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王都邂逅
もう会わないことを期待するよ:First encounter
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「フードのお前らスゲェな!」
赤紫髪の少年が空を駆けて俺たちがいる緑の塔の屋根上までやってくる。その表情は実に子供らしい好奇心と尊敬に満ち溢れた純粋な笑顔で、俺とライン兄さんは思わず顔を顰める。
……顰めていいものなのか?
まぁ、いいや。
「もしかして俺と同じ“伝令”なのか!?」
「……伝令?」
訳もわからず俺はライン兄さんを見やる。ライン兄さんもキョトンと首を傾げている。
赤紫髪の少年は俺たちの様子も気にすることなく、しゃべりたいことをまくしたてる。実に子供らしい。
「っというか、あの姿をビュバババって隠す奴、あれ凄いな! どうやってやるんだっ? あと、そこの間抜け顔のお前も凄い。魔力の痕跡もさっきと変わってるぞ、どうやってやってんだ!?」
「間抜け顔っ!? 失礼な。せめて平凡な顔と言ってよ!」
「うん? 間抜けじゃん。ぬぼっとしてるし」
「んな!?」
こ、コイツ。抜け抜けと言いやがってっ!
………………
ふぅ。クールになれ、クールに。俺は前世も含めてコイツよりも何十歳も年上だ。いくら肉体に多少の精神が引っ張られているとはいえ、それでもクールな大人。
容姿をとやかく言うのは、大人として間違っている。
それにだ。コイツは悪口のつもりで言ったわけではない。俺が顔を真っ赤にしている理由が訳が分からないよ、と言った感じの表情を見れば分かる。
あ、耳から耳が生えてる小動物みたいだな。訳が分からないよって。
……よし、クールなった。現実逃避とも言えるけど、これで沸騰した感情は落ち着いた。うん。俺はクール。
そんな様子を美少年が微妙な視線で見ていたけど、無視。
「それでお前は俺らに何の用なの。こっちはそこの市場に用があったのに、お前があんな裏路地に逃げ込むし、俺らを追いかけてくるから散々な目にあったんだぞ、どうしてくれるんの?」
「え、俺を助けてくれたわけじゃないのか?」
「は? 何がどうなったらそうなるんだよ……」
俺は溜息を吐く。
そして俺とライン兄さんが同時に口を開く。
「っというか、どうやって俺らを追いかけてきたんだよ」
「そういえば、さっき、伝令とか言ってたけど、それは何?」
「う、あ、うん? どっちの質問から答えればいいんだ? ええっと、ええっと」
赤紫髪の少年は混乱したようにう~んと首を傾げる。頭を抱えてる。
と、その時、
「ようやく見つけたわ」
「げぇ!」
茜色の空からフードを被った女の子が降りてきた。氷魔法を空中に浮かべてそこに着地した。顔はフードの影に隠れてよく見えないが、綺麗な顔立ちをしている感じはある。なんとなくだけど。
あと、気品がある。つまり、大男たちに赤紫髪の少年を追うように命令していた少女だ。この少年の扱いが面倒だから、さっさと引き取ってもらわないと。
と思ったら、赤紫髪の少年が俺とライン兄さんの後ろに隠れる。そして自分を見下ろす少女に吠える。
「くんな、ババア! 俺は戻らねぇぞ、あんなとこっ!」
ブチリと何かが切れた音がした。同時に強い風が下から巻き起こって、その少女のフードが脱げる。
そこには俺たちの背後の夕焼けに照らされた紫髪紫目の美しい少女がいた。物凄く恐ろしい微笑みを浮かべている。
身長やらだけを見ればユリシア姉さんよりも年下だろうが、切れ長の瞳やその所作のせいもあってずいぶんと大人びた印象を受ける。
にしても相当ブチ切れてるな。駄目だぞ、女性にババアなんて言ったら。
「分家の人間が生意気を。どうやら本格的に身体に教えこませないと駄目かしら」
「魔法なんて卑怯だぞ!」
「ちょっ、ここに僕たちいるよ!?」
「まて、俺らを巻き込む気かっ!?」
紫髪紫目の少女は俺たちなど全く眼中にないらしい。
……あ、そういえば赤紫髪の少年が特異だったから忘れていたが、俺もライン兄さんもそれなりに魔力やらを偽装して気配を消しているんだった。
ブチ切れて視野が狭まっているせいで、俺たちが普通に見えていないのか。
故に空中をパキパキと凍らせている紫髪紫目の少女は、
「凍えなさい」
「助けてくれ!」
俺たちに向かって、正確には後ろにいる赤紫髪の少年に向かって氷魔法をぶっぱなす。
たぶん、四肢を氷で拘束するつもりなんだろうが、それを受けるのは赤紫髪の少年ではなく、盾になっている俺とライン兄さん。
だからもちろん、
「燃えろ」
「吹き飛べ」
俺が瞬間で火魔術を発動。氷を溶かして水に。ライン兄さんはその水を風魔法で吹き飛ばした。
紫髪紫目の少女は驚き目を見張る。今、初めて俺たちを認識したかのようは表情を見せる。まぁ、実際に初めて認識したのだろうが。
「なっ、誰ですかっ!? アナタたち!」
「お前らに巻き込まれた被害者です」
「賠償金ください」
俺とライン兄さんの軽口に、紫髪紫目の少女は冷徹な表情になる。恐ろしい。
「誰かしらと聞いているのよ?」
「上から尋ねるやつに答える名前はない」
「左に同じく」
そもそも謝罪もないからな。俺もライン兄さんも真顔で首を振る。
紫髪紫目の少女は何の感情も移さない瞳で俺たちを見下ろす。うん、俺たちを取るに足らない存在だと見下したな。
「なら、いいわ。そこの愚図と同じく拘束するまでだわ」
「コイツを拘束するのはいいが、俺らは関係ないだろ?」
「そうだよ。だいたい、あんな細い裏路地にあんなでかい連中を入れないでよ。僕たち、そのせいで出られなかったんだからね」
一応、俺たちは関係ないし、今なら間に合うよとも伝えておく。
が、既に紫髪紫目の少女の中では俺たちを捕まえる事は確定しているらしい。
「何を訳の分からないことを。氷よ、拘束なさい」
「ちょ、マジで――」
紫髪紫目の少女が結構な魔力を消費して氷魔法を発動させる。俺たち全員を氷漬けにする気である。
そして赤紫髪の少年が抗議する前に俺たちは氷に包まれるが、
「一度目は俺たちを認識できてなかったぽいし不問にするつもりだったんだが」
「だよね。こうも話を聞かないとは。やっぱり王都って嫌なところ」
「おれも今日で嫌いになったよ」
「なっ!」
俺たちを守る様に展開した結界を内部から拡張。その力で氷を粉砕し、ライン兄さんが風魔法でそれらの氷を粉々に砕く。
ただ、ライン兄さんの風魔法が少し荒かったせいで、俺たちが被っていたフードが脱げてしまった。
紫髪紫目の少女はライン兄さんの顔を見て、大きく目を見開く。
……イケメンだからだろうか。イケメンだから驚いたのだろうか。確かにライン兄さんは儚げな王子様って感じだし。うん、大抵の女性なら初対面で……
と、思ったのだがどうも違うらしい。
「アナタは……いえ、けど魔力気配が……見間違え?」
「ライン兄さん、知り合い?」
「いや、ちっとも。見たこともないよ」
「ふぅん」
まぁ俺と違ってライン兄さんって記憶力がいいし、人の顔を忘れることはないでしょ。
……あれ、そういえば、数十分前にライン兄さんが自慢できない事を自慢していたような――
『ライン様、セオ様。もうすぐ帰宅してくださいよ』
と思ったら、レモンから〝念話〟がきた。そういえば、背後にある夕日も既に沈みかけている。俺たちの正面にある東の空を藍色のヴェールが覆い、月が昇っていた。
もうそんな時間か。
結局、市場を見ることはできなかった。
「「はぁ」」
そう溜息を吐いた俺とライン兄さんは、立ち上がる。
「アナタたち、何を――」
それから俺が無属性魔法の〝光球〟を作り出し、それを爆発させる。つまり閃光手りゅう弾。
「じゃあね、傍迷惑な人たち」
「夜道に気を付けて帰りなよ」
そう言って俺たちは迸る閃光を隠れ蓑に、屋敷の方へ帰った。
ホント、迷惑な人たちだったな。
赤紫髪の少年が空を駆けて俺たちがいる緑の塔の屋根上までやってくる。その表情は実に子供らしい好奇心と尊敬に満ち溢れた純粋な笑顔で、俺とライン兄さんは思わず顔を顰める。
……顰めていいものなのか?
まぁ、いいや。
「もしかして俺と同じ“伝令”なのか!?」
「……伝令?」
訳もわからず俺はライン兄さんを見やる。ライン兄さんもキョトンと首を傾げている。
赤紫髪の少年は俺たちの様子も気にすることなく、しゃべりたいことをまくしたてる。実に子供らしい。
「っというか、あの姿をビュバババって隠す奴、あれ凄いな! どうやってやるんだっ? あと、そこの間抜け顔のお前も凄い。魔力の痕跡もさっきと変わってるぞ、どうやってやってんだ!?」
「間抜け顔っ!? 失礼な。せめて平凡な顔と言ってよ!」
「うん? 間抜けじゃん。ぬぼっとしてるし」
「んな!?」
こ、コイツ。抜け抜けと言いやがってっ!
………………
ふぅ。クールになれ、クールに。俺は前世も含めてコイツよりも何十歳も年上だ。いくら肉体に多少の精神が引っ張られているとはいえ、それでもクールな大人。
容姿をとやかく言うのは、大人として間違っている。
それにだ。コイツは悪口のつもりで言ったわけではない。俺が顔を真っ赤にしている理由が訳が分からないよ、と言った感じの表情を見れば分かる。
あ、耳から耳が生えてる小動物みたいだな。訳が分からないよって。
……よし、クールなった。現実逃避とも言えるけど、これで沸騰した感情は落ち着いた。うん。俺はクール。
そんな様子を美少年が微妙な視線で見ていたけど、無視。
「それでお前は俺らに何の用なの。こっちはそこの市場に用があったのに、お前があんな裏路地に逃げ込むし、俺らを追いかけてくるから散々な目にあったんだぞ、どうしてくれるんの?」
「え、俺を助けてくれたわけじゃないのか?」
「は? 何がどうなったらそうなるんだよ……」
俺は溜息を吐く。
そして俺とライン兄さんが同時に口を開く。
「っというか、どうやって俺らを追いかけてきたんだよ」
「そういえば、さっき、伝令とか言ってたけど、それは何?」
「う、あ、うん? どっちの質問から答えればいいんだ? ええっと、ええっと」
赤紫髪の少年は混乱したようにう~んと首を傾げる。頭を抱えてる。
と、その時、
「ようやく見つけたわ」
「げぇ!」
茜色の空からフードを被った女の子が降りてきた。氷魔法を空中に浮かべてそこに着地した。顔はフードの影に隠れてよく見えないが、綺麗な顔立ちをしている感じはある。なんとなくだけど。
あと、気品がある。つまり、大男たちに赤紫髪の少年を追うように命令していた少女だ。この少年の扱いが面倒だから、さっさと引き取ってもらわないと。
と思ったら、赤紫髪の少年が俺とライン兄さんの後ろに隠れる。そして自分を見下ろす少女に吠える。
「くんな、ババア! 俺は戻らねぇぞ、あんなとこっ!」
ブチリと何かが切れた音がした。同時に強い風が下から巻き起こって、その少女のフードが脱げる。
そこには俺たちの背後の夕焼けに照らされた紫髪紫目の美しい少女がいた。物凄く恐ろしい微笑みを浮かべている。
身長やらだけを見ればユリシア姉さんよりも年下だろうが、切れ長の瞳やその所作のせいもあってずいぶんと大人びた印象を受ける。
にしても相当ブチ切れてるな。駄目だぞ、女性にババアなんて言ったら。
「分家の人間が生意気を。どうやら本格的に身体に教えこませないと駄目かしら」
「魔法なんて卑怯だぞ!」
「ちょっ、ここに僕たちいるよ!?」
「まて、俺らを巻き込む気かっ!?」
紫髪紫目の少女は俺たちなど全く眼中にないらしい。
……あ、そういえば赤紫髪の少年が特異だったから忘れていたが、俺もライン兄さんもそれなりに魔力やらを偽装して気配を消しているんだった。
ブチ切れて視野が狭まっているせいで、俺たちが普通に見えていないのか。
故に空中をパキパキと凍らせている紫髪紫目の少女は、
「凍えなさい」
「助けてくれ!」
俺たちに向かって、正確には後ろにいる赤紫髪の少年に向かって氷魔法をぶっぱなす。
たぶん、四肢を氷で拘束するつもりなんだろうが、それを受けるのは赤紫髪の少年ではなく、盾になっている俺とライン兄さん。
だからもちろん、
「燃えろ」
「吹き飛べ」
俺が瞬間で火魔術を発動。氷を溶かして水に。ライン兄さんはその水を風魔法で吹き飛ばした。
紫髪紫目の少女は驚き目を見張る。今、初めて俺たちを認識したかのようは表情を見せる。まぁ、実際に初めて認識したのだろうが。
「なっ、誰ですかっ!? アナタたち!」
「お前らに巻き込まれた被害者です」
「賠償金ください」
俺とライン兄さんの軽口に、紫髪紫目の少女は冷徹な表情になる。恐ろしい。
「誰かしらと聞いているのよ?」
「上から尋ねるやつに答える名前はない」
「左に同じく」
そもそも謝罪もないからな。俺もライン兄さんも真顔で首を振る。
紫髪紫目の少女は何の感情も移さない瞳で俺たちを見下ろす。うん、俺たちを取るに足らない存在だと見下したな。
「なら、いいわ。そこの愚図と同じく拘束するまでだわ」
「コイツを拘束するのはいいが、俺らは関係ないだろ?」
「そうだよ。だいたい、あんな細い裏路地にあんなでかい連中を入れないでよ。僕たち、そのせいで出られなかったんだからね」
一応、俺たちは関係ないし、今なら間に合うよとも伝えておく。
が、既に紫髪紫目の少女の中では俺たちを捕まえる事は確定しているらしい。
「何を訳の分からないことを。氷よ、拘束なさい」
「ちょ、マジで――」
紫髪紫目の少女が結構な魔力を消費して氷魔法を発動させる。俺たち全員を氷漬けにする気である。
そして赤紫髪の少年が抗議する前に俺たちは氷に包まれるが、
「一度目は俺たちを認識できてなかったぽいし不問にするつもりだったんだが」
「だよね。こうも話を聞かないとは。やっぱり王都って嫌なところ」
「おれも今日で嫌いになったよ」
「なっ!」
俺たちを守る様に展開した結界を内部から拡張。その力で氷を粉砕し、ライン兄さんが風魔法でそれらの氷を粉々に砕く。
ただ、ライン兄さんの風魔法が少し荒かったせいで、俺たちが被っていたフードが脱げてしまった。
紫髪紫目の少女はライン兄さんの顔を見て、大きく目を見開く。
……イケメンだからだろうか。イケメンだから驚いたのだろうか。確かにライン兄さんは儚げな王子様って感じだし。うん、大抵の女性なら初対面で……
と、思ったのだがどうも違うらしい。
「アナタは……いえ、けど魔力気配が……見間違え?」
「ライン兄さん、知り合い?」
「いや、ちっとも。見たこともないよ」
「ふぅん」
まぁ俺と違ってライン兄さんって記憶力がいいし、人の顔を忘れることはないでしょ。
……あれ、そういえば、数十分前にライン兄さんが自慢できない事を自慢していたような――
『ライン様、セオ様。もうすぐ帰宅してくださいよ』
と思ったら、レモンから〝念話〟がきた。そういえば、背後にある夕日も既に沈みかけている。俺たちの正面にある東の空を藍色のヴェールが覆い、月が昇っていた。
もうそんな時間か。
結局、市場を見ることはできなかった。
「「はぁ」」
そう溜息を吐いた俺とライン兄さんは、立ち上がる。
「アナタたち、何を――」
それから俺が無属性魔法の〝光球〟を作り出し、それを爆発させる。つまり閃光手りゅう弾。
「じゃあね、傍迷惑な人たち」
「夜道に気を付けて帰りなよ」
そう言って俺たちは迸る閃光を隠れ蓑に、屋敷の方へ帰った。
ホント、迷惑な人たちだったな。
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読んでくださりありがとうございます!!少しでも面白いと思われたら、お気に入り登録や感想をよろしくお願いします!!また、エールで動画を見てくださると投稿継続につながりますのでよろしくお願いします。
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