206 / 316
王都邂逅
捨てる神とか拾う神とかいうが、結局は縁が良いか悪いか:Second encounter
しおりを挟む
俺たちはそれからも斑魔市を回った。
これ、売り物として売っていいの? と思う物も売っているが、こんな場所でそんな安く売っていいの? と思える物も売っていて、まさに斑魔市だ。
「セオ、いつまでそこにいるの!?」
「もうちょっと待って」
「そう言って三十分も経ってるんだけど!?」
ライン兄さんがプクーと頬を膨らませて抗議してくるが、知らん。ライン兄さんだってさっき、絵筆を選ぶのに一時間近くかかっていたのだ。
その分、俺だって時間をかけてもいいだろう。
そう思いながら、ランダムに点滅する魔道具やぐるぐると回る続ける小さな鉄球の魔道具など、何に使えるのかさっぱりわからない魔道具を吟味する。
「だいたい、午前中は僕たちも場所取って何か売るんでしょ!? もう、昼近くなんだよ!」
「……じゃあ、午後に回して」
「もう!」
ライン兄さんは怒る。
……いやいやいや。
「もう! じゃないよ! ライン兄さんだって俺以上に時間使ってたじゃん! 自分が終わったからって勝手すぎだ!」
「うっ! でも、セオも!」
「でももだってもない!」
俺とライン兄さんはいがみ合う。
顔を突き合わせ、にらみ合う。
が、しかし。
「ぷっ」
「アハハ」
何故か、互いに吹き出してしまった。破顔し、腹を抱えて笑ってしまう。
そういえば、ライン兄さんと言い合いらしい言い合いをあんまりしてこなかったからな。
テンションが上がってたんだろう。二人とも。
それがなんともおかしくて、おかしすぎて。
俺とライン兄さんはアハハハ、と笑いあい、転げまわる。
すると、
「……小僧ども。選ばないなら、どっか行けや。邪魔だぞ」
魔道具を売っていたおっさんが、呆れた視線で俺たちを見下ろした。
俺たちは冷静になる。
「あ、ごめんなさい」
「すみません」
俺とライン兄さんは慌てて頭を下げた。おっさんは数秒黙り込んだあと、仕方なさそうに溜息を吐いた。
「それで、ぬぼっとした坊主。何を買うんだ?」
「あ。じゃあ、この灯にもなる羽ペンとインクが広がるインク消しもどきと……それと、魔力で動かせる猫耳と猫しっぽ……あとは……回るこれと、光るこれもください」
「……結構な額になるが、持ってるのか?」
おっさんが片手で三を表す。大銀貨三枚か。まぁ、それなりにするな。たぶん、真力で動かせる猫耳と猫しっぽが結構高いんだろう。その他はただのネタ魔道具だし。
「あ、はい。こう見えて俺、結構生きてんです」
「……小人族か。珍しい」
……小人族って設定、滅茶苦茶いいな。使い勝手がいい。しかも、一応、嘘は言っていないからな。前世も合わせれば結構生きているからな。
と、おっさんが首をひねった。
「……お前ら兄弟じゃないのか?」
「さて、どうでしょうか?」
「……まぁ、いいか」
俺の返答を聞いて勝手に考えたのか、おっさんは僅かばかりに目を細める。それから、おっさんは俺から代金を受け取り、魔道具を渡してくれた。
俺は受け取り、ローブの中で"宝物袋"にしまう。
「ありがとうございます」
「おう。それと、店を開くなら、あっち側がちょうど空いてるぞ。客食いが現れたんで、何人かが逃げたはずだ。坊主たちなら子供だし、客食いも手荒なことはしねぇだろ」
「客食い? ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
親切に教えてくれたおっさんに頭を下げて、俺たちはおっさんが教えてくれた方へ歩いた。
「それにしても客食いってなんだろ?」
「言葉通りに受け取れば客を食べるなんだけど……まぁ、逃げるって言ってたし、客が奪われるんじゃない?」
