246 / 316
収穫祭と訪問客
ゲームを邪魔されたらキレる。特に対戦してるときは:painting
しおりを挟む
エドガー兄さんが王都に旅立って数日。
昼食を終え、収穫祭で大人たちが忙しく暇なので家が建っているキーナ丘で昼寝をしていた頃。
「アル!!」
「リュネ!!」
「ケン!!」
「ッ!」
アルたちが急に虚空から現れた。
俺は飛び起きる。
「アル! リュネ! ケン!」
俺は落ちてくるアルたちをぎゅっと抱きしめた。一週間近く、アルたちがいなくなったので心配していたのだ。
それから一分近く。
アルたちを存分に抱きしめた後、俺は尋ねる。
「それでアルたちはどこに行ってたの?」
「アルアル」
「リュネ」
「ケンケン」
……うん。教えてくれないか。ロイス父さんやアテナ母さんも教えてくれなかったしな。
理由があるんだろう。
いつも俺にべったりのアルたちが、俺に内緒でどこかに行ったとしても、うん、分かってる。
……ちょっと寂しい気がするが、うん、しょうがない。
「ところで、ミズチやユキは?」
「アルル」
「リューネネ」
「ケン」
なるほど。ミズチはライン兄さんに、ユキはレモンのところに帰ったと。各々、自分たちが一番好きな人に最初に会いたかったと。
嬉しいな。
と、思考が逸れた。
つまり、家に帰ればいるのか。レモンは家で仕事しているらしいし、ライン兄さんは本を読んでいたはずだしな。
昼寝にも飽きたし、帰るか。
Φ
「ただま~」
「……お帰り」
家に帰り、リビングに行けば、ライン兄さんが首にミズチを巻きながら、ソファーで寝っ転がり分厚い本を読んでいた。
返事は返すが、見向きもしない。
まぁ、いつも通りだ。集中しているライン兄さんが返事を返した方がマシと言えよう。
なので、俺も同じだ。
「さて、暇だし進めるか」
“宝物袋”から取り出したるは、どこにでもある木材。両手で持てるくらいの大きさに既に加工してある。
と、
「アルル!」
「リュネ!」
「ケン!」
「あ、こら! それは駄目ッ!」
木とか花とかが大好きすぎるアルたちが勝手にそれを部屋に運ぼうとしたため、慌てて取り上げる。
それからアルたちに今から物を作るから、と伝え、代わりに昼寝している時に飾ったらいいかなと思って摘んだ花を渡す。
「アル! アル!」
「リューネ。リュリュ」
「ケケンッ! ケン!」
その花を受け取ったアルたちは、部屋のどこに飾るかを語り合いだしたので、しばらくは大人しいだろう。
その内にロイス父さんに頼まれていたことを終わらせないとな。
「最初はパチンコを作ってみるか。バネとかもあるだろうし、釘もある」
足りない材料や道具を“宝物袋”から更に取り出し、俺はリビングの一角を使って工具を始める。
風魔術を使いながら、材木をカットしたりする。
……難しいな。
「収穫祭での屋台の遊びだしな。夏祭り的でいいから、賭博要素はある程度外したいよな。っつか、ならパチンコというよりスマートボールの方がいいか。横の方が打ちやすいだろうし、夏祭り感がある」
収穫祭は内輪的な部分が大きい。そして大抵、内輪で大人たちが集まるといえば、酒を飲んで騒ぐだけが多い。
が、ここ最近はようやく出生率も上がり、子供が増えたこともあり、また、外から移住してきた若い人たちも少なからずいる。
そういう人も楽しめるアイデアがないかと言われ、祭り関連で夏祭りとかな遊びをいくつか提案したのだが、思いついたのがそれなりに道具を使うもので、作る時間も人手もないとのこと。
つまり、俺が作れということだ。
まぁ、義手関連もひと段落したし、他にもやるべきことなどはあまりない。ドルック商会に関しても先々月王都に行ったときに、従業員は集めたので、彼らに丸投げしている。
ぶっちゃけ、俺もライン兄さんも開発とかが担当であって、商業戦略とかはあんまり得意じゃないからな。
お飾りの社長みたいなもので、下に丸投げしているのだ。
とはいえ、毎日上がってくる報告書はきちんと読んでいるが。……分身体が。
ほんと、“分身”の能力は本当に助かってる。なんせ、もう一人の自分がいるみたいなもんだからな。単純計算で生きている時間が二倍になるのだ。
とはいえ、デメリットも大きい。魔力消費がかなりでかいのだ。たぶん、常人なら十分発動させるのもかなり苦労するだろう。
しかし、赤ちゃんの頃から魔力訓練はしてきたからな。一応、魔力量だけならアテナ母さんに近いのだ。
ともあれ、
「これでいいかな?」
風魔法や“細工術”、あとは金槌などと言った工具を使ってトンカントンカンすること、数十分。
小学生の図工で作った感じのスマートボールが完成した。
「急いで作ったから、ところどころ雑だけど、まぁ味があっていいか。あ、けど、このままだと、面白くないかも」
完成したスマートボールを見下ろして、そう感じる。手作り感はいいとしても、木目とかがガッツリ見えているんだよな。
普通は宇宙とか動物の絵とかが描いてあるし、そっちの方がなんかワクワクするんだよな。恐竜の絵とか描いてあって、ティラノサウルスの口の中にボールが入ると楽しいし。
得点とかも描かないといけないし……
そう思って、俺はチラリと本を読んでいるライン兄さんを見やる。
「む。まだ、時間がかかりそうだな……」
ライン兄さんは本読むの邪魔すると、ものすごく不機嫌になって手が付けれられない状態になるからな。
特に、ソファーとかベッドとかに寝っ転がって読んでいるときはものすごくリラックスして、自分の世界に入り込んでいる時だし。
駄目だな、と思ったとき、
「あら、アンタ。帰ってきてたの?」
「えお!」
「あ、ユリシア姉さんにブラウ」
ブラウを抱っこしていたユリシア姉さんが現れた。二階のユリシア姉さんの自室で遊んでいて、飽きたから降りてきたのだろう。気配で、二階にいたのは知っていたし。
ここ最近、ユリシア姉さんはブラウを自分の持ち物と言わんばかりに、常に一緒にいるんだよね。
昔、自分が持っていたぬいぐるみとかで遊んだり、週二ほどで行うアダド森林の魔物間引きとかで稼いだお金を使って赤ちゃん用の洋服を買って着せ替え遊びをしている。
まぁ、俺もライン兄さんも弟だったからな。
妹ができてそりゃあ、嬉しいのだろう。最初はあんまり妹して実感が湧かなかったらしいが。
ユリシア姉さんに言わせれば赤ちゃんだと、男も女も大して変わんないんだと。一歳を超えたあたりから、違いがでるとか。
正直、分からん。
「それで、アンタ。何してんのよ」
「あ~う?」
「あ、ブラウ。それは危ないから、めっ! だよ」
「めっ……?」
「そうそう、めっ!」
ブラウが床に散らばっていた木材の切れ端や釘を手に取ろうとしたので、駄目と伝えて、俺はブラウが触って怪我しそうな物を“宝物袋”にしまっていく。
それから無視したせいで少し不機嫌になっているユリシア姉さんの質問に答える。
「スマートボールだよ」
「スマートボール?」
「お~る?」
ユリシア姉さんとブラウが首をかしげる。
「ほら、ロイス父さんから屋台で出す遊びを考えてって言われてさ」
「ああ、そういえばそうだったわね。今年は去年の死之行進の慰労もあって、商人とか貴族とかもたくさん来るらしいし、宣伝もしたらしいから王都からも旅人がそれなりに来るんだったわね」
「え、何それ。俺、そこまで聞いてないんだけど」
何、慰労って。凄く面倒くさそうな名前なんだけど。
ってか、慰労って身内感でやるなら楽しんだけど、外部の人が付き合いでやると大抵つまらなくて、面倒なものになるからな……
そんな表情を読み取ったのか、ユリシア姉さんは頷く。
「アンタが産まれる前に一度、死之行進の慰労って言ってそれなりの貴族が押し寄せて来たけど、面倒そうだったわよ。ほら、死之行進の慰労とかじゃないと、貴族って家に来れないし。だから、父さんたちが疲れていたわ」
「だよね」
「ええ。けど、まぁ私たちには関係ないわ。そうのは父さんたちに押し付ければいいのよ!」
「いいおよ!」
ユリシア姉さんがドヤ顔でそういえば、ブラウがキャッキャと真似をする。
そして、
「残念ながら、それは無理だね」
ちょうど先ほど、帰ってきたロイス父さんが首を横に振った。手には三枚の手紙を持っていた。
……嫌な予感しかしない。
昼食を終え、収穫祭で大人たちが忙しく暇なので家が建っているキーナ丘で昼寝をしていた頃。
「アル!!」
「リュネ!!」
「ケン!!」
「ッ!」
アルたちが急に虚空から現れた。
俺は飛び起きる。
「アル! リュネ! ケン!」
俺は落ちてくるアルたちをぎゅっと抱きしめた。一週間近く、アルたちがいなくなったので心配していたのだ。
それから一分近く。
アルたちを存分に抱きしめた後、俺は尋ねる。
「それでアルたちはどこに行ってたの?」
「アルアル」
「リュネ」
「ケンケン」
……うん。教えてくれないか。ロイス父さんやアテナ母さんも教えてくれなかったしな。
理由があるんだろう。
いつも俺にべったりのアルたちが、俺に内緒でどこかに行ったとしても、うん、分かってる。
……ちょっと寂しい気がするが、うん、しょうがない。
「ところで、ミズチやユキは?」
「アルル」
「リューネネ」
「ケン」
なるほど。ミズチはライン兄さんに、ユキはレモンのところに帰ったと。各々、自分たちが一番好きな人に最初に会いたかったと。
嬉しいな。
と、思考が逸れた。
つまり、家に帰ればいるのか。レモンは家で仕事しているらしいし、ライン兄さんは本を読んでいたはずだしな。
昼寝にも飽きたし、帰るか。
Φ
「ただま~」
「……お帰り」
家に帰り、リビングに行けば、ライン兄さんが首にミズチを巻きながら、ソファーで寝っ転がり分厚い本を読んでいた。
返事は返すが、見向きもしない。
まぁ、いつも通りだ。集中しているライン兄さんが返事を返した方がマシと言えよう。
なので、俺も同じだ。
「さて、暇だし進めるか」
“宝物袋”から取り出したるは、どこにでもある木材。両手で持てるくらいの大きさに既に加工してある。
と、
「アルル!」
「リュネ!」
「ケン!」
「あ、こら! それは駄目ッ!」
木とか花とかが大好きすぎるアルたちが勝手にそれを部屋に運ぼうとしたため、慌てて取り上げる。
それからアルたちに今から物を作るから、と伝え、代わりに昼寝している時に飾ったらいいかなと思って摘んだ花を渡す。
「アル! アル!」
「リューネ。リュリュ」
「ケケンッ! ケン!」
その花を受け取ったアルたちは、部屋のどこに飾るかを語り合いだしたので、しばらくは大人しいだろう。
その内にロイス父さんに頼まれていたことを終わらせないとな。
「最初はパチンコを作ってみるか。バネとかもあるだろうし、釘もある」
足りない材料や道具を“宝物袋”から更に取り出し、俺はリビングの一角を使って工具を始める。
風魔術を使いながら、材木をカットしたりする。
……難しいな。
「収穫祭での屋台の遊びだしな。夏祭り的でいいから、賭博要素はある程度外したいよな。っつか、ならパチンコというよりスマートボールの方がいいか。横の方が打ちやすいだろうし、夏祭り感がある」
収穫祭は内輪的な部分が大きい。そして大抵、内輪で大人たちが集まるといえば、酒を飲んで騒ぐだけが多い。
が、ここ最近はようやく出生率も上がり、子供が増えたこともあり、また、外から移住してきた若い人たちも少なからずいる。
そういう人も楽しめるアイデアがないかと言われ、祭り関連で夏祭りとかな遊びをいくつか提案したのだが、思いついたのがそれなりに道具を使うもので、作る時間も人手もないとのこと。
つまり、俺が作れということだ。
まぁ、義手関連もひと段落したし、他にもやるべきことなどはあまりない。ドルック商会に関しても先々月王都に行ったときに、従業員は集めたので、彼らに丸投げしている。
ぶっちゃけ、俺もライン兄さんも開発とかが担当であって、商業戦略とかはあんまり得意じゃないからな。
お飾りの社長みたいなもので、下に丸投げしているのだ。
とはいえ、毎日上がってくる報告書はきちんと読んでいるが。……分身体が。
ほんと、“分身”の能力は本当に助かってる。なんせ、もう一人の自分がいるみたいなもんだからな。単純計算で生きている時間が二倍になるのだ。
とはいえ、デメリットも大きい。魔力消費がかなりでかいのだ。たぶん、常人なら十分発動させるのもかなり苦労するだろう。
しかし、赤ちゃんの頃から魔力訓練はしてきたからな。一応、魔力量だけならアテナ母さんに近いのだ。
ともあれ、
「これでいいかな?」
風魔法や“細工術”、あとは金槌などと言った工具を使ってトンカントンカンすること、数十分。
小学生の図工で作った感じのスマートボールが完成した。
「急いで作ったから、ところどころ雑だけど、まぁ味があっていいか。あ、けど、このままだと、面白くないかも」
完成したスマートボールを見下ろして、そう感じる。手作り感はいいとしても、木目とかがガッツリ見えているんだよな。
普通は宇宙とか動物の絵とかが描いてあるし、そっちの方がなんかワクワクするんだよな。恐竜の絵とか描いてあって、ティラノサウルスの口の中にボールが入ると楽しいし。
得点とかも描かないといけないし……
そう思って、俺はチラリと本を読んでいるライン兄さんを見やる。
「む。まだ、時間がかかりそうだな……」
ライン兄さんは本読むの邪魔すると、ものすごく不機嫌になって手が付けれられない状態になるからな。
特に、ソファーとかベッドとかに寝っ転がって読んでいるときはものすごくリラックスして、自分の世界に入り込んでいる時だし。
駄目だな、と思ったとき、
「あら、アンタ。帰ってきてたの?」
「えお!」
「あ、ユリシア姉さんにブラウ」
ブラウを抱っこしていたユリシア姉さんが現れた。二階のユリシア姉さんの自室で遊んでいて、飽きたから降りてきたのだろう。気配で、二階にいたのは知っていたし。
ここ最近、ユリシア姉さんはブラウを自分の持ち物と言わんばかりに、常に一緒にいるんだよね。
昔、自分が持っていたぬいぐるみとかで遊んだり、週二ほどで行うアダド森林の魔物間引きとかで稼いだお金を使って赤ちゃん用の洋服を買って着せ替え遊びをしている。
まぁ、俺もライン兄さんも弟だったからな。
妹ができてそりゃあ、嬉しいのだろう。最初はあんまり妹して実感が湧かなかったらしいが。
ユリシア姉さんに言わせれば赤ちゃんだと、男も女も大して変わんないんだと。一歳を超えたあたりから、違いがでるとか。
正直、分からん。
「それで、アンタ。何してんのよ」
「あ~う?」
「あ、ブラウ。それは危ないから、めっ! だよ」
「めっ……?」
「そうそう、めっ!」
ブラウが床に散らばっていた木材の切れ端や釘を手に取ろうとしたので、駄目と伝えて、俺はブラウが触って怪我しそうな物を“宝物袋”にしまっていく。
それから無視したせいで少し不機嫌になっているユリシア姉さんの質問に答える。
「スマートボールだよ」
「スマートボール?」
「お~る?」
ユリシア姉さんとブラウが首をかしげる。
「ほら、ロイス父さんから屋台で出す遊びを考えてって言われてさ」
「ああ、そういえばそうだったわね。今年は去年の死之行進の慰労もあって、商人とか貴族とかもたくさん来るらしいし、宣伝もしたらしいから王都からも旅人がそれなりに来るんだったわね」
「え、何それ。俺、そこまで聞いてないんだけど」
何、慰労って。凄く面倒くさそうな名前なんだけど。
ってか、慰労って身内感でやるなら楽しんだけど、外部の人が付き合いでやると大抵つまらなくて、面倒なものになるからな……
そんな表情を読み取ったのか、ユリシア姉さんは頷く。
「アンタが産まれる前に一度、死之行進の慰労って言ってそれなりの貴族が押し寄せて来たけど、面倒そうだったわよ。ほら、死之行進の慰労とかじゃないと、貴族って家に来れないし。だから、父さんたちが疲れていたわ」
「だよね」
「ええ。けど、まぁ私たちには関係ないわ。そうのは父さんたちに押し付ければいいのよ!」
「いいおよ!」
ユリシア姉さんがドヤ顔でそういえば、ブラウがキャッキャと真似をする。
そして、
「残念ながら、それは無理だね」
ちょうど先ほど、帰ってきたロイス父さんが首を横に振った。手には三枚の手紙を持っていた。
……嫌な予感しかしない。
14
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。

積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

ようこそ異世界へ!うっかりから始まる異世界転生物語
Eunoi
ファンタジー
本来12人が異世界転生だったはずが、神様のうっかりで異世界転生に巻き込まれた主人公。
チート能力をもらえるかと思いきや、予定外だったため、チート能力なし。
その代わりに公爵家子息として異世界転生するも、まさかの没落→島流し。
さぁ、どん底から這い上がろうか
そして、少年は流刑地より、王政が当たり前の国家の中で、民主主義国家を樹立することとなる。
少年は英雄への道を歩き始めるのだった。
※第4章に入る前に、各話の改定作業に入りますので、ご了承ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる