278 / 316
収穫祭と訪問客
男性陣がメインの講師陣で女性陣がそのサポート:the Jealousy and the disappointment 2
しおりを挟む
「あ、あそこ、あそこ」
俺は、街中は周りよりも二回りほど大きなレンガの家を指さす。
ここら辺は完全な住宅街のため、観光客もほとんどいない。だから、既に俺もクシフォスさんの肩から降りているし、ルーシー様も手を繋いでいない。
先陣を切るようにタッタッタッと駆けた俺は、〝無障〟で透明な足場を作って昇り、扉の高い位置にある――五歳児の俺にとって――ドアノッカーを掴んで叩く。
〝無障〟を切り、家の前で待てば、数秒もするとドアが開く。美麗な灰色の長髪が特徴的な凛々しい女性が、現れた。
妖人族の一つ、灰の精霊を祖にもつ灰霊族にして、マキーナルト領の放浪兵団副団長のルルネネさんである。
「……これはセオドラー様、どうかしましたか?」
「ほら、あと一時間後くらいにイベントあるでしょ? その手伝いをしにきた。後ろの二人も手伝いって」
「後ろの……ッ!」
ルルネネさんはルーシー様とクシフォスさんに気がつき、息を飲む。慌てて頭を下げる。
「これは、バールク公爵令嬢様にアイラ王女殿下近衛騎士様」
「そう畏まらなくてもいいですわよ。今日は公爵令嬢として来たわけではないので」
「私もただの騎士でございます」
「……なるほど。ひとまず、中へお入りください」
ルーシー様とクシフォスさんの言葉を吟味したルルネネさんは、ひとまず俺たちを中に入れてくれた。
家の中には数十人近い女性と、数人の男性がいた。女性の年齢はかなりバラバラで、若い女性から老婆までいた。男性の方は気難しそうな初老だけである。
それらの人間がせわしなく、家の中を行ったり来たりしていた。
そして皆が俺たちに気が付く。
「あら、セオ様じゃない。どうしたの?」
「何? また問題を起こして逃げてきたの?」
「あ、セオ様。もしかして、屋台荒らしして追い出されたのか!」
「そういえば、セオ様対策をしたのに、全て攻略されたとか旦那がほざいてたような」
「それともあれかい? また、男どもをこき使うのかい?」
「いや、私たちへの無茶ぶりもあるね……」
……あまり歓迎されている様子ではなかった。まぁ、色々とやらかしてはいるし、いい評判ってわけではないからな。
ユリシア姉さんが言うには、女性陣にとっての俺は美味しいお菓子のレシピを持ってたり、暇な男どもに仕事を与える存在であると同時に、厄介な種をばら撒く問題児っぽいし。
そして初老の男性陣は笑顔で俺を出迎えてくれた。
「セオ坊! お前さんが居れば百人力だ!」
「毎年、かなり苦労するからな! ほれ、あの“分身”で文字通り百人だ!」
「助かった! 童たちにひげを引っ張られるのは凄く痛いんだ!」
……だいぶ苦労が伺える様子である。そしてその苦労を俺になすりつけようという魂胆が丸見えである。
そんな大人たちの反応にルーシー様とクシフォスさんが苦笑いしていた。大人たちがルーシー様たちに気が付く。
ルルネネさんが咳払いして、説明する。
「セオドラー様と一緒に手伝いをしてくださるお方である」
「ルーシーですわ。突然ですが、今日のイベントを手伝わせていただけないかしら? 力仕事でも何でもしますわ」
「クシフォスでございます。私もルーシー様同様、何でもいたします。気遣いは不要でございます」
男性陣が俺に面倒そうな目を向けた。俺は肩を竦める。けど、女性陣はルーシー様たちを見て鬱陶しがった様子も見せず、むしろ黄色い悲鳴のようなものがあがる。
「ルーシーさんだよね! 数日前に見たときから、話したいと思ってたの! その髪、どうやって手入れしてるの!? ねぇ、それと今、令嬢で流行ってる恋愛小説についてなんだけど――」
「あ、待ってっ。私、私が先よ!」
若い女性たちが物怖じせずルーシー様に近づき、質問攻め。ルーシー様は少し戸惑いながらも、気さくに接する若い女性たちに微笑みを見せる。
おばさまたちはクシフォスさんに近づき、身のこなしや魔力の質の良さを褒めている。