「なんか、逆に面白そう」
「だね」
そう頷きあいながら、俺たちは歩く。
と、
「アルル……」
「リュネ……」
「ケン……」
「シュルー……」
俺の頭からアルとリュネとケンが、ライン兄さんの首元からミズチが、キュルルとお腹を鳴らす。
同時に、
グ~~
俺たちのお腹も鳴ってしまった。
「昼ごはん、先に食べる?」
「う~ん、どうしよう? でも、先に場所取りだけして置きたいかな」
「確かに……。あ、そうだ」
ポンッと思いついた俺は、分身体を召喚する。ただし、同時に"宝物袋"からピエロの仮面の魔道具を取り出して、顔につけさせる。
「場所取りは分身体に任せるわけだね」
「うん。っということで、よろしく、俺」
「任せろ、俺」
そう言って、ピエロの分身体はすいすいと人込みを縫いながら、消えていった。
それを見送って、俺たちは辺りを見渡す。
「ライン兄さん、ごはんってどこにあるか分かる?」
「いや、全然」
まぁ、だよね。
ッということで、俺は近くを通った犬耳を持つ獣人の女性に話しかける。
「あの、すみません。ここらへんでごはん、売ってませんか?」
「ええっと、お母さんたちは……?」
「あ、俺、これでも長生きしているんです」
「……なるほど」
犬獣人の女性は若干俺を見定めるように目を細める。後ろにいるライン兄さんも。ただ、ライン兄さんを見た瞬間、にこやかに顔を緩ませる。
……まぁ、仕方ない。
「向こうに数分ほど歩けば、森餓猪肉の串焼きを売ってる出店があるわよ」
「そうなんですか。ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
「うふふ、どういたしまして」
犬獣人の女性は俺たちに笑いかける。
「もしよかったら、一緒について行ってあげるけど」
「あ、それは大丈夫です」
「お姉さん、ありがとうございました」
俺とライン兄さんは首を横に振って、手を振る。犬獣人の女性は気分を悪くした様子もなく、俺たちに手を振る。
「気を付けるのよ」
「「はい」」
頷いたのを俺たちは、もう一度犬獣人の女性に頭を下げて、手を振る。
犬獣人の女性に教えてもらったひ方向へ歩き出す。少しすればいい匂いが漂ってきた。少しだけ人も多い。
少し顔を覗かせれば、串肉を焼いている屋台があって、そこにそれなりの人たちが並んでいた。
「こっちだね」
「どれくらい人、並んでる?」
「十人くらいだよ」
「お昼時だからもっと並んでいるかと思ったけど、意外と少ないね」
「確かに」
俺とライン兄さんははそう頷き合いながら、列に並ぶ。
と、
「二人で来たの?」
目の前に並んでいた白髪のお婆さんが可愛らしい笑みを浮かべ、俺たちに話しかけてきた。
ライン兄さんがずいっと前に出て、頷く。
「はい!」
「そうなの。君はお兄ちゃんなんだね」
「そうです!」
ライン兄さんがふふん、と頷く。俺はしらっとした目つきを向ける。それに白髪のお婆さんが気がつく。
「君はお兄ちゃんが好き?」
「……まぁ、はい」
「そう。うふふ」
白髪のお婆さんは少しだけ照れているライン兄さんを見やりながら微笑む。
……なんだろう。少しだけ釈然としない。というか、勘違いしてると思う。
まぁ、いいや。ライン兄さんが嬉しそうだし。
それから俺たちは待っている間、お婆さんと話した。お婆さんは産まれてからずっと王都で暮らしていたらしく、色々と知っていた。
王都の歴史も、お学術的と言うよりは一人の平民としての視点として知れたのはとても面白かった。
特に王都においての貴族と平民の関係や、いまの王様、オリバー王についてどう思っているのかも知れたし、王都の死之行進についての関わり方も知れた。
驚いたのは、お婆さんは若い頃、何度も王都を襲った死之行進に戦いに全部参加したらしい。
