないところに手をかざし、三度アリシアたちをテントに招き入れた」といった光景になるはずだ。
一回目のテントはエスメラルダ撃破までの流れの説明。
二回目のテントは未来でギラ・テプトにやられてから戻ってきての説明。
今回のテントは魔眼についての情報共有と、「星眼」について何か知らないかを聞くためだ。
今回は、ノエルはいいだろう。
「やれやれ、また何か出てきたのかい?」
テントの中で、俺のポケットから這い出してきたグレゴール兄さんが言った。
「アリシア、紅茶いる?」
「いえ、もう結構です」
俺はアリシアに紅茶を淹れようとしたが、アリシアは首を左右に振った。
前二回の説明でも紅茶を出してるんだから、さすがにもういらないか。
俺も前二回で摂取した水分が身体にあって喉は渇いていなかったが、気分の問題で紅茶を淹れた。
「エスメラルダから聞き出した話なんだが……」
俺はこれまでの流れを話し、ポケットからエスメラルダの魔眼を取り出そうとした。
さっき真っ二つにした魔眼だが、今回のデータでは魔眼はまだ無事なはずだ。
だから俺は、ポケットの中に弾力のある黒い眼球があることを疑ってなかった。
ところが、俺の指に返ってきたのは……どろりとした感触だった。
……激烈に嫌な予感がした。
「ま、まさか……」
おそるおそるポケットの中身を出してみると、そこには二つに割れた眼球と、そこからあふれた灰色の培養脳があった。
「うげぇっ!?」
「お、お兄様!? そ、それは……!?」
「うわっ、本当に脳なんだね」
俺は胃の中身を吐きそうになりながら、アリシアは顔を青くして、グレゴール兄さんもやや気持ち悪そうに言った。
「な、なんで割れてるんだ!?」
「ポケットの中に入れていたから、知らないうちに割ってしまったんじゃないかい?」
「いや、これを拾ったのは、この進行だとついさっき――エスメラルダの顔から落ちたのを拾ったときだ。それに、これは自然に割れたわけじゃない。俺がべつのデータでテントに入って魔眼を分解した通りの状態になっている」
「ど、どういうことでしょう……?」
「魔眼の状態はセーブデータ間で引き継がれるのか?」
ニューロリンクスキルやファストトラベルの転移先が引き継がれるのは、理屈としてはまだわかる。
だが、魔眼の状態が引き継がれるってのはどういうことだ?
俺の身体の状態や能力値はロードし直すたびにデータに保存された状態に戻るのだから、魔眼もそうなるとばかり思っていた。
「……ちょっと待ってくれ、ユリウス。魔眼を壊した状態のまま、もし君がエスメラルダと戦う前のデータをロードした場合、エスメラルダの目にはまってるはずの『この』魔眼はどうなるんだろう?」
「えっ、まさか割れるのか?」
「それだけじゃない。もしエスメラルダの魔眼までもがこの状態になるのなら、エスメラルダは今回の奇襲以前から魔眼がこの状態であったことになってしまう。そうなると、エスメラルダがエルフの中で今ほどの影響力を持てていたか怪しくなる。もしこの魔眼の状態が過去に至るまで遡って反映されるのだとすると、今回の奇襲自体が『なかったこと』になる、あるいは、もしあったとしても、その指揮官がエスメラルダ以外の誰かである……といった状況になりかねない」
「奇襲がなくなるのなら、ある意味では究極の解決策ですが……」
グレゴール兄さんの込み入った説明に、アリシアが難しい顔でつぶやく。
「さすがにそれはないんじゃないかと思うけどね。撃破される前のエスメラルダの魔眼は無事だったと考えるほうが自然ではあるけど……確認はしておいたほうがよさそうだ」
