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収穫祭と訪問客
揃って食べる昼食:a funeral
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まず、雨が止んだ。
次に大空を舞っていた龍が弾け、白雨となって数秒、降り注いだ。
小麦畑などに降り注いだそれを受け止めた水の膜はうねり収束して空へと舞い上がり、一つのアダド森林の奥へとつながる天空の川となる。
川の始まり、源頭はシトゥラさんが眠る水の棺だ。足元から徐々に広い川が宙を泳ぎ、空に向かって流れているのだ。上から下へ流れる通常の物理法則は無視しているらしい。
そして天翔ける川から水しぶきが散り、その周囲におぼろげな虹がかかる。昔何かで読んだ霓という奴だろう。
また、一番高いところにまで昇った太陽が、その霓をさらに煌めかせていた。
「セオ。食事にしようか」
「食事? これから何もないの?」
「あるけれども、僕たちの香流しは最後の方なんだよ」
そういったロイス父さんがチラリとシトゥラさんが眠る水の棺を見やれば、いつの間にか喪服を着た人たちが行列を作っていた。
そして彼らは次々に火が灯された灯篭のようなものを水の棺から伸びる天翔ける川へと流していた。
灯籠のようなものは川を流れて空へと舞い上がり、アダド森林の奥へと消えていった。
「あ~う! あー!」
「あ~、はいはい。後で渡すからね?」
「あ~う! あ~う!」
ずっと騒がず泣かずじっとしていたブラウが突如、手を伸ばしながら暴れる。
アテナ母さんは暴れるブラウを上手く扱いながら、合羽を脱がし、濡れた服を脱がして、新しい服を着させていた。
どうやら、薄い結界をまとわせていたらしく、ブラウは雨には濡れていなかった。まぁ、流石に一歳なったばかりの赤ん坊を長時間雨に濡らすのもあれだしな。
「あ~! あ~れ!!」
と、新しい服を着たブラウはそれでも暴れ、手を伸ばす。その方向を見やれば、天翔ける川を流れる灯篭のような物を追っているのが分かった。
アテナ母さんは、暴れるブラウをしっかり抱きしめながら目を丸くした。
「珍しいわね……仕方ないわ、レモン。匂いがついちゃうけれど、清魔香蝋、ブラウに渡してあげて」
「いいのですか?」
「まぁ、今日の服は雑巾にでもするわ」
「分かりました」
レモンは頷き、傍らにおいていた皮の鞄から鉄の小さな箱を取り出した。
「セオ様。嫌な匂いではないと思いますが、無理でしたら言ってください」
「うん?」
俺は首をかしげる。
ただ、レモンはそれを頷きと受け取ったのか、鉄の小さな箱を開けた。
同時に、
「……なにこれ?」
なんとも言えない匂いが広がった。
上品な樹皮の匂いというべきか、まぁ、いい匂いであるのは確かだ。ただ、なんというか、こうちょっとした不気味感があるような。それにどこか、見知った魔力が込められている気がするんだよな……
俺が首を不振に思っていると、レモンが鉄の小さな箱からキャンドルのような蝋を固めた物を取り出す。
「清魔香蝋よ」
「あ~う!」
レモンからその蝋を固めたものを受け取り、ブラウに渡したアテナ母さんが、教えてくれる。
「聖樹や霊樹……まぁ、主に妖精が宿る樹木の香を蝋に固めたものよ。魔除けだったり、浄化だったり、色々ね。ただ、理由は省くけど込められた魔力の質が濃いから、匂いが落ちにくいのよね。これは、エウ様の樹皮を香としたものだから、一度服に匂いがつくと落ちないわね」
「……くれたの?」
なるほど。だから雑巾にするって言ってたのか。確かに、しつこくはないけど、自分の服に鼻を近づければ、匂いがかなりするし。
それにしてもエウのなんだ。神霊であるエウの御神木、トリートエウを削らせてくれたんだ。普通、そう削ることはできないと思うけど。
「ええ。エウ様とシトゥラさんは生前仲がよかったしね。今、流れている全てがそうよ。聖雪鳥の羽毛で薄く編んだ籠の中に入っているわ」
「……そうなんだ」
喪服を着た人たちが次々に灯籠のようなもの――火が灯った清魔香蝋が入った籠を流していた。香流しだ。
全員が一つ一つ流していているから、数千は余裕で超えるだろう。
その分の樹皮をエウは惜しげもなくあげたんだ。
「けど、固まって良かったわ。夜の間に固まるかどうかは分からなかったし」
「ええ。エウ様が夜中近くに急に現れて、大量の樹皮を置いてった時はどうしようかと思いましたけれども」
「へぇー」
俺が寝ている間にエウが来たんだ。
「じゃあ、みんな、寝てないの?」
「そうね。大人たちは寝てないわよ。服の準備だったり、清魔香蝋を作ったり。幸い、聖雪鳥の籠は作ってあったから、その手間は省けたわね」
「ああ、今年は空灯籠する予定だったもんね」
「そうよ」
空灯籠はいわば、スカイランタン。聖雪鳥の羽で薄く編んだ灯籠を気球のように空にあげるのだ。
聖雪鳥が沢山取れた冬の翌年の収穫祭の最後にやる行事なんだそうだ。死之行進の影響もあってか、聖雪鳥が多く獲れたからな。
それにしても、やっぱり知らないことが多いな。
昨夜だって、早めに寝てしまったから、今日のことについてもなんも聞いていないんだよな。
駄目だな……
そう思ったとき。
「準備できたから、食べようか」
いつの間にか昼食の準備をしていたロイス父さんがそういった。
ロイス父さんの後ろを見やれば、大きな布が下に敷かれていて、その上にいくつかのピクニックケースが並べられ、中にはバケットのサンドイッチが沢山入っていた。
飲み物も並べられており、また、日よけのパラソルまで立てられていて、どこに持っていたのか不思議になる。まぁ、異空間か何かにしまっていたのだろうが。
「そうね。ブラウ。一度、それを置きましょう?」
「う? ……うぅ!」
「もう、しょうがないわね」
清魔香蝋を大事そうに抱きしめていたブラウは、清魔香蝋を取ろうとするアテナ母さんを睨み、アテナ母さんは困ったように眉を曲げながら溜息を吐く。
清魔香蝋を抱きしめたままのブラウを抱き上げ、靴を脱いでロイス父さんが敷いた布に座った。
レモンも靴を脱いで布へ座り、俺もそれに倣って座る。
また、それと同時に、
「昼食の時間よね!」
「ゆ、ユリ姉。う、動けないんだけど!」
「……ユナ。降ろすぞ」
「はひぃ!」
「ありがとう、あなた」
「どういたしまして」
ユリシア姉さんたちが空中を蹴って、城壁の上まで上がってきた。
ぐ~とおなかを鳴らしながらユリシア姉さんは、背負っていたライン兄さんを放り投げる。放り出されたライン兄さんは着地に失敗し、雨で濡れた影響もあるのか足を攣ったらしく、倒れた。
そんなライン兄さんに呆れながら、エドガー兄さんはお姫様抱っこしていたユナをそっと降ろす。
ユナはちょっと顔を赤らめながら、慌てた様子でエドガー兄さんから離れる。もうすぐ十二歳を迎えるエドガー兄さんの身長は、すでにユナに並ぶくらい。しかも、かなりのイケメンだからな。
見慣れているユナでも、さすがにお姫様抱っこは心臓に悪いのだろう。
また、同じくバトラ爺もお姫様抱っこしていたマリーさんを、ガラス細工を扱うがごとくそっと降ろす。いつも愛想笑いすらしない無表情のはずのマリーさんが少女のごとく微笑んでいた。
「全員集まったね」
そして各々が靴を脱ぎ、布に座った。ライン兄さんはいまだに足を攣っていたため、寝ていたが。エドガー兄さんが苦手な回復魔法で痛みを和らげていた。
そんな様子を見やりながら、ロイス父さんがそう言った。
俺は首をかしげる。
「アランは?」
「アランは、こっちには来ないよ。あと、他の文官たちも各々でやっているよ。まだ、仕事は沢山あるしね」
「そうなんだ」
「まぁ、僕たちも昼食が食べ終わったら、香流しの順番が来るまで色々仕事をするけれど」
「ふぅん」
俺が納得したのが分かったのか、微笑んだロイス父さんはもう一度みんなを見渡す。
「じゃあ、昨夜から皆お疲れ。まだまだ、やることは一杯あるけれども、今は食べようか」
そう手短に言ったロイス父さんは、手を合わせる。
「いただきます」
『いただきます』
俺たちは復唱し、昼食を食べ始めた。
次に大空を舞っていた龍が弾け、白雨となって数秒、降り注いだ。
小麦畑などに降り注いだそれを受け止めた水の膜はうねり収束して空へと舞い上がり、一つのアダド森林の奥へとつながる天空の川となる。
川の始まり、源頭はシトゥラさんが眠る水の棺だ。足元から徐々に広い川が宙を泳ぎ、空に向かって流れているのだ。上から下へ流れる通常の物理法則は無視しているらしい。
そして天翔ける川から水しぶきが散り、その周囲におぼろげな虹がかかる。昔何かで読んだ霓という奴だろう。
また、一番高いところにまで昇った太陽が、その霓をさらに煌めかせていた。
「セオ。食事にしようか」
「食事? これから何もないの?」
「あるけれども、僕たちの香流しは最後の方なんだよ」
そういったロイス父さんがチラリとシトゥラさんが眠る水の棺を見やれば、いつの間にか喪服を着た人たちが行列を作っていた。
そして彼らは次々に火が灯された灯篭のようなものを水の棺から伸びる天翔ける川へと流していた。
灯籠のようなものは川を流れて空へと舞い上がり、アダド森林の奥へと消えていった。
「あ~う! あー!」
「あ~、はいはい。後で渡すからね?」
「あ~う! あ~う!」
ずっと騒がず泣かずじっとしていたブラウが突如、手を伸ばしながら暴れる。
アテナ母さんは暴れるブラウを上手く扱いながら、合羽を脱がし、濡れた服を脱がして、新しい服を着させていた。
どうやら、薄い結界をまとわせていたらしく、ブラウは雨には濡れていなかった。まぁ、流石に一歳なったばかりの赤ん坊を長時間雨に濡らすのもあれだしな。
「あ~! あ~れ!!」
と、新しい服を着たブラウはそれでも暴れ、手を伸ばす。その方向を見やれば、天翔ける川を流れる灯篭のような物を追っているのが分かった。
アテナ母さんは、暴れるブラウをしっかり抱きしめながら目を丸くした。
「珍しいわね……仕方ないわ、レモン。匂いがついちゃうけれど、清魔香蝋、ブラウに渡してあげて」
「いいのですか?」
「まぁ、今日の服は雑巾にでもするわ」
「分かりました」
レモンは頷き、傍らにおいていた皮の鞄から鉄の小さな箱を取り出した。
「セオ様。嫌な匂いではないと思いますが、無理でしたら言ってください」
「うん?」
俺は首をかしげる。
ただ、レモンはそれを頷きと受け取ったのか、鉄の小さな箱を開けた。
同時に、
「……なにこれ?」
なんとも言えない匂いが広がった。
上品な樹皮の匂いというべきか、まぁ、いい匂いであるのは確かだ。ただ、なんというか、こうちょっとした不気味感があるような。それにどこか、見知った魔力が込められている気がするんだよな……
俺が首を不振に思っていると、レモンが鉄の小さな箱からキャンドルのような蝋を固めた物を取り出す。
「清魔香蝋よ」
「あ~う!」
レモンからその蝋を固めたものを受け取り、ブラウに渡したアテナ母さんが、教えてくれる。
「聖樹や霊樹……まぁ、主に妖精が宿る樹木の香を蝋に固めたものよ。魔除けだったり、浄化だったり、色々ね。ただ、理由は省くけど込められた魔力の質が濃いから、匂いが落ちにくいのよね。これは、エウ様の樹皮を香としたものだから、一度服に匂いがつくと落ちないわね」
「……くれたの?」
なるほど。だから雑巾にするって言ってたのか。確かに、しつこくはないけど、自分の服に鼻を近づければ、匂いがかなりするし。
それにしてもエウのなんだ。神霊であるエウの御神木、トリートエウを削らせてくれたんだ。普通、そう削ることはできないと思うけど。
「ええ。エウ様とシトゥラさんは生前仲がよかったしね。今、流れている全てがそうよ。聖雪鳥の羽毛で薄く編んだ籠の中に入っているわ」
「……そうなんだ」
喪服を着た人たちが次々に灯籠のようなもの――火が灯った清魔香蝋が入った籠を流していた。香流しだ。
全員が一つ一つ流していているから、数千は余裕で超えるだろう。