回復魔法が使えるから、看護として参加したらしい。
面白おかしく語ってくれた。
と、
「あら、もう私の番ね。そうだ。君たちは森餓猪の串肉、何本食べる?」
「あ、大丈夫です。自分たちで買います」
「あら、いいのよ。君たちと話せてとても楽しかったもの。お礼よ、お礼。子供なんだから気にしない」
いい笑顔でそう言われれば、強く出れない。
俺とライン兄さんは少し目線で頷き合いながら、お婆さんに頭を下げる。
「「ありがとうございます!」」
それから俺たちはお婆さんに食べたい本数を伝え、奢ってもらった。
それを斑魔市の端で一緒に食べ、それから別れた。
俺とライン兄さんは歩き出す。
「昨日は散々だったけど、王都にもいい人はいっぱいいるね」
「ね」
そして俺たちは分身体がとっている場所へと足を進めた。
これ、売り物として売っていいの? と思う物も売っているが、こんな場所でそんな安く売っていいの? と思える物も売っていて、まさに斑魔市だ。
「セオ、いつまでそこにいるの!?」
「もうちょっと待って」
「そう言って三十分も経ってるんだけど!?」
ライン兄さんがプクーと頬を膨らませて抗議してくるが、知らん。ライン兄さんだってさっき、絵筆を選ぶのに一時間近くかかっていたのだ。
その分、俺だって時間をかけてもいいだろう。
そう思いながら、ランダムに点滅する魔道具やぐるぐると回る続ける小さな鉄球の魔道具など、何に使えるのかさっぱりわからない魔道具を吟味する。
「だいたい、午前中は僕たちも場所取って何か売るんでしょ!? もう、昼近くなんだよ!」
「……じゃあ、午後に回して」
「もう!」
ライン兄さんは怒る。
……いやいやいや。
「もう! じゃないよ! ライン兄さんだって俺以上に時間使ってたじゃん! 自分が終わったからって勝手すぎだ!」
「うっ! でも、セオも!」
「でももだってもない!」
俺とライン兄さんはいがみ合う。
顔を突き合わせ、にらみ合う。
が、しかし。
「ぷっ」
「アハハ」
何故か、互いに吹き出してしまった。破顔し、腹を抱えて笑ってしまう。
そういえば、ライン兄さんと言い合いらしい言い合いをあんまりしてこなかったからな。
テンションが上がってたんだろう。二人とも。
それがなんともおかしくて、おかしすぎて。
俺とライン兄さんはアハハハ、と笑いあい、転げまわる。
すると、
「……小僧ども。選ばないなら、どっか行けや。邪魔だぞ」
魔道具を売っていたおっさんが、呆れた視線で俺たちを見下ろした。
俺たちは冷静になる。
「あ、ごめんなさい」
「すみません」
俺とライン兄さんは慌てて頭を下げた。おっさんは数秒黙り込んだあと、仕方なさそうに溜息を吐いた。
「それで、ぬぼっとした坊主。何を買うんだ?」
「あ。じゃあ、この灯にもなる羽ペンとインクが広がるインク消しもどきと……それと、魔力で動かせる猫耳と猫しっぽ……あとは……回るこれと、光るこれもください」
「……結構な額になるが、持ってるのか?」
おっさんが片手で三を表す。大銀貨三枚か。まぁ、それなりにするな。たぶん、真力で動かせる猫耳と猫しっぽが結構高いんだろう。その他はただのネタ魔道具だし。
「あ、はい。こう見えて俺、結構生きてんです」
「……小人族か。珍しい」
……小人族って設定、滅茶苦茶いいな。使い勝手がいい。しかも、一応、嘘は言っていないからな。前世も合わせれば結構生きているからな。
と、おっさんが首をひねった。
「……お前ら兄弟じゃないのか?」
「さて、どうでしょうか?」
「……まぁ、いいか」
俺の返答を聞いて勝手に考えたのか、おっさんは僅かばかりに目を細める。それから、おっさんは俺から代金を受け取り、魔道具を渡してくれた。
俺は受け取り、ローブの中で"宝物袋"にしまう。
「ありがとうございます」
「おう。それと、店を開くなら、あっち側がちょうど空いてるぞ。客食いが現れたんで、何人かが逃げたはずだ。坊主たちなら子供だし、客食いも手荒なことはしねぇだろ」
「客食い? ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
親切に教えてくれたおっさんに頭を下げて、俺たちはおっさんが教えてくれた方へ歩いた。
「それにしても客食いってなんだろ?」
「言葉通りに受け取れば客を食べるなんだけど……まぁ、逃げるって言ってたし、客が奪われるんじゃない?」
「なんか、逆に面白そう」
「だね」
そう頷きあいながら、俺たちは歩く。
と、
「アルル……」
「リュネ……」
「ケン……」
「シュルー……」
俺の頭からアルとリュネとケンが、ライン兄さんの首元からミズチが、キュルルとお腹を鳴らす。
同時に、
グ~~
俺たちのお腹も鳴ってしまった。
「昼ごはん、先に食べる?」
「う~ん、どうしよう? でも、先に場所取りだけして置きたいかな」
「確かに……。あ、そうだ」
ポンッと思いついた俺は、分身体を召喚する。ただし、同時に"宝物袋"からピエロの仮面の魔道具を取り出して、顔につけさせる。
「場所取りは分身体に任せるわけだね」
「うん。っということで、よろしく、俺」
「任せろ、俺」
そう言って、ピエロの分身体はすいすいと人込みを縫いながら、消えていった。
それを見送って、俺たちは辺りを見渡す。
「ライン兄さん、ごはんってどこにあるか分かる?」
「いや、全然」
まぁ、だよね。
ッということで、俺は近くを通った犬耳を持つ獣人の女性に話しかける。
「あの、すみません。ここらへんでごはん、売ってませんか?」
「ええっと、お母さんたちは……?」
「あ、俺、これでも長生きしているんです」
「……なるほど」
犬獣人の女性は若干俺を見定めるように目を細める。後ろにいるライン兄さんも。ただ、ライン兄さんを見た瞬間、にこやかに顔を緩ませる。
……まぁ、仕方ない。
「向こうに数分ほど歩けば、森餓猪肉の串焼きを売ってる出店があるわよ」
「そうなんですか。ありがとうございます!」
「ありがとうございます」
「うふふ、どういたしまして」
犬獣人の女性は俺たちに笑いかける。
「もしよかったら、一緒について行ってあげるけど」
「あ、それは大丈夫です」
「お姉さん、ありがとうございました」
俺とライン兄さんは首を横に振って、手を振る。犬獣人の女性は気分を悪くした様子もなく、俺たちに手を振る。
「気を付けるのよ」
「「はい」」
頷いたのを俺たちは、もう一度犬獣人の女性に頭を下げて、手を振る。
犬獣人の女性に教えてもらったひ方向へ歩き出す。少しすればいい匂いが漂ってきた。少しだけ人も多い。
少し顔を覗かせれば、串肉を焼いている屋台があって、そこにそれなりの人たちが並んでいた。
「こっちだね」
「どれくらい人、並んでる?」
「十人くらいだよ」
「お昼時だからもっと並んでいるかと思ったけど、意外と少ないね」
「確かに」
俺とライン兄さんははそう頷き合いながら、列に並ぶ。
と、
「二人で来たの?」
目の前に並んでいた白髪のお婆さんが可愛らしい笑みを浮かべ、俺たちに話しかけてきた。
ライン兄さんがずいっと前に出て、頷く。
「はい!」
「そうなの。君はお兄ちゃんなんだね」
「そうです!」
ライン兄さんがふふん、と頷く。俺はしらっとした目つきを向ける。それに白髪のお婆さんが気がつく。
「君はお兄ちゃんが好き?」
「……まぁ、はい」
「そう。うふふ」
白髪のお婆さんは少しだけ照れているライン兄さんを見やりながら微笑む。
……なんだろう。少しだけ釈然としない。というか、勘違いしてると思う。
まぁ、いいや。ライン兄さんが嬉しそうだし。
それから俺たちは待っている間、お婆さんと話した。お婆さんは産まれてからずっと王都で暮らしていたらしく、色々と知っていた。
王都の歴史も、お学術的と言うよりは一人の平民としての視点として知れたのはとても面白かった。
特に王都においての貴族と平民の関係や、いまの王様、オリバー王についてどう思っているのかも知れたし、王都の死之行進についての関わり方も知れた。
驚いたのは、お婆さんは若い頃、何度も王都を襲った死之行進に戦いに全部参加したらしい。
回復魔法が使えるから、看護として参加したらしい。
面白おかしく語ってくれた。
と、
「あら、もう私の番ね。そうだ。君たちは森餓猪の串肉、何本食べる?」
「あ、大丈夫です。自分たちで買います」
「あら、いいのよ。君たちと話せてとても楽しかったもの。お礼よ、お礼。子供なんだから気にしない」
いい笑顔でそう言われれば、強く出れない。
俺とライン兄さんは少し目線で頷き合いながら、お婆さんに頭を下げる。
「「ありがとうございます!」」
それから俺たちはお婆さんに食べたい本数を伝え、奢ってもらった。
それを斑魔市の端で一緒に食べ、それから別れた。
俺とライン兄さんは歩き出す。
「昨日は散々だったけど、王都にもいい人はいっぱいいるね」
「ね」
そして俺たちは分身体がとっている場所へと足を進めた。
13
読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
お気に入りに追加
951
あなたにおすすめの小説

異世界に転生したのでとりあえず好き勝手生きる事にしました
おすし
ファンタジー
買い物の帰り道、神の争いに巻き込まれ命を落とした高校生・桐生 蓮。お詫びとして、神の加護を受け異世界の貴族の次男として転生するが、転生した身はとんでもない加護を受けていて?!転生前のアニメの知識を使い、2度目の人生を好きに生きる少年の王道物語。
※バトル・ほのぼの・街づくり・アホ・ハッピー・シリアス等色々ありです。頭空っぽにして読めるかもです。
※作者は初心者で初投稿なので、優しい目で見てやってください(´・ω・)
更新はめっちゃ不定期です。
※他の作品出すのいや!というかたは、回れ右の方がいいかもです。

この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
異世界転生目立ちたく無いから冒険者を目指します
桂崇
ファンタジー
小さな町で酒場の手伝いをする母親と2人で住む少年イールスに転生覚醒する、チートする方法も無く、母親の死により、実の父親の家に引き取られる。イールスは、冒険者になろうと目指すが、周囲はその才能を惜しんでいる
成長促進と願望チートで、異世界転生スローライフ?
後藤蓮
ファンタジー
20年生きてきて不幸なことしかなかった青年は、無職となったその日に、女子高生二人を助けた代償として、トラックに轢かれて死んでしまう。
目が覚めたと思ったら、そこは知らない場所。そこでいきなり神様とか名乗る爺さんと出会い、流れで俺は異世界転生することになった。
日本で20年生きた人生は運が悪い人生だった。来世は運が良くて幸せな人生になるといいな..........。
そんな思いを胸に、神様からもらった成長促進と願望というチートスキルを持って青年は異世界転生する。
さて、新しい人生はどんな人生になるのかな?
※ 第11回ファンタジー小説大賞参加してます 。投票よろしくお願いします!
◇◇◇◇◇◇◇◇
お気に入り、感想貰えると作者がとても喜びますので、是非お願いします。
執筆スピードは、ゆるーくまったりとやっていきます。
◇◇◇◇◇◇◇◇
9/3 0時 HOTランキング一位頂きました!ありがとうございます!