「わかった。このあとでやってみる」
「『星眼』については、占星術師に聞いてみましょう。ここに呼べば時間の無駄はないですが、あまりこの場所は知られたくないですね」
「そうだな。それなら、魔眼の確認はあとにして、先にアリシアと一緒に占星術師の話を聞きに行こう」
「なるほど……それでロードし直せば、お兄様にだけは話の内容が残るというわけですね」
「そういうこと」
よく一発で理解できるもんだ。
俺たちはテントを出て、星見の尖塔の中に入る。
尖塔の内部は、中心に螺旋階段があって、その外縁に小さな坊が葡萄のように連なるという特殊な構造になっている。
螺旋階段の最上部にあるのが星見の間だ。
アリシアは坊の一つの扉を叩く。
「……はい?」
「アリシアです」
「こ、これは姫様!」
どたどたと物音がして、扉が慌てて開かれた。
中から出てきたのは、黒いローブに身を包んだ痩身の男だ。
「外はどうなったのですか?」
「片付きました」
「……は?」
「片付いたのです。いろいろありまして」
「しかし、敵軍は精強で、このままでは城が落ちかねないと……」
「ごめんなさい、詳しい事情は後ほど説明します。ただ、敵兵は降伏し、武装解除を進めているところです」
「そ、そうですか……それはなによりでございました」
男は安堵の息をついた。
俺は、その男に質問する。
「突然で済まないが、『星眼』という言葉に何か心当たりはないか?」
「こ、これはユリウス王子! ご挨拶もなく失礼を……」
「いや、今はそういうのはいい。『星眼』についての情報がほしいんだが、占星術師なら何か知ってるかと思ってな」
「『星眼』、と来ましたか……」
男は顎に手を当てて考え込む。
「何か知ってるのか!?」
「あ、いえ。事実かどうかもわからない、出所不明の伝承にすぎないのですが……」
「それでもいいから教えてくれ」
「かしこまりました。……たしか、このあたりに」
男はうなずくと坊の中に戻り、壁一面に並んだ本の背表紙に目を向ける。
すぐに、男は一冊の本を抜き出した。
「これですな」
男が開いて差し出した箇所を、俺とアリシアが覗き込む。
『星眼とは、星の運行に隠された運命の暗号を読み解くとされる特殊な魔眼のことである。占星術に用いられる星見の盆が、ごく限られた運命の情報を照らし出すのに対し、星眼は暗号化された運命そのものを直観的に見て取ることができるとされる。運命を直接知ることのできる星眼を巡っては、かつて天使と魔族が熾烈な戦いを繰り広げたとも言われる。その争いは人間の史書には記されておらず、その帰趨は知られていない。星眼が最終的にどちらの手に落ちたかも不明である。星眼を用いると、異なる位相に住むとされる妖精の存在を暴露することができるとも言われ、その力をおそれた妖精が、星眼を異なる位相に隠したという伝承もある。星眼は魔眼の一種とされるが、星眼がどのような姿をしているかについての伝承はない。ただし、後世においては、星眼など実在しないという見方が大半である』
「運命の暗号が見える、か……」
未来視の魔眼が、未来を読むための培養脳だったことを思うと、それを素材にしてクラフトできる星眼で、それ以上の何かが見えるというのは妥当だろう。
「すくなくとも、妖精が見える、いや、『存在を暴露』できるわけだな」
エスメラルダがやってみせたような、妖精の存在を看破し、異なる位相から地上へと引きずり下ろすということができるのだろう。
俺に名前を言い当てられたギラ・テプトには俺の攻撃が効かなかったが、星眼による暴露ならば攻撃が入るようになるということか?
いや、エスメラルダの魔眼でも、ギラの一味であるヤー・プンカは倒せていた。
それなら、星眼にはそこからさらに一歩進んだ何かがあるのかもしれない。
それこそ、妖精が恐れて異なる位相に隠すほどに危険な何かが、な。
「……あの、王子。申し上げにくいのですが、これはあくまでも不確かな伝承に基づく記事です。事実という保証はございません」
「安心しろ。間違っていたとしてもあとから罰したりはしないさ。ありがとう、とても参考になった」
今の状況で、これ以上の情報が得られるとは思えない。
これ以上のことは、実際に星眼を手に入れてから考えよう。
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ユリウス・ヴィスト・トラキリア
トラキリア城・星見の尖塔前
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「エス戦後、ギラについて説明後」
俺はエスメラルダ戦後のデータをロードし、星見の尖塔に現れた。
すぐそばにいたアリシアを捕まえ、
「べつのデータから戻ってきた。話を聞いてくれ」
と言ってテントに誘う。
一連の動きを他の騎士たちから見ると、「いきなり現れてエスメラルダを撃破した後に、アリシアたちをテントに招き入れたと思ったら、一秒もしないうちにすぐ出てきて、なにもないところに手をかざしたかと思ったら、再びアリシアたちをテントに招き入れ、またも一瞬で出てくると、やはりなにもないところに手をかざし、三度アリシアたちをテントに招き入れた」といった光景になるはずだ。
一回目のテントはエスメラルダ撃破までの流れの説明。
二回目のテントは未来でギラ・テプトにやられてから戻ってきての説明。
今回のテントは魔眼についての情報共有と、「星眼」について何か知らないかを聞くためだ。
今回は、ノエルはいいだろう。
「やれやれ、また何か出てきたのかい?」
テントの中で、俺のポケットから這い出してきたグレゴール兄さんが言った。
「アリシア、紅茶いる?」
「いえ、もう結構です」
俺はアリシアに紅茶を淹れようとしたが、アリシアは首を左右に振った。
前二回の説明でも紅茶を出してるんだから、さすがにもういらないか。
俺も前二回で摂取した水分が身体にあって喉は渇いていなかったが、気分の問題で紅茶を淹れた。
「エスメラルダから聞き出した話なんだが……」
俺はこれまでの流れを話し、ポケットからエスメラルダの魔眼を取り出そうとした。
さっき真っ二つにした魔眼だが、今回のデータでは魔眼はまだ無事なはずだ。
だから俺は、ポケットの中に弾力のある黒い眼球があることを疑ってなかった。
ところが、俺の指に返ってきたのは……どろりとした感触だった。
……激烈に嫌な予感がした。
「ま、まさか……」
おそるおそるポケットの中身を出してみると、そこには二つに割れた眼球と、そこからあふれた灰色の培養脳があった。
「うげぇっ!?」
「お、お兄様!? そ、それは……!?」
「うわっ、本当に脳なんだね」
俺は胃の中身を吐きそうになりながら、アリシアは顔を青くして、グレゴール兄さんもやや気持ち悪そうに言った。
「な、なんで割れてるんだ!?」
「ポケットの中に入れていたから、知らないうちに割ってしまったんじゃないかい?」
「いや、これを拾ったのは、この進行だとついさっき――エスメラルダの顔から落ちたのを拾ったときだ。それに、これは自然に割れたわけじゃない。俺がべつのデータでテントに入って魔眼を分解した通りの状態になっている」
「ど、どういうことでしょう……?」
「魔眼の状態はセーブデータ間で引き継がれるのか?」
ニューロリンクスキルやファストトラベルの転移先が引き継がれるのは、理屈としてはまだわかる。
だが、魔眼の状態が引き継がれるってのはどういうことだ?
俺の身体の状態や能力値はロードし直すたびにデータに保存された状態に戻るのだから、魔眼もそうなるとばかり思っていた。
「……ちょっと待ってくれ、ユリウス。魔眼を壊した状態のまま、もし君がエスメラルダと戦う前のデータをロードした場合、エスメラルダの目にはまってるはずの『この』魔眼はどうなるんだろう?」
「えっ、まさか割れるのか?」
「それだけじゃない。もしエスメラルダの魔眼までもがこの状態になるのなら、エスメラルダは今回の奇襲以前から魔眼がこの状態であったことになってしまう。そうなると、エスメラルダがエルフの中で今ほどの影響力を持てていたか怪しくなる。もしこの魔眼の状態が過去に至るまで遡って反映されるのだとすると、今回の奇襲自体が『なかったこと』になる、あるいは、もしあったとしても、その指揮官がエスメラルダ以外の誰かである……といった状況になりかねない」