その分の樹皮をエウは惜しげもなくあげたんだ。
「けど、固まって良かったわ。夜の間に固まるかどうかは分からなかったし」
「ええ。エウ様が夜中近くに急に現れて、大量の樹皮を置いてった時はどうしようかと思いましたけれども」
「へぇー」
俺が寝ている間にエウが来たんだ。
「じゃあ、みんな、寝てないの?」
「そうね。大人たちは寝てないわよ。服の準備だったり、清魔香蝋を作ったり。幸い、聖雪鳥の籠は作ってあったから、その手間は省けたわね」
「ああ、今年は空灯籠する予定だったもんね」
「そうよ」
空灯籠はいわば、スカイランタン。聖雪鳥の羽で薄く編んだ灯籠を気球のように空にあげるのだ。
聖雪鳥が沢山取れた冬の翌年の収穫祭の最後にやる行事なんだそうだ。死之行進の影響もあってか、聖雪鳥が多く獲れたからな。
それにしても、やっぱり知らないことが多いな。
昨夜だって、早めに寝てしまったから、今日のことについてもなんも聞いていないんだよな。
駄目だな……
そう思ったとき。
「準備できたから、食べようか」
いつの間にか昼食の準備をしていたロイス父さんがそういった。
ロイス父さんの後ろを見やれば、大きな布が下に敷かれていて、その上にいくつかのピクニックケースが並べられ、中にはバケットのサンドイッチが沢山入っていた。
飲み物も並べられており、また、日よけのパラソルまで立てられていて、どこに持っていたのか不思議になる。まぁ、異空間か何かにしまっていたのだろうが。
「そうね。ブラウ。一度、それを置きましょう?」
「う? ……うぅ!」
「もう、しょうがないわね」
清魔香蝋を大事そうに抱きしめていたブラウは、清魔香蝋を取ろうとするアテナ母さんを睨み、アテナ母さんは困ったように眉を曲げながら溜息を吐く。
清魔香蝋を抱きしめたままのブラウを抱き上げ、靴を脱いでロイス父さんが敷いた布に座った。
レモンも靴を脱いで布へ座り、俺もそれに倣って座る。
また、それと同時に、
「昼食の時間よね!」
「ゆ、ユリ姉。う、動けないんだけど!」
「……ユナ。降ろすぞ」
「はひぃ!」
「ありがとう、あなた」
「どういたしまして」
ユリシア姉さんたちが空中を蹴って、城壁の上まで上がってきた。
ぐ~とおなかを鳴らしながらユリシア姉さんは、背負っていたライン兄さんを放り投げる。放り出されたライン兄さんは着地に失敗し、雨で濡れた影響もあるのか足を攣ったらしく、倒れた。
そんなライン兄さんに呆れながら、エドガー兄さんはお姫様抱っこしていたユナをそっと降ろす。
ユナはちょっと顔を赤らめながら、慌てた様子でエドガー兄さんから離れる。もうすぐ十二歳を迎えるエドガー兄さんの身長は、すでにユナに並ぶくらい。しかも、かなりのイケメンだからな。
見慣れているユナでも、さすがにお姫様抱っこは心臓に悪いのだろう。
また、同じくバトラ爺もお姫様抱っこしていたマリーさんを、ガラス細工を扱うがごとくそっと降ろす。いつも愛想笑いすらしない無表情のはずのマリーさんが少女のごとく微笑んでいた。
「全員集まったね」
そして各々が靴を脱ぎ、布に座った。ライン兄さんはいまだに足を攣っていたため、寝ていたが。エドガー兄さんが苦手な回復魔法で痛みを和らげていた。
そんな様子を見やりながら、ロイス父さんがそう言った。
俺は首をかしげる。
「アランは?」
「アランは、こっちには来ないよ。あと、他の文官たちも各々でやっているよ。まだ、仕事は沢山あるしね」
「そうなんだ」
「まぁ、僕たちも昼食が食べ終わったら、香流しの順番が来るまで色々仕事をするけれど」
「ふぅん」
俺が納得したのが分かったのか、微笑んだロイス父さんはもう一度みんなを見渡す。
「じゃあ、昨夜から皆お疲れ。まだまだ、やることは一杯あるけれども、今は食べようか」
そう手短に言ったロイス父さんは、手を合わせる。
「いただきます」
『いただきます』
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