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王都邂逅
小さな支えが人の欠片となる:fourth encounter
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「お祖父ちゃん!?」
「お祖母ちゃん!?」
ロイス父さんの紹介を聞いて、俺とライン兄さんは驚く。トーンさんとレミファさんに確認の視線を向ければ、二人は恥ずかしそうに頷く。
ただ、それも一瞬。
トーンさんもレミファさんも真剣な表情でロイス父さんを見やった。
ロイス父さんはチラリと俺とライン兄さんを見て、それからトーンさんとレミファさんに視線を戻し、確かに頷く。
……どういうこと?
そう思ったら、トーンさんが先ほどの好々爺然とした声音ではなく、こう静かに諭すような声音を発する。
「驚かせたところ申し訳ないが、私たちは本当の祖父母ではない。あの子の本当の祖父母は、既に遠いところにいっている」
「……亡くなったんですか?」
ライン兄さんが神妙な表情で問い返す。俺も同じような表情を向ける。
それにトーンさんとレミファさんが若干目を見開く。ロイス父さんが淡く微笑みながらトーンさんたちに言う。
「大丈夫です。この子たちは本当に聡い子です。だから、トーンさんたちの口から話してください」
「……そうか。アテナに似たんだな」
「……そうね。あの子も強く賢かったもの」
トーンさんとレミファさんが眩しそうに目を細めて、声を震わせる。深呼吸をする。
「幼い頃にな、アテナの両親は事件……いや事故で、あの子は両親を目の前で失ったのだ」
「それでアテナの両親と友人関係にあった私たちが引き取ったのよ」
簡潔に、それでいて少しばかり不穏な言葉もあった。
俺はロイス父さんを見やる。ロイス父さんはしっかりと俺の視線を捉え、逸らさない。
……
「だから、本当のお祖父ちゃんお祖母ちゃんではないんだ」
「それにあの子は十一歳になった時に、この家を飛び出して行ってしまったわ」
ごめんなさいね、と言わんばかりにトーンさんとレミファさんは目を伏せる。
……先ほどまでのトーンさんたちのあれは空元気だったのかもしれない。
そう思うほどに、静かだった。年相応の寂しさがあった。
だけど、うん。似合わない。
初対面で会ったばっかりだけど、そういう寂しさはトーンさんとレミファさんには似合わないと思った。
それはライン兄さんも同様だったらしい。
「……僕は母さんじゃないから、本当のところは、分からない」
「けど、俺たちにとってはたぶん、トーンお祖父ちゃんもレミファお祖母ちゃんも確かなお祖父ちゃんでお祖母ちゃんだと思う……よ」
俺の言葉にライン兄さんは力強く頷く。
断言はできない。
力強く頷いたライン兄さんは、いやライン兄さんだけじゃなくて、ロイス父さんもアテナ母さんもエドガー兄さんやユリシア姉さん……彼らは断言できるかもしれない。
けど、俺は違う。曖昧になってしまう。
それは俺がそうであるように、俺自身が未だに全てを信じきれていないところもあるから。『本当の』。その言葉に少しだけ囚われている気もするから。
だけど、
「ありがとう、トーンお祖父ちゃん、レミファお祖母ちゃん」
温かい言葉。温かい人たちに囲まれたそれは確かだと信じられる。
その温かさを作ってくれているのは、ロイス父さんであり、そしてアテナ母さんだ。
ロイス父さんが大切な人たちだと言ったのだ。ならば、アテナ母さんにとっても大切に違いない。
なら、そんなアテナ母さんの一部を支えているのは、トーンお祖父ちゃんでありレミファお祖母ちゃんとの時間だ。二人の想いのはずだ。
そんな意図が伝わったわけではないだろう。
唐突に俺が「ありがとう」と言って、驚いたのだろう。目を大きく見開いたし。
けど、
「……ああ。ああ。どういたしまして」
「……ええ。ええ。こちらこそ、ありがとう」
トーンお祖父ちゃんもレミファお祖母ちゃんも涙ぐんだ。
Φ
「じゃあ、貴位の言祝の時に流れてたオルガンって」
「そうだ。私が弾いていたんだ。セオが出ると知っていたからな。オリバー国王陛下とアイラ王女殿下に頼み込んで、ねじ込んでもらったのだ」
「頼み込むって……」
俺は微妙な表情をトーンお祖父ちゃんに向ける。
「それなりに融通が効くのだ。王室名誉楽師というものは」
わははっ、と大したことがないようにトーンお祖父ちゃんは笑う。テノールさんがツッコむ。
「それなりではありませんよ。王室……いえ、国王陛下のためだけに音を鳴らすのが王室名誉楽師です。下手な貴族よりも国王陛下に影響を与えるのですよ」
ロイス父さんが調整に苦労していたといのはこういうことか。あと、生誕祭や昨日の貴族との関わりでアテナ母さんとトーンお祖父ちゃんたちのつながりを聞かなかったのもこういうことらしい。
つまるところ、カンツォーネ家とマキーナルト家に深い繋がりがあることが露見するのは、あまりよろしくないのだろう。
「そんなに影響力あるわけないだろ。ただただ先々代の頃からずっと仕えていて、たまたまオリバー国王陛下のお目にかなっただけ。大したことではない」
「……もう」
テノールさんは呆れたように溜息を吐いた。
それから、リビングの方でライン兄さんに愛用のヴァイオリンを触らせているレミファお祖母ちゃんを見やり、俺に視線を向ける。
「セオドラー様、くれぐれも注意してください。旦那様も奥様も適当な事しかいいません。己を過小評価しまくりです。真に受けないでくださいませ」
「はい、ありがとうございます」
俺はしっかりと頷く。
と、
「あら、やっぱり大きいわね。子供用のヴァイオリンが無かったかしら……」
ライン兄さんがレミファお祖母ちゃんの愛用のヴァイオリンを弾こうとしたらしい。しかし、流石に大人用は大きすぎたようだ。
ヴァイオリンが弾けるとうきうきしていたライン兄さんが、構えるのに悪戦苦闘しているのを見て、レミファお祖母ちゃんが哀しそうにぼやいたのだ。
そしたら、
「奥様、第二音楽室の準備を終えました」
「アルト?」
金髪のメイド――アルトさんがレモンと一緒に現れた。
トーンお祖父ちゃんが首を傾げる。
「私たち、そんな指示をしていないぞ?」
「はい。しかし、どうせお孫様たちに楽器を弾かせるのでしょう? パイプオルガン以外の大抵のものは第二音楽室に保管されていますし、酷く高価なものもありません」
パイプオルガンがあるの!?
ぶっちゃけ、大きな教会か、大きな貴族と王宮にしかないかと思ってたんだけど。だって、パイプオルガンだよ!? つくるのはもちろん、その維持費は個人でまかなえるものでは……
こ、これが王室名誉楽師……
俺が驚いていると、トーンお祖父ちゃんとレミファお祖母ちゃんがアルトさんの言葉に感銘を受ける。
「流石だ、アルト。私たちの事をよくわかっている」
「流石だわ、アルト。レモンさんもありがとうございます」
「もったいなきお言葉。光栄でございます」
「いえいえ、当然の事をしたまでで」
アルトさんがこれぞ一流のメイドと言わんばかりにカーテシーをした。だからか、レモンもまるで一流のメイドと言わんばかりにカーテシーをする。
レモンのそれに微妙な表情になっていたら、ロイス父さんが俺の頭を小突いた。ライン兄さんが「アホだね」と言わんばかりに呆れた視線を俺に向けてくる。
それに気が付かず、トーンお祖父ちゃんとレミファお祖母ちゃんは俺たちににこにこと笑いかける。
「ライン、セオ。色々な楽器を見たくないか?」
「私たちがいっぱい教えてあげるわ!」
そういって、トーンお祖父ちゃんとレミファお祖母ちゃんは俺とライン兄さんの手を引く。
リビングダイニングを出て廊下を歩く。ロイス父さんたちが後から続く。
……あ、そういえば、
「ねぇ、俺は分かるんだけど、なんでライン兄さんもトーンお祖父ちゃんたちと初対面だったの?」
「あ、そういえば僕も気になってた」
俺は生誕祭が終えるまで、王都にはいけなかったから分かるのだが、ライン兄さんは一昨年に王都に来ているのだ。
トーンお祖父ちゃんたちが答える。
「予定が合わなかったのだ」
「その年は色々あって忙しかったのよ」
「そうなんだ」
「そうだったんだ」
俺とライン兄さんはそう頷き、トーンお祖父ちゃんたちに「ありがとう」と伝える。
そうして少しばかり廊下を歩いた後、
「着いたぞ」
物凄く広い部屋に案内された。
「お祖母ちゃん!?」
ロイス父さんの紹介を聞いて、俺とライン兄さんは驚く。トーンさんとレミファさんに確認の視線を向ければ、二人は恥ずかしそうに頷く。
ただ、それも一瞬。
トーンさんもレミファさんも真剣な表情でロイス父さんを見やった。
ロイス父さんはチラリと俺とライン兄さんを見て、それからトーンさんとレミファさんに視線を戻し、確かに頷く。
……どういうこと?
そう思ったら、トーンさんが先ほどの好々爺然とした声音ではなく、こう静かに諭すような声音を発する。
「驚かせたところ申し訳ないが、私たちは本当の祖父母ではない。あの子の本当の祖父母は、既に遠いところにいっている」
「……亡くなったんですか?」
ライン兄さんが神妙な表情で問い返す。俺も同じような表情を向ける。
それにトーンさんとレミファさんが若干目を見開く。ロイス父さんが淡く微笑みながらトーンさんたちに言う。
「大丈夫です。この子たちは本当に聡い子です。だから、トーンさんたちの口から話してください」
「……そうか。アテナに似たんだな」
「……そうね。あの子も強く賢かったもの」
トーンさんとレミファさんが眩しそうに目を細めて、声を震わせる。深呼吸をする。
「幼い頃にな、アテナの両親は事件……いや事故で、あの子は両親を目の前で失ったのだ」
「それでアテナの両親と友人関係にあった私たちが引き取ったのよ」
簡潔に、それでいて少しばかり不穏な言葉もあった。
俺はロイス父さんを見やる。ロイス父さんはしっかりと俺の視線を捉え、逸らさない。
……
「だから、本当のお祖父ちゃんお祖母ちゃんではないんだ」
「それにあの子は十一歳になった時に、この家を飛び出して行ってしまったわ」
ごめんなさいね、と言わんばかりにトーンさんとレミファさんは目を伏せる。
……先ほどまでのトーンさんたちのあれは空元気だったのかもしれない。
そう思うほどに、静かだった。年相応の寂しさがあった。
だけど、うん。似合わない。
初対面で会ったばっかりだけど、そういう寂しさはトーンさんとレミファさんには似合わないと思った。
それはライン兄さんも同様だったらしい。
「……僕は母さんじゃないから、本当のところは、分からない」
「けど、俺たちにとってはたぶん、トーンお祖父ちゃんもレミファお祖母ちゃんも確かなお祖父ちゃんでお祖母ちゃんだと思う……よ」
俺の言葉にライン兄さんは力強く頷く。
断言はできない。
力強く頷いたライン兄さんは、いやライン兄さんだけじゃなくて、ロイス父さんもアテナ母さんもエドガー兄さんやユリシア姉さん……彼らは断言できるかもしれない。
けど、俺は違う。曖昧になってしまう。
それは俺がそうであるように、俺自身が未だに全てを信じきれていないところもあるから。『本当の』。その言葉に少しだけ囚われている気もするから。
だけど、
「ありがとう、トーンお祖父ちゃん、レミファお祖母ちゃん」
温かい言葉。温かい人たちに囲まれたそれは確かだと信じられる。
その温かさを作ってくれているのは、ロイス父さんであり、そしてアテナ母さんだ。
ロイス父さんが大切な人たちだと言ったのだ。ならば、アテナ母さんにとっても大切に違いない。
なら、そんなアテナ母さんの一部を支えているのは、トーンお祖父ちゃんでありレミファお祖母ちゃんとの時間だ。二人の想いのはずだ。
そんな意図が伝わったわけではないだろう。
唐突に俺が「ありがとう」と言って、驚いたのだろう。目を大きく見開いたし。
けど、
「……ああ。ああ。どういたしまして」
「……ええ。ええ。こちらこそ、ありがとう」
トーンお祖父ちゃんもレミファお祖母ちゃんも涙ぐんだ。
Φ
「じゃあ、貴位の言祝の時に流れてたオルガンって」
「そうだ。私が弾いていたんだ。セオが出ると知っていたからな。オリバー国王陛下とアイラ王女殿下に頼み込んで、ねじ込んでもらったのだ」
「頼み込むって……」
俺は微妙な表情をトーンお祖父ちゃんに向ける。
「それなりに融通が効くのだ。王室名誉楽師というものは」
わははっ、と大したことがないようにトーンお祖父ちゃんは笑う。テノールさんがツッコむ。
「それなりではありませんよ。王室……いえ、国王陛下のためだけに音を鳴らすのが王室名誉楽師です。下手な貴族よりも国王陛下に影響を与えるのですよ」