「奇襲がなくなるのなら、ある意味では究極の解決策ですが……」
グレゴール兄さんの込み入った説明に、アリシアが難しい顔でつぶやく。
「さすがにそれはないんじゃないかと思うけどね。撃破される前のエスメラルダの魔眼は無事だったと考えるほうが自然ではあるけど……確認はしておいたほうがよさそうだ」
「わかった。このあとでやってみる」
「『星眼』については、占星術師に聞いてみましょう。ここに呼べば時間の無駄はないですが、あまりこの場所は知られたくないですね」
「そうだな。それなら、魔眼の確認はあとにして、先にアリシアと一緒に占星術師の話を聞きに行こう」
「なるほど……それでロードし直せば、お兄様にだけは話の内容が残るというわけですね」
「そういうこと」
よく一発で理解できるもんだ。
俺たちはテントを出て、星見の尖塔の中に入る。
尖塔の内部は、中心に螺旋階段があって、その外縁に小さな坊が葡萄のように連なるという特殊な構造になっている。
螺旋階段の最上部にあるのが星見の間だ。
アリシアは坊の一つの扉を叩く。
「……はい?」
「アリシアです」
「こ、これは姫様!」
どたどたと物音がして、扉が慌てて開かれた。
中から出てきたのは、黒いローブに身を包んだ痩身の男だ。
「外はどうなったのですか?」
「片付きました」
「……は?」
「片付いたのです。いろいろありまして」
「しかし、敵軍は精強で、このままでは城が落ちかねないと……」
「ごめんなさい、詳しい事情は後ほど説明します。ただ、敵兵は降伏し、武装解除を進めているところです」
「そ、そうですか……それはなによりでございました」
男は安堵の息をついた。
俺は、その男に質問する。
「突然で済まないが、『星眼』という言葉に何か心当たりはないか?」
「こ、これはユリウス王子! ご挨拶もなく失礼を……」
「いや、今はそういうのはいい。『星眼』についての情報がほしいんだが、占星術師なら何か知ってるかと思ってな」
「『星眼』、と来ましたか……」
男は顎に手を当てて考え込む。
「何か知ってるのか!?」
「あ、いえ。事実かどうかもわからない、出所不明の伝承にすぎないのですが……」
「それでもいいから教えてくれ」
「かしこまりました。……たしか、このあたりに」
男はうなずくと坊の中に戻り、壁一面に並んだ本の背表紙に目を向ける。
すぐに、男は一冊の本を抜き出した。
「これですな」
男が開いて差し出した箇所を、俺とアリシアが覗き込む。
『星眼とは、星の運行に隠された運命の暗号を読み解くとされる特殊な魔眼のことである。占星術に用いられる星見の盆が、ごく限られた運命の情報を照らし出すのに対し、星眼は暗号化された運命そのものを直観的に見て取ることができるとされる。運命を直接知ることのできる星眼を巡っては、かつて天使と魔族が熾烈な戦いを繰り広げたとも言われる。その争いは人間の史書には記されておらず、その帰趨は知られていない。星眼が最終的にどちらの手に落ちたかも不明である。星眼を用いると、異なる位相に住むとされる妖精の存在を暴露することができるとも言われ、その力をおそれた妖精が、星眼を異なる位相に隠したという伝承もある。星眼は魔眼の一種とされるが、星眼がどのような姿をしているかについての伝承はない。ただし、後世においては、星眼など実在しないという見方が大半である』
「運命の暗号が見える、か……」
未来視の魔眼が、未来を読むための培養脳だったことを思うと、それを素材にしてクラフトできる星眼で、それ以上の何かが見えるというのは妥当だろう。
「すくなくとも、妖精が見える、いや、『存在を暴露』できるわけだな」
エスメラルダがやってみせたような、妖精の存在を看破し、異なる位相から地上へと引きずり下ろすということができるのだろう。
俺に名前を言い当てられたギラ・テプトには俺の攻撃が効かなかったが、星眼による暴露ならば攻撃が入るようになるということか?
いや、エスメラルダの魔眼でも、ギラの一味であるヤー・プンカは倒せていた。
それなら、星眼にはそこからさらに一歩進んだ何かがあるのかもしれない。
それこそ、妖精が恐れて異なる位相に隠すほどに危険な何かが、な。
「……あの、王子。申し上げにくいのですが、これはあくまでも不確かな伝承に基づく記事です。事実という保証はございません」
「安心しろ。間違っていたとしてもあとから罰したりはしないさ。ありがとう、とても参考になった」
今の状況で、これ以上の情報が得られるとは思えない。
これ以上のことは、実際に星眼を手に入れてから考えよう。
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