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王都邂逅
それを創意工夫と呼んだりもする:third encounter
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マキーナルト家は子爵家ではあるが、ロイス父さんたちの功績やその名声、またマキーナルト領地の独立性と特別性などもあり、式典の場では辺境伯程度に扱われる事が多い。
そして、辺境伯と言えば侯爵の一つ前の位だ。ただ、辺境伯は領地によって力関係の差が激しく、特に仮想敵国接している領地をを持つ辺境伯は侯爵以上として扱われる。
マキーナルト領は国が滅ぶ厄災と接しているため、その価値自体の上がり具合が半端ではないため、辺境伯だと普通に公爵以上として扱わなければならない可能性がでてくる。
だから、ロイス父さんが子爵の位を授かったのにはそういう理由もあるらしい。
そんな取り留めないことを考えながら、俺は一挙一動に細心の注意と自信をはらいながら、中央の大きな階段へと歩く。
そして階段の前で立ち止まり、見上げる。
まず、踊り場の正面にはクラリスさんと大司教スコプターさんに軽く礼をする。次に右手側には王子様二人、左手側には王女様二人の順に上から二番目の礼をする。
そして、踊り場の右手側に王様と王妃様にしっかりと目線を送り、最上級の礼をする。向こうは俺に視線すら向けないが、それでもなんとなく目の端で俺を捉えている事が分かる。
最後にもう一度踊り場の正面にはクラリスさんと大司教スコプターさんに、仲介者への敬意を表す礼をする。
ここで一拍、呼吸を入れた後、俺はゆっくりと階段を昇る。
ああ、緊張で死にそう。背中には滅茶苦茶多くの人の視線が突き刺さるし、それはまるでちょっとしたミスがあれば、即座に殺そうとしてくるほど、強く恐ろしい感じがする。
ちゃんと階段昇れてるのか? なんか、平衡感覚が滅茶苦茶になってきた。足元がぐらぐらしてきた。
冷や汗がぶわっと溢れた感覚が体中に走り、それから軽く握りしめている両手が物凄く冷たくなってきた。緊張してる。
階段の段数はそこまで多くないのに、無限に続いているように思えてしまう。
いや、ホント、緊張するな……
そう思った時、今まで感じなかった強い視線が左から感じられた。
流石に顔を向けることはなかったが、それでもチラリとそちらを見て、
「……」
綺麗だ。ただただ、そう思った。
銀髪の少女が閉じていた目を開いていた。その瞳は、白銀に、ともすれば透明にすら見え、とても澄んでいた。
その瞬間、緊張がほぐれていく。心がフッと軽くなり、ぐらついていた視界や感覚が元通りになる。光が多く目に入ってくる。広がる。
前を見上げる。
既に踊り場の一歩手前まで昇っていた。
踊り場に昇る前に、立ち止まる。
目の前のクラリスさんとスコプターさんに軽く一礼、王様と王妃様に深々と一礼してから、踊り場へ上がる。
踊り場に上がったら、クラリスさんとスコプターさんの少し手前までゆっくりと歩き、それから王様と王妃様に身体を向ける。
そして、三歩後ろに下がりながら、片足を引き、王様と王妃様に向かって片膝立ちで跪く。首と垂れる。
「顔を上げよ」
「はっ」
王様の、オリバー王の声が厳かに響き、俺はスッと顔を上げる。オリバー王とカティア王妃を見上げる。
「セオドラー・マキーナルト。神々の揺りかごから出づる未来担いし貴殿に問う」
ここからは決まった儀式。決められた答えを返すだけ。
「翼なき竜は如何様にして、翼を得て空を羽ばたく事が許されるであるか?」
……おっと?
あれ、俺の聞き間違えか? それともロイス父さんたちのミスか?
その問いは知らないんだが。
事前に聞いていた話だと、「翼なき竜と共に貴殿は在れるか?」と聞かれるはずだった。
翼なき竜は、七星教会の聖典……聖書の話の一つで、竜の誇りである翼を生まれたときから奪われた竜が、あらゆる理不尽や苦悩に立ち向かいながら地上を守る守護獣として祀られる話であり、つまるところ、貴族として生きる覚悟はあるか? という問いだ。
しかし、「翼なき竜は如何様にして、翼を得て空を羽ばたく事が許されるであるか?」という問いは知らん。
……さてはて、どう返すべきか。
実直にそのままの言葉の意味で返すか? それともオリバー王の言葉の裏を……いや、子供相手に言葉の裏など要求するか?