ロイス父さんが調整に苦労していたといのはこういうことか。あと、生誕祭や昨日の貴族との関わりでアテナ母さんとトーンお祖父ちゃんたちのつながりを聞かなかったのもこういうことらしい。
つまるところ、カンツォーネ家とマキーナルト家に深い繋がりがあることが露見するのは、あまりよろしくないのだろう。
「そんなに影響力あるわけないだろ。ただただ先々代の頃からずっと仕えていて、たまたまオリバー国王陛下のお目にかなっただけ。大したことではない」
「……もう」
テノールさんは呆れたように溜息を吐いた。
それから、リビングの方でライン兄さんに愛用のヴァイオリンを触らせているレミファお祖母ちゃんを見やり、俺に視線を向ける。
「セオドラー様、くれぐれも注意してください。旦那様も奥様も適当な事しかいいません。己を過小評価しまくりです。真に受けないでくださいませ」
「はい、ありがとうございます」
俺はしっかりと頷く。
と、
「あら、やっぱり大きいわね。子供用のヴァイオリンが無かったかしら……」
ライン兄さんがレミファお祖母ちゃんの愛用のヴァイオリンを弾こうとしたらしい。しかし、流石に大人用は大きすぎたようだ。
ヴァイオリンが弾けるとうきうきしていたライン兄さんが、構えるのに悪戦苦闘しているのを見て、レミファお祖母ちゃんが哀しそうにぼやいたのだ。
そしたら、
「奥様、第二音楽室の準備を終えました」
「アルト?」
金髪のメイド――アルトさんがレモンと一緒に現れた。
トーンお祖父ちゃんが首を傾げる。
「私たち、そんな指示をしていないぞ?」
「はい。しかし、どうせお孫様たちに楽器を弾かせるのでしょう? パイプオルガン以外の大抵のものは第二音楽室に保管されていますし、酷く高価なものもありません」
パイプオルガンがあるの!?
ぶっちゃけ、大きな教会か、大きな貴族と王宮にしかないかと思ってたんだけど。だって、パイプオルガンだよ!? つくるのはもちろん、その維持費は個人でまかなえるものでは……
こ、これが王室名誉楽師……
俺が驚いていると、トーンお祖父ちゃんとレミファお祖母ちゃんがアルトさんの言葉に感銘を受ける。
「流石だ、アルト。私たちの事をよくわかっている」
「流石だわ、アルト。レモンさんもありがとうございます」
「もったいなきお言葉。光栄でございます」
「いえいえ、当然の事をしたまでで」
アルトさんがこれぞ一流のメイドと言わんばかりにカーテシーをした。だからか、レモンもまるで一流のメイドと言わんばかりにカーテシーをする。
レモンのそれに微妙な表情になっていたら、ロイス父さんが俺の頭を小突いた。ライン兄さんが「アホだね」と言わんばかりに呆れた視線を俺に向けてくる。
それに気が付かず、トーンお祖父ちゃんとレミファお祖母ちゃんは俺たちににこにこと笑いかける。
「ライン、セオ。色々な楽器を見たくないか?」
「私たちがいっぱい教えてあげるわ!」
そういって、トーンお祖父ちゃんとレミファお祖母ちゃんは俺とライン兄さんの手を引く。
リビングダイニングを出て廊下を歩く。ロイス父さんたちが後から続く。
……あ、そういえば、
「ねぇ、俺は分かるんだけど、なんでライン兄さんもトーンお祖父ちゃんたちと初対面だったの?」
「あ、そういえば僕も気になってた」
俺は生誕祭が終えるまで、王都にはいけなかったから分かるのだが、ライン兄さんは一昨年に王都に来ているのだ。
トーンお祖父ちゃんたちが答える。
「予定が合わなかったのだ」
「その年は色々あって忙しかったのよ」
「そうなんだ」
「そうだったんだ」
俺とライン兄さんはそう頷き、トーンお祖父ちゃんたちに「ありがとう」と伝える。
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