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収穫祭と訪問客
祭りへ:セオ
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俺はまず、義手をアイラの左手につける。
「失礼するよ」
「……はい」
アイラは緊張した面持ちで、頷く。
俺はリーナさんに目配せで確認を取った後、アイラが着ているワンピースの左袖を肘までめくる。
肘よりも少し上。肩に近い部分で、腕が途切れていた。
その腕の断面と、義手の断面を合わせる。すると、義手の断面から魔力の糸が数十本現れ、アイラの左の二の腕に巻きついた。スーッと消える。
そして、
「ッ」
「どう?」
アイラの左腕と義手が一体となった。
義肢の装着にはいくつか方法がある。紐でつるしたり、金具を使ったり。ただ、どちらにせよ、違和感がある。体と一体となった感触は得られない。
だから、それを解消するために、俺は〝魔力の手〟や精霊や妖精の肉体の実体化の現象を参考に、肉体の魔力と義肢の魔力を直接的に結びつけ、魂魄レベルにまで接合させることで、物理的な拘束がなくとも肉体と義肢を繋ぎ合わせることにした。
何度も言うように、これはリスクがある。結びつきが強い分、肉体が、魂魄が義肢を本物の肉体と誤認してしまったら、かなりの問題となる。
長時間の使用はできない。
けれど、
「……………………指が動くわ」
「そうだね」
「ワンピースの感触もある」
「うん」
「セオ様の手の温かさも。とても温かくて柔らかい」
「小っ恥ずかしいな」
アイラは義手の左手を俺の手に絡める。指先からゆっくりと、まるで精巧なガラス細工に触れるかのように、恐る恐る触れる。
なんか、緊張してきた。手汗もかいてきたかも。
けど、アイラはそれも感じることが出来る。今まで、感じることの出来なかった左手の感触を、確かめていた。
「両手……というのは、こういうった感触をいうのね」
アイラは祈るように、または感謝するように両手を胸元の前で組んで合わせた。自分の指先を指先で撫でる感触を明確に感じたのは、これが初めてなのだろう。
感慨深い表情をしていた。
だが、これで終わりではない。
「アイラ。足の方も、大丈夫?」
「………………お願いします」
五歳児とはいえ、男に、いやそもそも他人に足を触らせたり、見せたりするのは躊躇うものだろう。
かく言うアイラも数秒逡巡した。けど、信頼する目で俺を見て、頷いた。
俺はその信頼に答えるまで。
ブランケットを取り出したあと、ワンピースの裾を膝まで捲る。すぐに、タオルケットを掛けて、特に左足部分を隠す。
そして右足の膝よりも少し上。太ももの断面が見えた。
そこに義足の断面を合わせる。先ほどの義手と同様、魔力の糸が巻きつき、スーッと消える。
俺はリーナさんから靴を受け取り、義足の右足にそっと履かせた。ブランケットを“宝物袋”にしまい、ワンピースの裾をおろす。
俺はアイラの片手を差し出す。
「お手を」
「……はい」
アイラは俺の手を取り、そしてゆっくりと車いすから立ち上がった。
「きゃっ」
「おっと」
両足で立つという感覚がなかったためか、アイラは前のめりになって俺にもたれかかってきた。
俺はアイラを支え、ゆっくりと立たせる。
手を繋ぎながら、俺はアイラを見上げ、アイラは俺を見下ろす。
アイラの表情は……形容しがたいものだった。
嬉しさや戸惑い。驚きに、不安。立つという感覚を味わい、その初めてを心から全力で感じているのだ。
俺はそれを見守った。クラリスさんたちも遠巻きに見守ってくれた。
そして数分後。アイラがゆっくりと口を開く。
「セオ様。本当に、感謝してもしきれません」
「礼ならツクルに言って」
「いえ、これはセオ様に言うべきだわ」
「……そうかな」
アイラの笑みに俺は照れたように片方の頬をかいた。
その照れを誤魔化すように、俺は“宝物袋”から、薄手の白の手袋を取り出し、アイラに渡す。
「これは?」
「足の方はスカートと靴で隠れているけど、手の方は見えちゃうから」
「?」
アイラは首を傾げた。
その様子を見て、俺は思い出す。アイラが魔力の世界しか見えないことを。
そうか、肌の色が分からないのか。義肢はあくまで金属ベースで作ったため、肌色ではないのだ。
時間があれば、生物の皮膚を模した何かを張り付けることもできたかもしれないが、正直あまり時間がなかったからな。
金属がむき出しなのだ。
「義手の色がちょっと無粋なのもあってさ、手袋があった方が似合うかな、と思ったんだ」
「……なるほど」
俺の言葉に不快に思った様子もなく、アイラは納得したように頷いて手袋を身に着けた。
あとは、と俺は“宝物袋”から月を模した小さな髪留めを取り出した。
「それは?」
「ちょっとした認識阻害が施されてる。髪や肌の色が、周りからは違って見えるんだ」
「それで変装するのね」
「うん。夜だし祭りだからね。髪と肌の色さえ違えば、見間違えだと思われるよ」
俺は月を模した髪留めをアイラの前髪につけた。
「うん。可愛い」
「……ありがとうございます」
アイラは嬉しそうに頬を赤く染めた。喜んでくれて何よりだ。
俺はクラリスさんたちを見やる。
「これから街に行くけど、三人はどうする?」
「……私はここにいる。毎年のように、見守ってる」
「分かった」
エウは優しい目で、街を見下ろした。
「クラリスさんとリーナさんは?」
「儂らは……儂らだけで街を回ろうかの」
「そうですね。アイラ様のことはセオドラー様にお任せしたいと思います」
「いいの? 一緒じゃなくて」
リーナさんだって、アイラを大切に思っているからこそ、アイラと一緒に街を回りたいはずだ。もちろんそれはアイラだって同じだろう。
そう思ったのだが、リーナさんはアイラに微笑んだ。
「私はいつもでもアイラ様のお傍におります。だからこそ今日は大丈夫なのです」
「……私も、リーナとはいつも一緒だから。いつもが特別だから」
「そういうものか」
リーナさんもアイラも大丈夫らしい。
ならば、と俺はアイラの片手を掴み、
「じゃあ、街に行こうか」
「はい」
俺たちは街へと移動した。
Φ
すっかり日も落ちた街は、されど明るい。
魔法による灯があちこちに浮かび、行き交う人々を照らす。
多くの人は酒を飲み、陽気な様子だ。笑い、歌い、踊り、はしゃぐ。家族や恋人などと共に、屋台を周り、楽しんでいた。
街の中央広場からは音楽が聞こえ、よりいっそう祭りの夜を囃し立てる。
そんな街を俺はアイラの手を引いて、歩く。
義足は直感的に扱えるようになっているが、アイラは今日初めて歩くのだ。まだ歩きなれていない。
その上、魔力の世界しか見えていないため、真っすぐ歩くのも難しいかもしれない。
俺は隣を歩くアイラを見上げて尋ねる。
「大丈夫?」
「セオ様がしっかり導いてくださるから、問題ありません」
アイラは微笑んだ。それから、目をキラキラと輝かせて、周りを見やる。色々と目移りしているようだった。
と、ある屋台を指さす。
「……セオ様。あちらは何でしょうか? あの、色が全くない色の柔らかな魔力を持った人がいるあれは? 何かを投げている……ようですが」
「ああ、あれは輪投げだね。やってみようか」
「はい」
俺はアイラの手を引いて、輪投げの屋台へと移動する。
すると、輪投げの屋台を開いている中年の女性が俺たちに気が付く。ニヤニヤと笑った。
「あら、セオ様。もしかしてデートかしら?」
「まぁ、そうだね」
ここで誤魔化したりすると、向こうの思うつぼである。なので、俺は笑顔で中年の女性の揶揄いをうけながす。
「それよりもアイラが輪投げをやりたいんだ。お願いできる?」
「もちろんよ」
中年の女性は輪投げをアイラに渡した。
「セオ様、これは」
「これが輪っかなのはわかる?」
「はい」
アイラは両手で輪投げのわっかを入念に触った。輪投げに込められている魔力はあまりないし、質がいいわけでもないので、はっきりと見えているわけではないのだろう。
俺はクラリスさんから聞いた“魔力視”の情報を思い出しながら、説明を続ける。
「あそこに棒が何本かあっているのは?」
「……なんとなく?」
「なんとなくか。ねぇ、おばさん。あの棒を魔力でコーティングしてくれる?」
「ん? そんな事かい?」
中年の女性はクイッと人差し指を振る。
「あ、色が全くない色の柔らかな魔力が」
「それ。たぶん、白だね。輪っかを投げて、その白の魔力の棒のところにひっかけるんだよ。それで、ひっかける場所によって特典が変わるんだ」
俺は〝描光〟でかく棒の上に数字を描く。
「なるほど。遠くなるほど点数が高くなるのね」
「うん」
アイラはなるほど、と頷き、左手で輪投げをぐっと握りしめた。
「じゃあ、投げてみようか」
「はい!」
そしてアイラは立ち位置に立ち、輪っかを投げたのだった。
「失礼するよ」
「……はい」
アイラは緊張した面持ちで、頷く。
俺はリーナさんに目配せで確認を取った後、アイラが着ているワンピースの左袖を肘までめくる。
肘よりも少し上。肩に近い部分で、腕が途切れていた。
その腕の断面と、義手の断面を合わせる。すると、義手の断面から魔力の糸が数十本現れ、アイラの左の二の腕に巻きついた。スーッと消える。
そして、
「ッ」
「どう?」
アイラの左腕と義手が一体となった。
義肢の装着にはいくつか方法がある。紐でつるしたり、金具を使ったり。ただ、どちらにせよ、違和感がある。体と一体となった感触は得られない。
だから、それを解消するために、俺は〝魔力の手〟や精霊や妖精の肉体の実体化の現象を参考に、肉体の魔力と義肢の魔力を直接的に結びつけ、魂魄レベルにまで接合させることで、物理的な拘束がなくとも肉体と義肢を繋ぎ合わせることにした。
何度も言うように、これはリスクがある。結びつきが強い分、肉体が、魂魄が義肢を本物の肉体と誤認してしまったら、かなりの問題となる。
長時間の使用はできない。
けれど、
「……………………指が動くわ」
「そうだね」
「ワンピースの感触もある」
「うん」
「セオ様の手の温かさも。とても温かくて柔らかい」
「小っ恥ずかしいな」
アイラは義手の左手を俺の手に絡める。指先からゆっくりと、まるで精巧なガラス細工に触れるかのように、恐る恐る触れる。
なんか、緊張してきた。手汗もかいてきたかも。
けど、アイラはそれも感じることが出来る。今まで、感じることの出来なかった左手の感触を、確かめていた。
「両手……というのは、こういうった感触をいうのね」
アイラは祈るように、または感謝するように両手を胸元の前で組んで合わせた。自分の指先を指先で撫でる感触を明確に感じたのは、これが初めてなのだろう。
感慨深い表情をしていた。
だが、これで終わりではない。
「アイラ。足の方も、大丈夫?」
「………………お願いします」
五歳児とはいえ、男に、いやそもそも他人に足を触らせたり、見せたりするのは躊躇うものだろう。
かく言うアイラも数秒逡巡した。けど、信頼する目で俺を見て、頷いた。
俺はその信頼に答えるまで。
ブランケットを取り出したあと、ワンピースの裾を膝まで捲る。すぐに、タオルケットを掛けて、特に左足部分を隠す。
そして右足の膝よりも少し上。太ももの断面が見えた。
そこに義足の断面を合わせる。先ほどの義手と同様、魔力の糸が巻きつき、スーッと消える。
俺はリーナさんから靴を受け取り、義足の右足にそっと履かせた。ブランケットを“宝物袋”にしまい、ワンピースの裾をおろす。
俺はアイラの片手を差し出す。
「お手を」
「……はい」
アイラは俺の手を取り、そしてゆっくりと車いすから立ち上がった。
「きゃっ」
「おっと」
両足で立つという感覚がなかったためか、アイラは前のめりになって俺にもたれかかってきた。
俺はアイラを支え、ゆっくりと立たせる。
手を繋ぎながら、俺はアイラを見上げ、アイラは俺を見下ろす。
アイラの表情は……形容しがたいものだった。
嬉しさや戸惑い。驚きに、不安。立つという感覚を味わい、その初めてを心から全力で感じているのだ。
俺はそれを見守った。クラリスさんたちも遠巻きに見守ってくれた。
そして数分後。アイラがゆっくりと口を開く。
「セオ様。本当に、感謝してもしきれません」
「礼ならツクルに言って」
「いえ、これはセオ様に言うべきだわ」
「……そうかな」
アイラの笑みに俺は照れたように片方の頬をかいた。
その照れを誤魔化すように、俺は“宝物袋”から、薄手の白の手袋を取り出し、アイラに渡す。
「これは?」
「足の方はスカートと靴で隠れているけど、手の方は見えちゃうから」
「?」
アイラは首を傾げた。
その様子を見て、俺は思い出す。アイラが魔力の世界しか見えないことを。
そうか、肌の色が分からないのか。義肢はあくまで金属ベースで作ったため、肌色ではないのだ。
時間があれば、生物の皮膚を模した何かを張り付けることもできたかもしれないが、正直あまり時間がなかったからな。
金属がむき出しなのだ。
「義手の色がちょっと無粋なのもあってさ、手袋があった方が似合うかな、と思ったんだ」
「……なるほど」
俺の言葉に不快に思った様子もなく、アイラは納得したように頷いて手袋を身に着けた。
あとは、と俺は“宝物袋”から月を模した小さな髪留めを取り出した。
「それは?」
「ちょっとした認識阻害が施されてる。髪や肌の色が、周りからは違って見えるんだ」
「それで変装するのね」
「うん。夜だし祭りだからね。髪と肌の色さえ違えば、見間違えだと思われるよ」
俺は月を模した髪留めをアイラの前髪につけた。
「うん。可愛い」
「……ありがとうございます」
アイラは嬉しそうに頬を赤く染めた。喜んでくれて何よりだ。
俺はクラリスさんたちを見やる。
「これから街に行くけど、三人はどうする?」
「……私はここにいる。毎年のように、見守ってる」
「分かった」
エウは優しい目で、街を見下ろした。
「クラリスさんとリーナさんは?」
「儂らは……儂らだけで街を回ろうかの」
「そうですね。アイラ様のことはセオドラー様にお任せしたいと思います」
「いいの? 一緒じゃなくて」
リーナさんだって、アイラを大切に思っているからこそ、アイラと一緒に街を回りたいはずだ。もちろんそれはアイラだって同じだろう。
そう思ったのだが、リーナさんはアイラに微笑んだ。
「私はいつもでもアイラ様のお傍におります。だからこそ今日は大丈夫なのです」
「……私も、リーナとはいつも一緒だから。いつもが特別だから」
「そういうものか」
リーナさんもアイラも大丈夫らしい。
ならば、と俺はアイラの片手を掴み、
「じゃあ、街に行こうか」
「はい」
俺たちは街へと移動した。
Φ
すっかり日も落ちた街は、されど明るい。
魔法による灯があちこちに浮かび、行き交う人々を照らす。
多くの人は酒を飲み、陽気な様子だ。笑い、歌い、踊り、はしゃぐ。家族や恋人などと共に、屋台を周り、楽しんでいた。
街の中央広場からは音楽が聞こえ、よりいっそう祭りの夜を囃し立てる。
そんな街を俺はアイラの手を引いて、歩く。
義足は直感的に扱えるようになっているが、アイラは今日初めて歩くのだ。まだ歩きなれていない。
その上、魔力の世界しか見えていないため、真っすぐ歩くのも難しいかもしれない。
俺は隣を歩くアイラを見上げて尋ねる。
「大丈夫?」
「セオ様がしっかり導いてくださるから、問題ありません」
アイラは微笑んだ。それから、目をキラキラと輝かせて、周りを見やる。色々と目移りしているようだった。
と、ある屋台を指さす。
「……セオ様。あちらは何でしょうか? あの、色が全くない色の柔らかな魔力を持った人がいるあれは? 何かを投げている……ようですが」
「ああ、あれは輪投げだね。やってみようか」
「はい」
俺はアイラの手を引いて、輪投げの屋台へと移動する。
すると、輪投げの屋台を開いている中年の女性が俺たちに気が付く。ニヤニヤと笑った。
「あら、セオ様。もしかしてデートかしら?」
「まぁ、そうだね」
ここで誤魔化したりすると、向こうの思うつぼである。なので、俺は笑顔で中年の女性の揶揄いをうけながす。
「それよりもアイラが輪投げをやりたいんだ。お願いできる?」
「もちろんよ」
中年の女性は輪投げをアイラに渡した。
「セオ様、これは」
「これが輪っかなのはわかる?」
「はい」
アイラは両手で輪投げのわっかを入念に触った。輪投げに込められている魔力はあまりないし、質がいいわけでもないので、はっきりと見えているわけではないのだろう。
俺はクラリスさんから聞いた“魔力視”の情報を思い出しながら、説明を続ける。
「あそこに棒が何本かあっているのは?」
「……なんとなく?」
「なんとなくか。ねぇ、おばさん。あの棒を魔力でコーティングしてくれる?」
「ん? そんな事かい?」
中年の女性はクイッと人差し指を振る。
「あ、色が全くない色の柔らかな魔力が」
「それ。たぶん、白だね。輪っかを投げて、その白の魔力の棒のところにひっかけるんだよ。それで、ひっかける場所によって特典が変わるんだ」
俺は〝描光〟でかく棒の上に数字を描く。
「なるほど。遠くなるほど点数が高くなるのね」
「うん」
アイラはなるほど、と頷き、左手で輪投げをぐっと握りしめた。
「じゃあ、投げてみようか」
「はい!」
そしてアイラは立ち位置に立ち、輪っかを投げたのだった。
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