9/4 7時 24hランキング人気・ファンタジー部門、一位頂きました!ありがとうございます!

少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。

元外科医の俺が異世界で何が出来るだろうか?~現代医療の技術で異世界チート無双~
冒険者ギルド酒場 チューイ
ファンタジー
魔法は奇跡の力。そんな魔法と現在医療の知識と技術を持った俺が異世界でチートする。神奈川県の大和市にある冒険者ギルド酒場の冒険者タカミの話を小説にしてみました。
俺の名前は、加山タカミ。48歳独身。現在、救命救急の医師として現役バリバリ最前線で馬車馬のごとく働いている。俺の両親は、俺が幼いころバスの転落事故で俺をかばって亡くなった。その時の無念を糧に猛勉強して医師になった。俺を育ててくれた、ばーちゃんとじーちゃんも既に亡くなってしまっている。つまり、俺は天涯孤独なわけだ。職場でも患者第一主義で同僚との付き合いは仕事以外にほとんどなかった。しかし、医師としての技量は他の医師と比較しても評価は高い。別に自分以外の人が嫌いというわけでもない。つまり、ボッチ時間が長かったのである意味コミ障気味になっている。今日も相変わらず忙しい日常を過ごしている。
そんなある日、俺は一人の少女を庇って事故にあう。そして、気が付いてみれば・・・
「俺、死んでるじゃん・・・」
目の前に現れたのは結構”チャラ”そうな自称 創造神。彼とのやり取りで俺は異世界に転生する事になった。
新たな家族と仲間と出会い、翻弄しながら異世界での生活を始める。しかし、医療水準の低い異世界。俺の新たな運命が始まった。
元外科医の加山タカミが持つ医療知識と技術で本来持つ宿命を異世界で発揮する。自分の宿命とは何か翻弄しながら異世界でチート無双する様子の物語。冒険者ギルド酒場 大和支部の冒険者の英雄譚。
没落貴族の異世界領地経営!~生産スキルでガンガン成り上がります!
武蔵野純平
ファンタジー
異世界転生した元日本人ノエルは、父の急死によりエトワール伯爵家を継承することになった。
亡くなった父はギャンブルに熱中し莫大な借金をしていた。
さらに借金を国王に咎められ、『王国貴族の恥!』と南方の辺境へ追放されてしまう。
南方は魔物も多く、非常に住みにくい土地だった。
ある日、猫獣人の騎士現れる。ノエルが女神様から与えられた生産スキル『マルチクラフト』が覚醒し、ノエルは次々と異世界にない商品を生産し、領地経営が軌道に乗る。

辺境伯家ののんびり発明家 ~異世界でマイペースに魔道具開発を楽しむ日々~
雪月夜狐
ファンタジー
壮年まで生きた前世の記憶を持ちながら、気がつくと辺境伯家の三男坊として5歳の姿で異世界に転生していたエルヴィン。彼はもともと物作りが大好きな性格で、前世の知識とこの世界の魔道具技術を組み合わせて、次々とユニークな発明を生み出していく。
辺境の地で、家族や使用人たちに役立つ便利な道具や、妹のための可愛いおもちゃ、さらには人々の生活を豊かにする新しい魔道具を作り上げていくエルヴィン。やがてその才能は周囲の人々にも認められ、彼は王都や商会での取引を通じて新しい人々と出会い、仲間とともに成長していく。
しかし、彼の心にはただの「発明家」以上の夢があった。この世界で、誰も見たことがないような道具を作り、貴族としての責任を果たしながら、人々に笑顔と便利さを届けたい——そんな野望が、彼を新たな冒険へと誘う。
他作品の詳細はこちら:
『転生特典:錬金術師スキルを習得しました!』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/906915890】
『テイマーのんびり生活!スライムと始めるVRMMOスローライフ』 【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/515916186】
『ゆるり冒険VR日和 ~のんびり異世界と現実のあいだで~』
【https://www.alphapolis.co.jp/novel/297545791/166917524】
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる