7 / 15
十六歳の誕生日
十六歳の誕生日③※R18
しおりを挟む「ひっ!やだ、やだ、見ないでっ……!」
「なんで?こんなかわいいのに」
「ひあっ、や、やあっ……!」
大きく骨張った手が私の胸を覆い、柔く揉み始めた。
「誰にもこんなことさせてないだろうね?」
「さ、させるわけなっ、あ、やっ!」
「ちゃんと初めては取っておいたんだね。えらいえらい」
慧君の声から険が少し抜けたが、私はそれどころではない。私の胸を揉んでいた手が、今度は胸の突起を弄り始めたのだ。
「んあっ」
「あ、可愛い声。乳首気持ちいいんだ」
「ふっ、ち、ちがっ!うっんっ♡」
「こーら。ちゃんと声出して?」
自分から出てきた声にびっくりして手で口を塞ぐと、慧君は私の両手を片手で掴み、頭の上で押さえ込んだ。
空いている手で執拗に胸の突起をいじってくるのでなんとか逃げようと身を捩らせるのだが、慧君は全くやめてはくれない。
「ほら、乳首が尖ってきてる」
「あっ、やめっ、もうやめてっ、んうっ」
「まだ始まったばっかりだよ」
慧君は急に手を止め私の腕を解放すると、Tシャツを脱いだ。こんな状況にも関わらず、均衡の取れた体つきに見惚れてしまう。
しかし慧君はすぐに私の胸に顔を寄せ、胸の突起に吸い付いた。
「ひうっ、や、やあっ!けーく、それ、だめっ!」
「ン、これ?」
「あ、んあっ、や、やだ、へん、へんなっちゃうっ、やっ」
知らない感覚に私は慧君の頭を両手で挟んで離そうとするが、やはり慧君はびくともせずにソレを続ける。
段々割れ目が濡れていく不快感を感じ足をモジモジさせていると、やっと慧君は胸から離れてくれた。
「はあ、は、け、けーくん、もうやだよっ……」
「菖蒲がちゃんとわかるまではやめないよ」
「わ、わかるって、?」
「俺から一生離れられないって」
慧君のその声は聞いた中でも一番低くてどろどろしていて、私の知り得ない感情で渦巻いていた。
1
お気に入りに追加
569
あなたにおすすめの小説
ヤンデレ化した元彼に捕まった話
水無月瑠璃
恋愛
一方的に別れを告げた元彼に「部屋の荷物取りに来いよ」と言われ、気まずいまま部屋に向かうと「元彼の部屋にホイホイ来るとか、警戒心ないの?」「もう別れたいなんて言えないように…絶対逃げられないようにする」
豹変した元彼に襲われ犯される話
無理矢理気味ですが、基本的に甘め(作者的に)でハッピーエンドです。
【完結】鳥籠の妻と変態鬼畜紳士な夫
Ringo
恋愛
夫が好きで好きで好きすぎる妻。
生まれた時から傍にいた夫が妻の生きる世界の全てで、夫なしの人生など考えただけで絶望レベル。
行動の全てを報告させ把握していないと不安になり、少しでも女の気配を感じれば嫉妬に狂う。
そしてそんな妻を愛してやまない夫。
束縛されること、嫉妬されることにこれ以上にない愛情を感じる変態。
自身も嫉妬深く、妻を家に閉じ込め家族以外との接触や交流を遮断。
時に激しい妄想に駆られて俺様キャラが降臨し、妻を言葉と行為で追い込む鬼畜でもある。
そんなメンヘラ妻と変態鬼畜紳士夫が織り成す日常をご覧あれ。
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧
※現代もの
※R18内容濃いめ(作者調べ)
※ガッツリ行為エピソード多め
※上記が苦手な方はご遠慮ください
完結まで執筆済み
【R18完結】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
ヤンデレ弟の姉に転生してしまいましたR18
るーろ
恋愛
エロゲーをこよなく愛する、夏目奏美25歳。寝ても覚めてもエロゲー攻略の事ばかり考えている私でも苦手な分野がある。
ヤンデレルートである。
好きな人を苦しめたり、自分のものにならないと手段を問わず周り傷つけたり、苦手なのだ。
友人はヤンデレルートの良さを語るがどうも好きになれない私に、とりあえずプレーしてみて!と、渡されたのが【黒薔薇の騎士】その内容は____
作者より
仕事の合間に書いてますので誤字脱字
設定ミスお許しください(T ^ T)
【完結】【R18】伯爵夫人の務めだと、甘い夜に堕とされています。
水樹風
恋愛
とある事情から、近衛騎士団々長レイナート・ワーリン伯爵の後妻となったエルシャ。
十六歳年上の彼とは形だけの夫婦のはずだった。それでも『家族』として大切にしてもらい、伯爵家の女主人として役目を果たしていた彼女。
だが結婚三年目。ワーリン伯爵家を揺るがす事件が起こる。そして……。
白い結婚をしたはずのエルシャは、伯爵夫人として一番大事な役目を果たさなければならなくなったのだ。
「エルシャ、いいかい?」
「はい、レイ様……」
それは堪らなく、甘い夜──。
* 世界観はあくまで創作です。
* 全12話
【R18】利害一致のお飾り婚だったので初夜をすっぽかしたら大変なことになった
春瀬湖子
恋愛
絵に描いたような美形一家の三女として生まれたリネアだったが、残念ながらちょっと地味。
本人としては何も気にしていないものの、美しすぎる姉弟が目立ちすぎていたせいで地味なリネアにも結婚の申込みが殺到……したと思いきや会えばお断りの嵐。
「もう誰でもいいから貰ってよぉ~!!」
なんてやさぐれていたある日、彼女のもとへ届いたのは幼い頃少しだけ遊んだことのあるロベルトからの結婚申込み!?
本当の私を知っているのに申込むならお飾りの政略結婚だわ! なんて思い込み初夜をすっぽかしたヒロインと、初恋をやっと実らせたつもりでいたのにすっぽかされたヒーローの溺愛がはじまって欲しいラブコメです。
【2023.11.28追記】
その後の二人のちょっとしたSSを番外編として追加しました!
※他サイトにも投稿しております。
性欲のない義父は、愛娘にだけ欲情する
如月あこ
恋愛
「新しい家族が増えるの」と母は言った。
八歳の有希は、母が再婚するものだと思い込んだ――けれど。
内縁の夫として一緒に暮らすことになった片瀬慎一郎は、母を二人目の「偽装結婚」の相手に選んだだけだった。
慎一郎を怒らせないように、母や兄弟は慎一郎にほとんど関わらない。有希だけが唯一、慎一郎の炊事や洗濯などの世話を妬き続けた。
そしてそれから十年以上が過ぎて、兄弟たちは就職を機に家を出て行ってしまった。
物語は、有希が二十歳の誕生日を迎えた日から始まる――。
有希は『いつ頃から、恋をしていたのだろう』と淡い恋心を胸に秘める。慎一郎は『有希は大人の女性になった。彼女はいずれ嫁いで、自分の傍からいなくなってしまうのだ』と知る。
二十五歳の歳の差、養父娘ラブストーリー。
あなたの巨根を受け入れたかっただけなのに
オポチュニティ
恋愛
彼氏の巨根を自分の中に受け入れられるように日々大人の玩具を使って自己開発に努めていた健気な女の子が、何か勘違いをした彼氏にドロドロに嫉妬エッされる話。
(注意:激しめの♡喘ぎですが、エロまで長いです。他サイトにも載せています。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる