252 / 316
収穫祭と訪問客
待機:Harvest festival
しおりを挟む
到頭この日が来てしまった。
「父さん、本当に一週間もいるの?」
「そのつもりだそうだよ」
「うへぇ」
ユリシア姉さんが嫌そうに顔を顰めた。
収穫祭前日。
俺たちは屋敷に滞在する貴族たちを待っていた。
結局、屋敷に滞在するのはルーシー・バールクとその甥のオルドナンツ・オーバック、第二騎士団長のヴィジット・スリオルンとその甥のニューリグリア・スザリオン、ヂュエル・シュークリート、クシフォス・ドゥクス。
そしてクラリス・ビブリオ。
計七人で、事前の予定からニューリグリア・スザリオンが増えただけだった。
そして。
「楽しみだな。ニュー君と遊べるの」
今回ので一番楽しそうなのは、ライン兄さん。
そう、急遽来訪が決まったニューリグリア・スザリオンは、以前王都でできたライン兄さんの友達だ。
魔物や動物が好きなようで、ライン兄さんとシンパシーがあったらしい。物凄く楽しそうにしている。
「ユリシア。分かっていると思うけど、ヂュエル様の事、よろしく頼むわよ。アナタと同じ年なんだから
「うぅ。嫌よ、母さん。あいつ、会うたびに決闘とか挑んでくるのよ! しかも、弱いし」
「そんな顔しない。それとルーシー様についても頼むわ」
嫌悪感むき出しのユリシア姉さん。
ただ、アテナ母さんの口からルーシー様の名を聞いた途端、ユリシア姉さんの顔がパァァッと輝く。
「それは心配しないで、母さん!!」
「……大丈夫かしら」
ルンルンと鼻歌を歌うユリシア姉さんにアテナ母さんは心配の表情をする。俺も内心、心配だ。
だって、絶対ユリシア姉さんが思っているルーシー様と、俺が知っているルーシー様が違うのだ!
ユリシア姉さんがマキーナルト領に引きこもってから、数年。たぶん、ルーシー様の性格やらが大きく変わったのだと思うが。
それを知らないユリシア姉さんが今のルーシー様を見て、どう思うか……
一応、それとなく変わった的なことは俺とライン兄さんの方で伝えたのだが、どうにも嘘だと思われている。
大事にならないことを祈る。
……いや、俺の方が祈れるほどの気分ではない。
ライン兄さんもユリシア姉さんもまだ、いい。楽しそうな相手がいるんだから。
しかしだ、しかし!
俺はあの、うるさくて騒がしくて人の話を全くもって聞かないオルドナンツなのだ。あいつのせいで生誕祭がどれだけ迷惑したか。
しかもだ。
ルーシー様のこともある。
生誕祭でのやらかし。一応、人の目には触れていないが、俺とルーシー様との間で問題はあった。
ルーシー様の今回の訪問は、その詫びも兼ねている。そういう文言のやり取りをしちゃったし。こないだになるまですっかり忘れていたけど。
気が重い。
そんな俺の表情を見て、ロイス父さんが苦笑する。
「まぁ、今日とか、明日とかは基本僕とアテナが案内するから、大丈夫だよ。一週間も滞在されるからさ。たぶん、暇になるだろうし、その相手を頼むってだけ」
「それにここはマキーナルト領よ。歴史的なこともあって、向こうは強く出れないから多少の問題は目を瞑ってくださるわ。そもそも、死之行進の慰労で向こうが来たんですもの」
「だから、まぁ、そんなに気負わなくでいいよ」
「何かあれば、ソフィアとかに相手させるし。どうせ、今年も観光に来る旅人をナンパするだけでしょうし、暇でしょうから」
「え、いや、仮にもラート街自由ギルド支部長だよね?」
そういえば、去年か一昨年に、ナンパに失敗したとか逃げられたとかそんな話を聞いた覚えがあるような、ないような……
まぁ、けど、あれだ。
ソフィアは小人族で、背の高さもライン兄さんに近い。うん、案外仲良くやれそうな気がする。
「それにしても、クラリスさんは兎も角として、六人も屋敷に滞在すること、よく許可したよね」