……面倒な。なんで、こんな面倒な質問をするんだよ。
下の方で、貴族の人たちが結構ざわめいているんだぞ。形式通りの質問をしてくれよ。
……仕方ない。
「発言をよろしいでしょうか?」
「うむ」
「翼なき竜がどのようにして、空を羽ばたけるか。はっきりと申せば、翼なき竜は空を羽ばたくことは不可能でございます」
後ろで少し息を飲む音が聞こえた。
俺は気にせず続ける。
「どんなに手を尽くそうとも翼なき竜は、翼なき竜として生きるしかないのでございます。翼を得るなど、愚かな考えだと私は愚考致します」
オリバー王の表情は変わらないが、しかしそれでも鋭くなったように感じる。
そして、下の貴族たちのざわめきも大きくなった。俺の発言は、つまるところオリバー王の質問を否定していることになるからな。お前の質問なんてあほらしいわ、馬鹿ッ! って感じだな。
たぶん、一般的には適当に魔法やら神の奇跡とやらを聖書に則って、述べればいいのだろう。この手の質問は。
けれど、現実的に考えて、無理は無理なものだ。
人間がどんなに願っても、自前の翼が生えてくることなどない。あり得ない。羽ばたく。羽を持って生まれなかったのなら、それは絶対に不可能だ。
だが、
「しかしながら、翼なき竜は必ずや空に行けるでしょう!」
俺は自信と希望を瞳に宿し、続けた。
「それこそ、普通の竜ではたどり着くこともできない今宵の夜空に輝くあの月さえも!」
下では大きなざわめきが起こる。それこそ、俺の言葉を鼻で笑っている感じだ。まぁ、確かに月に行けるなど与太話でしかないからな。普通。
オリバー王もそう思ったのか、憮然とした表情で問い返してきた。
「おかしなことを言う。先ほど、貴殿は翼なき竜が空を飛べないと言ったばかりではないか?」
「はい、申しました。しかしながら、それは翼なき竜が空へ行けない事と同義ではありません」
前世。
人間は飛行機で空へ、ロケットで宇宙へと到達した。
しかしながら、人間が空を飛んだことは一度だってない。断言できる。
だって、飛んでいるのは飛行機であって、ロケットであって、人間ではないのだから。人間は飛んでいる道具にタダ乗りしているだけだ。
それを人間はさも自分たちが飛んでいるかのように屁理屈をこねているだけである。
思えばとても当たり前の話なのだ。
だからこそ、俺は続ける。前世の人類が積み重ねてきた屁理屈を。物を創るということを。
「創ればいい。翼がないのであれば、翼の代わりになる道具を創り、それに乗って空へ行けばいい。自らが『もった存在』でないのであれば、代わりに『もっている存在』を見つける、もしくは創ればいい。ただ、それだけでございます」
「……」
そう言いながら、俺はチラリと銀髪の少女の方を、その車いすを見た。
彼女だって片足がない。けれど、あの車いすがあれば、好きな所に行ける。
オリバー王は少し黙った後、大きく息を吸い、覇気のある声で言う。
「では、セオドラー・マキーナルトよ。マキーナルトの名に誇りを抱き、翼の代わりとなる物を創りたまえ」
オリバー王はそれからクラリスさんとスコプターさんに視線を向けた。
「偉大なる精霊の祖の名のもとに」
「偉大なる神々の名のもとに」
クラリスさんは一瞬だけ苦虫を噛みつぶしたような表情をしていたが、その視線を受け止めて朗々と謳いだす。スコプターさんがそれに続く。
「「セオドラー・マキーナルトが此度、この小鳥に我が主の加護を授け、栄えあるエレガント王国の貴族の誇りの誓いを認める」」
同時に温かい魔力が俺を包み、
『大きくなったの』
頭の中でクロノス爺の声が響いた。たぶん、本当に神の祝福だったのだろう。
俺は数秒間の間をとってからスッと立ち上がり、クラリスさんとスコプターさんに一礼、オリバー王とカティア王妃に深々一礼、もう一度クラリスさんとスコプターさんに一礼した後、背を向けて、階段を降りた。
……ロイス父さんが少しだけやられたって表情をしていたが、まぁ、うまくいったのだろう。
アテナ母さんが凄く嬉しそうに微笑んでいるし、きっといい晴れ舞台にできたのではないのだろうか。
そして貴位の言祝が終わった。
そして、辺境伯と言えば侯爵の一つ前の位だ。ただ、辺境伯は領地によって力関係の差が激しく、特に仮想敵国接している領地をを持つ辺境伯は侯爵以上として扱われる。
マキーナルト領は国が滅ぶ厄災と接しているため、その価値自体の上がり具合が半端ではないため、辺境伯だと普通に公爵以上として扱わなければならない可能性がでてくる。
だから、ロイス父さんが子爵の位を授かったのにはそういう理由もあるらしい。
そんな取り留めないことを考えながら、俺は一挙一動に細心の注意と自信をはらいながら、中央の大きな階段へと歩く。
そして階段の前で立ち止まり、見上げる。
まず、踊り場の正面にはクラリスさんと大司教スコプターさんに軽く礼をする。次に右手側には王子様二人、左手側には王女様二人の順に上から二番目の礼をする。
そして、踊り場の右手側に王様と王妃様にしっかりと目線を送り、最上級の礼をする。向こうは俺に視線すら向けないが、それでもなんとなく目の端で俺を捉えている事が分かる。
最後にもう一度踊り場の正面にはクラリスさんと大司教スコプターさんに、仲介者への敬意を表す礼をする。
ここで一拍、呼吸を入れた後、俺はゆっくりと階段を昇る。
ああ、緊張で死にそう。背中には滅茶苦茶多くの人の視線が突き刺さるし、それはまるでちょっとしたミスがあれば、即座に殺そうとしてくるほど、強く恐ろしい感じがする。
ちゃんと階段昇れてるのか? なんか、平衡感覚が滅茶苦茶になってきた。足元がぐらぐらしてきた。
冷や汗がぶわっと溢れた感覚が体中に走り、それから軽く握りしめている両手が物凄く冷たくなってきた。緊張してる。
階段の段数はそこまで多くないのに、無限に続いているように思えてしまう。
いや、ホント、緊張するな……
そう思った時、今まで感じなかった強い視線が左から感じられた。
流石に顔を向けることはなかったが、それでもチラリとそちらを見て、
「……」
綺麗だ。ただただ、そう思った。
銀髪の少女が閉じていた目を開いていた。その瞳は、白銀に、ともすれば透明にすら見え、とても澄んでいた。
その瞬間、緊張がほぐれていく。心がフッと軽くなり、ぐらついていた視界や感覚が元通りになる。光が多く目に入ってくる。広がる。
前を見上げる。
既に踊り場の一歩手前まで昇っていた。
踊り場に昇る前に、立ち止まる。
目の前のクラリスさんとスコプターさんに軽く一礼、王様と王妃様に深々と一礼してから、踊り場へ上がる。
踊り場に上がったら、クラリスさんとスコプターさんの少し手前までゆっくりと歩き、それから王様と王妃様に身体を向ける。
そして、三歩後ろに下がりながら、片足を引き、王様と王妃様に向かって片膝立ちで跪く。首と垂れる。
「顔を上げよ」
「はっ」
王様の、オリバー王の声が厳かに響き、俺はスッと顔を上げる。オリバー王とカティア王妃を見上げる。
「セオドラー・マキーナルト。神々の揺りかごから出づる未来担いし貴殿に問う」
ここからは決まった儀式。決められた答えを返すだけ。
「翼なき竜は如何様にして、翼を得て空を羽ばたく事が許されるであるか?」
……おっと?
あれ、俺の聞き間違えか? それともロイス父さんたちのミスか?
その問いは知らないんだが。
事前に聞いていた話だと、「翼なき竜と共に貴殿は在れるか?」と聞かれるはずだった。
翼なき竜は、七星教会の聖典……聖書の話の一つで、竜の誇りである翼を生まれたときから奪われた竜が、あらゆる理不尽や苦悩に立ち向かいながら地上を守る守護獣として祀られる話であり、つまるところ、貴族として生きる覚悟はあるか? という問いだ。
しかし、「翼なき竜は如何様にして、翼を得て空を羽ばたく事が許されるであるか?」という問いは知らん。
……さてはて、どう返すべきか。
実直にそのままの言葉の意味で返すか? それともオリバー王の言葉の裏を……いや、子供相手に言葉の裏など要求するか?
……面倒な。なんで、こんな面倒な質問をするんだよ。
下の方で、貴族の人たちが結構ざわめいているんだぞ。形式通りの質問をしてくれよ。
……仕方ない。
「発言をよろしいでしょうか?」
「うむ」
「翼なき竜がどのようにして、空を羽ばたけるか。はっきりと申せば、翼なき竜は空を羽ばたくことは不可能でございます」
後ろで少し息を飲む音が聞こえた。
俺は気にせず続ける。
「どんなに手を尽くそうとも翼なき竜は、翼なき竜として生きるしかないのでございます。翼を得るなど、愚かな考えだと私は愚考致します」
オリバー王の表情は変わらないが、しかしそれでも鋭くなったように感じる。
そして、下の貴族たちのざわめきも大きくなった。俺の発言は、つまるところオリバー王の質問を否定していることになるからな。お前の質問なんてあほらしいわ、馬鹿ッ! って感じだな。
たぶん、一般的には適当に魔法やら神の奇跡とやらを聖書に則って、述べればいいのだろう。この手の質問は。
けれど、現実的に考えて、無理は無理なものだ。
人間がどんなに願っても、自前の翼が生えてくることなどない。あり得ない。羽ばたく。羽を持って生まれなかったのなら、それは絶対に不可能だ。
だが、
「しかしながら、翼なき竜は必ずや空に行けるでしょう!」
俺は自信と希望を瞳に宿し、続けた。
「それこそ、普通の竜ではたどり着くこともできない今宵の夜空に輝くあの月さえも!」
下では大きなざわめきが起こる。それこそ、俺の言葉を鼻で笑っている感じだ。まぁ、確かに月に行けるなど与太話でしかないからな。普通。
オリバー王もそう思ったのか、憮然とした表情で問い返してきた。
「おかしなことを言う。先ほど、貴殿は翼なき竜が空を飛べないと言ったばかりではないか?」
「はい、申しました。しかしながら、それは翼なき竜が空へ行けない事と同義ではありません」
前世。
人間は飛行機で空へ、ロケットで宇宙へと到達した。
しかしながら、人間が空を飛んだことは一度だってない。断言できる。
だって、飛んでいるのは飛行機であって、ロケットであって、人間ではないのだから。人間は飛んでいる道具にタダ乗りしているだけだ。
それを人間はさも自分たちが飛んでいるかのように屁理屈をこねているだけである。
思えばとても当たり前の話なのだ。
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「創ればいい。翼がないのであれば、翼の代わりになる道具を創り、それに乗って空へ行けばいい。自らが『もった存在』でないのであれば、代わりに『もっている存在』を見つける、もしくは創ればいい。ただ、それだけでございます」
「……」
そう言いながら、俺はチラリと銀髪の少女の方を、その車いすを見た。
彼女だって片足がない。けれど、あの車いすがあれば、好きな所に行ける。
オリバー王は少し黙った後、大きく息を吸い、覇気のある声で言う。
「では、セオドラー・マキーナルトよ。マキーナルトの名に誇りを抱き、翼の代わりとなる物を創りたまえ」
オリバー王はそれからクラリスさんとスコプターさんに視線を向けた。
「偉大なる精霊の祖の名のもとに」
「偉大なる神々の名のもとに」
クラリスさんは一瞬だけ苦虫を噛みつぶしたような表情をしていたが、その視線を受け止めて朗々と謳いだす。スコプターさんがそれに続く。
「「セオドラー・マキーナルトが此度、この小鳥に我が主の加護を授け、栄えあるエレガント王国の貴族の誇りの誓いを認める」」
同時に温かい魔力が俺を包み、
『大きくなったの』
頭の中でクロノス爺の声が響いた。たぶん、本当に神の祝福だったのだろう。
俺は数秒間の間をとってからスッと立ち上がり、クラリスさんとスコプターさんに一礼、オリバー王とカティア王妃に深々一礼、もう一度クラリスさんとスコプターさんに一礼した後、背を向けて、階段を降りた。
……ロイス父さんが少しだけやられたって表情をしていたが、まぁ、うまくいったのだろう。
アテナ母さんが凄く嬉しそうに微笑んでいるし、きっといい晴れ舞台にできたのではないのだろうか。
そして貴位の言祝が終わった。
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