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ムズィーク祭1日目!
憧れの人
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『BeTeN』のライブを楽しんだシャロはまた街中の方に戻ってきていた。
すると前から『VOLLKOMMEN』のメンバーであるクレーテとフェーニクスが楽しそうに歩いてきていて目が合うとピタリと止まってフェーニクスが声をかけてきた。
「シャロくん!お疲れ様っす!」
「お疲れー、どう?祭りは」
「さっき中ステージの方でクレーテさんが『M and S』のゾネくん、フォルモートくんの歌に合わせて踊っていたんですよ!もうめちゃくちゃかっこよかったです!!」
目をキラキラ輝かせて言ってきたフェーニクスに少し照れているクレーテを見てシャロはクスクス笑うとそのままとある質問をした。
「フェーニクスくんっていつもクレーテにべったりだよな」
「はい!何せクレーテさんの魔法は世界一!尊敬しています!」
「…ふーん、そんな魔法が世界一のクレーテの得意な魔法って?」
この世界には色んな魔法があり、それぞれ得意な魔法というのがある。シャロは小さい頃から良く怪我をしていた幼馴染のムークの為に練習していた治癒魔法と迅雷魔法を得意としている。
必ず1人1つは持っており、中には高度魔法という使えるのはごく僅かの人間と言われている魔法もある。
質問されたクレーテは少し顔を歪ませたがすぐにニッコリ笑うと…
「オレは漆黒魔法だな」
と伝えてきて、シャロは目を見開き驚いた。
闇の力を使った漆黒魔法は高度魔法の1つとされており、聖の力を使った純白魔法と並んで使える人間は一握りとされている。
「それは確かに世界一かも…」
「はい!クレーテさんの魔法は凄いんですよ!」
「はは、ありがとな」
素気なくお礼を伝えるクレーテにシャロは少し考えてからとある事を思い付くとニヤリと口角を上げてこう質問した。
「フェーニクスくんはクレーテが好きなんだな」
ちょっと困らせようとした質問だったがフェーニクスは笑顔のまま…
「はい!大好きです!世界で1番…」
そこで言葉が途切れ、フェーニクスを見ると自分が言ったことに気付いたのか顔を真っ赤にして照れていてシャロは面白い反応に心の中で嬉しそうに笑いながら今度は告白をされたクレーテを見ると…
きょとんと何も考えてなさそうな顔をしながら答えた。
「おう!フェーニクスもラオドラもヴァイスガーも好きだぜ!『VOLLKOMMEN』はオレの宝だからな!」
「………そういうのも大事だけどさ…」
鈍感な態度にシャロは溜め息をつくとそこに小ステージで行われるイベントのアナウンスが入り、それはフェーニクスとシャロが参加するイベントでもあった。
「シャロくん行きましょうか!」
「そうだな、じゃあクレーテ!フェーニクスくん借りるな!」
「おう、行ってらっしゃい!!」
笑顔で手を振るクレーテとお別れしたシャロとフェーニクス。
その時のフェーニクスの顔は少し寂しげに見えてしまい、シャロは(鈍感め…)と頭でクレーテに言っているのであった。
すると前から『VOLLKOMMEN』のメンバーであるクレーテとフェーニクスが楽しそうに歩いてきていて目が合うとピタリと止まってフェーニクスが声をかけてきた。
「シャロくん!お疲れ様っす!」
「お疲れー、どう?祭りは」
「さっき中ステージの方でクレーテさんが『M and S』のゾネくん、フォルモートくんの歌に合わせて踊っていたんですよ!もうめちゃくちゃかっこよかったです!!」
目をキラキラ輝かせて言ってきたフェーニクスに少し照れているクレーテを見てシャロはクスクス笑うとそのままとある質問をした。
「フェーニクスくんっていつもクレーテにべったりだよな」
「はい!何せクレーテさんの魔法は世界一!尊敬しています!」
「…ふーん、そんな魔法が世界一のクレーテの得意な魔法って?」
この世界には色んな魔法があり、それぞれ得意な魔法というのがある。シャロは小さい頃から良く怪我をしていた幼馴染のムークの為に練習していた治癒魔法と迅雷魔法を得意としている。
必ず1人1つは持っており、中には高度魔法という使えるのはごく僅かの人間と言われている魔法もある。
質問されたクレーテは少し顔を歪ませたがすぐにニッコリ笑うと…
「オレは漆黒魔法だな」
と伝えてきて、シャロは目を見開き驚いた。
闇の力を使った漆黒魔法は高度魔法の1つとされており、聖の力を使った純白魔法と並んで使える人間は一握りとされている。
「それは確かに世界一かも…」
「はい!クレーテさんの魔法は凄いんですよ!」
「はは、ありがとな」
素気なくお礼を伝えるクレーテにシャロは少し考えてからとある事を思い付くとニヤリと口角を上げてこう質問した。
「フェーニクスくんはクレーテが好きなんだな」
ちょっと困らせようとした質問だったがフェーニクスは笑顔のまま…
「はい!大好きです!世界で1番…」
そこで言葉が途切れ、フェーニクスを見ると自分が言ったことに気付いたのか顔を真っ赤にして照れていてシャロは面白い反応に心の中で嬉しそうに笑いながら今度は告白をされたクレーテを見ると…
きょとんと何も考えてなさそうな顔をしながら答えた。
「おう!フェーニクスもラオドラもヴァイスガーも好きだぜ!『VOLLKOMMEN』はオレの宝だからな!」
「………そういうのも大事だけどさ…」
鈍感な態度にシャロは溜め息をつくとそこに小ステージで行われるイベントのアナウンスが入り、それはフェーニクスとシャロが参加するイベントでもあった。
「シャロくん行きましょうか!」
「そうだな、じゃあクレーテ!フェーニクスくん借りるな!」
「おう、行ってらっしゃい!!」
笑顔で手を振るクレーテとお別れしたシャロとフェーニクス。
その時のフェーニクスの顔は少し寂しげに見えてしまい、シャロは(鈍感め…)と頭でクレーテに言っているのであった。
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