……たぶん、長くこの土地で生きてきている女性にとって、戦えるということはかなり重要度が高いのだろう。
そして騎士であるクシフォスさんもそこら辺の価値観に重きがあるため、直ぐに仲良くなる。
そしてものの数分もしないで女性陣と打ち解けたルーシー様とクシフォスさんは、彼女たちとともに家の奥へと消えていった。
残されたのは初老の男性陣と俺だけ。困惑したように顔を見合わせ、俺は尋ねた。
「それで、今日って何のイベントをするの?」
「あん、セオ坊。知らないで来たのか?」
「うん。イベントがある事と何か作るって事は聞いてるんだけど、それ以外はさっぱり」
「……はぁ」
茶色の毛むくじゃらなひげが特徴的な初老の男性、ヴォフォリクがやれやれと溜息を吐く。
黒狼族で常に眉間に寄った皺が特徴的な初老の男性、ゲオルクが肘でヴォフォリクをどつく。
「セオ様が天然なのは身に染みて分かってるだろ。それより、そんな溜息吐いて機嫌損ねられる方が面倒だぞ。貴重な労働力が逃げる」
「そうだぞ」
くすんだ金髪の普通に頑固そうな初老が同意する。
……いや、さ。俺も自分で、行き当たりばったりな性格だって分かってるけど、ムカつくな、こいつら。
「あ、ほら。セオ様の目がどんどん死んでいってるぞ。このまま存在感がなくなって、いなくなるぞ!」
「捕まえろ! 確保だ、確保!」
「おう!」
初老たちが俺に手を伸ばす。
「気持ち悪いっ! 女性ならまだしも、お前らに捕まえられて嬉しくないって! 逃げないから、離れろ!」
「お、おう。確かにそうだよな」
「おっさん何かに囲まれても嬉しくないよな」
「分かるぞ。俺も子供のころは若い姉ちゃんたちに囲まれてキャッキャウフフしたいと思ってたからな」
キャッキャウフフとか、語彙が古いな……
呆れた目を三人に向けながら、俺はもう一度尋ねる。
「で、結局、何を作るの?」
「耳飾りだよ。それとお守り」
「ああ、あれか」
マキーナルト領に元々住んでいた人たちの文化の中に、魔除けの耳飾りとお守りというのがある。
子供が成人するまで魔物に襲われないように祈願するもので、毎年、年に一度大人の戦士が用意した魔物の素材を使って、子供たちが自分たちでその耳飾りとお守りを作るのだ。
まぁ、今は成人ではなく、十歳までの子供になっているが。安全性が増したため、教育に専念できるようになり、十歳以上の子供なら魔物と戦えるくらいにまで強くなっているので。
マキーナルト領では戦士か否かが子供かどうかの境目でもあるし。
けど、冬に入る前のような気がしたけど……
そんな俺の疑問を読み取ったのか、ヴォフォリクが呆れながら説明する。
「冬の前だと冬支度で忙しいだろ。最近、子供の数がかなり増えてきて、そんな忙しい時期に大勢の子供を相手にやってられるかって話しが出たんだ」
「へぇ、俺それ知らない」
「知らないって、覚えてないの間違いだろ。セオ様も子供なんだから、絶対ロイス様から今日の事伝えられてるだろうし」
「え~、でも、ライン兄さんとかも知らなかったけど……」
そこまで言って、俺はあることに気が付く。
「あ、やっぱりロイス父さんたち言い忘れてるよ。ゴタゴタがあったせいで」
「ゴタゴタ? そういえば、さっき、若い娘たちがユリシア様について何か言ってたような」
「そう、それ。それでロイス父さんもアテナ母さんも冷静じゃないっていうか……」
俺はやれやれと肩を竦めた。そして“分身”を二体召喚して、一体を屋敷へ。もう一体をライン兄さんの所へと向かわせる。
「これでライン兄さんとブラウも来ると思うよ」
「そうか。まぁ、最悪ルルネネに転移で連れてきて貰えばいいから、そこら辺はいいんだが」
男性陣三人がガクブルと肩を震わせる。
「子供たちはジッとしてられん。騒ぐ暴れる寝る」
「最低限、作り方などを工夫しているとはいえ、刃物も使う。喧嘩で斬りあいし出した馬鹿も過去にいる」
「あと、魔法を暴発させる子もいるやもしれん。特に幼い子ら」
息ぴったりに説明する三人。仲いいな、こいつら。
「つまり、俺が“分身”で一人一人危険がないように見てやればいいのね? ああ、それと作り方と材料の確認もさせて。あと、作業場も」
「ああ、もちろんだ」
そして俺はヴォフォリクたちと色々確認を行った。
俺は、街中は周りよりも二回りほど大きなレンガの家を指さす。
ここら辺は完全な住宅街のため、観光客もほとんどいない。だから、既に俺もクシフォスさんの肩から降りているし、ルーシー様も手を繋いでいない。
先陣を切るようにタッタッタッと駆けた俺は、〝無障〟で透明な足場を作って昇り、扉の高い位置にある――五歳児の俺にとって――ドアノッカーを掴んで叩く。
〝無障〟を切り、家の前で待てば、数秒もするとドアが開く。美麗な灰色の長髪が特徴的な凛々しい女性が、現れた。
妖人族の一つ、灰の精霊を祖にもつ灰霊族にして、マキーナルト領の放浪兵団副団長のルルネネさんである。
「……これはセオドラー様、どうかしましたか?」
「ほら、あと一時間後くらいにイベントあるでしょ? その手伝いをしにきた。後ろの二人も手伝いって」
「後ろの……ッ!」
ルルネネさんはルーシー様とクシフォスさんに気がつき、息を飲む。慌てて頭を下げる。
「これは、バールク公爵令嬢様にアイラ王女殿下近衛騎士様」
「そう畏まらなくてもいいですわよ。今日は公爵令嬢として来たわけではないので」
「私もただの騎士でございます」
「……なるほど。ひとまず、中へお入りください」
ルーシー様とクシフォスさんの言葉を吟味したルルネネさんは、ひとまず俺たちを中に入れてくれた。
家の中には数十人近い女性と、数人の男性がいた。女性の年齢はかなりバラバラで、若い女性から老婆までいた。男性の方は気難しそうな初老だけである。
それらの人間がせわしなく、家の中を行ったり来たりしていた。
そして皆が俺たちに気が付く。
「あら、セオ様じゃない。どうしたの?」
「何? また問題を起こして逃げてきたの?」
「あ、セオ様。もしかして、屋台荒らしして追い出されたのか!」
「そういえば、セオ様対策をしたのに、全て攻略されたとか旦那がほざいてたような」
「それともあれかい? また、男どもをこき使うのかい?」
「いや、私たちへの無茶ぶりもあるね……」
……あまり歓迎されている様子ではなかった。まぁ、色々とやらかしてはいるし、いい評判ってわけではないからな。
ユリシア姉さんが言うには、女性陣にとっての俺は美味しいお菓子のレシピを持ってたり、暇な男どもに仕事を与える存在であると同時に、厄介な種をばら撒く問題児っぽいし。
そして初老の男性陣は笑顔で俺を出迎えてくれた。
「セオ坊! お前さんが居れば百人力だ!」
「毎年、かなり苦労するからな! ほれ、あの“分身”で文字通り百人だ!」
「助かった! 童たちにひげを引っ張られるのは凄く痛いんだ!」
……だいぶ苦労が伺える様子である。そしてその苦労を俺になすりつけようという魂胆が丸見えである。
そんな大人たちの反応にルーシー様とクシフォスさんが苦笑いしていた。大人たちがルーシー様たちに気が付く。
ルルネネさんが咳払いして、説明する。
「セオドラー様と一緒に手伝いをしてくださるお方である」
「ルーシーですわ。突然ですが、今日のイベントを手伝わせていただけないかしら? 力仕事でも何でもしますわ」
「クシフォスでございます。私もルーシー様同様、何でもいたします。気遣いは不要でございます」
男性陣が俺に面倒そうな目を向けた。俺は肩を竦める。けど、女性陣はルーシー様たちを見て鬱陶しがった様子も見せず、むしろ黄色い悲鳴のようなものがあがる。
「ルーシーさんだよね! 数日前に見たときから、話したいと思ってたの! その髪、どうやって手入れしてるの!? ねぇ、それと今、令嬢で流行ってる恋愛小説についてなんだけど――」
「あ、待ってっ。私、私が先よ!」
若い女性たちが物怖じせずルーシー様に近づき、質問攻め。ルーシー様は少し戸惑いながらも、気さくに接する若い女性たちに微笑みを見せる。
おばさまたちはクシフォスさんに近づき、身のこなしや魔力の質の良さを褒めている。
……たぶん、長くこの土地で生きてきている女性にとって、戦えるということはかなり重要度が高いのだろう。
そして騎士であるクシフォスさんもそこら辺の価値観に重きがあるため、直ぐに仲良くなる。
そしてものの数分もしないで女性陣と打ち解けたルーシー様とクシフォスさんは、彼女たちとともに家の奥へと消えていった。
残されたのは初老の男性陣と俺だけ。困惑したように顔を見合わせ、俺は尋ねた。
「それで、今日って何のイベントをするの?」
「あん、セオ坊。知らないで来たのか?」
「うん。イベントがある事と何か作るって事は聞いてるんだけど、それ以外はさっぱり」
「……はぁ」
茶色の毛むくじゃらなひげが特徴的な初老の男性、ヴォフォリクがやれやれと溜息を吐く。
黒狼族で常に眉間に寄った皺が特徴的な初老の男性、ゲオルクが肘でヴォフォリクをどつく。
「セオ様が天然なのは身に染みて分かってるだろ。それより、そんな溜息吐いて機嫌損ねられる方が面倒だぞ。貴重な労働力が逃げる」
「そうだぞ」
くすんだ金髪の普通に頑固そうな初老が同意する。
……いや、さ。俺も自分で、行き当たりばったりな性格だって分かってるけど、ムカつくな、こいつら。
「あ、ほら。セオ様の目がどんどん死んでいってるぞ。このまま存在感がなくなって、いなくなるぞ!」
「捕まえろ! 確保だ、確保!」
「おう!」
初老たちが俺に手を伸ばす。
「気持ち悪いっ! 女性ならまだしも、お前らに捕まえられて嬉しくないって! 逃げないから、離れろ!」
「お、おう。確かにそうだよな」
「おっさん何かに囲まれても嬉しくないよな」
「分かるぞ。俺も子供のころは若い姉ちゃんたちに囲まれてキャッキャウフフしたいと思ってたからな」
キャッキャウフフとか、語彙が古いな……
呆れた目を三人に向けながら、俺はもう一度尋ねる。
「で、結局、何を作るの?」
「耳飾りだよ。それとお守り」
「ああ、あれか」
マキーナルト領に元々住んでいた人たちの文化の中に、魔除けの耳飾りとお守りというのがある。
子供が成人するまで魔物に襲われないように祈願するもので、毎年、年に一度大人の戦士が用意した魔物の素材を使って、子供たちが自分たちでその耳飾りとお守りを作るのだ。
まぁ、今は成人ではなく、十歳までの子供になっているが。安全性が増したため、教育に専念できるようになり、十歳以上の子供なら魔物と戦えるくらいにまで強くなっているので。
マキーナルト領では戦士か否かが子供かどうかの境目でもあるし。
けど、冬に入る前のような気がしたけど……
そんな俺の疑問を読み取ったのか、ヴォフォリクが呆れながら説明する。
「冬の前だと冬支度で忙しいだろ。最近、子供の数がかなり増えてきて、そんな忙しい時期に大勢の子供を相手にやってられるかって話しが出たんだ」
「へぇ、俺それ知らない」
「知らないって、覚えてないの間違いだろ。セオ様も子供なんだから、絶対ロイス様から今日の事伝えられてるだろうし」
「え~、でも、ライン兄さんとかも知らなかったけど……」
そこまで言って、俺はあることに気が付く。
「あ、やっぱりロイス父さんたち言い忘れてるよ。ゴタゴタがあったせいで」
「ゴタゴタ? そういえば、さっき、若い娘たちがユリシア様について何か言ってたような」
「そう、それ。それでロイス父さんもアテナ母さんも冷静じゃないっていうか……」
俺はやれやれと肩を竦めた。そして“分身”を二体召喚して、一体を屋敷へ。もう一体をライン兄さんの所へと向かわせる。
「これでライン兄さんとブラウも来ると思うよ」
「そうか。まぁ、最悪ルルネネに転移で連れてきて貰えばいいから、そこら辺はいいんだが」
男性陣三人がガクブルと肩を震わせる。
「子供たちはジッとしてられん。騒ぐ暴れる寝る」
「最低限、作り方などを工夫しているとはいえ、刃物も使う。喧嘩で斬りあいし出した馬鹿も過去にいる」
「あと、魔法を暴発させる子もいるやもしれん。特に幼い子ら」
息ぴったりに説明する三人。仲いいな、こいつら。
「つまり、俺が“分身”で一人一人危険がないように見てやればいいのね? ああ、それと作り方と材料の確認もさせて。あと、作業場も」
「ああ、もちろんだ」
そして俺はヴォフォリクたちと色々確認を行った。
13
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる