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新しいオトモダチ
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外の畑の様子を確認していくが、やっぱり一番に目につくのはライアの若木だ。
外観はまだ変化した様子はないけど、生き生きとした力強さを感じる。
奏とライアは手にした魔力水を地面に撒きながら、一つ一つ状態を確認していく。
魔力水と魔力土のおかげか、ここで育っている野菜もお花も、病気になったことはいまだにない。
かといって、今後病気にならないとも限らないので、毎日確認はしておくことにしている。
「お水~お水~♫」
ライアは自分で作った鼻歌を歌い、葉っぱの様子を見ながら魔力水を撒いている。
(あぁ、カメラがあったら写真に撮りたかった……! なんで携帯が手元にないんだ)
くるくる回りながら楽しそうに水撒きをしてくれている瞬間を残しておきたいと思うけど、残念なことに携帯なんてものはカバンに入れっぱなしで、この世界に持ってこれていない。
せめて脳内に記憶しておこうと、ライアのことを見ながら作業を進める。
(そういえばライアの若木を調べてなかったかも)
奏は叡智の書をリビングから持ってきて、ライアの若木を触ってみるけど、消えている文字が表示されたり、新しい文字が追加されたりはしなかった。
若木に成長したので新しい情報が出てると思ったけど、伏字はいまだに消えたままだった。
ライアは子供の姿になって、言葉もしっかり話すようになった。何かあっても、聞いたら教えてくれるだろう。
世界樹はまだわかってないけど、まだ芽が出ていない四つの宝石の万能鉢からも、ライアみたいな精霊が生まれてくるかもしれない。
畑の植物にも水を撒き終えたライアは、家の中に戻っていくと、芽の出ていない万能鉢にも元気になるように手をかざしている。
「それって、魔力を分けて上げてるの?」
マンチとの練習で魔力の練習を少しはしているけど、まだはっきりと感知できるほど上達したわけではない。ライアが何をしているのかよくわからない。
「ううん、違うの。これは魔力じゃなくて……なんていうの? 魔力とは違うものなの」
(……なんだそれは?)
ライア自身もよくわかっていないようだった。
精霊ならでは不思議な力なのか、これでなかなか成長しなかった世界樹が芽を出すなら、ライアの言うわからない力をもう少し調べてみたい。
現状確認のしようがないから、少し時間をおいて……。
外観はまだ変化した様子はないけど、生き生きとした力強さを感じる。
奏とライアは手にした魔力水を地面に撒きながら、一つ一つ状態を確認していく。
魔力水と魔力土のおかげか、ここで育っている野菜もお花も、病気になったことはいまだにない。
かといって、今後病気にならないとも限らないので、毎日確認はしておくことにしている。
「お水~お水~♫」
ライアは自分で作った鼻歌を歌い、葉っぱの様子を見ながら魔力水を撒いている。
(あぁ、カメラがあったら写真に撮りたかった……! なんで携帯が手元にないんだ)
くるくる回りながら楽しそうに水撒きをしてくれている瞬間を残しておきたいと思うけど、残念なことに携帯なんてものはカバンに入れっぱなしで、この世界に持ってこれていない。
せめて脳内に記憶しておこうと、ライアのことを見ながら作業を進める。
(そういえばライアの若木を調べてなかったかも)
奏は叡智の書をリビングから持ってきて、ライアの若木を触ってみるけど、消えている文字が表示されたり、新しい文字が追加されたりはしなかった。
若木に成長したので新しい情報が出てると思ったけど、伏字はいまだに消えたままだった。
ライアは子供の姿になって、言葉もしっかり話すようになった。何かあっても、聞いたら教えてくれるだろう。
世界樹はまだわかってないけど、まだ芽が出ていない四つの宝石の万能鉢からも、ライアみたいな精霊が生まれてくるかもしれない。
畑の植物にも水を撒き終えたライアは、家の中に戻っていくと、芽の出ていない万能鉢にも元気になるように手をかざしている。
「それって、魔力を分けて上げてるの?」
マンチとの練習で魔力の練習を少しはしているけど、まだはっきりと感知できるほど上達したわけではない。ライアが何をしているのかよくわからない。
「ううん、違うの。これは魔力じゃなくて……なんていうの? 魔力とは違うものなの」
(……なんだそれは?)
ライア自身もよくわかっていないようだった。
精霊ならでは不思議な力なのか、これでなかなか成長しなかった世界樹が芽を出すなら、ライアの言うわからない力をもう少し調べてみたい。
現状確認のしようがないから、少し時間をおいて……。
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