俺は後ろを振り返る。
もともと、屋敷は俺たち一家が住まうスペースと、ロイス父さんたちの仕事部屋が一緒になって入っている。
あんまり、部屋の余裕はないのだ。
それに、屋敷のすぐ隣にはバトラやマリー、ユナにレモンが住まう小さな二階建ての使用人専用の別棟が隣接している。
ちなみにアランは屋敷の裏にある普通の庭園と、アテナ母さんお手製の異空間式庭園の開発農業エリアに繋がる境目の部分の小屋で暮らしている。
もともと、バトラ達と同じ使用人の別棟で暮らしていたのだが、仕事柄農産物の研究でそのエリアにいることが多くなり、仕事がない日も趣味で土いじりをしていたため、結局そこに自分で小屋を建てて暮らすことになったのだ。
まぁ、何が言いたいかといえば、六人もの貴族を受け入れる余裕など家にはなかったのだ。
貴族なのだから、使用人もそれなりに来る。ロイス父さんが多少、人数制限をしたようだが、一人につき一人から三人ほど来るらしい。
一番多いのは、ルーシー様とヂュエル様だ。三人である。
なので、結局の所、十数人を受け入れる必要があり、それぞれの部屋が必要となった。
なので、結局、
「突貫工事だったけど、どうにかなったわね」
「内装とかも、それなりに頑張ったから大丈夫だと思うよ」
使用人の別棟とは逆方向に豪華な別棟を急遽、増設したのだ。アテナ母さんとロイス父さんの頓珍漢な魔法と能力で。
俺たちが寝ている一夜にして隣に豪華な別棟ができたかと思うと、次の晩には屋敷といい具合の通路で繋がっていた。
それからせっせと、どこからともなく調達してきた質の高いアンティークな家具やら装飾品やらを運び込み、立派な貴族の屋敷みたいな感じになっていた。
ぶっちゃけ、俺らの屋敷よりも豪華だと思う。
「ねぇ、いつものダイニングを潰す必要あった? ほら、一応、ダイニングの直ぐ近くに貴族が来た時用の大きなダイニングルームがあったじゃん」
「大きなって言っても、そんなに入らないわよ。あの部屋。使用人も全員入れるくらいの大きさでないと駄目なのよ」
「そんなもん?」
「そういうものよ」
俺たちがいつも食事をとっていたダイニングは、簡単に言えば家庭的なものだ。だから、貴族を家敷に招いた時用のダイニングルームがあったのだが、いつものダイニングと一緒に潰された。
そして、二つをつなげて大きなダイニングルームとなった。
そしてダイニングと隣接していたリビングはちょっと移動していて、屋敷の一階もかなり改築されていたのだ。
と、ライン兄さんが少し顔を顰める。
「ねぇ、あのダイニングってあのままなの? 落ち着かないんだけど」
「そうね……」
アテナ母さんは考えてなかったわ、と頬に手を当てる。
すると、ロイス父さんが大丈夫だよ、と言う。
「ほら、ちょうどクラリスが来るからさ。アーティファクトを制作を手伝って貰おうと思っているんだよ」
「どういうこと?」
「ほら。ほら、あの増設した別棟も普段使わないでしょ? だから、普段はしまう様な形にしようかと思っているんだよ」
「……うん?」
「どういうこと?」
「どういうことよ?」
ライン兄さんも俺もユリシア姉さんもロイス父さんの言葉に首をかしげる。
全くもって言っている意味が分からない。
ただ、アテナ母さんは分かったようで。
「なるほどね。一階の一部と別棟部分を並離空間にして臨時の時だけ裏返すのね」
「そういうこと」
何がそういうことか分からない。ライン兄さんもユリシア姉さんも首を捻っている。
「ねぇ、俺たちにも分かるように――」
訳が分からないことを言っているロイス父さんとアテナ母さんに、もう少し詳しく聞こうとしたら、
「セオ。それはあとね。来たわよ」
アランとレモンが先導しながら、五つの馬車が現れた。
「父さん、本当に一週間もいるの?」
「そのつもりだそうだよ」
「うへぇ」
ユリシア姉さんが嫌そうに顔を顰めた。
収穫祭前日。
俺たちは屋敷に滞在する貴族たちを待っていた。
結局、屋敷に滞在するのはルーシー・バールクとその甥のオルドナンツ・オーバック、第二騎士団長のヴィジット・スリオルンとその甥のニューリグリア・スザリオン、ヂュエル・シュークリート、クシフォス・ドゥクス。
そしてクラリス・ビブリオ。
計七人で、事前の予定からニューリグリア・スザリオンが増えただけだった。
そして。
「楽しみだな。ニュー君と遊べるの」
今回ので一番楽しそうなのは、ライン兄さん。
そう、急遽来訪が決まったニューリグリア・スザリオンは、以前王都でできたライン兄さんの友達だ。
魔物や動物が好きなようで、ライン兄さんとシンパシーがあったらしい。物凄く楽しそうにしている。
「ユリシア。分かっていると思うけど、ヂュエル様の事、よろしく頼むわよ。アナタと同じ年なんだから
「うぅ。嫌よ、母さん。あいつ、会うたびに決闘とか挑んでくるのよ! しかも、弱いし」
「そんな顔しない。それとルーシー様についても頼むわ」
嫌悪感むき出しのユリシア姉さん。
ただ、アテナ母さんの口からルーシー様の名を聞いた途端、ユリシア姉さんの顔がパァァッと輝く。
「それは心配しないで、母さん!!」
「……大丈夫かしら」
ルンルンと鼻歌を歌うユリシア姉さんにアテナ母さんは心配の表情をする。俺も内心、心配だ。
だって、絶対ユリシア姉さんが思っているルーシー様と、俺が知っているルーシー様が違うのだ!
ユリシア姉さんがマキーナルト領に引きこもってから、数年。たぶん、ルーシー様の性格やらが大きく変わったのだと思うが。
それを知らないユリシア姉さんが今のルーシー様を見て、どう思うか……
一応、それとなく変わった的なことは俺とライン兄さんの方で伝えたのだが、どうにも嘘だと思われている。
大事にならないことを祈る。
……いや、俺の方が祈れるほどの気分ではない。
ライン兄さんもユリシア姉さんもまだ、いい。楽しそうな相手がいるんだから。
しかしだ、しかし!
俺はあの、うるさくて騒がしくて人の話を全くもって聞かないオルドナンツなのだ。あいつのせいで生誕祭がどれだけ迷惑したか。
しかもだ。
ルーシー様のこともある。
生誕祭でのやらかし。一応、人の目には触れていないが、俺とルーシー様との間で問題はあった。
ルーシー様の今回の訪問は、その詫びも兼ねている。そういう文言のやり取りをしちゃったし。こないだになるまですっかり忘れていたけど。
気が重い。
そんな俺の表情を見て、ロイス父さんが苦笑する。
「まぁ、今日とか、明日とかは基本僕とアテナが案内するから、大丈夫だよ。一週間も滞在されるからさ。たぶん、暇になるだろうし、その相手を頼むってだけ」
「それにここはマキーナルト領よ。歴史的なこともあって、向こうは強く出れないから多少の問題は目を瞑ってくださるわ。そもそも、死之行進の慰労で向こうが来たんですもの」
「だから、まぁ、そんなに気負わなくでいいよ」
「何かあれば、ソフィアとかに相手させるし。どうせ、今年も観光に来る旅人をナンパするだけでしょうし、暇でしょうから」
「え、いや、仮にもラート街自由ギルド支部長だよね?」
そういえば、去年か一昨年に、ナンパに失敗したとか逃げられたとかそんな話を聞いた覚えがあるような、ないような……
まぁ、けど、あれだ。
ソフィアは小人族で、背の高さもライン兄さんに近い。うん、案外仲良くやれそうな気がする。
「それにしても、クラリスさんは兎も角として、六人も屋敷に滞在すること、よく許可したよね」
俺は後ろを振り返る。
もともと、屋敷は俺たち一家が住まうスペースと、ロイス父さんたちの仕事部屋が一緒になって入っている。
あんまり、部屋の余裕はないのだ。
それに、屋敷のすぐ隣にはバトラやマリー、ユナにレモンが住まう小さな二階建ての使用人専用の別棟が隣接している。
ちなみにアランは屋敷の裏にある普通の庭園と、アテナ母さんお手製の異空間式庭園の開発農業エリアに繋がる境目の部分の小屋で暮らしている。
もともと、バトラ達と同じ使用人の別棟で暮らしていたのだが、仕事柄農産物の研究でそのエリアにいることが多くなり、仕事がない日も趣味で土いじりをしていたため、結局そこに自分で小屋を建てて暮らすことになったのだ。
まぁ、何が言いたいかといえば、六人もの貴族を受け入れる余裕など家にはなかったのだ。
貴族なのだから、使用人もそれなりに来る。ロイス父さんが多少、人数制限をしたようだが、一人につき一人から三人ほど来るらしい。
一番多いのは、ルーシー様とヂュエル様だ。三人である。
なので、結局の所、十数人を受け入れる必要があり、それぞれの部屋が必要となった。
なので、結局、
「突貫工事だったけど、どうにかなったわね」
「内装とかも、それなりに頑張ったから大丈夫だと思うよ」
使用人の別棟とは逆方向に豪華な別棟を急遽、増設したのだ。アテナ母さんとロイス父さんの頓珍漢な魔法と能力で。
俺たちが寝ている一夜にして隣に豪華な別棟ができたかと思うと、次の晩には屋敷といい具合の通路で繋がっていた。
それからせっせと、どこからともなく調達してきた質の高いアンティークな家具やら装飾品やらを運び込み、立派な貴族の屋敷みたいな感じになっていた。
ぶっちゃけ、俺らの屋敷よりも豪華だと思う。
「ねぇ、いつものダイニングを潰す必要あった? ほら、一応、ダイニングの直ぐ近くに貴族が来た時用の大きなダイニングルームがあったじゃん」
「大きなって言っても、そんなに入らないわよ。あの部屋。使用人も全員入れるくらいの大きさでないと駄目なのよ」
「そんなもん?」
「そういうものよ」
俺たちがいつも食事をとっていたダイニングは、簡単に言えば家庭的なものだ。だから、貴族を家敷に招いた時用のダイニングルームがあったのだが、いつものダイニングと一緒に潰された。
そして、二つをつなげて大きなダイニングルームとなった。
そしてダイニングと隣接していたリビングはちょっと移動していて、屋敷の一階もかなり改築されていたのだ。
と、ライン兄さんが少し顔を顰める。
「ねぇ、あのダイニングってあのままなの? 落ち着かないんだけど」
「そうね……」
アテナ母さんは考えてなかったわ、と頬に手を当てる。
すると、ロイス父さんが大丈夫だよ、と言う。
「ほら、ちょうどクラリスが来るからさ。アーティファクトを制作を手伝って貰おうと思っているんだよ」
「どういうこと?」
「ほら。ほら、あの増設した別棟も普段使わないでしょ? だから、普段はしまう様な形にしようかと思っているんだよ」
「……うん?」
「どういうこと?」
「どういうことよ?」
ライン兄さんも俺もユリシア姉さんもロイス父さんの言葉に首をかしげる。
全くもって言っている意味が分からない。
ただ、アテナ母さんは分かったようで。
「なるほどね。一階の一部と別棟部分を並離空間にして臨時の時だけ裏返すのね」
「そういうこと」
何がそういうことか分からない。ライン兄さんもユリシア姉さんも首を捻っている。
「ねぇ、俺たちにも分かるように――」
訳が分からないことを言っているロイス父さんとアテナ母さんに、もう少し詳しく聞こうとしたら、
「セオ。それはあとね。来たわよ」
アランとレモンが先導しながら、五つの馬車が現れた。
14
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。

【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる